全世界で300万台以上売れているレジェンドウォーカーの5082。
6,000円以下からという圧倒的なリーズナブルさで、とにかくよく売れています。
楽天市場やAmazonでも口コミ評判は数千件単位で集まっており、平均口コミ評価も4.0以上と高く評価されているスーツケースです。
ただし、今回は旅行ガイドというプロの目からちょっと厳しくレジェンドウォーカー5082のメリットデメリットをレビューしてみたいと思います。
価格はレンタルスーツケース料金より安い驚異のモデル。
ただし、耐久性や機能性は多少犠牲になっているので、1年に1回以上スーツケースを使う方には迷わずワングレード上の5122をおすすめします。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
レジェンドウォーカー5082とは?
レジェンドウォーカー5082は、同ブランドで一番リーズナブルなモデルです。
日本国外でも中国やアジアで販売されていて、シリーズ累計300万台以上と爆発的な売上げを記録しているスーツケースになります。
日本国内では4サイズがラインナップされています。
サイズ | SS | S | M | L |
規定 | 機内持込サイズ | 預入サイズ | ||
寸法 | 48×33×24(+5) | 55×38×26(+5) | 60×42×28(+5) | 70×48×30(+5) |
容量 | 33(40)L | 47(56)L | 61(72)L | 88(102)L |
重量 | 2.9kg | 3.3kg | 3.8kg | 4.5kg |
目安 | ~3泊 | 3~5泊 | 5~6泊 | 7泊~ |
参考価格 | 5,980円 | 6,980円 | 7,480円 | 8,480円 |
*2024年1月執筆時の価格
結論から先に言えば、レジェンドウォーカー5082をおすすめできるのは…
- 「とにかく安いスーツケースが欲しい」
- 「スーツケースは今回使ったら、次いつ使うかわからない」
というようなライトユーザーの方です。
5082の新品の価格は約6,000からです。
レンタルスーツケースの1週間の相場が約6,000円からなので、レンタルスーツケースと変わらない金額です。そのため1回使ってしまえば、元は取れます。
一度、担当者の方に聞いてみたことがあるのですが、日本だけでなく、世界中の販売網のために大量生産しているので実現できている”ギリギリ価格”らしいです。
まずはデメリットをまとめて5122と比較レビュー
*左が5082、右が5122
ただし、超低価格に抑えてある分、犠牲にしているところも少なからずあります。
- 「1年に1回くらいは海外旅行に行きたい」
- 「1万円以下で快適に使えるスーツケースを探している」
という方は、レジェンドウォーカーでワングレード上の5122をおすすめします。
世界単位で見ると5082が一番売れていますが、日本国内に限定すると一番売れているのは5122になります。
価格だけ見ると2,500円ほど高くなりますが、それ以上にスーツケースはアップグレードされています。
左:5082 右:5122
主な違いは以下の通り…
- ボディ ABS樹脂→ハイブリッドボディ
- キャスター 48mm→60mm
細かく挙げていくともっとたくさんあるのですが、この2つが一番重要な違いになります。
5082はコストを下げるため、一昔前のABS樹脂製です。
軽量性のためにボディ自体も薄く、預け入れ荷物で空港で預けると数回で割れてしまう可能性もあります。
キャスターの大きさも1cm違うと、荷物を入れた状態で引くと結構快適さが違います。
5122はダブルキャスターになっているので、段差を乗り越えたりするのもスムーズです。
何回も旅行で使おうと思っているなら、5082よりも5122です。
レジェンドウォーカー5082の使用レビュー
では、レジェンドウォーカー5082の使用レビューをお届けしたいと思います。
すでに↑にてかなり厳しく比較レビューしましたが、「とにかく安いスーツケースが欲しい」という方には魅力のあるスーツケースです。
同価格帯のノーブランド品と比べるとしっかりしたスーツケースなのは間違いないので、良いところもご紹介したいと思います。
