外出先でも自分専用のエチケットのために欠かせない携帯ウォシュレット。
海外旅行から外出先、アウトドア、賃貸住宅でなど、一度使うと手放せなくなるアイテムです。
中でも人気が高いのが「TOTO」と「パナソニック」の携帯ウォシュレット。
そこで『TOTOとパナソニックの携帯ウォシュレットでどっちにしようか迷っている』という方のために、両方とも愛用している筆者が比較ポイントをレビューしたいと思います。
選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
*「ウォシュレット」はTOTOの商標ですが、便宜上このコンテンツ内ではパナソニックの製品も携帯ウォシュレットと呼んでいます。
筆者:ジンベエ
TOTOとパナソニック携帯ウォシュレットの5つの比較ポイント
TOTOとパナソニックの携帯ウォシュレットの違いを5つのポイントで比較していきます。
どちらも携帯ウォシュレットとしてトップクラスの製品ですが、特徴が異なるので違いを理解するとどちらを選んだら良いかよりわかりやすくなると思います。
1.【機能性】片手で使えるTOTOの方がパナソニックより便利!
使いやすさや機能性という面ではTOTOの携帯ウォシュレットの方がパナソニックよりもずっと便利です。
まずTOTOの携帯ウォシュレットは、電動の携帯ウォシュレットの中で唯一「一体型」構造になっています。
そのため、使用する時には水の補給から洗浄までがすべて片手で操作できます。
それに対してパナソニックの携帯ウォシュレットは、タンクと本体が「分解式」なので、水の補給やタンクと本体の固定には両手での作業が必要になります。
例えば、どうしても和式のトイレしか見つからない時に、中腰でカバンを持ちながら片手で携帯ウォシュレットが使えるのか、それとも両手が必要になるのか、というのは大きな違いになります。
携帯ウォシュレットの扱いやすさはTOTOの携帯ウォシュレットに軍配が上がります。
2.【洗浄力】パナソニックは水圧&ビート洗浄で家庭用並にキレイにしてくれる
多くの方にとって初めて携帯ウォシュレットを選ぶ時の疑問は「携帯ウォシュレットでも水圧は大丈夫?」という点かもしれません。
水圧や洗浄力という点では、これまで使ってきた携帯ウォシュレットの中でパナソニックの製品がダントツでした。
各メーカーの公式サイトを確認すると1分間あたりの水の「吐出量」が記載されているのですが、この数字は水圧を確認するにはあまり役に立ちません。
そこで、筆者が持っている5種類の携帯ウォシュレット全ての水圧をテストして比較してみました。
関連記事:携帯ウォシュレット5選おすすめ比較!使用感を解説!
一番水が遠くまで飛んだのがパナソニックの携帯ウォシュレットでした。
TOTOとパナソニックどちらも水圧の「強/弱」が選べますが、それぞれの「強」の使用感は以下のような感じです。
- TOTOの強の水圧:家庭用の弱~中くらい
- パナソニックの強の水圧:家庭用の中~強くらい
主観的なので伝わりにくいかもしれませんが、TOTOの方は使ってみると『携帯ウォシュレットだけど比較的頑張っているな…』という印象。
パナソニックの方は『え、これ家庭用ウォシュレットと変わらなくない?すごい…』という印象です。
パナソニックの方は水圧も強いですが、家庭用と同じ「ビート洗浄」という機能が搭載されていて、断続的に水が出るのもキレイに洗浄できるポイントなのかもしれません。
携帯ウォシュレットの重要なポイントである洗浄力では、TOTOよりもパナソニックの方が優れていました。
3.【デザイン】おしゃれな見た目ではパナソニックがTOTOを圧倒!
