兵馬俑や青龍寺など、日本人にも人気の高い観光地の多い西安。
西安への旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、西安に来られる観光客の方の多くが心配するのが「現地の人とのコミュニケーション」。
中国語ができて西安に旅行に来られる方はあまり多くないので、やはり頼りになるのは世界共通語の「英語」。
西安の観光スポットでは普通に英語が通じるのでしょうか?ホテルや空港、レストランなどスポット別にご紹介したいと思います。
西安で英語は通じる?
西安の人々の全体的な英語力は…
残念ながらあまり高くありません。。
例えば、通行人などに英語を使って尋ねたりしても、スムーズに英語でコミュニケーションが取れる確率はあまり高くないのが現状です。
ただし、西安の人たちの英語力は場所によっても大きく異なります。実際にスポット別に英語が通じるかどうかご紹介します。
西安の中で英語が通じる場所
外国人観光客が多く訪れる場所だと、基本的に英語でも問題なくコミュニケーションが取れる場合が多いです。
西安の空港
警備員や飲食店のスタッフだと英語が使えないこともありますが、航空会社のスタッフや空港のグランドスタッフはほぼ間違いなく英語が話せます。
また西安の空港も日本と同じように、看板には必ず英語表記もされているので、空港で困ることは少ないです。
関連記事:西安の空港|現地ガイドが解説!バスやタクシー料金は?両替は?深夜到着は?
5つ星ホテル&ユースホステル
シェラトンやヒルトンなど5つ星ホテルは、当たり前ですが英語が使えるスタッフが常駐しています。
また、日本人がよく利用するグランドパーク西安なんかだと、日本語が話せるスタッフも在籍しています。
次に英語が通じるのが西安のユースホステルです。
外国人のバックパッカーが滞在しているので、まず英語でのコミュニケーションには困りません。
逆に、外国人も利用できる安めの3つ星・4つ星ホテルだと、タイミングが悪いと英語があまりしゃべれないスタッフの場合があります。
西安は5つ星ホテルでも1泊1室1万円以下から利用できるので、お財布が許せばしっかりしたホテルを選ぶことをおすすめします。
兵馬俑は英語OK
兵馬俑には、外国人用のガイドが常にいるので、英語も問題なく使えます。
また日本語の話せるガイドもいて、私達の服装を見て日本人とわかるとすぐに近づいてきます。
ちなみにですが、兵馬俑はかなり広く、同じような景色が続くため、ガイドがいないと飽きてしまう方も…。
ガイド費用は2,000円くらいとリーズナブルなのでせっかくなら説明を聞きながらだと、兵馬俑をもっと堪能できます。
他の有名な大雁塔などの観光地だと、基本英語のガイドはいませんが、それでも英語がある程度話せるスタッフはいます。
話しかけたスタッフが英語ができなくても、英語が話せるスタッフを呼んでくれるので有名な観光地ではあまり心配する必要はありません。
また、チケット売り場などはすべて英語表記もされているので安心してください。
西安で英語があまり通じない場所
西安の市内でも、外国人観光客がたくさん利用するのに英語が通じない残念な場所もあります。
後ほどご紹介しますが、しっかりこちらの要望が伝えられるように準備しておきましょう。
町中の小さな飲食店
いわゆる机の上にナプキンが立っているような高級レストランだと英語の話せるスタッフもいるのですが、せっかくの観光、現地の人たちに人気の高い庶民の中華料理も試してみたいですよね。
ただ、回民街は別として、地元民に人気の高い小さな飲食店なんかは英語が通じないところが多いです。
お昼時なんかはかなり忙しそうにしているので、対応がかなり雑なことも…。
食べたいメニューを漢字で紙に書いておいたり、ジェスチャーでなんとか乗り切りましょう。
関連記事;西安の料理|現地ガイドおすすめの絶品料理7選&地元のグルメスポット!