レジェンドウォーカー5082の外装
まずはレジェンドウォーカー5082のボディです。
エンボス加工が施されていて、スーツケースでは避けられない傷や汚れがかなり目立ちにくくなっています。
また、スーツケースに空港でシールが貼られることもよくありますが、剥がしやすく、接着剤などの跡も目立ちにくいです。
ABS樹脂というかなりコストを絞った素材でできていますが、質感は6,000円のスーツケースとは思えません。
そして、レジェンドウォーカー5082には、全サイズ共通で拡張機能が搭載されています。
例えば機内持込サイズなら、33Lサイズがファスナーを開くと39Lサイズと6L分の収納スペースが生まれます。
お土産を買いすぎてスーツケースに収まらなくなってしまった時などにとても重宝する機能です。
キャスターサイズは48mmと若干小さめサイズです。
10kgくらいの荷物なら快適に動いてくれますが、大きなサイズのスーツケースにパンパンに荷物を入れてしまうと、道路を引いたりするのはちょっとしんどいかもしれません。
5082のハンドル部分は大きなマイナスポイントです。
薄い金属2本でハンドルを支えているため、重い荷物を入れるような使い方で長期間使うと、変形したり切れてしまうケースが出てくると思います。
5082の圧倒的な低価格さですが、TSAロックはしっかり搭載しているのでセキュリティ面は一安心です。
レジェンドウォーカー5082の内装
レジェンドウォーカー5082の内装はコスパに優れたとても使いやすい作りです。
小銭やパスポートなど、小物を整理するのに便利なファスナーポケットが付いているので、パッキングがはかどります。
価格帯でライバルになるノーブランド品のスーツケースは、両面がバンドのみのものが多いですが、5082は片面がしっかり面で覆ってくれるラウンドファスナーになっているので、あまり見られたくないものを片方にまとめておくと、プライバシーも万全です。
重量オーバーでスーツケースを開けたりする場面は結構ありますからね…。
修理用のメンテナンスファスナーを開けた状態の内部画像です。
スーツケースの骨組みの部分が確認できます。
同価格帯のノーブランド品などは、キャリーバーがボディに直付けだったり酷いスーツケースもありますが、5082に関してはしっかりと土台が付いているので、とりあえずキャリーバーは安心して使えます。
値段が値段なのでもちろん犠牲にしているところもありますが、間違いなく価格以上の価値のあるコスパに優れたスーツケースです。
ノーブランド品や聞いたことのないブランドのスーツケースと迷っている方は、こちらをおすすめします。
レジェンドウォーカー5082の口コミ評判
Amazonや楽天市場の口コミレビューは、購入直後に記入してしまうことが多いので、実際に何度も使った口コミ評判を見つけるのは結構難しいのですが、中でも参考になりそうな口コミ評判をまとめてご紹介したいと思います。
買って良かったです。
大正解です。車輪もスムーズでしたし、お土産が増えてもファスナーで増量できましたし、何よりこの価格はあり得ないです。ひどいものは、取っての部分を一旦全て伸ばさないと止まらないのもあります。これは簡単に止まるので使いやすかったです。気持ち的には5つ星ですが、取っ手が少しきゃしゃなので、そこがマイナス1です。
ちなみに冬のニット一枚、スウェット一枚、ワイドパンツ一本、下着、その他化粧品やカーラー、折り畳み傘二本、主人の下着、全て収まりました。二泊三日の旅行でした。
運びやすい!軽い!!!
2個目
安さ重視ならレジェンドウォーカー5082はあり
今回はリーズナブルさが魅力のレジェンドウォーカー5082をレビューしてみました。
口コミ評判の高さも納得のお値段以上の価値があるスーツケースです。
レンタルスーツケースよりも安く済んでしまうので、「リーズナブルなスーツケースを探している」という方にはおすすめできます。
「安すぎて心配…」という方もおられるかもしれませんが、ちゃんと検品されてから発送されているようですし、初期不良などの故障には1年間無償で対応してくれます。
いわゆるノーブランド品の粗悪スーツケースとは同じ価格帯でも品質は雲泥の差です。