海外旅行の定番アイテムであるトラベルウォレット。
一口にトラベルウォレットと言っても、様々な種類があるので「どれがおすすめ?」「どんなトラベルウォレットを選んだら良いかわからない…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回の自腹レビューシリーズでは、人気の高いトラベルウォレットの実際の使い勝手や長所短所をご紹介したいと思います。
旅を快適にしてくれるトラベルウォレットを見つけるのにお役立て下さい。
筆者:ジンベエ
トラベルウォレットとは
トラベルウォレットとは、名前の通り「旅行用のお財布」のことです。
「トラベルウォレットって必要?」ともよく質問されますが、個人的にはあると海外旅行が便利になる必要なトラベルグッズだと思います。
海外旅行中は、使用する通貨やカードの種類も普段と異なるため、旅行用のお財布を別で用意しておくと海外でのショッピングや観光がスムーズに楽しめます。
トラベルウォレットの選び方
一口にトラベルウォレットと言っても、パスポートや航空券まで入る大きいサイズのものから名刺サイズのコンパクトサイズまでいろいろな種類の製品があります。
トラベルウォレットを選ぶ時には、以下の2つのチェックポイントを確認するようにしましょう。
1.トラベルウォレットは2タイプから選ぶ
まず、大きく分けると2種類のトラベルウォレットがあります。
- パスポートや航空券まで収納できる「トラベルオーガナイザータイプ」のトラベルウォレット
- 海外のお札や硬貨、カードだけ収納する「コンパクトタイプ」のトラベルウォレット
の2種類です。
大きいサイズのトラベルオーガナイザーを兼ねているようなトラベルウォレットなら、空港での手続きから旅行先の観光・ショッピングまで全て一つで済んでしまう利便性の高さが魅力です。
そのため「はじめてトラベルウォレットを購入する」という方は、大きなタイプのトラベルウォレットを選ばれる方が多いです。
ただし、サイズが大きいのでポケットにしまって手ぶらで買い物という使い方ができないのがデメリットで、旅慣れしてくると他にもう一つコンパクトサイズのトラベルウォレットが欲しくなる旅行好きの方が多いです。
そのため、まずはトラベルオーガナイザータイプのトラベルウォレットを探して、余裕があればコンパクトサイズのトラベルウォレットも追加で購入するのが一番おすすめの選び方です。
2.トラベルウォレットの便利機能
トラベルウォレットは海外旅行先で使う目的で設計されているので、いろいろな機能を搭載した製品もあります。
人気の高い機能の一部をご紹介します。
- RFIDブロック
いわゆるスキミング防止機能。非接触でクレジット情報が盗まれてしまうのを防ぎます。 - 硬貨入れ
使い慣れない海外の硬貨をスムーズに出し入れするため、トラベルウォレットは大きめの硬貨入れが付いたものがおすすめ。 - チェーン
スリなどが多いエリアでは、チェーン付きの財布というだけで抑止力に繋がります。
【自腹レビュー】おすすめのトラベルウォレット8選
では、早速おすすめのトラベルウォレットの特徴をランキング形式で確認してみましょう。
大きいサイズのトラベルウォレットからポケットサイズのものまで人気の高い製品がランクインしていますが、実際に使ってみると大きなデメリットのある製品もありました。
海外旅行をスムーズに楽しむためにおすすめのトラベルウォレットを見つけるのにお役立て下さい。
1位:ポーター DILL トラベルウォレット653-09110
一生モノの品質と使いやすさで普段使いにも!
