【HOLICC・Oneレビュー】旅から通勤まで隙なしワーケーションリュック!

HOLICCから発売されたバックパック『One』

メーカーさんからサンプルを提供頂いたので、出張や通勤、旅行の3つのシーンで実際に利用してみたので長所短所など使用感をレビューしてみたいと思います。

レビューが、Oneがどんなリュックなのか気になっている方の役に立てば幸いです。

この記事の
筆者:ジンベエ
海外ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。現役ガイドならではの視点から本当に役立つ“生”のトラベルグッズ情報をお届けします。

“One”=『最高のワーケーションリュック』

ONEでワーケーション
仕事や旅行でバックパックを利用していると…

「通勤には便利だけど旅行には使いづらい」
「旅行に便利だけど通勤にはデザインが…」

なんて悩みがよくあり、旅と仕事の両方のニーズを1つで満たしてくれるバックパックってなかなかありませんでした。

そんな中、HOLICCのOneは高い次元で旅にも仕事にも使えるリュックです。

ジンベエ
筆者の印象としては、Oneはビジネスリュックでもトラベルリュックでもない、新たな“ワーケーションリュック”というカテゴリのリュックだと思います。

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。たとえば自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うことをいいます。

旅好きが集まったHOLICCだからこそできる、旅にも仕事にも妥協しない『One』の使ってみてよかったところをご紹介します。

まずはビジネスリュックとしての魅力から。

ビジネスリュックとしての3つの魅力

ワーケーションに最適なOneのリュック
おそらくOneのことが気になっている方は、「One=“圧縮機能付きリュック”」というイメージが強いのではないかと思います。

筆者もその一人でした。

ただ実際に通勤や出張で使ってみると、圧縮機能はもちろんなのですが、それ以外でもOneのビジネスリュックとしての完成度が高く、仕事に非常に便利で驚きました。

圧縮機能以外で、仕事関係で気に入った3つのOneの特徴をご紹介します。

1.仕事で必須機能の自立&PC収納

Oneのビジネスリュックとしての機能
まずは、ビジネスリュックとして搭載されていて当たり前なのに意外と見落とされがちな「自立機能」です。

Oneはしっかり自立してくれるので、名刺交換時にもサッとバックパックを下ろせてスムーズです。

また、カフェで少しパソコン作業をする時にも、椅子の上に自立してくれるので置き場に困らずノンストレスでした。

もちろんパソコン収納も備わっています。

背負った状態で一番背中側の収納スペースには、パソコンだけでなく、タブレットやA4ファイルが収納できるスリーブもあるので、基本的に仕事関連の電子機器や書類はプライベートなものとは別に独立して収納可能です。

衝撃吸収材の付いたPC収納

PC収納スペースにはウレタン素材が使われているので、仕事道具のPCをしっかりと守ってくれるのと同時に、背中にパソコンの存在を感じることもなく背負い心地の良さにつながっています。

ちなみに16インチサイズのノートPCまで対応しています。

筆者のPCは14インチのThinkPadのため余裕がまだ相当あります。macBook Pro16も入るそうです。

2.がっつりガジェットを収納できるオーガナイザーポケット

ONEに収納できるガジェット
仕事でOneを使う時に特に気に入っているのがマチの広めなオーガナイザーポケットです。

10年前と比べると、通勤や出張で持ち歩かないといけないガジェット類は本当に増えました。

画像は筆者が持ち歩くもの一覧です。

これだけ荷物があると、普通のバックパックだと小物を収納するための前ポケットでは収まらずに、どうしてもメインコンパートメントを使うことになります。

ただ、ガジェット類をメインコンパートメントに収納すると取り出しにくく、大事な物だと別でガジェットポーチを用意する必要もあったりします。

ONEのガジェット収納
その点、Oneのオーガナイザーポケットは一般的なビジネスリュックと比べるとかなりマチが大きく、なおかつ中だけで5つのポケット(一部ファスナー付き)が用意されています。

