口コミレビュー|銀聯が選べる海外プリペイドカードはNEOMONEYが便利!

中華圏への旅行や出張で持っていると圧倒的に便利なのが“銀聯カード”

ただ、日本ではVISAやMasterCard、JCBなどが主要で、銀聯が選べるカードはあまり多くありません。

そんな中で銀聯が選べるプリペイドカードとして人気が高いのがNEOMONEY銀聯カードです。

実際に中国でガイドをしている筆者がNEOMONEY銀聯カードを作成してみてわかった特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

銀聯が選べる海外プリペイドカードはNEOMONEY

3枚の海外プリペイドカード

NEOMONEYカードは空港や銀行での両替よりもリーズナブルに外貨を現地ATMで引き出せる海外プリペイドカードです。

総発行枚数が2,250万枚を突破していて、単純計算で日本人の5人に1人が持っている計算になる人気カードです。

セゾンが発行していて、13歳以上から与信審査無しで発行できます。

ネオマネーの基本情報
与信審査 無し
年会費 無料
年齢制限 13歳以上
チャージ通貨 日本円
チャージ手数料 無料
引き出し手数料 4%+200円
ショッピング手数料 4%
国内使用
24時間サポート

中国旅行・出張に必須な銀聯とは?

中国でシェアNO.1の銀聯

銀聯(ギンレン)は中国の電子決済システム

ユニオンペイとも呼ばれ、世界中で発行枚数は65億枚を突破しています。

VISAやMasterCardとの違いとして、中国では普通の銀行口座も銀聯カードになるため、デビットカードとして利用されるパターンの方が多いです。

画像は中国で発行した筆者のキャッシュカードで、銀聯カードになっています。

最近は日本でも中国人観光客が訪れる大手デパートや家電量販店では銀聯カードが使えるところが増えているので、見かけたことのある方も多いかもしれません。

中国ではデパートや飲食店はもちろん、個人経営の小さなお店までどこでも基本的には銀聯カードの決済に対応しています。
*銀聯の公表によると、銀聯での決済額はVISAの全体決済額よりも大きいそうです。中国恐るべしです…。

そして逆に中国では、外資系のスーパーなどは別ですが、比較的大きなお店でも銀聯以外のVISAやMasterCardなどに対応していないお店が多いです。
そのため中国旅行や出張では仕方なく現金を持ち歩く方が多いですが、スリなども多いので、銀聯カードを1枚持っておくと、安心して中国観光を楽しめます

NEOMONEYは銀聯が選べる唯一のプリペイドカード!?

銀聯はクレジットカードだと、三井住友と三菱UFJニコスが提携していますが、中国へ旅行や出張に行くためだけにクレジットカードを新しく作るのに抵抗を感じる方も少なくないのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、手軽に作れるプリペイドカードのNEOMONEY銀聯カードです。

ちなみに海外プリペイドカードで銀聯カードが選べるのは、2019年10月21日現在でクレディセゾンのNEOMONEYのみです。

NEOMONEY(ネオマネー)は2015年に銀聯ブランド付きのカードが選べるようになりました。

以前は外国人旅行者にとって中国でカード決済はかなりハードルが高かったのですが、NEOMONEYが銀聯に対応したことで旅行者の方でも気軽に利用できるようになりました。

