プロテカから新たに発売されたエアロフレックスDXの使い心地をレビューしてみたいと思います。
使ってみて感じたメリット・デメリットをご紹介します。
流石は日本が世界に誇るプロテカの最新モデルで、非常に品質の高いスーツケースに仕上げられています。
口コミ評判が最新モデルでまだほとんどないため、購入を考えている方の参考になれば幸いです。
追記!
残念ながら、エアロフレックスシリーズは販売終了になってしまいました。
軽量性に優れたモデルとして、新たに「トリアクシス」シリーズがスタートしたので興味のある方は、公式サイトからご確認ください。
エアロフレックスシリーズは結構好きだったんですが、独特な毛羽たちがどうしても足かせになってしまった感があります。残念です。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
エアロフレックスシリーズとは
*ウルトラストリングのシェル表面は織地のように見えます。
プロテカのエアロフレックスシリーズは、エースが独自に開発した「ウルトラストリング®」を採用しているのが大きな特徴。
プロテカのスーツケースのため、もちろん北海道赤平工場で作られる安心納得の日本製です。
ウルトラストリングはグラスファイバーとポリプロピレン繊維を複合させた素材で、高強度と強靭性を持ちつつ、圧倒的な軽量性を実現しているのが特徴です。
初代モデルであるエアロフレックスライトは、「Proteca」史上最軽量を実現しています。
今回レビューするエアロフレックスDXは、そのエアロフレックスシリーズの最新モデルです。
エアロフレックスDXレビュー!ストッパー搭載で圧倒的に使いやすくなった!
早速、エアロフレックスDXの使い心地についてレビューしていきたいと思います。
エアロフレックスDXは公式サイトでも…
新素材と新機能の融合が究極のラゲージを生み出す。
と紹介されています。
エースのフラッグシップブランドである“プロテカのプライド”が詰まったモデルであることがわかります。
実際、エアロフレックスDXは、プロテカの強みである…
- サイレントキャスター
- ベアロンホイール
- マジックストップ(キャスターストッパー)
の3つの機能全てを搭載したフルスペックへアップグレードされているのが大きな特徴です。
実際に使ってみた様子をご紹介します。
1.ストッパー搭載でこれまでのデメリットをしっかり解消!
筆者は、初代モデルであるエアロフレックスライトも使用していましたが、エアロフレックスDXは使い心地が格段に向上されています。
関連記事:エアロフレックスライトのレビュー
マジックストップ(キャスターストッパー)の搭載だけでこれだけ使い心地が良くなるのかと驚きです。
「電車の中でスーツケースから手を離したらコロコロ動いて隣の人に当たった」
「スーツケースを抑えないといけないから、電車でスマホやガイドブックが見づらい…」
といった“スーツケースあるある”が、エアロフレックスDXなら手元のマジックストップのスイッチを押すだけで解決します。
特に、プロテカのスーツケースはベアロンホイールを搭載した非常にスムーズなキャスターが採用されているため、電車では他のスーツケースよりも勢いよく動いてしまうんですよね…。
マジックストップは、エアロフレックスDXのように、プロテカのスーツケースには標準装備にしてほしいくらい便利な機能です。
マジックストップは控えめに言って神ストッパー
少しマニアックなのですが、エアロフレックスDXに採用されたマジックストップの良さをもう少しだけ。
実はエースの中でマジックストップが採用されているのはフラッグシップブランドであるプロテカだけです。
上の画像は筆者所有の他のキャスターストッパー搭載スーツケースと、マジックストップの比較したものです。
ひと目でストッパー部分の仕組みが違うのがよくわかります。
使い心地はマジックストップの方が優れています。
一般的なキャスターストッパーは、どうしても細かい部品のところにゴミや汚れが付着して、スムーズに動作しなくなることがあるので、時々掃除が必要になります。
ただし、マジックストップは特許を取得したストッパー機構で、スパイクのような部品がキャスター上部から飛び出してキャスターを固定する方式のため、ほぼメンテナンスフリーです。
キャスターストッパーを搭載したスーツケースをお探しなら、お財布に余裕があればマジックストップ搭載のエアロフレックスDXをおすすめします。
2.機内持ち込みで2.0kgの異次元な軽さ
エアロフレックスDXの重量は機内持ち込みサイズで2.0kgです。
すでにご紹介したように、エアロフレックスDXにはプロテカならではの…
- サイレントキャスター
- ベアロンホイール
- マジックストップ
が搭載されています。プロテカのフルスペックで2.0kgというのは、はっきり言って異次元です。
指一本でも軽く持つことができます。
しっかりとした耐久性と強靭性を確保しつつこの軽量性を実現できるのがウルトラストリングの魅力なんでしょうね。
ちなみに、プロテカの他のフルスペック・スーツケースと重量を比較してみましょう。
- エアロフレックスDX 37L 2.0kg
- スタリア CX 37L 3.0kg
- 360T 33L 3.3kg
一般的な機内持ち込みサイズのスーツケースは3~4kg台です。
エアロフレックスDXは、プロテカで比較的軽量性に優れるスタリアCXよりもさらに1.0kgも軽いんです。
機内持ち込みサイズでこの軽量性は非常に重宝します。
最近はLCCなど、機内持ち込み荷物の重量制限が厳しいフライトが増えていますが、スーツケースをエアロフレックスDXにするだけで、1~2kg分の荷物がさらに詰め込めるようになります。
内装は軽量性のためにシンプル
エアロフレックスDXの内装は、軽量性のために必要十分でシンプルな作りになっています。
片側が荷崩れしにくいシートタイプになっていて、もう一方はXバンドで固定するオーソドックスな形状です。
キャスターストッパーを搭載したスーツケースはどうしても中央の部品部分に出っ張りがあるので、パッキングはデッドスペースを作らないように気をつけましょう。
強いてあげるなら、軽量性のためにシンプルになっている内装がエアロフレックスDXのデメリットかもしれません。
3.サイレントキャスター&ベアロンホイールで滑るような快適移動!
*エアロフレックスDXのキャスターサイズは50mm
筆者はプライベートでもプロテカのスーツケースをかれこ3台ほど使い続けています。
その大きな理由がキャスターです。
プロテカに採用されているサイレントキャスターとベアロンホイールは、とにかく移動がスムーズです。
もちろん最近のスーツケースは、空の状態ならどれでもある程度スムーズに動きますが、プロテカの良さが出るのは荷物を沢山詰め込んだ状態での移動です。
パンパンにパッキングしたスーツケースはすぐに10kg、20kgになります。
低品質なキャスターは、スーツケースが重くなった途端に動きが悪くなって、引くこと自体がストレスですよね。
エアロフレックスDXにはベアリングが内蔵されているので、荷物を詰め込んだ状態でもスムーズな移動が可能です。
スーツケースを引くのが楽になるだけで、旅行や出張の疲労感が変わってきます。
この使い心地は、一度使うと癖になります。
エアロフレックスDXの仕様
エアロフレックスDXの細かい仕様についてもご紹介します。
現在まで、エアロフレックスDXは機内持ち込みの1サイズのみの展開となっています。
モデル名 | エアロフレックスDX(デラックス) |
サイズ | 55cm×35cm×24cm |
容量 | 33L |
重量 | 2.0kg |
素材 | PP繊維・グラスファイバー複合素材 |
カラー |
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生産 | 日本 |
エアロフレックスDXを含め、プロテカのスーツケースには、3年間の「プレミアムケア」が適用されます。
他メーカーは初期不良に対する保証がメインとなりますが、プロテカのプレミアムケアでは、3年間回数無制限で航空会社に預けている間の故障にも無償で対応してくれます。
プロテカの3年間の完全無償修理保証は業界唯一です。
メイドインジャパンならではの高い品質に自信があるからこその手厚い保証制度ですね。
次世代の旅行スタイルをフルスペックスーツケースで
プロテカから新しく発売されたエアロフレックスシリーズの最新モデルであるエアロフレックスDXをレビューしてみました。
プロテカ独自のウルトラストリングにマジックストップが組み合わされたエアロフレックスDXは、たしかにエースさんが“究極”と言いたくなるのが納得できるような耐久性×機能性×軽量性の3拍子が揃ったスーツケースでした。
値段は決して安くはありませんが、スーツケース本体の品質に加えて、3年間続くプロテカプレミアムケアの手厚い保証や国産スーツケースならではの圧倒的な安心感も考えると、決して高い買い物ではありません。
快適な次世代の旅行を楽しみたい方は、プロテカのエアロフレックスDXを旅の相棒に選んでみるのはいかがでしょうか?