トラベルグッズの定番といえばラゲッジスケール。
最近流行のLCCだと、1kgオーバーでも「追加料金を支払うか荷物を減らすかしてください」と言われてしまうので、しっかりパッキングした段階でスーツケースの重さを確認するのが重要です。
そこで実際にロフトやドンキなどでも人気の高いラゲッジスケールを購入して、3つの条件でランキングを作成してみました。
人気の高い商品でもラゲッジスケールとして大きな欠陥があったりなど意外な結果になりましたが、本当に正確で役立つラゲッジスケールを見つけるのに役立てていただければ幸いです。
おすすめラゲッジスケールの判断基準
今回は公正なランキングにするために、あらかじめラゲッジスケールに求められる3つのポイントをもとに順位を決定しています。
- ラゲッジスケールとしての正確性
ラゲッジスケールの性質上、精密スケールのような正確性はありませんが、それでも少ない誤差で重量が確認できるのが最低条件です。
10kgのスーツケースを用意して、実際の誤差を確認しました。 - スーツケースやバックパックにしまえる携帯性
ラゲッジスケールはスーツケースやバックパックにしまって旅行からの帰りにも使います。なので携帯性が高いラゲッジスケールが断然使いやすいです。
お土産の分、重量が増えるので帰りのチェックの方がむしろ重要かもです。 - +αな機能性
スーツケースの重さを正確に量る以外にもホールド機能など、使いやすい+αな機能が付いたラゲッジスケールがおすすめです。
おすすめラゲッジスケール5選ランキング
では早速3つの条件で作成したおすすめラゲッジスケールのランキングを確認してみましょう。
1位:カシムラ TI-170 携帯ラゲッジスケール
正確&コンパクトでスキがないラゲッジスケール!
- 正確性:fa-starfa-starfa-star-half-full
- 携帯性:fa-starfa-starfa-star
- 機能性:fa-starfa-starfa-star
今回のランキングで圧倒的だったのがカシムラのコンパクトラゲッジスケール・TI-170。
カシムラは変換プラグや変圧器などのトラベル用品を多く手掛ける国産メーカーです。
実は、TI-170はカシムラのラゲッジスケールの中でも実売価格約1,500円と最もリーズナブルなモデル。
そのためそこまで期待していなかったのですが、非常に使いやすいラゲッジスケールでした。
まず、誤差はわずかに100g。
何度試してみても同じ結果でした。
この誤差なら安心して空港のチェックインに望めます。
そして人気のあるラゲッジスケールの中でも特にカシムラのラゲッジスケールはコンパクトです。
長さは約10cmしかないので、これならスーツケースやバックパックなどどこでもちょっとした隙間にしまっておけます。
また、ランキングで2位以下のラゲッジスケールは出っ張った部分があるためスーツケースやバックパックにしまう時に気を使うんですが、カシムラのコチラのラゲッジスケールはフラットになっていて非常にコンパクトに収納可能。
ホールド機能で重量が量れたらスーツケースを下ろしても自動で数字を表示し続けてくれるので、重い荷物を持ち上げながら液晶画面を確認する必要はありません。
収納できる荷物の量を確認したい時に便利な風袋引き機能も搭載。
正確にスーツケースの重さが計測できて、なおかつコンパクト、そしてラゲッジスケールに求められる+αな機能も大体搭載していると、スキがない万能ラゲッジスケールです。
迷ったらまずはコレを選んでおけば間違いないです。
品名 | カシムラ TI-170 |
サイズ | 3.7×10.0×2.7cm |
重量 | 53g |
機能 | 風袋引き・自動OFF・ホールド |
価格 | 約1,500円 |
カシムラ TI-170 携帯ラゲッジスケールの口コミ評判
軽くて正確
2位:ドリテック LS-101 荷物用はかり
ラゲッジスケールとしての正確性ではピカイチ!形状だけが残念…
- 正確性:fa-starfa-starfa-star
- 携帯性:fa-starfa-starfa-star-half-full
- 機能性:fa-starfa-starfa-star
2位にランクインしたのがドリテックのラゲッジスケール・LS-101です。
ドリテックは調理用のデジタルスケールや体重計などを製造・販売しているメーカーで、正確性は今回のランキングでダントツの1番でした。
他のラゲッジスケールはすべて100g単位の計測ですが、ドリテックのラゲッジスケールは50g単位の計測が可能です。
ちなみに誤差は50gでした。
携帯性さえ気にならなければ、ラゲッジスケールの重量を量るという基本性能ではダントツの商品です。