Oneのマチの広い収納

そのため、上の画像のように普段仕事で持ち歩いているガジェット類はマウスや充電器などかさばるものも含め、全てオーガナイザーポケットに収納できます。

画像だとわかりにくいかもですが、まだまだスペース自体には余裕があります。

仕事に必要な小物はたいていこのスペースにまとめられるので、出先で作業する際にも必要なものを取り出しやすく、ごちゃつきにくいです。

ジンベエ
このバックパックを使う時にはガジェットポーチを使わなくなりました。

コの字型のメインコンパートメント
「小物入れのマチがこんなに大きいと、メイン収納はどうなっているの?」と思われるかもしれませんが、Oneのメイン収納はかなりユニークです。

横からコの字に開くリュック下部がメイン収納になっています。

これは好き嫌いが分かれるポイントかもしれません。

例えば、「必要なものは全部まとめてメインコンパートメントに収納したい」というタイプの方だと使いづらさを感じるかもです。

ただ「仕事道具を整理整頓しながら収納したい」というタイプの方には、かなり魅力的な収納空間の作り方です。

特にOneだと…

  • ガジェット類が整理整頓できる
  • 仕事道具と私物を分けて収納できる

というのを魅力に感じました。

Oneだと収納スペース上下で仕事道具と私物を分けて収納できるので、営業先でバックパックから資料を取り出すのにも安心です。

ジンベエ
ちなみにメインコンパートメントは、細長いタイプのお弁当箱であれば、余裕で収納できるくらいのマチがあります。

3.重量&暑さを感じさせない背面システム

肩のラインにフィットするショルダーハーネス
Oneは薄マチなのでわかりにくいですが、5泊の出張にも対応した約28Lのバックパックのため重量は1,400gと、決して小型の超軽量タイプのリュックではありません。

そのため手で持つとそれなりに重さを感じるのですが、不思議と背負うと重さを感じません

登山リュックのように肩のラインにフィットするショルダーハーネスが搭載されているので、PCや仕事道具を収納した状態でも重量を分散してくれ、長時間の使用でも肩が痛くなりにくいように感じました。

ジンベエ
他のメーカー名をだして申し訳ないのですが、背負い心地はグレゴリーのアウトドアリュックのイメージに近いです。

超低反発ショルダーハーネス
ショルダーハーネスには超低反発フォームが使われています。肩のラインに吸い付くような背負い心地です。

Oneの背面システム
背面システムはメッシュ生地で通気性に優れ、真ん中に1本空気の通り道が用意されています。

実際に出張で使った日は気温約24℃、湿度80%とリュックには厳しい気候でした。

さすがに汗ゼロとは言いませんが、ただ通気性の悪いリュックによくある背中のジメッとした感覚はまったくありませんでした。

夏も含めオールシーズンで通勤用のビジネスリュックを探している方におすすめです。

トラベルリュックとしての3つの魅力

Oneで旅行
Oneバックパックは、日常使いから旅行に使用するのにも抜群の使いやすさです。

旅行のためのこだわりの機能は、世界中を旅してきたスタッフばかりのHOLICCならではだと思います。

実際に旅行でも使ってみてトラベルリュックとして特に良かった3つのポイントもご紹介します。

1.HOLICC Oneの目玉「圧縮機能」が便利!

Oneの圧縮機能
ここにきてHOLICCの目玉機能である「圧縮機能」です。

とにかく一言、非常に便利

圧縮用のファスナーを開くと、スタイリッシュだったOneの横幅がガバっと広がります。

ここに圧縮したい衣類を収納していきます。

2泊3日の衣類
実際に筆者が2泊3日の旅行に出かける際に持っていく物一覧です。

2泊3日の荷物を普通のリュックに詰め込むと、結構パンパンになりますよね。

それがHOLICC・Oneだと…

 

Oneの圧縮機能前後
こうなります!

ほとんど元のバックパックの横幅と変わりません

メーカーさんによると夏なら5泊まで冬なら3泊程度まで、One一つで衣類を収納できるようです。

たしかに2泊3日の衣類を収納しても、圧縮スペースにはまだまだかなり余裕がありました。

これだけ収納できてLCCの機内持ち込みサイズ規定もクリアしているので、厳しい重量制限の中で必要なものをパッキングするのにも重宝すると思います。

ジンベエ
5泊までいけるなら、基本的に近場の海外旅行はコレ一つでなんとかなってしまうことになります。

2.HOLICCならではのポケット仕様

Oneの防水ポケット
OneのHOLICCならではのこだわりは圧縮機能だけではありません。

実際に旅行で使うとわかるのですが、細かいポケットの作りが本当によく考えられているんです。

例えば、普段リュックで出張や旅行に行く時に、着用済みの衣類をきれいなものと一緒に収納するのに抵抗を感じたことはありませんか?

