グレゴリーのビジネスリュックで不動の人気No.1であるカバートミッションデイ/COVERT MISSION DAY。
アウトドアザックメーカーとして不動の地位を築いたグレゴリーのDNAは、しっかりとビジネス用のカバートクラシックシリーズにも引き継がれています。
背負い心地や機能性、耐久性は、グレゴリーならではです。
「新旧モデルで比べてみて、実際の使い心地はどうなの?」
「細かい部分までカバートミッションデイのレビューで確認したい!」
という方のために、短い口コミ評判ではわからないグレゴリー・カバートミッションデイの長所・短所や新旧モデルの違いをわかりやすくレビューしてみたいと思います。
購入を考えている方の参考になれば幸いです。
グレゴリーのカバートクラシックシリーズとは
グレゴリーのカバートミッションデイは、カバートクラシックシリーズで一番人気のモデルです。
カバートクラシックシリーズは2012年にデビューしたグレゴリーのビジネスバッグシリーズ。
そして2019年に大幅なリニューアルが施されました。
カバートミッションデイの新旧モデルの4つの違い
*公式サイトより
左が新モデル、右が旧モデルです。
新旧モデルで大きな変更点は以下の4つです。
- 本体生地が「1680Dバリスティックナイロン」から「330Dコーデュラナイロン」へ
- PCポケットに止水ファスナーを採用
- サイドポケットは防水生地へ
- セットアップ機能を追加
改良されたコーデュラナイロン生地が採用されたことで、耐久性を確保しつつ大幅な軽量化に成功しています。
- カバートミッションデイ:スタンダードなビジネスリュック
- カバートミッションスリム:電車通勤に最適な薄マチリュック
- カバートエクステンデッドミッション:3WAY仕様のマルチなリュック
- カバートオーバーナイトミッション:出張にも最適なリュック
カバートミッションデイ現行モデルの使用感をレビュー
では、早速カバートミッションデイの実際の使い心地をレビューしていきたいと思います。
できる限りわかりやすいように、
- カバートミッションデイの外観
- カバートミッションデイの収納
の順でご紹介します。
カバートミッションデイの長所短所や新旧モデルの違いを確認するのにお役立て下さい。
グレゴリー「カバートミッションデイ」の外観
カバートミッションデイの特徴は、上下で2つに分かれたフロントポケットです。
電車通勤でスマホや文庫本、モバイルバッテリーなど細々したものを分けて収納するのに便利です。
本体生地には「330コーデュラナイロン」が採用されています。
外観のデザイン自体は旧モデルとそこまで変わりませんが、本体生地が変わるだけで“フォーマル”なイメージだったものが“オフィスカジュアル”でスタイリッシュな印象へと生まれ変わっています。
グレゴリーが“リュックのロールスロイス”と言われるようになったのが抜群の背負い心地ですが、もちろんカバートミッションデイでも体感できます。
厚みのあるEVAフォームで構成されたショルダーハーネスは、ノートパソコンやタブレット端末などで重くなりがちなビジネスリュックでかかる肩への負担を和らげてくれます。
チェストストラップが付いているので、予定の電車に間に合うために小走りしたり、通勤で自転車に跨ったりしてもリュックがずれづらく、ショルダーハーネスが肩からずり落ちてしまうのを防いでくれます。
アウトドアリュックの機能のイメージが強いですが、荷物が重くなりがちなビジネスリュックにも欠かせません。
電車内では周りの人に迷惑をかけないためにリュックを前持ちに切り替えたり、手提げとして持ったりする方が多いと思いますが、カバートミッションデイには牛革のしっかりしたトップハンドルが取り付けられています。
ハンドル自体が大きく縫製がしっかりしているので、手持ちでも手が疲れにくいです。
電車内で前持ちに切り替えると、フロントポケットからスマホが取り出しやすくなります。
文庫本なども楽々入るスペースが確保されているので、電車内での過ごし方に応じて収納スペースを活用できます。
カバートミッションデイには、大きなYKKのファスナーが採用されています。
デザイン的にもフォーマルになり過ぎずにカジュアル感を出すのに貢献していますが、単純にファスナーとして少しがさつに引いても全然不安感がないので安心です。
何も入れていない時には目立ちませんが、カバートミッションデイには左右両方にホルダーが取り付けられています。
500mlのペットボトルがすっぽり入るサイズです。
もう片方には折りたたみ傘を収納しておけます。
また、両方のホルダー部分には防水生地が採用されているので、駅まで差して濡れた傘や結露したペットボトルなどを収納しても水がリュック内部に入ってしまうことはありません。
ちなみに防水生地はアクティブシールドライニングというグレゴリーのトラベルシリーズでよく使われる評判の良い生地が使われています。
細かい部分で目立たないのですが、左右のサイドポケットの底部分(画像では親指の先)には、「水抜き」と呼ばれる穴が予め開けられています。*初期不良ではありません!