*ちなみに価格も約1,200円とお安く魅力的です。
サイズは長さが13.5cmと今回のランキングでは可もなく不可もなくです。
ただ気になるのが…
…この出っ張り。
計測用のベルトをつないでいる部分なんですが、出っ張っている本体樹脂部分に加えてベルト先端の金属部品で、かなり厚みがあります。
なので収納する時にもスーツケースのメッシュポケットなどにはちょっと入れづらいのが唯一の難点です。
コレがフラットならおそらく今回のランキングでも1位だったので残念です。
1位カシムラのラゲッジスケールと同じく風袋引き・オートパワーオフ・ホールド機能が搭載されています。
品名 | ドリテック LS-101 |
サイズ | 13.5×5.0×3.4cm |
重量 | 50g |
機能 | 風袋引き・自動OFF・ホールド・50g単位 |
価格 | 約1,200円 |
ドリテック LS-101 荷物用はかりの口コミ評判
一個あると安心
3位:KIKKERLAND アナログラゲッジスケール
アナログとしては健闘!ただ形状と大きさが残念…
- 正確性:fa-starfa-starfa-star-o
- 携帯性:fa-starfa-star-half-emptyfa-star-o
- 機能性:fa-starfa-starfa-star-half-empty
ロフトやドンキの人気ラゲッジスケールの中では唯一アナログ式であるKIKKERLANDのラゲッジスケール。
KIKKERLANDは海外ブランドの雑貨などを多く取り扱っているメーカーで、トラベルグッズも日本にはないオシャレなものが多いので好きなのですが、アナログラゲッジスケールはイマイチでした。
誤差は約200gでした。
誤差に関してはギリギリ許容範囲?アナログなのでこんなものでしょう。
KIKKERLANDのアナログラゲッジスケールの目玉がこのメジャー内蔵という点。
確かにLCCに乗る際にはスーツケースが規定内かどうか確認する必要がありますよね。
ただ…それって毎回は必要なくないですか?
それも自宅で確認すれば、目的地からの帰りは確認する必要ないので、家にある裁縫セットの巻き尺で十分ではないでしょうか…。
たまにしか使わない機能のためにコンパクトさが重要なラゲッジスケールが大きくなったら意味がない気がします。
サイズは残念ながら今回のランキングでは最大サイズです。
そして大きな問題なのが…
この大きな重量表示。
スーツケースは雑に扱われることもあるので、おそらくそのまま収納するといつかヒビが入ります。
そしてラゲッジスケールのためにわざわざプチプチを用意するのも面倒くさいですよね。
KIKKERLANDらしくおしゃれで素敵ですが、実用性という点では納得できないアナログラゲッジスケールでした。
品名 | KIKKERLAND アナログラゲッジスケール |
サイズ | 7.5×3.5×3.4cm |
重量 | ? |
機能 | メジャー内蔵・電池不要 |
価格 | 約1,500円 |
KIKKERLAND アナログラゲッジスケールの口コミ評判
4位:カシムラ TI-183 携帯ラゲッジスケール(紐なし)
ラゲッジスケールとして大きな欠陥あり…
- 正確性:fa-starfa-starfa-star-half-empty
- 携帯性:fa-starfa-starfa-star
- 機能性:fa-starfa-star-half-emptyfa-star-o
1位と同じくカシムラ製のラゲッジスケール・TI-183が4位です。
この商品はカシムラのラゲッジスケールの中でも高価格帯なラゲッジスケール。
実は、レビューを作成後このラゲッジスケールを私物用にするつもりで購入しました。
誤差は1位のカシムララゲッジスケールTI-170と同じく100gでした。
ただ、実はカシムラのこのタイプのラゲッジスケールは大きな欠陥があります…
棒タイプで真ん中が計測部分になっているので「両手で持ち上げて計測できるから女性でも使いやすい!」というのがコンセプトなのですが、スーツケースの種類によってはハンドルに通らないんです。。
4種類のスーツケースを確かめたのですが、機内持ち込みサイズのスーツケースはハンドルが凹んだところに取り付けられているものが多く、その場合は使えないことがわかりました。
ハンドルがこういうタイプのスーツケースはラゲッジスケールが通りません。
サイズが大きなスーツケースはちゃんと軽量できるのですが、使えないスーツケースがあるというのはかなり大きな欠点です。
サイズは今回のランキングの中では比較的コンパクト。
突起なども一切ないので、携帯しやすくていいなと思って購入したのですが…残念です。