Oneの圧縮機能の付いた収納スペースのフタ側のポケットは、撥水生地+止水ファスナー」という構成になっています。

そのため生乾きになってしまった衣類や着用済みの下着などを他の洋服と分けて収納が可能です。

サンダル用ポケット
また、みなさんはビーチやプールで泳いだ後の水着やビーチサンダルって普段どこに収納しておられるでしょうか?

できるだけ乾かして、生乾きならビニール袋に入れてリュックにしまうしかないですよね。

Oneには普段は収納されていて見えないのですが、リュックの外部に拡張タイプのメッシュポケットが用意されています。

他の荷物とは一緒にしたくない濡れている衣類や汚れてしまったサンダル、びしょびしょの折り畳み傘などは、このメッシュポケットにまとめて入れておくことができるんです。

追記!

今回アップデートが実施されて、拡張タイプのメッシュポケットから、ボトムバンドに変更されました。

カメラの三脚や折りたたみ傘なども収納しやすくなったそうです。

背負ったまま取れるシークレットポケット
また、Oneには背負ったまま開閉できるシークレットポケットが用意されています。

わりと幅が広いので、普段だと定期入れやお財布、旅行ではパスポートケースなどを入れておくのに重宝します。

こういう細かい収納の工夫は、他のメーカーのリュックにはないHOLICCならではの特徴だと思います。

3.セットアップ機能でロングトリップにも対応

スーツケースに取り付けるセットアップ機能
長期旅行のために、スーツケース用のセットアップスリーブがOneには搭載されています。

スーツケースのキャリーバーに通せば、リュックをスーツケースに安定して載せられるので快適に移動できます。

見た目は地味ですが、一度使うと旅行用リュックでセットアップスリーブのない製品には手が伸びなくなるほど満足度の高い機能です。

HOLICC ONE アップデートの変更ポイントまとめ

HOLICC ONEのアップデートポイント

HOLICCの製品はユーザーニーズに応えながらいつもブラッシュアップが続けられているのが大きな魅力ですが、今回Oneの大きなアップデートがあったので、変更点をまとめてご紹介します。

  • シークレットポケットを使いやすく
    入口を広くするために横からではなく上からに変更しました。
  • カードポケットを追加
    ショルダーハーネスにICカードなどを入れられるポケットを追加しました。
  • PCをより入れやすく
    背面が強化され、背面側ポケットを前面側に移したため入れやすくなりました。
  • 拡張メッシュポケットに代えてボトムバンドを追加
    腰部分への摩擦を軽減するために拡張メッシュポケットを廃止し、構造も含めてシンプルなボトムバンドを新設しました。

現在購入すると、すべてアップデート後のOneが届くのでご安心ください。

ジンベエ

アップデート後のものに買い替えたくなるくらい大幅に改良されていますね、、。

HOLICC Oneはこんな人におすすめ


細かく気に入っているポイントを紹介するとレビューが長くなってしまうので、まとめて仕事用リュック・トラベル用リュックとして高評価なポイントを3つずつご紹介しました。

HOLICC・ONEはこんな方におすすめのバックパックです。

Oneはこんな方におすすめ
  • 旅と仕事、どっちもこなせるリュックが欲しい
  • 通勤から出張までこなせるリュックが必要
  • 荷物は整理整頓してパッキングするのが好き

HOLICC Oneの仕様

Oneの仕様
簡単にHOLICC・Oneの細かい仕様をまとめます。

  • サイズ:46.0×28.0×13.0cm
  • 重さ:1,400g
  • 容量:16L+圧縮部分12L+拡張メッシュポケット
  • 素材:表地:CODURA® Ultralight(シリコンコーティング)ポリエステル、ナイロン
    裏地:ナイロン

HOLICC『One』で旅して働く

Oneで旅して働く
本当の旅好きが集まったHOLICCから発売されたバックパック『One』

実際に出張や旅行で使ってみたので、その使い心地をレビューでご紹介してみました。

Oneは、旅行にも仕事にも妥協しないこだわりのワーケーションリュックです。

普通のビジネスリュックやトラベルリュックでは満足できない、こだわり派の方に特におすすめできるバックパックです。

機能性の高いバックパックをお探しの方は、Oneを使ってみてはいかがですか?