NEOMONEY銀聯カードの4つの特徴【メリット&デメリット】

中国元とNEOMONEY銀聯カード

NEOMONEYは銀聯の他にVISAも選べるのですが、ここではNEOMONEY銀聯カードの特徴やメリットデメリットについてわかりやすくまとめてご紹介します。

1.NEOMONEY銀聯の外貨引き出しは銀行両替よりお得

銀行や空港で中国元に両替すると、店頭では「手数料無料!」と書かれていても店舗独自のレートにすでに手数料が組み込まれているので、実はかなり損しています。

NEOMONEY銀聯は、その日の銀聯のレートを利用していて、手数料も4%の固定

銀聯のレートと両替ショップのレートにはかなり差があることが多く、4%の手数料を含めてもNEOMONEY銀聯カードの方がお得です。

実際に空港で両替するのとNEOMONEY銀聯カードを利用するのでどれくらい差額があるのか比べてみましょう。

元へ両替するのに必要な金額の比較

1,000元、3,000元、5,000元分を両替するのに必要になる日本円の額を比べてみましょう。

NEOMONEY銀聯カードの日本円表記には、手数料の4%分とATM手数料200円分が含まれています

ショッピングで利用した場合にはATM手数料の200円はかかりません。

*2019/10/20のレート

NEOMONEY銀聯カード 空港両替
1,000元 16,224円 16,980円
約756円お得!
3,000元 48,272円 50,940円
約2,698円お得!
5,000元 77,040円 84,900円
約7,860円お得!

表で確認するとわかりやすいですが、空港で両替するのと比べてNEOMONEY銀聯カードのほうがはるかにお得です。

それも銀聯のレートは中国全土で同じなので、空港のATMで引き出しても街なかで引き出しても金額は同じです。

実際にネオマネーで中国元をATM引き出ししてみた

ネオマネーで中国元引き出し

実際に中国の空港にあるATMで中国元を引き出してみました。
*中国でのATMの使い方は後ほど詳しくご紹介します。

500元の引き出しで空港の両替所との差額300円以上!

ネオマネーのレート

  • ネオマネーで500元引き出し 8,279円
  • 空港の両替所で500元両替 8,585円(差額306円)

実際に500元引き出してみたところ、空港で両替するのよりも300円以上お得でした。

500元だけでこの違いなので、金額が大きくなれば大きくなるほどネオマネーの方がお得になります。

今まで空港で両替して損していた方は、海外プリペイドカードに切り替えるだけでかなりお得に海外旅行が楽しめるようになります。

筆者
海外ATMは利用の度に手数料が取られるため、細かく何回も引き出すよりも、引き出す際にまとめて必要な金額を引き出すか、銀聯カードとして直接カードで決済した方がお得度が高くなります。

2.NEOMONEY銀聯カードなら現金を持ち歩く必要なし

ネオマネーでショッピング

中国の最高額紙幣は100元札です。

日本円にすると1,600円くらいになります。

観光のときには、買い物や食事代で2,3万円分くらいのお金を持ち歩くのって普通ですよね。
ただ、中国の100元札で2,3万円分ってなると、お財布がパンパンになってしまいます

そして、中国では未だに観光地やバス・地下鉄の中などスリが多いです。

そのためできれば観光であまり現金を持ち歩かないほうが賢明。

NEOMONEY銀聯カードなら、カード1枚でデパートから小さな商店でも基本的にどこでも使えるので、現金をほとんど持ち歩く必要がなくなります。

また、万が一盗難や紛失の際にも、カスタマーサービスに報告した段階でチャージ金額は補償されるので安心です。

安全のためにも、中国を訪れる方には銀聯の海外プリペイドカードを利用することをおすすめします。

3.NEOMONEY銀聯カードはチャージ方法が簡単

コンビニのATMでネオマネーにチャージ

筆者は海外ガイドという仕事柄海外プリペイドカードに接する機会も多いのですが、数ある海外プリペイドカードの中でも一番使いやすいと思うのがNEOMONEYカードです。

実は両替手数料だけを考えれば、NEOMONEYよりももう少しお得なプリペイドカードもあるのですが、NEOMONEYは利便性が非常に高いのが魅力
(銀聯はNEOMONEYのみなので、中国旅行の方はNEOMONEY一択です)

他の海外プリペイドカードの場合、指定の口座にチャージ金額を振り込む必要があるのですが、NEOMONEY銀聯カードの場合は、ゆうちょATMやセブンATMで簡単にチャージが可能で振込手数料もかかりません。

出発する日にコンビニや空港のATMでチャージできる手軽さは、NEOMONEYカードだけのサービスです。

他の海外プリペイドカードとの比較が気になる方は関連記事もご確認ください。

関連記事旅行でおすすめの海外プリペイドカード3選!徹底比較!

