
ビジネスパーソンから絶大な信頼を寄せられる“知っている人は知っている”ブランドであるバーマス(BERMAS)。
今回の記事では…
- バーマス(BERMAS)とはどんなブランド?
- バーマス(BERMAS)のスーツケースの特徴は?
- バーマス(BERMAS)で評判の良いおすすめのスーツケースはどれ?
といった疑問にお答えします。
口コミや評判も交えてバーマスで人気のスーツケースや最新モデルをご紹介するので、お気に入りのスーツケースを見つけるのにお役立てください。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
バーマス(BERMAS)とは?
*画像は筆者愛用のヘリテージ
バーマス/BERMASは、1919年に創業した100年以上の歴史を持つドイツの老舗鞄メーカー。
革鞄作りから始まったバーマスの歴史は、堅実な職人によって支えられ、ドイツをはじめヨーロッパで確かな地位を築きます。
時代のニーズの変化とともに、新しい技術も積極的に挑戦し、アルミ製のスーツケースやインジェクション・モールド構造のフライト・スーツケースなど、ヨーロッパのスーツケースの歴史の中でもパイオニア的存在です。
1994年のリレハンメル、1996年のアトランタ五輪では、同じくドイツブランドであるリモワなどを抑えてドイツの公式スーツケースも作成しています。
そして100年の歴史を持つバーマスは、2008年に日本の鞄の聖地と呼ばれる兵庫県豊岡市で200年以上の鞄作りの歴史を持つ衣川産業がブランドを取得します。
ドイツの“質実剛健なものづくり”に、日本の“繊細さ”が加わり、バーマスは新たなステージで日々進化を続けています。
バーマス(BERMAS)のスーツケースの3つの特徴
なぜバーマスのスーツケースが日本の多くのビジネスマン・ビジネスウーマンから選ばれているのか、共通する3つの特徴をご紹介します。
1.質実剛健なドイツブランドらしい高品質なスーツケース
100年の歴史の中で今も変わらず貫かれているバーマスのものづくりの姿勢は「基本に忠実であること」。
どこまでもバッグとしての基本性能にこだわり、頑固なまでに品質と耐久性を探求してきた。
100年近い歳月に磨かれた、飾らない風格。ドイツ人の気質に育まれた堅実なものづくり。その質感は、時に強く、時にやさしく、使う人に語りかけてくる。
華美な装飾は、いらない。ひたすら、基本に忠実であればいい。
時代に流されず、時分に逆らわず。そんなマインドを持つ、全てのビジネスユーザーへ贈りたい。
ビジネスを、旅する人へ。その鞄、「BERMAS」。
バーマスのスーツケースには、サムソナイトやロンカート、アントラーのようにひと目で「バーマスだ!」とわかるような特徴的なデザインや装飾があるわけではありません。
ただ、一度使うとその品質の高さに魅了されます。
滑らかなキャスター、手にフィットするハンドル、荷物をしっかり守るテフロン加工が施された1200Dポリエステルやポリカーボネートプラスのボディなど、「分かる人にはわかる」という“本物志向”の方向けのスーツケースブランドです。
2.HINOMOTOのフラッグシップキャスターを採用
バーマスには、日本が世界に誇るキャスターメーカーである日乃本製のキャスターが搭載されています。
そして少しマニアックな話になりますが、一部モデルに搭載されているHINOMOTOキャスターはフラッグシップモデルのサイレントランというキャスター。
これは日乃本が三菱マテリアルと共同開発したLisofというエストラマー系の新素材を使用していて、一般的なPUキャスターやHINOMOTOのPUキャスターよりも静粛性に優れています。
また、一般的なPUキャスターは空気中の水分と反応して加水分解という現象が起こり、早ければ2,3年で劣化していきますが、サイレントランキャスターに採用されているLisofはエストラマー系の特許を取得した素材で空気中の水分と反応しないという大きな特徴を持っています。
そのため、加水分解による劣化は起こりません。
バーマスの購入を考えいる方の中には、「しっかりとしたスーツケースを長く使いたい」という方が多いと思いますが、まさにぴったりなキャスターが採用されています。
*通常、他メーカーで純正品への交換を依頼すると15,000円~20,000円ほどかかる。
3.品質を考えるとコストパフォーマンスは高い
- バーマスの価格帯:2万円~4万円
- サムソナイト・リモワ・プロテカ・トゥミの価格帯:4万円~8万円