ペットボトルの結露や、折りたたみ傘に付着した水を逃がすための機能です。
よくアウトドアパックに採用される機能なのですが、ビジネスリュックではほとんど見ません。
目立たないですが、ユーザーの使いやすさを追求したノウハウを蓄積しているグレゴリーならではのこだわりです。
グレゴリー「カバートミッションデイ」の内装&収納
続いては、カバートミッションデイの内装や収納力についてレビューしてみたいと思います。
上の画像は、普段の仕事の時に持ち歩かないといけない物の一覧です。
カバートミッションデイなら、ごちゃつくことなく仕事道具をスマートに収納できます。
*画像がわかりにくくてすみません。。。
上下に分かれたフロントポケットの上の収納内部です。
ペンホルダーからA6サイズのノートがピッタリ入る収納まで、仕事道具をしっかり整理整頓して収納できます。
メインコンパートメントです。
A4ファイルやA4サイズ用封筒を収納するのに便利なポケットに、付属のガジェットポーチがぴったり入るポケット(後半で詳しくレビューします)や、反対側には2箇所に分かれたメッシュポケットが付いています。
こちらにはモバイルバッテリーやピルケースなどを収納しています。
弁当男子の方は、お弁当がメインコンパートメントにそのまま収納できるかが気になるところだと思いますが、幅が12cmの縦型のお弁当箱なら、余裕で収納できます。
弁当男子にも安心の収納力です。
ショルダーハーネス寄りのPC用コンパートメントです。
傷がつきにくい生地で中に緩衝用のパッドが入っているため、ノートPCをそのまま収納できます。
画像は14インチサイズのThinkPadですが、かなり余裕があります。
15インチクラスのノートPCまで収納できるようなので、普通のビジネスパーソンならまず問題ないかと。
また、ノートパソコン以外にもタブレットスリーブが搭載されていて、こちらも専用の生地と緩衝用のパッドが取り付けられています。
メインコンパートメントのファイル用ポケットはマチがほとんどないので、厚めのファイルなどはPC用コンパートメントの方に収納することも可能です。
カバートミッションデイの4つの魅力
さらっとカバートミッションデイの外観と内装、収納の特徴をご紹介したので、ここから使用していて気に入っているグレゴリーのビジネスリュックならでは魅力をレビューでご紹介します。
1.付属のポーチが非常に使いやすい!
グレゴリーのカバートクラッシクシリーズなら、カバートミッションデイに限らず標準で専用ポーチが一つ付いてきます。
最初は“おまけ”程度のイメージだったのですが、これが使ってみたらものすごく便利なんです。
気に入っている理由は2つあります。
- ポーチとしての使いやすさ
- サイズがポケットにピッタリ
まず、ポーチとしてわざわざ他のガジェットポーチを探す必要がないくらい十分な機能性です。
普段から持ち運ぶケーブル類はメッシュポケットに入れればごちゃつきませんし、マウスや充電アダプターなどかさばるものも十分に収納できるマチがあります。
基本的に移動で必要なガジェットは画像にあるものだけなので、筆者には付属のポーチで十分でした。
そして個人的により魅力的なのは、専用のポケットスペースにぴったり収納できることです。
自分でガジェットポーチを探してくると、ポケットスペースにぴったりのものはなかなか見つかりません。
それで仕方なくメインコンパートメントにしまっておくと、出し入れする際に手を一番底の方まで入れて取り出さないといけないので地味に面倒なんですよね。
グレゴリーの標準ポーチを使うようになって、ガジェットポーチの出し入れによるストレスは完全に解消されました。
スペースにすっぽりと収まるのは、パッキングする時にも気持ちが良いです。
2.背負心地がロールスロイス!