ジンベエ
なにか質問などあれば、筆者のわかる範囲でお答えしますのでコメント欄からどうぞ。
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  1. こんにちは。
    通勤にもプライベートにも、使えるリュックを探していてここに辿り着きました。
    HOLICC One、いい感じですね。もっと若い頃に出会いたかったです。

    このOneについて何点か伺いたいのですが、
    1.PCコンパートメントのPCポケットは、ポケットの底面がリュックの底を打ってしまう構造でしょうか?リュックを置いた際にPCも地面に触れるのは耐衝撃の面で不安ですので。

    2.圧縮パックのコンパートメントを開けるのは拡張用ジッパーを閉めたままでも可能そうでしょうか?

    3.圧縮パックのコンパートメントはリュックの底辺側にもジッパーがある構造ですが、ここに厚い書類のような重たい物(重さと厚さは国語辞典程度)のを入れてもジッパーが壊れやすそうな印象はありますでしょうか?やはり衣類などの軽い物専用と考えた方が良さそうでしょうか?

    通勤メインで使うことを検討していますのでこれらの点が気になっています。教えていただけたらありがたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m

    • こんにちは。コメントをありがとうございます。メーカーの人間ではないので、一ユーザーの声として参考までにお答えさせていただきます。

      1.いわゆるPC収納のポケット部分の底が、リュックの底より上で保護するような設計ではないですね。ただ、PCスペースの下にメッシュポケットの収納スペースがあるので、それが緩衝材代わりになっている印象はあります。椅子とか床に置くたびに音がなるようなことはないです。
      2.拡張用ジッパー閉めたままでも開閉可能です。少ない荷物の時には閉めたまま収納してます。
      3.重いものを入れた状態で何時間も背負ったことがないのでなんとも、、、。国語辞典程度の厚みだとメイン収納のポケット部分がピッタリな気がしますが、高さ的に難しいということでしょうかね?
      確かにONEは、ガジェットスペースとメイン収納が上下で分かれているので、大きいサイズで厚みのあるものだと入れるスペースが難しいですね。私の場合、ファイル(厚さ1cmくらい)だとPC収納に一緒にしまっていますが、辞典サイズの厚みだと難しそうです。
      短時間なら圧縮スペースでも耐えられると思いますが、毎日の通勤で常に重さのあるものを圧縮スペースに入れておくのは、いくらYKKとはいえファスナーにダメージがいきそうでちょっと個人的にはリスキーだと思います。

      もしもう少し詳しく知りたいこととかあれば、私の分かる範囲でよければお答えできます。

      • 実際に使っている人に教えてもらえて大変参考になりました。
        使い方を間違えなければ大丈夫そうですね。
        ありがとうございます!

        • 出張の際に結構荷物をたくさん入れても背負い心地がよく、気に入って使っております。
          ブログを閲覧してくださりありがとうございました!
          ぜひ快適なビジネスリュックライフを(^^)

          • すみません、追加でもうちょっと教えてもらえないでしょうか。
            Oneの防水性って生地やファスナーの感じからどの程度だとお考えですか?
            止水ファスナーではないですし、あまり雨には降られない方が良かったり、傘をさせない場合はレインカバーがあった方が良さそうなど、私見を教えて頂きたいのですm(_ _)m

          • 防水性についてですね。

            本体生地は防水ですが、ファスナーなどはYKKのアクアガードのような防水性のものではないので、そこまでの過信は禁物だと思います。

            プライベートの旅行などだと、小雨くらいなら気にせず使っています。20分~30分くらい小雨にあたったぐらいでは、中の衣類が濡れたりといったことはありませんでした。ただ、仕事で電子機器や書類が入っている場合には、雨に濡れないようにしています。

            がっつりビチョビチョになるような雨に当たりながら使ったことがないので、限界点がよくわかっておらず申し訳ありません。
            参考までに、、。

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