バーマスと一緒に選択肢に入ってくるスーツケースブランドと言えば、サムソナイト、リモワ、プロテカ、トゥミのあたりでしょう。
これらのスーツケースブランドのスーツケースは、基本的に4万円~8万円が相場となります。
しかし、バーマスはすでにご紹介したように品質に非常に優れ、キャスターを交換することで長期に渡って利用できますが、価格の相場は2万円~4万円ほどです。
品質と価格を考えてみると、非常にコストパフォーマンスに優れていることがわかります。
こうした“コスパの良さ”も多くのビジネスマン・ビジネスウーマンから長年愛され続けている理由の1つです。
- 品質に優れた長く使えるスーツケースが欲しい
- 流行に流されない落ち着いたスーツケースが欲しい
- 見る人が見ればわかる大人の上質さを感じるスーツケースが欲しい
【評判◎】バーマス/BERMASのおすすめスーツケースランキング5選
では、実際に本物志向の働く人達から非常に評判が高いおすすめのバーマスのスーツケースをランキング形式でご紹介します。
順位 | モデル名 | 定価 |
1位 | プレステージ2 フロントオープン | 24,840円~ |
2位 | ファンクションギアプラス | 21,600円~ |
3位 | ヘリテージ | 21,600円~ |
4位 | プレステージ3 | 35,640円~ |
5位 | プレステージ2 | 20,520円~ |
1位:バーマス/BERMAS プレステージ2 フロントオープン
ビジネスを加速させるフロントオープンタイプ
モデルチェンジを繰り返す度に進化を続ける「プレステージ2」シリーズ。
中でも一番人気はフロントオープンタイプです。
プレステージ2シリーズのフロントオープンモデルは、収納力の高いフロントオープンポケットを搭載。
ノートPCやタブレット、書類、パスポート、小物類などに簡単にアクセスが可能で、スピードが求められる働く人のニーズにしっかり応えます。
ボディ素材には強さに弾力性を加えたポリカーボネートプラス素材を採用し、強度と軽量性を高い次元で両立させています。
機内持ち込みサイズのNo.60255とNo.60261とどちらも3kgをきる軽さで、LCCなど重量制限が厳しいフライトでも活躍してくれます。
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バーマス/BERMAS プレステージ2 フロントオープンの口コミ・評判
フロントオープンが便利です。
出張にも使えるキャリーケースを探していて購入しました。フロントオープンの部分にノートパソコンやタブレット端末までしっかり収納できるので出し入れにメインファスナーを使う必要がなくスムーズです。
ただフロントオープンに荷物を沢山入れると重心が偏りやすいので荷物の入れ方は注意が必要かもしれません。
キャスターも今まで使っていたものよりも遥かにスムーズで静かなので空港で引いていると気持ちよくなります。
2位:バーマス/BERMAS ファンクションギアプラス
独自開発サスペンションキャスター搭載のソフトタイプスーツケース
コスパに優れるバーマスのスーツケースの中でも特に実用性と価格のバランスの良さで人気と評判が高いのが「ファンクションギアプラス」シリーズです。
独自開発されたサスペンションキャスターは、大型の74mmで石畳や段差なども軽快に走行可能。
強力なサスペンションが衝撃を吸収してくれるため安定感と滑らかな走りを実現しています。
さらにソフトタイプの本体には1200Dの耐久性の高いポリエステル素材を採用。
生地にテフロン加工を施すことで防水性と耐摩耗性を大幅に向上させています。
ビジネス用途に開発されたシリーズなため、サイズラインナップも豊富で、2輪タイプと4輪タイプから選択可能。
ニーズにピッタリとあったモデルを選べます。
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バーマス/BERMAS ファンクションギアプラスの口コミ・評判
2輪タイプを選びました。
スーツケースはどれもキャスターが駄目になって買い替えていたので安価な値段で交換用の純正品が用意されているのに惹かれて購入しました。全体的に非常にしっかりした作りでさすがドイツブランドという印象です。
2輪と4輪の2種類がありますが、店頭でテストしてみたところ2輪の方がサスペンションが付いているため段差などを乗り越えやすく感じて2輪タイプを選びました。キャスターを交換しながら何年も愛用したいと思います。
3位:バーマス/BERMAS ヘリテージ
筆者愛用!!