バスやタクシー、地下鉄の運転手&スタッフ
日本人の観光客の方が一番困るのが西安のバスやタクシー、地下鉄などの移動手段かもしれません。
基本的には英語は通じないものと思っておかないといけません。
ただし、地下鉄の場合は、路線は番号式ですし、駅名も英語でアナウンスしてくれるのでなんとかなると思います。きっぷも販売機で英語表示が選択できます。
関連記事:西安の地下鉄|現地ガイドの2019年路線図&乗り方ガイド
タクシーは目的地を紙に書いておくと良いです。西安のタクシーの運転手は地図が苦手な人が少なくないですが、基本的には観光客が行くような場所なら目的地を中国語で見せれば問題なく到着できます。
長距離列車の西安駅周辺以外なら、ぼられることもほとんどないので安心して大丈夫です。
バスは、アナウンスも中国語のみで表記も英語表記はないバスがほとんどです。利用する際には、電光表示の降車地一覧がバスの出口付近に貼ってあれば、点滅するライトで現在地がわかります。昔からの紙の降車地一覧だと、スマホのGPS機能などを使って現在地を確認しましょう。
西安で英語が通じない時の4つの対処法
お願いしたり質問したりしたいのに、英語が通じない…という時には、次の4つの方法で対処しましょう。
1.筆談
日本人が中国へ旅行する時の大きなメリットの一つが漢字です。
実際中国語のメニューなんかを見ていても、なんとなく意味がわかったりします。
なので、何かをお願いしたい時に英語が通じなければ、漢字の単語で書いてみましょう。
これで意外と伝わってしまうことも少なくありません。
2.スマホの翻訳アプリを使う
中国はネット規制でGoogle翻訳は使用できません。
似たような無料アプリに「PAPAGO」というのがあるのですが、中国でも規制なしに利用でき、日本語で喋りかけるとかなり正確に中国語に翻訳してくれます。
iPhoneとAndroidどちらでも利用可能です。
ただし、西安のWIFIは現地の電話番号がないと登録できない方式なので、観光客は基本利用できません。
中国でスマホを利用する場合、リーズナブルに済ませたければ1週間1,000円ほどの旅行用SIMカード、グループでネットを共有したい場合にはレンタルWIFIを利用しましょう。
問題なく繋がりました。
Simフリールーターに入れて利用しました。
まず、香港で問題なく繋がりました。
その後、中国の南の地域を転々としましたが、7日間問題なく繋がったので、本当に便利でした。
Sim認識もすぐしましたし、とても便利に利用出来ました。
ホテルにWi-Fiがあるとは限らないので、買ってあると安心です。
リピーターになると思います。
次回も必ず持って行きます!
3.翻訳しておいたものを見せる
旅行前には、あらかじめ泊まるホテルや利用する駅の名前は中国語で表記されている紙やPDFを用意しておくと、旅行がスムーズにできます。
また簡単に旅行会話がまとめられたガイドブックなどがあると、現地の人とのコミュニケーションも楽しめます。
世界散歩でもPDF版で簡単な中国語フレーズ集を無料で用意しているので、もしよければダウンロードしてお役立てください。
関連記事:場面別|旅行・出張で使える厳選中国語フレーズ【無料PDF】
いろいろな場面で使える指差し帳も1冊持っておくと安心です。1,000円以下で買えるので、中国旅行の際には用意しておくと旅が一層楽しめるかもしれません。
使えました
4.若い人を探す
中国全土でそうですが、西安でも学生達の習い事で特に人気の高いのが英語。
高校生~大学生世代の若い人たちは、基本的に最低限の英語は話せますし、英語でのコミュニケーションが全く問題ない子たちも多いです。
なので、英語が通じなくて困った時には、周りにいる若い人たちにヘルプを求めるのもおすすめの方法です。
ほとんどの子は親切に助けてくれます。
西安では英語がなくてもなんとかなる
西安でもマニアックなスポットに行く場合は、英語だけでなくある程度の中国語力が求められますが、日本人旅行者が訪れる観光地やホテルであれば、ほとんどの場所で英語が使えますのでご安心ください。
そして、中国のいろいろなところを訪れてみて感じるので、西安の人々はほとんどが親切です。
わざわざ近くのホテルまで道案内しながら付いてきてくれたり、彼らが知らない場所でもスマホを使って調べてくれたり、日本でよくニュースで取り上げられている中国人に対するイメージは良い意味で崩れるかもしれません。
万が一英語が通じなくても、基本的にはスマホ翻訳アプリや指差し帳、ボディーランゲージがあれば、旅行中は問題ないでしょう。
何より、海外旅行は異なる文化の人々と触れ合うのも醍醐味の一つ。
実際に現地の人とコミュニケーションを取りながら、西安の良さを存分に楽しみましょう。