そして、ついでにもう一つ不満を…。
使用を開始する前に絶縁テープを外すんですが、電池キャップがネジで固定する方式なんです。そのネジが精密ドライバーが必要なくらい小さいネジなので、使い始める前にドライバーの用意が必要です。
*ランキング1位のカシムラのラゲッジスケールは手で簡単に開閉できるタイプです。
ラゲッジスケールとしてアイデアはすごく魅力がある製品なのですが、残念ながらおすすめはできません。
品名 | カシムラ NTI-183 |
サイズ | 3.5×15.0×2.7cm |
重量 | 70g |
機能 | 風袋引き・自動OFF・ホールド・両手持ち |
価格 | 約2,300円 |
カシムラ TI-183 携帯ラゲッジスケール(紐なし)の口コミ評判
秤の性能は良いのですが
キャリーハンドルを伸ばした状態で測定すれば可能ですが、
持ち上げると斜めになってしまいなかなか安定しませんw
秤の性能は、正確なようです。
5位:Amazon&楽天市場で1,000円の中華製ラゲッジスケール
安物買いの銭失い…
- 正確性:fa-starfa-starfa-star-o
- 携帯性:fa-starfa-starfa-star-o
- 機能性:fa-starfa-starfa-star-o
今回のランキング最下位はどこのメーカーかわからない中華製ラゲッジスケールです。
Amazonや楽天市場で「ラゲッジスケール」と検索するとたいてい上位に表示されています。
*ブランド名が異なる同じようなラゲッジスケールが並びますが、同じ工場で作ってロゴだけ変えているだけだと思われます。
誤差は今回のラゲッジスケールの中ではアナログよりもひどい250g。
サイズに関しては今回のラゲッジスケールの中では平均的です。
2位のドリテックと同じく本体からの出っ張りがあるので、スーツケースに収納する時には少し気を使います。
ただ、それよりも大きな問題が…。
真ん中がこのラゲッジスケールの包装なのですが、どこのメーカーが作ったのか、初期不良があったらどこに連絡したらいいのかといった情報は皆無です。
ビニールの袋に入っているだけです。
そして…
画像のように他のラゲッジスケールはしっかり絶縁テープが貼ってあるのですが、このラゲッジスケールはそのまま電池が入っている状態…。
いつからそのままなのか知りませんが、安心して使用できる商品ではないです。
ちなみに1,000件以上のレビューが集まって総合評価4.3と超高評価ですが、サクラチェッカーを使ったところサクラ度は90%でした。
同じ値段でランキング上位の日本メーカー製のラゲッジスケールが購入できるので、ちゃんとした商品を購入しましょう。
品名 | ? |
サイズ | 15×3.2×2.0cm |
重量 | 98g |
機能 | 風袋引き・自動OFF・ホールド |
価格 | 約1,200円 |
ラゲッジスケールの使い方
では、ついでにラゲッジスケールの使い方も確認してみましょう。
そんなに難しくないので、すでにご存じの方は読み飛ばしてしまっても大丈夫です。
画像で使用しているのはランキング1位のカシムララゲッジスケールTI-170です。
- ラゲッジスケールをオンにする
真ん中の大きなボタンをプッシュすると、「ピッ」という音とともに「0.0kg」と表示されます。 - ラゲッジスケールのベルトをセット
ラゲッジスケールのベルトについているバックルを「カチッ」と音がするまでしっかりはめ込みます。 - スーツケースを計量
ラゲッジスケールを持ちやすいように握って、スーツケースごと持ち上げましょう。
重さはあとから確認できるので、このときにはディスプレイを見なくても大丈夫です。 - ホールドしたら重さを確認
普段の体重計と同じように、重さが量れたら「ピッ」という音とともに「HOLD」と表示され、重さが固定表示されます。
音が鳴ったら、スーツケースを下ろして大丈夫なので、床にスーツケースを置いて、ラゲッジスケールで重さを確認しましょう。
これでラゲッジスケールの使い方は完了です。
LCCは特に重量の追加料金で利益を出しているので重量オーバーにはかなり厳しめです。
空港に到着する前にラゲッジスケールを使ってしっかりスーツケースやバックパックの重さを確認するようにしましょう。
おすすめラゲッジスケールで旅の準備は万全!
今回のランキングにランクインしたラゲッジスケールはどれもロフトやドンキなどでも販売されている人気商品ですが、実際に使ってみると意外と良し悪しがはっきりと分かれました。
ランキングで紹介した情報を参考にしながら、ぜひ本当に役立つラゲッジスケールを選んでください。