実物を比較するとわかりやすいのですが、デザイン性の良さはパナソニックの携帯ウォシュレットがTOTOを大きく圧倒しています。
TOTOの携帯ウォシュレットは、いかにも“携帯ウォシュレット”という見た目でおしゃれとはとても言えません。良くも悪くも媚びないデザインですね。
それに対してパナソニックの携帯ウォシュレットは、ボトル部分の樹脂素材が切子調になっていて、明るいところではグラーデーションカラーになっています。カラーラインナップも豊富で全6色から選べるので男女問わず使いやすいと思います。
おしゃれなデザインだからこそ、会社のトイレの洗面器で水をボトルに入れたりする際にも携帯ウォシュレットを出しやすいですし、周りの人にも勧めやすいかと思います。
見た目にもこだわる方ならパナソニックの携帯ウォシュレット一択です。
4.【収納性】TOTOとパナソニックどちらも携帯性は抜群
サイズはTOTOとパナソニックの携帯ウォシュレットどちらもコンパクトで、仕事カバンやリュック、レディースポーチの中にも収まる小ささです。
それぞれの収納時のサイズは以下の通りです。
- TOTO:67×46×130mm
- パナソニック:45×45×154mm
TOTOは四角い形状なのに対して、パナソニックはスティック状です。
あと要チェックなのは、TOTOの携帯ウォシュレットには、収納バッグが付属品として付いてきます。
それに対して、パナソニックの携帯ウォシュレットには純正の袋などは用意されていないので、そのまま携帯するのが気になるようであれば、自分で用意する必要があります。
ただ人気の携帯ウォシュレットなので、サードパーティ製ですが、上の画像のようなサイズピッタリの専用ケースがAmazonで購入できます。
ちなみに、TOTOの携帯ウォシュレットとぴったりのケースも同じくAmazonで販売されているので、純正の袋が気に入らなければ別途購入することもできます。
筆者は別に必要性を感じていないので購入していないのですが、口コミを見る限り好評のようです。
5.【コスパ】TOTOの携帯ウォシュレットはパナソニックより1,000円以上リーズナブル
TOTO 携帯ウォシュレット
約6,100円
パナソニック ハンディトワレスリム
約7,200円
*2024年1月執筆時の価格
“論より証拠”で記事作成時の実勢価格をご紹介しました。セールやAmazon、楽天市場などECサイトによって値段は異なりますが、大体いつでもパナソニックの携帯ウォシュレットの方がTOTOよりも1,000円前後高い値段設定になっています。
ただ、どちらを選ぶかに決定的に影響するような価格差ではないので、機能性を選ぶか、洗浄力で選ぶかなど、今回ご紹介した他の4つの違いを比較して自分に合っている製品を選ぶことをおすすめします。
TOTOとパナソニックの携帯ウォシュレットの選び方
TOTOとパナソニックの携帯ウォシュレットの違いについて比較情報をレビューしてみました。
両方を使ってみて、それぞれの特徴をもとにどんな人にはどちらの携帯ウォシュレットがおすすめなのかご紹介します。
TOTOの携帯ウォシュレットは優等生で弱点なし
さすがウォシュレットを世界で初めて作ったTOTOらしく携帯ウォシュレットも非常にクオリティが高いです。
特に片手で操作できる機能性の高さは他の携帯ウォシュレットにはない大きな魅力です。
そして地味なデザイン以外には使っていて特に大きな欠点もなく、オールA評価の優等生のような存在です。
パナソニックの製品よりもリーズナブルなので、「どの携帯ウォシュレットにしようか迷っている」という方は迷わずTOTOの携帯ウォシュレットをおすすめします。
水圧とペットボトル接続はパナソニックの携帯ウォシュレットならでは
優等生タイプのTOTOに対して、パナソニックの携帯ウォシュレットは尖った個性が特徴だと思います。
家庭用を彷彿とさせる高い洗浄力や、まるで携帯ウォシュレットに見えないおしゃれなデザインなど、パナソニックの携帯ウォシュレットでしか満足できない特徴があります。
「一目見た時からパナソニックの携帯ウォシュレットが気になっている」という方は、後から後悔しないようにパナソニックの携帯ウォシュレットをおすすめします。
また、ペットボトルに直接接続できる機能はパナソニックの携帯ウォシュレットにしかありません。
海外では水道水で洗浄すると体調を崩す原因になるのでミネラルウォーターを使うのが一般的です。
ペットボトルに直付けできるパナソニックの携帯ウォシュレットは、海外旅行や海外出張でウォシュレットが必要な方の心強い相棒になってくれます。
携帯ウォシュレットは快適で清潔なおしり洗浄の必需品
「公共トイレのウォシュレットは使いたくない」
「海外でもウォシュレットが必要」
「賃貸住宅でウォシュレットがない」
「介護や赤ちゃんのお世話をもう少し手軽にしたい」
こんな悩みを抱えている方にとって、携帯ウォシュレットは欠かせないアイテムです。
今回は携帯ウォシュレットのジャンルで人気を二分するTOTOとパナソニックの違いや選び方についてご紹介しました。
両方とも完成度が高く、どちらを選んでも失敗はないですが、それぞれの特徴をよく理解して選ぶと、より快適に携帯ウォシュレットが使えると思います。
快適で清潔なトイレタイムにするために今回の情報を役立てていただければ幸いです。