シルクロードの起点であり、漢時代の“長安”という名前でもよく知られる西安

古代の都であった西安には、多彩な食材とスパイスを使った独創的な料理が多く、日本では味わえない食文化が楽しめます。

旅行で来られた際には、ぜひ西安ならではの料理に舌鼓を打ちながら観光をお楽しみ下さい。

西安のおすすめ料理7選!

西安は「麺のふるさと」とも呼ばれ、数日の旅行期間では食べ尽くせないなくらい麺料理の種類が豊富です。

またイスラム教を信仰してい少数民族が作る羊肉料理など、西安に来るだけで、様々な種類の料理が楽しめるのが特徴です。

中でも,ぜひ食べていただきたい西安ならではのグルメを厳選してご紹介します。

1.ヨーポー麺(油泼面・ヨーポー ミエン)

ヨーポー麺は西安の麺食の中でももっともベーシックなもので、起源は周の時代までさかのぼります。

香醋と自家製麺の入った器の上に、唐辛子の粉と刻んだネギをのせて、上から熱々に熱した油を流しかけます。すると油の熱で唐辛子とネギのいい香りがしてきて、酸味と辛味のバランスが食をそそります。

1杯の値段は具なしだと10元ほど、上に煮込んだ豚肉や、トマトと卵の炒めもの、ほうれん草など乗せると15元前後になります。

価格:10元~15元くらい

2. ビャンビャン麺(ビアン ビアン ミエン)

とにかく画数が多い漢字の看板が食堂にあれば、それがビャンビャン麺です。字画は57画もあり、中国の子どもたちは覚え歌で小さい時から書き方を覚えます。

麺がベルトのように太いのが特徴で、茹でる直前に料理人が調理台に叩きつけながら一つ一つ伸ばしていきます。熟練の技が必要で、麺を作る様子はガラス越しに見られるところが多いので、写真を撮っておくと旅の記念になりますよ。

ビャンビャン麺もヨーポー麺と同じでスープはなく、油面のようにして食べます。太い麺で作りたて・茹でたてはモチモチ&ツルツルで、タレには香辛料と薬味がたっぷりと入っていて癖になる味です。

価格:15元くらい

3. 刀削麺(刀削面・ダオ シアオ ミエン)

日本でも「西安刀削麺」という中華料理屋を見たことのある方も多いかもしれません。
*実は刀削麺は西安発祥ではなく、山西省の伝統料理。でも麺料理で有名な西安でもおいしいところがたくさんあります。

刀削麺は専用の包丁で、生地の塊から削り取るようにして麺を作ります

麺の中心と端で太さが違うため、1杯の麺料理で食感の違いが楽しめます。

作られた麺が宙を舞いながら大きな鍋に入っていく様子は、ぜひ記念に写真撮影を忘れずに

最近では刀削麺を作る専用のロボットを使っているお店も増えていますが、麺の厚みが均一になってしまうため、刀削麺らしさを楽しむなら昔ながらの料理人が麺を作っているお店がおすすめです。

価格:15元くらい

4.水餃子(饺子・ジアオズ)

西安といえば、餃子も有名です。ただし、普通に餃子を頼むと、全て水餃子で焼餃子はないのでご注意を。

日本の定番の豚肉とニラの餃子以外にも、いろいろな味の餃子が楽しめるのが西安のいいところです。

麺料理と同じで、小麦がおいしいので餃子の皮もおいしくなります。西安で餃子を食べると日本の餃子がちょっと物足りなく感じるようになりますよ。

「15個、30個」のように個数で選ぶところと、「两(リアン)」という単位を使っているところもあります。リアンの場合だと、3リアンくらいが1人前です。

値段:20元くらい

餃子の名前の一例

  • 韭菜大肉 …豚ニラ
  • 莲菜大肉…豚レンコン
  • 芹菜大肉…豚セロリ
  • 茴香大肉…豚ウイキョウ
  • 虾仁…エビ

5.羊肉のパン粥(羊肉泡馍・ヤンロウ パオモー)

西安に旅行に来る中国人が必ず食べると言われているのが羊肉のパン粥

羊肉をじっくりと煮た重厚な旨みのスープに春雨と中国式のちぎったパンを漬けていただきます。

すでにちぎってあるパンを買うこともできますが、自分で細かくちぎる事もできます。しっかりとスープを吸ってくれるようにできる限り小さくちぎるのがコツです。

いわゆる羊臭さはほとんどなく食べやすいですが、羊肉が苦手な方は牛肉のパン粥も選べます。

サイドメニューでにんにくの酢漬けが出てくるので、パン粥をいただきながら間に挟むと、最後まですっきりおいしく食べられます。

値段:30元くらい

6.中国式ハンバーガー(肉夹馍ロウ ジア モー)

