上海は「世界の都市総合力ランキング」で10位と評価されるなど、北京や香港を上回る中国最大の世界都市です。
日本から出張や旅行で上海を訪れるために計画中の方も多いのではないでしょうか?
ただ、上海と日本間の航空券の相場は結構大きく変動するため注意が必要です。
そこで今回の記事では、
- 上海の航空券の相場はどれくらい?
- 上海の航空券が安くなる時期は?
- 上海の航空券を安く見つけるコツは?
といった疑問にお答えします。
ガイド歴13年。小さな旅行情報会社の代表をしております。お得に海外旅行を楽しむためのコツをご紹介しています。
上海の航空券の相場とは
- LCC(格安航空会社)…2.5万円~7.5万円
- 中国東方航空会社…5万円~9万円
- ANA/JALほか…6万円~12万円
上海の往復航空券の相場は2.5万円〜12万円と大きく変化します。
上海航空券の価格相場の高い時期は、夏季やゴールデンウィーク,年末年始の期間です。
ハイシーズンの航空券の相場は7.5万円〜12万円くらまで上がってしまいます。
逆に、安い時期は、大型連休や休暇を除く10月~2月です。
ローシーズンだと航空券の相場は2.5万円〜6万円くらいでおさまります。
上海の航空券相場は価格が大きく変動するので、できるだけ安く見つけるには「航空会社・選ぶ時期・選ぶ日付」が非常に重要です。
ちなみに関西国際空港からのフライトの方が成田、羽田より1万円ほど安くなる事があります。
また成田と関西国際空港はいずれも上海浦東国際空港の発着ですが、羽田からのみ上海虹橋国際空港発着の直行便があります。
上海に行くのに利用できるLCC一覧
- ピーチ(peach)
- 春秋航空
- ジップエア(ZIPAIR)
- スプリング・ジャパン
できるだけリーズナブルに上海行きの航空券を手に入れたい場合には、LCC一択になります。
上海と日本間は、現在LCC4社の便が揃っているので、出張や旅行のスケジュールに合わせた便も選びやすいと思います。
LCCの上海行きの航空券の中でも、春秋航空はセールを頻繁に実施していて安い事が多いです。
ZIPAIR(ジップエア)とスプリングジャパンは、JALグループの格安航空会社(LCC)です。
ピーチ(peach)は同様にANAのLCCです。
ちなみに、満席時には速度がかなり落ちますが、ジップエアーはLCCながら全席無料でWIFIが使用できます。
それぞれのLCCの航空会社の利点を把握して良い上海旅行を楽しみましょう!
上海へ行くのに利用できるFSA(フルサービスエアライン)一覧
- ANA
- JAL
- アシアナ航空
- 中国国際航空 (エア チャイナ)
- 中国東方航空
- 中国南方航空
- 吉祥航空
- 山東航空
FSAの各社からも日本と上海間の直行便が設定されています。
LCCよりも値段はしますが、シートピッチが広かったり、食事が提供されたりと、快適に移動できるのは大きなメリットです。
出張や旅行で上海滞在期間に疲れを残さないためにも、予算が許すならFSAがおすすめです。
FSAの中では、あまり日本で知名度は高くありませんが中国東方航空が値段が安くおすすめです。
安い時だと5万円くらいから往復航空券を購入する事が可能です。
格安航空券検索アプリなどを使ってできるだけ安く、また快適に移動できるフライトを見つけましょう。
「エアトリ」は世界中の航空会社から最安値の航空券を表示してくれるアプリです。旅好きなら持っておくと損しません。
時期によって変わる上海の航空券料金
上海旅行のハイシーズンは『6月~8月』になります。
一方、オフシーズンは祝日以外の『10月〜2月』です。
安い時期と高い時期のメリットデメリットを把握して上海旅行を楽しみましょう!