グレゴリーのロールスロイスにも例えられる背負い心地は伊達ではありません。
ショルダーハーネスと背面部分がしっかりと身体にフィットしてくれるので、負担をしっかり分散してくれて、パソコンやガジェット類を収納した後でも重さをそこまで感じないのはカバートミッションデイならではなんだと思います。
カバートミッションデイの重量は1.1kgと、ビジネスリュックの中では標準的で決して軽量級の製品ではありません。
ただ、不思議と普段の荷物を入れて背負うと重さを感じないんです。
これは実際に使ってみないとわかりにくい感覚の部分なのでお伝えしにくいのですが、、、ぜひ試してみて下さい。
3.ポケットの収納のしやすさが半端ない
筆者は仕事柄これまで沢山のリュックのレビューを作成してきましたが、バッグのこだわりは小物用のポケットで判断できると考えています。
大手メーカーのビジネスリュックでも、結構“とりあえずポケット沢山つけておきました”みたいな製品が少なくありません。
ですがグレゴリーのカバートミッションデイは、使っていると「ここにこんなポケットが欲しいな」というところにしっかり収納が欲しい形で取り付けられています。
おそらく様々な使用環境のシュミレーションして作っているんだと思います。
じゃないとほとんどモデルチェンジせずに10年以上売れ続けるものなんか作れませんよね。
タブレットスリーブにもしっかり衝撃吸収パッドが取り付けられるなど、ただポケットがあるだけでなく、“欲しいところに、欲しいポケットが搭載”されています。
こういうビジネスリュックは、本当に使っていて快適です。
4.新カバートミッションデイは出張にも対応
個人的には新旧モデルの違いで一番嬉しかった変更点は「セットアップ機能」の採用です。
グレゴリーでは「スマートスリーブ」機能と呼んでいます。
スーツケースにセットアップできるだけで、移動中に背負わなくてよくなるので、旅や出張の疲労感が格段に軽減されます。
出張の多いビジネスパーソンには必須とも言える機能です。
また、容量は22Lあるので、1泊までの出張ならこれ一つでも対応可能です。
仕事関係のものと服などの私物を分けて収納したい場合には…
- 仕事用品→まとめてPCコンパートメントへ
- 私物→メインコンパートメントへ
と分けると、出張先に到着して仕事先へ直行するような場合にも安心です。
また、洋服類は圧縮バッグなどに収納してしまうのも一つの手です。筆者はリュック用にはOn tha Goの圧縮バッグを活用しています。
カバートミッションデイの仕様
カバートミッションデイの使用感についてはレビューしたので、最後に細かい仕様についてご紹介します。
自分のニーズに合ったビジネスリュックか確認するのに参考にして下さい。
製品名 | カバートミッションデイ |
サイズ | 横28cm×高さ43cm×幅18cm |
重量 | 1.1kg |
容量 | 22L |
素材 | 330Dコーデュラナイロン |
ポケットの数 | 10(外側5/内側5) |
定価 | 27,300円 |
カバートミッションデイの最安値比較
カバートミッションデイに限らず、グレゴリーのリュックは他のメーカーと比べると少しお値段がはります。
ただ、耐久性に優れていて何年も使える製品なので、長い目で見ればコストパフォーマンスは高いです。
それに、グレゴリーのショップでは基本定価での販売ですが、ECサイトでは割引された価格で販売されていることもあります。
大手ECサイトでの販売価格を比較してみましょう。
*2024年1月執筆時の価格
各ECサイトでは、正規品が定価よりも割引された価格で販売されています。
カバートミッションデイで快適な通勤を!
グレゴリーのビジネスリュックで一番人気の高いカバートミッションデイのレビューをお届けしました。
実際に使用してみると、カバートミッションデイは10年以上売れ続ける理由のわかる快適ビジネスリュックです。
ロールスロイスに例えられる背負い心地、欲しいところにある収納ポケット、長く使える耐久性など、通勤や出張を快適にしてくれるこだわりが詰まったビジネスリュックなので、迷っている方には迷いなくおすすめできます。
カバートミッションデイで通勤時間をより上質で快適にしてみるのはいかがですか?