4.NEOMONEY銀聯唯一のデメリットは“国内利用”

エースが出店する佐野アウトレット

NEOMONEY銀聯カードは中国に旅行や出張で行かれる方なら必携カードなのですが、一点だけデメリットがあります。

VISAのNEOMONEYなら、チャージ金額で使い切らなかった分に関しては日本国内のVISA加盟店でも利用できるのですが、NEOMONEY銀聯カードに関しては日本国内での利用ができません

最近では日本国内でも銀聯カードが使えるところが増えていますが、銀聯対応店でもNEOMONEY銀聯カードは使えないのでご注意ください。

チャージ金額が余ってしまった場合は、次の旅行のためにそのままにしておくか、500円の手数料を払って引き戻し申請をするかの2つになります。

NEOMONEY銀聯カードの使い方レビュー

中国で実際にNEOMONEY銀聯カードを使うための方法をご紹介します。

ネオマネーを銀聯カードとしての使用方法レビュー

大手百貨店はもちろん、町中の小さなレストランでもカード読み取り機を設置しているところが多いです。

実際にネオマネーカードを銀聯カードとして利用する方法をレビューしてみたいと思います。
*利用方法は日本でクレジットカードを使うのとほとんど同じです。

  1. カードの提示
    大手スーパーならネオマネー利用可能

    お会計の際に、現金の代わりにNEOMONEY銀聯カードを提示します。
  2. サインと暗証番号の入力
    ネオマネーのパスワード

    カード裏面と同じサインをしてください。漢字でも大丈夫です。
    そして、NEOMONEY銀聯カード発行時に設定した暗証番号を入力します。中国のパスワードは6桁なので、“暗証番号(設定した4桁)+00”が中国での暗証番号になります。
    複数回間違えるとカードにロックがかかってしまい、電話でないとロックが解除できなくなるのでご注意下さい。
  3. ショッピング完了
    カード読み取り機でネオマネーを使う

    念の為、発行される伝票はすべて保管しておきましょう。

ネオマネー銀聯カードでATMの外貨引き出し方法レビュー

中国銀行

中国はどこの空港でもATMが設置されているので、ネオマネーなら到着してすぐに両替所よりお得に外貨を引き出せます。

ATMは中国語の他に英語も選択できるので、はじめての方でも使いやすいと思います。

  1. カードを挿入&暗証番号入力
    ATMにネオマネーのパスワードを入力

    ネオマネーを差し込むと、中国のATMはすぐに暗証番号の入力が求められます。
    買い物で銀聯カードを使用するのと同じように中国の暗証番号は6桁なので、“暗証番号(設定した4桁)+00”を入力します。
    言語選択が表示されるので、希望される方は英語をタップしてください。
  2. “WITHDRAWAL(引き出し)”を選択
    ATMの取引を選択
    口座は預金口座の“SAVING”を選択します。
  3. 引き出し金額を選ぶ
    ATMで引き出す金額を選択する

    中国は金額の選択肢がボタン表示されるので選びます。
    自分で金額を決めたい場合は“OTHER”を選びます。
  4. 現金・カードを受け取って完了
    ネオマネーで外貨引き出し

    カードが最後に返却されるので、取り忘れにご注意ください。

中国必携!NEOMONEY銀聯カード

西安空港のタクシー

中国へ旅行や出張で訪れる方のためにおすすめなNEOMONEY銀聯カードについてご紹介しました。

NEOMONEY銀聯カードは現在までで銀聯が選べる唯一の海外プリペイドカードです。

ポイントをまとめておきましょう。

NEOMONEY銀聯カードのポイント
  • 手数料が銀行や空港よりお得
  • プリペイドカードで現金を持ち歩く必要なし
  • コンビニATMが使えて便利
  • 国内利用はできないで注意

海外旅行で中国を訪れる方のほとんどが空港や銀行で両替して損しているので、オトクな方法をご紹介できればと思い今回の特集を作成しました。

これから中国を訪れる予定の方は参考にしていただければ幸いです。

コメントを残す

CAPTCHA