ハイシーズンとオフシーズンの注意点も併せてご紹介します。
上海の航空券が高い時期
ハイシーズンとなる6月~8月や、年末年始、旧正月、GW、お盆などは、どうしても航空券の値段が高くなります。
6月~8月の航空券相場:6万円~12万円
6月から8月はハイシーズンではありますが、上海行きの航空券はLCCもたくさんあるので航空会社を選ばなければ思ったよりリーズナブルに移動することも可能です。
ただ、ハイシーズンでも7月は特に高くなる傾向です。
年末年始やGW、お盆の航空券相場:7.5万円~12万円
大型連休の時期は、人の移動が多くなるため、航空券の価格相場も当然高くなります。
特に中国で盛大に祝われる旧正月は、航空券の価格が大きく変動します。
LCCでも往復航空券は7万円以上しますし、JALやANAだと12万円ほどと10万円の大台を軽く超えてきます。
上海の航空券が安い時期
上海の航空券の安い時期は年末年始を控く11月〜2月です。
上海は冬季になり、連休もとりにくいため旅行客が減少して、また連休がとりにくいため航空券の相場は安くなる傾向です。
11月~2月 航空券相場:2.5万円~6万円
年間を通して、上海の航空券の価格が一番安くなるのは11月です。
気候もちょうどよく過ごしやすい時期になるので、旅行目的で時期を自由に選べるなら意外とおすすめです。
ただ、この時期上海は降水量が比較的増えるので旅行を計画されるなら折りたたみ傘を持参するのをお忘れなく。
上海の航空券をお得に購入するコツ
多くの方は「上海旅行を満喫するために、少しでも航空券代を浮かせたい…」と考えておられるのではないでしょうか?
最近はどこの航空会社もアルゴリズムを組み、航空券の料金は予約状況や時期、需要など様々な要素で変動します。
そのため同じ予約日でも、実は同グレードの航空会社で航空券の値段が大きく違うことはよくあります。
一昔前はそれぞれの航空会社の公式サイトで検索して安いところを探す必要がありましたが、最近はお得な航空券を見つけるのに便利なサービスが沢山あります。
例えば、無料アプリの「エアトリ」なら、希望した条件で一番安い航空券を世界中の航空会社から比較して一発で見つけてくれます。
便利なサービスを賢く利用して、お得に旅行を楽しみましょう~
FSAとLCC(ローコストキャリア)のサービスの違い
すでにご紹介したように、LCCが安いのは間違いないのですが、航空券を予約する際に、値段だけを見てしまうと失敗することがあります。
それが中国東方航空のようなレガシーキャリアと、春秋航空のようなLCCのサービスの違いです。
- 座席の広さ
LCCは座席間隔が狭いため、少し窮屈です。
筆者は身長が185cmと比較的高いほうなので、LCCの座席だと常に膝があたっている状態です。
身長が170cm以上ある男性だと、基本的には座席の前には握りこぶし1つ分あるかないかというぐらいなので、これで直行便で7時間弱だと、辛いと感じる方もいるかもしれません。
*追加料金で広い足元の広いシートを選択することは可能。
- 機内サービス
レガシーキャリアではしっかりとした食事が出るのに対して、LCCは値段設定が非常に安いため、機内サービスも最低限です。
食事はもちろん、お菓子や飲み物も提供されません。そして飲食物の持ち込みも禁止されているので注意が必要です。
ただし、事前に予約すれば、1食500円前後と比較的リーズナブルに購入できるので、航空券が安い分ある程度割り切って利用するのも手かもしれません。
- 荷物制限
レガシーキャリアとLCCで気をつけたい違いが荷物制限です。
レガシーキャリアはスーツケースの重量制限が23kg以内、中国東方航空なら24kg以内と余裕がありますが、LCCは荷物制限が厳しいです。
例えば、中国東方航空なら無料なのは機内持ち込み荷物のみで、重量制限が7kg以内。超過した場合は、追加料金を支払う必要があります。国際線搭乗口超過荷物料金は20kg未満11500円になります。
機内にお持ち込みいただける手荷物は、規定サイズサイズは20*30*40cm以内
無料で済ませるには、機内持ち込み用のスーツケースで荷物をまとめる必要がありますね。
かなり厳格なので注意です。
レガシーと比べると、LCCは航空券の値段を安くする分、サービスが必要最低限です。
LCCにサービスをいくつも追加してしまうと、結局レガシーと料金がそんなに変わらなかったということもよくあります。
そのため…
- 『飛行機は移動手段は移動手段!』と割り切れる方なら、春秋航空などのLCC
- 『余裕を持ってゆったり旅行したい!』という方なら、中国東方航空などのレガシーキャリア
と航空会社を使い分けると、自分に合った航空券が見つけられるはずです。
お得な航空券を選んで上海旅行を楽しもう!
この記事では、上海と日本の往復航空券の相場に絞ってご紹介させていただきました。
ハイシーズン
6月~8月:6~12万円
ローシーズン
10月~2月:2.5~6万円
JAL/ANAのようなフルサービスキャリアから、LCCまで選択肢の幅が広いので、移動のスタイルにあわせてお得な航空券を見つけましょう!