詳しく説明する必要がないくらい絶対の安心感があるポーターDILLのトラベルウォレットです。
今回ランキングでは唯一の1万円オーバーのトラベルウォレットと、決して安くはありませんが、ロングセラーで非常に人気が高いです。
実際に使ってみると人気の秘密がよくわかります。
ジャバラ状に大きく開く3層の収納スペースがあるので、パスポートや海外通貨、日本円、取っておきたいパンフレットなどをしっかり仕分けながら収納可能です。
航空券も折らずそのまま収納でき、ボールペン用ポケットもあるため、入国手続きなど空港でのやり取りに必要なものもこれ一つで収納できます。
小銭入れも大きく開くため、使い慣れない海外の硬貨でも取り出しやすくショッピングがスムーズ。
外側にはポーターならではの軽量で摩擦にも強いコーデュラリップストップ生地が使われていて、中にも耐久性に優れたたCORDURA生地が使われています。
使い込んでもヘタらない使い心地や見た目はポーターに共通した特徴ですが、トラベルウォレットも一生モノと言っていい品質と使いやすさです。
ビジネスなどの普段使いから観光まで長く使えるトラベルウォレットをお探しの方なら、選んで間違いのない製品です。
商品名 | ポーター DILL トラベルウォレット |
サイズ | 230×120×20mm |
重量 | 215g |
収納 | 札入れ×3、カードポケット×7、ポケット×4、ペンホルダー×1 |
RFID | ー |
ポーター DILL トラベルウォレットの口コミ評判
さすがのポーター。
2位:ゲーネン トラベルウォレット
機能性と圧倒的なコンパクトさが魅力
ゲーネンは2015年にスタートした日本のブランド。
トラベル用の圧縮バッグが非常に人気が高いですが、トラベルウォレットも秀逸です。
まず受け取る時に梱包の小ささにびっくりしたのですが、出してみてさらにびっくりします。
誇張なくクレジットカードサイズで、これまで使ったトラベルウォレットの中では最小サイズかもしれません。
ヴィーガンレザーを使ったシンプルなデザインで、観光からビジネスまで使いやすい印象です。ミニマルスタイルが好きな方は普段使いでも重宝します。
サイズが小さいと収納量が心配になりますが…
作りがよく考えられています。
小さいサイズのトラベルウォレットは何かしら犠牲にしていることが多いのですが、海外で買い物に使うクレジットカード、お札、硬貨としっかり収納できるんです。
クレジットカード2枚、硬貨10枚、お札5枚を収納した状態です。厚みもほとんどなく、とてもすっきりとしています。
ポケットにしまっても目立たないので、必要なお金やカードだけ持って海外の市場や観光地を手ぶらで周るなんて使い方には最適なトラベルウォレットだと思います。
商品名 | ゲーネン トラベルウォレット |
サイズ | 90×60×10mm |
重量 | 28g |
収納 | 最大カード10枚、お札5枚、硬貨15枚 |
RFID | ー |
ゲーネン トラベルウォレットの口コミ評判
小さくて断捨離が進む!
3位:SEA TO SUMMIT トラベルウォレット
使用シーンに合わせたサイズラインナップ
ブランド名のシートゥサミットは「海から山頂まで」という意味で、アウトドア用品を多くラインナップしていますが、トラベル用品も品質が良く使い勝手が良い製品が多いです。
トラベルウォレットもS・M・Lの3サイズをラインナップしていて、MサイズとLサイズはパスポートが入る大きなサイズで、Sサイズは外貨を入れるコンパクトサイズのトラベルウォレットです。
コンパクトサイズですがお札入れにディバイダーがあるので、外貨と日本円のお札を分けて収納可能です。*若干お札の出し入れがしにくいです。
またSEA TO SUMMITのトラベルウォレットにはRFIDブロックの生地が使われているので、海外でクレジットカードのスキミング防止にもなりセキュリティ面も安心です。
個人的にSEA TO SUMMITのトラベルウォレットで一番気に入っているのが小銭入れです。
コンパクトサイズですが画像のように立体的に開くので、中の硬貨が取り出しやすくなっています。よく考えられた仕組みです。
カード2枚に硬貨10枚、お札5枚を入れた状態の厚みです。
とてもすっきりとしていてかさばらないので、携帯しやすいです。ただし…
ゲーネンのトラベルウォレットと比べると少し横幅が大きいため、ズボンのポケットにしまってしまうと少し窮屈に感じるのがマイナスポイントです。
大きめのポケットならほとんど気になりません。
商品名 | SEA TO SUMMIT トラベルウォレット |
サイズ | 110×90×20mm |
重量 | 50g |
収納 | カード×4、札入れ×2、硬貨入れ |
RFID | ◯ |
SEA TO SUMMITのトラベルウォレットの口コミ評判
4位:AGILITY トラベルウォレット
リアルレザーの質感と使いやすさが◎
東京下町の職人さんが丁寧に一つ一つ手作りで仕上げるアジリティのトラベルウォレット。
リアルレザーの品の良さと丁寧な縫製で長く愛用できます。
中には外貨やカードだけでなく、パスポートや航空券(ミシン目で折る必要あり)がすっきり収納できます。
内側のポケットなども全てレザーで作られていて、中を開けてもとても上品な印象です。
小銭入れのファスナーもL字に開閉してくれるので、小銭も取り出しやすく実用性の高さが魅力です。
ただスマホも収納できるという商品説明と口コミだったのですが、手帳型ケースのついたiPhone8だとちょっとサイズオーバーなのがマイナスポイント。
でもオーガナイザータイプのトラベルウォレットとしてはコンパクトサイズで、女性でも扱いやすいようです。
別売りでストラップや肩紐を購入して、旅行用のミニバッグとしても使用できます。
コンパクトサイズですが、外側から直接ボールペンを出し入れするスリットが入っているので、空港での手続きなどもスムーズです。
スリットは小さめなので、細いボールペンを使用しましょう。
リアルレザーの日本製でこの品質のトラベルウォレットが6,000円台というのはコストパフォーマンス高めです。
商品名 | アジリティ ボヤージュ トラベルウォレット |
サイズ | 180×110×20mm |
重量 | 115g |
収納 | カード入れ×3、札入れ×2、小銭入れ |
RFID | ー |
AGILITY トラベルウォレットの口コミ評判
使いやすい
5位:無印良品 トラベルウォレット
普段使いにも使いたくなるトラベルウォレット
大定番である無印良品のトラベルウォレット。
約1,000円というリーズナブルさが素晴らしく、Amazonでも公式販売が遂にスタートしたのでわざわざ店舗に行かなくても買えるようになりました。
お札入れはディバイダーがあるので日本円と外貨やレシートなど仕分けながら収納可能です。
カード収納も4ヶ所と、トラベルウォレットとしては十分です。
小銭入れがメッシュ生地になっているのですが、少し出しにくく感じることがあります。
約1,000円と考えると求めすぎなのかもしれませんが、しばらく愛用してると画像のようにシワが寄ってきて少しボロボロ感が出てしまうのが唯一残念なところです。安いので、気になる方は何年かに1回買い替えましょう。
ただし、確実に値段以上の品質を持つトラベルウォレットなので、「できるだけリーズナブルにしっかりしたトラベルウォレットが欲しい」という方は選んでおいて間違いないでしょう。
商品名 | 無印良品 トラベルウォレット |
サイズ | 110×95mm |
重量 | 40g |
収納 | カード入れ×4、お札入れ×2、小銭入れ |
RFID | ー |
無印良品トラベルウォレットの口コミ評判
海外用には良い
ただ、ゴムがすごく安っぽくて気に入らないので、昔のボタンの留め具に戻してほしいです。
最近はほぼ電子マネーなので現金は使わないけれど、日本円で使うには小銭入れが小さすぎるし、お札がギリギリでサイズ的にちょっと厳しいなぁという印象です。あくまでも海外用ですね。
6位:SOLO TOURIST トラベルウォレット
チェーン付きで安心感と収納力は◎
ソロツーリストは“地球の歩き方”などとコラボすることもあるブランドでバラエティ豊かなトラベルグッズをラインナップしています。
収納力もかなりあるので、海外旅行で必要そうなアイテムはたいていしっかりしまえるでしょう。
金属チェーンが付いているので、洋服に取り付けておくだけでスリなどを予防する抑止力になります。
ただ、ちょっとサイズが大きいんです。2位のゲーネントラベルウォレットの約2倍の大きさです。
そのため大きなポケットじゃないと入らないでしょう。
パスポートが収納できないサイズにしてはちょっと大きすぎるサイズ感が大きなマイナスポイントです。
ただし、たっぷりとした収納力で、作りもしっかりしているので、サイズ感さえ気にならなければ間違いなく良品です。
商品名 | ソロツーリスト トラベルウォレット |
サイズ | 130×100mm |
重量 | 104g |
収納 | カード入れ×5、お札入れ×2、小銭入れ |
RFID | ー |
SOLO TOURIST トラベルウォレットの口コミ評判
しっかり!
持ち歩く貴重品が収納できて、チェーンが付いているのでスリの被害も安心です。やっとコロナが落ち着いて海外旅行が楽しめる様になったので、使ってもらえるのが楽しみです。
7位:PAN NAMトラベルウォレット【JTB商事】
収納力◎でも携帯性は…
旅行大手のJTBオリジナルブランドであるパンナムのトラベルウォレットです。
コンパクトサイズに見えますが、パスポートを十分収納できるサイズです。
ただ、トラベルウォレットとしてはいくつか致命的な欠点があります。
まず小銭入れです。
底までしっかり深さがあるので沢山硬貨が入るのはいいのですが、ファスナーの口が狭いので奥のコインが判別しにくい&取りにくいです。
そしてカードケース。
横向きでは若干寸足らずなので縦向きで使うものだと思うのですが、やたら左右に遊びがあり、カードを入れた状態で持ち歩くとカードが勝手に抜けそうになっていることがあります。
このポケットサイズは設計ミスなのか、未だに正しい使い方がわかりません。
パスポートも入るサイズのトラベルウォレットなので、ポケットに入れて使うタイプではありません。
ただ、収納力ではランキング上位のポーターやアジリティには及ばず、携帯性でもゲーネンやSEA TO SUMMITより劣るため、どっちつかずの使いにくさが残念でした。
商品名 | パンナム トラベルウォレット |
サイズ | 130×150mm |
重量 | 80g |
収納 | カード入れ×3、お札入れ×1、小銭入れ |
RFID | ー |
パンナムトラベルウォレットの口コミ評判
8位:Amazon ベーシック トラベルウォレット
本革でも細かい作りがイマイチ…
神コスパ商品が多いアマゾンベーシックにもトラベルウォレットがあります。
どちらかというとパスポートケースという呼び方のほうが正しいかもしれません。
リアルレザーでスキミング防止のRFIDブロックまで付いて2021/05/16現在で1,000円台と非常にリーズナブルなのが魅力です。
実際使ってみると、革の質感はとても1,000円台とは思えないくらい柔らかくて良いです。ポケット収納も使いやすく、小銭は使えませんが空港や街中でカードのみで済むなら便利に使えると思います。
とても薄いので、上着のポケットなんかに入れてもほとんどかさばりません。
ただし、口コミ評判では当たり外れがあるとのコメントもあり、実際私のも角の部分の縫製などは値段相応のところがあります。
長く愛用するつもりならば、もう少し良いものをおすすめしたいです。
「今は100均のパスポートカバーだけど出張でも使うから安くてしっかり見えるトラベルウォレットを探している」なんて方には神コスパかもしれません。
商品名 | アマゾンベーシック トラベルウォレット |
サイズ | 150×104×5mm |
重量 | 50g |
収納 | カード入れ×4、お札入れ×2、パスポート用ポケット |
RFID | ◯ |
Amazon ベーシック トラベルウォレットの口コミ評判
トラベルウォレットのQ&A
トラベルウォレットの使い方に関して、よくある質問についてお答えしたいと思います。
ただし、パスポートを入れたままトラベルウォレットが盗難されたりすると旅行どころの騒ぎではなくなってしまうので、あまり大きな声では言えないのですが“顔写真部分のコピー”の携帯だけでも困らないことがほとんどです。
カジノやナイトクラブなどパスポートの提示が求められる場所はもちろん原本じゃないと入れませんのでご注意下さい。
見た目が気にならなければチェーンも有効です。
あとは、大量の現金を入れておかないようにしましょう。買い物中などに見られてターゲットにされやすくなります。
また、お札を何箇所かに分けて持っておくと、被害にあった際の損失を最小限に抑えることができます。
ただ、観光中にそこから現金を毎回出しているとそこに貴重品があるのを教えてしまうようなものなので、パスポートやクレジットカードなどはシークレットウォレットに入れて、ちょっとした買い物用に小銭を入れておくトラベルウォレットを別で用意するとより安全です。
旅を快適にしてくれるトラベルウォレットを見つけよう!
今回は、海外旅行の定番アイテムであるトラベルウォレットの選び方やおすすめのトラベルウォレットを口コミ評判を交えつつご紹介しました。
人気のトラベルウォレットの中にも短所がはっきりしていておすすめできないものや、逆に一生モノとしておすすめしたいものまであります。
今回のレビューを参考にしながら、海外旅行を快適にしてくれるトラベルウォレットを見つけていただけたら幸いです。