【新シリーズ】ストッパー&USBポート搭載の次世代スタンダードモデル
2019年6月にこれまで定番モデルとして愛されてきた「プレステージ2」に変わる新たなスタンダードモデルとして発表された「ヘリテージ/HERITAGE」シリーズ。
新しいモデルのためまだ3位へのランクインですが、これからバーマスを代表するモデルになるスーツケースです。
『変えてはいけないもの・守り続けるもの』という意味を込めて「ヘリテージ/HERITAGE」というシリーズ名が付けられています。
これまでプレステージ2で高い評価を受けている軽量さと耐久性を高い次元で両立するポリカーボネートプラスを採用したボディに加えて、バーマスの最先端技術が搭載されています。
プレステージ2からヘリテージ/HERITAGEでの改良点
- キャスターストッパー搭載
- TSAロック部分に充電可能なUSBポート×2を搭載(ファスナータイプ)
- コーナーパッドの追加
- HINOMOTO50mmキャスターからHINOMOTOサイレントランキャスターへ
- ダブルコイルファスナーはYKK製へ(ファスナータイプ)
ヘリテージでもプレステージ2と同じようにフレームタイプとファスナータイプが用意されています。
フレームタイプにはUSBポートは搭載されていないのでご注意を。
「機内持ち込みには軽量性とUSBポートの利便性が助かるファスナータイプ、預け入れ用の大きなサイズには耐久性がより高く安心感があるフレームタイプ」といった選び方がおすすめです。
まだ発売されたばかりのシリーズですが、これからバーマスの中心ラインナップになることが予想されます。
プレステージ2と比較すると値段の差はほとんどなく、かなりブラッシュアップされているため非常にコストパフォーマンスが高いのが魅力です。
追記
マイナーチェンジで、USBポートがtype-Cへ、ロックがダイヤル式へとアップデートされました。
サイズ | 【ファスナータイプ】
【フレームタイプ】 |
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機能 |
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バーマス/BERMAS ヘリテージ/HERITAGEの口コミ・評判
飾らない格好良さ
4位:バーマス/BERMAS プレステージ3
進化を続けるプレステージの最上級モデル
バーマスのプライドが詰め込まれているのがプレステージ最上級モデルである「プレステージ3」です。
軽量性と耐久性を兼ね揃えたプレステージシリーズですが、プレステージ3ではカーボン柄エンボス表面加工を施してできる深みのある艶が特徴です。
100周年モデル以外はフレームタイプになるため、耐久性の高さもバーマスのスーツケースの中で特に優れています。
フレームには継ぎ目の無い丈夫な金属フレームが採用されています。
またキャリーバーにも継ぎ目の無い伸縮ハンドルを採用しているため、重い荷物を引く場合にもぐらつきを防ぎ、安心感があります。
キャスターにはHINOMOTOと三菱ケミカルが共同開発した新素材である「Lisof」を使用したサイレントランキャスターを採用しているため、朝や夜の移動でも騒音を気にすることなくスーツケースを引くことができます。
キャスター音が静かになるだけで、移動の疲労感も軽減するため、頻繁に出張に行かれる方にはバーマスの中では高級モデルですがおすすめです。
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バーマス/BERMAS プレステージ3の口コミ・評判
バーマス愛用歴5年
落ち着いたデザインでクオリティが高いのにお値段が安いためビジネス用品はバーマスで統一しております。
スーツケースはプレステージ2からプレステージ3への買い替えです。お値段が少し高くなるのは確かですが、両方使ってみての印象はガッシリ感が増す気がしています。機内持ち込みサイズに15kg以上の荷物を入れなければならない時もありますが、ヨレることなくしっかりと中身を守ってくれています。信頼できる相棒としてバーマスを愛用し続けます。
5位:バーマス/BERMAS プレステージ2
軽さと強さを併せ持つバーマスの定番シリーズ
バーマス伝統であるリブデザインを踏襲した「プレステージ2」シリーズ。
ボディにC面を取ることで衝撃がかかりやすいコーナー部の強度を高め、立体的な力強いデザインも貢献しています。
ボディ素材には強さに弾力性を加えたポリカーボネートプラス素材を採用し、強度と軽量性を高い次元で両立させています。
ファスナーにはダブルコイルファスナーを採用し、ファスナータイプの弱点であるファスナー部の弱さを解消。
ボディを表面には金属感のあるエンボスヘアラインを採用し、落ち着いた雰囲気の中に上品さや深みのある光沢感が特徴的です。
キャスターには、HINOMOTO製の大口径50mmキャスターを使用しているので移動は非常にスムーズです。
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バーマス/BERMAS プレステージ2の口コミ・評判
良いと思います。
本物志向のバーマス/BERMASで旅や出張をより快適に
質実剛健なドイツのものづくりへのプライドと、日本の繊細さが組み合わさった“本物志向”のスーツケースブランドであるバーマス/BERMAS。
飾らない質の高さや、コストパフォーマンスの高さで、ビジネスマンやビジネスウーマンを魅了しているスーツケースブランドです。
「リーズナブルで長く使えるしっかりしたスーツケースが欲しい」という方にはこれ以上無いスーツケースブランドと言えます。
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