【2024年】ブラジルのコンセントはN・Cタイプ|古い情報に注意
ブラジルのコンセント事情
コンセント N・Cタイプ/電圧 110V・220V

海外旅行で必ず確認が必要なのが、訪れる国のコンセント形状と電圧。

ブラジルの場合、コンセント形状、電圧ともに日本とは異なるため、旅行前にあらかじめ確認しておかないと、『スマートフォンの充電器をコンセントに差し込めない…』『家電のプラグを挿し込んでショートさせてしまった』なんてトラブルになることも…。

特にブラジルの電圧事情は特殊なので注意しましょう。

この記事の
筆者:ジンベエ

ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。海外旅行に役立つリアルなトラベル情報をお届けします。

ブラジルのコンセントはNタイプとCタイプがメイン

ブラジルでは、NタイプとCタイプ、そしてAタイプのコンセント形状が混在しています。

一昔前までは、丸ピン2本のCタイプが主要なコンセント形状で、多くのコンセントがCタイプと日本でも使われているAタイプのコンセントが両方使える汎用型でした。

旅行でもAタイプのコンセントをそのまま差し込めたので、変換プラグはほとんど必要ありませんでした。

しかし、新しく登場したNタイプでコンセント事情は日本人にとって少し厄介になりました。

ブラジルだけで使われているNタイプのコンセント

(画像出典:worldstandards

2011年の7月から、ブラジルでは3つ穴ピンのNタイプを国の基準として定め、それ以降の建築物ではその他のタイプのコンセントを設置することが禁止されました。

このNタイプは現在ブラジルでのみ使用されている珍しいコンセント形状です。

ただし、仕組み自体はCタイプのコンセント形状に、アース用の穴を加えて3つ穴にしているだけなので、CタイプのコンセントプラグはそのままNタイプのコンセントに挿し込むことができます

これまではC・Aタイプ凡用型のコンセントが多かったので問題ありませんでしたが、NタイプにはAタイプのコンセントプラグを挿し込むことはできません

そのため2011年以降に建てられたホテルや公共施設などのコンセントでAタイプのコンセントプラグを使用するには、変換プラグが必要になります。

変換プラグはCタイプとNタイプどちらでも使用できます。

Nタイプの変換プラグはあまり販売されていないので、Cタイプの変換プラグを併用している方が多いです。
Nタイプの変換プラグでは、他の国のCタイプに挿し込めないため、Cタイプの方が利便性が高いかもしれません。

Cタイプのみに対応している単体の変換プラグであれば、1個200円~300円ほどで購入できます。

ブラジルで100均の変換プラグはイマイチ…

実は、最近では、ダイソーなどの100均でも変換プラグが購入できます。

もちろん値段は100円です。

筆者も使い捨てスリッパなど、100均商品で重宝している旅グッズはたくさんあるのですが、変換プラグに関しては、あまりおすすめはしません

確かに普通に使える物もありますが、中には作りが甘くて挿し込めなかったり、挿し込んでも緩くてすぐに抜けてしまう商品も多いです。

「海外で試したら使えなかった…」となると、本当に大変です。普通の商品とは100円ちょっとの差なので、ここは節約せずにしっかりしたメーカーの変換プラグを購入することをおすすめします。

関連記事:100均のトラベルグッズ|海外ガイドおすすめ13選&買ってはダメな物は3つ!

複雑なブラジルの電圧事情

ブラジルでは、地域によって110V地域220V地域に分かれており、複数都市を訪れる場合には注意が必要です。

リオ・デ・ジャネイロやサンパウロは110V、首都のブラジリアは220Vです。

以下はブラジルの観光省が発表している各都市の電圧一覧です。

110V地域 

  • サンパウロ
  • リオデジャネイロ
  • ベロオリゾンテ
  • カンポグランデ
  • クリチバ
  • イグアス
  • ポルトアレグレ
  • サルヴァドール
  • マナウス
  • ベレン
220V地域

  • ブラジリア
  • レシフェ
  • マセイオ
  • ナタール
  • フォルタレーザ
  • サンルイス
  • フロリアノポリス

ジンベエ

さらに、110V地域に関しては、115Vの地域と127Vの地域も混在しています。100V電源専用の家電製品を『10Vの差だから大丈夫…』と思って繋げると、故障のリスクが高まるので気をつけましょう。

ブラジルの電圧は不安定…

旅行に持っていくようなiPhoneなどのスマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラといった電子機器の充電アダプターは、全世界の電圧に対応したマルチボルテージ仕様になっている場合が多いです。

例えば、iPhoneは、充電アダプターに電圧の対応範囲が表記されています。

(画像出典:Apple

Input:100-240V 1A 50-60Hz

『Input:100V-240V』とあるので、100Vから240Vの地域で本来変圧器は使用しないでも使用できます

ただし、ブラジルは未だに電圧が不安定なのが現状です。特に停電前や電気が復旧した時には、電圧が乱高下します。

電子機器や充電アダプターは不安定な電圧に弱く、そのまま使用してしまうと調子が悪くなったり、故障したりする原因になります。

発展途上国ではまだまだ電源の品質が悪い国も多いため、安定電源が必要な精密機器には、これらの自動電圧調整器など交流安定化電源が重要な役割を担っているのです。

そのため、スマートフォンやノートパソコンなどの電子機器や精密機器をコンセントに繋げる時には、電圧を100Vに変えて安定させてくれる変圧器を繋げて使用したほうが安全です。(有名ホテルに滞在の方以外…)

マルチに使える万能変圧器

  • 対応電圧:90~240V
  • 最大消費電力:230W

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 関連記事:おすすめの海外用変圧器|3年使ってわかったBESTEKを正直レビュー! 

ジンベエ

有名ホテルに滞在予定の方は、ホテルに停電時の発電装置や電圧安定装置が取り付けられていることが多く、変圧器は必要ないでしょう。

海外対応のドライヤーは使用に注意

(画像出典:worldstandards

ホテルにドライヤーが設置されていなかったり、パワーが弱かったりで、海外対応のドライヤーを持参する方も少なくありません。

海外対応のドライヤーは、使用する電圧に応じてツマミを切り替えるタイプが多いですが、ブラジルはホテルによって220Vの電圧と110Vの両方の電圧のコンセントがあるところもあります。

コンセントに電圧の高さが表示されているので、それに合わせてツマミを切り替えるのを忘れないように気をつけないと、故障の原因になるので注意しましょう。

旅行好きに人気の海外対応ドライヤー

ブラジルのコンセント・電圧事情は旅行前に要チェック!

まとめてみると、ブラジルのコンセントタイプと電圧は…

コンセント C・Nタイプ / 電圧110V・220V

複数のコンセント形状が混在しており、Aタイプが使えないコンセントも増えてきているので、Cタイプの変換プラグ、又はマルチ変換プラグを用意しておくことをおすすめします。

また、大都市でも電圧が不安定なため、電子機器を使用する際には変圧器を使用するようにしましょう。

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ブラジルに行かれる際には、事前に緊急時の連絡先の確認もお忘れなく。外務省の用意している海外安全情報も参考にしましょう。

■在ブラジル日本大使館
住所:SES Quadra 811, Lote 39 Brasília - DF
電話番号:(55 - 61) 3442 - 4200 夜間連絡先(55-11)3351-7289

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