馍(モー)と呼ばれる中国式のパンに、煮込んだ豚肉や羊肉を刻んで煮込み汁と一緒に挟んでいただくのが中国式ハンバーガー肉夹馍です。

片手で持ち歩けるので、観光しながらちょっと小腹が空いた時にいただくのにおすすめです。

価格:8元くらい

7. 涼皮(凉皮・リアン ピー)

涼皮は陝西省の関中地区で作られた麺料理です。

麺をつくる工程に手間がかかるのが特徴です。
麺の生地を作り一日寝かせたら、水の中にもう一度生地を漬けて揉み込みます。小麦粉が生地から溶けてくるので水を何度か交換しながら、最後に1時間ほど水に漬けて沈殿したものを丁寧にすくい取って蒸してできたものが麺になります。

素材は小麦粉ですが、食感はこんにゃく麺のようにプリプリしていて、自家製のラー油と香醋と絡めていただきます。

麺の作り方が複雑なため、お店によっても食感や味わいが異なり、食べ比べても楽しいです。
上の中国式ハンバーガーと、冰峰というファンタオレンジのような炭酸飲料と3点セットが西安の若者のお決まりのファストフードです。

価格:10元くらい

西安でおすすめの料理屋3選!

西安の中心部にある鐘楼や回民街の周辺なら、今回ご紹介した西安料理を提供するお店はいくらでも見つかります。

でも、せっかく名物料理なので、本当においしいところで食べていただきたいです。そこで現地人に愛されている料理屋さんをご紹介します。

西安の絶品料理屋1:刘信牛羊肉泡馍

(大众点评より引用)

住所莲湖区酒金桥129号
営業時間09:00-21:00

回民街にはいくらでも羊肉のパン粥を出すところがありますが、こちらは回民街の地元の人達がお昼に食べに来る料理屋です。

見た目の派手さもなく、お店も大きくはありませんが、味は西安人も唸るほどおいしいです。一階で注文して札をもらって2階でいただきましょう。 お店の中も決して広くなく、お昼の時間帯には地元民でかなり混雑するので待ち時間も長いですが、それだけの価値があります。

夏の暑い日には、トマト風味の“小炒”もおすすめです。

西安の絶品料理屋2:德发长饺子馆

住所钟楼广场西大街3号2楼
営業時間11:00-14:00
16:30-21:00

德发长饺子馆は西安でも5本の指に入る老舗の餃子屋さんです。一人あたりの予算が70元くらいなので、餃子を食べることを考えるとちょっと高めですが、鐘楼の真横にある抜群のロケーションと、雰囲気のある建物もおすすめポイントの一つです。

ほうれん草を練り込んだ緑色の皮の餃子など、他のお店ではなかなか食べられない上品なスタイルの餃子が楽しめます。餃子が出来上がるまでの間は、“凉菜”と呼ばれるいろいろな野菜の和え物をいただきましょう。

西安の絶品料理屋3:柳巷面馆

住所新城区案板街18号
営業時間10:30-20:30

小さな麺屋さんだったのですが、人気が出てリフォームを終え、店舗も広くなり行きやすくなりました。地元民に愛されている麺屋さんです。

手作り麺は日本のうどんとはまた違ったコシの強さがあり、香醋と特製ラー油との相性が抜群です。炒めた野菜や煮込んだ牛肉をトッピングできるので、お好みで選びましょう。

西安観光はネット環境にご注意を!


中国へ旅行に来て、よく聞くのが「インターネットがつながらない…」という問題。

実は政府が特定のサイト接続を規制しているので、そのままではWiFiにつないでも日本人がよく使う旅行に便利なグーグルマップやグーグル翻訳は使えません。(インスタグラムやツイッター、LINEなどのSNSもダメ…)

旅行中に日本と同じようにインターネット接続するためには、VPNと呼ばれるサービスを利用する必要があります。
レンタルWIFIには、「VPN機能」と「WiFi機能」がセットになっているものがあるので、街で食べ歩きをする予定なら利用を検討してみてもいいかもしれません。

グルメ三昧!西安料理を楽しもう

昔の都である西安は食文化がとても豊かです。

今回の記事を参考にしながら、西安ならではの料理を楽しんでいただければ幸いです。

関連記事:西安の城壁|現地ガイドが歴史から料金、登り方、かかる時間まで解説!

西安でおすすめのホテル
グランドパーク西安
(出典:Agoda)

5つ星ホテルなのですが、時期によっては宿泊料金が1泊1室7,000円前後とリーズナブル。元ANAホテルなため、日本語スタッフも常駐しています。

ロケーションも良く、鐘楼や回民街へも徒歩圏内で、地下鉄駅も徒歩1分のところにあるので、大慈恩寺(大雁塔)など他の観光地を訪れるのにも移動が便利です。日本人によく選ばれているホテルです。

西安の料理|現地ガイドおすすめの絶品料理7選&地元のグルメスポット!
4.7 (93.33%) 3 votes

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう