現役ガイドレビュー|携帯ウォシュレット5選おすすめ比較!使用感を解説!

 

一度使うと手放せなくなる“ウォシュレット”

ただ、公共トイレのウォシュレットは衛生面が心配なことが多いですし、海外旅行ではウォシュレットはもちろん、紙も備え付けてないような水準の国も少なくありません。

そんな時に活躍してくれるのが携帯ウォシュレットです。

そこで今回は、実際に人気の携帯ウォシュレットを購入&比較検証してみて、本当におすすめできるトラベルウォシュレットをご紹介したいと思います。

購入を考えている方の参考になれば幸いです。

この記事の
筆者:ジンベエ
海外ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。現役ガイドならではの視点から本当に役立つ“生”のトラベルグッズ情報をお届けします。
*ウォシュレットはTOTOが商標登録している商品名ですが、今回の記事では便宜上TOTO製品意外もウォシュレットと呼んでいます。

ランキングの比較基準などの説明を飛ばして、すぐに1位の携帯ウォシュレットを確認したい方はコチラをタップすると下までスキップできます。

携帯ウォシュレットの比較基準は3つ

おすすめ携帯ウォシュレットの比較

公平なランキングにするために、3つの条件をもとに比較検証しておすすめ携帯ウォシュレットの評価を決めています。

ランキング基準
  • 携帯ウォシュレットとしての機能性&使いやすさ
  • 電池でどこまで出せるのか”水圧の強さ”
  • 毎日持ち運べる携帯性の高さ

1.携帯ウォシュレットとしての性能&使いやすさ

TOTOの携帯ウォシュレット

1つ目の携帯ウォシュレット比較の条件がウォシュレットとしての性能&使いやすさです。

意外とAmazonなどでおすすめに表示される携帯ウォシュレットでも、製品によって使いやすさはバラバラでした。

実際に外出先や海外で使うシチュエーションでそれぞれの製品の長所・短所をご紹介します。

2.携帯ウォシュレットとしての水圧の強力さ

携帯ウォシュレットの強力さ

自宅に備え付けのウォシュレットと違い、携帯ウォシュレットは乾電池や手動で水を出すため、水圧が強力かどうかは気になるポイントですよね。

各メーカーの公式サイトを確認すると、携帯ウォシュレットの水圧イメージとして1秒間あたりの吐出量が記載されていますが、実際にテストしてみたところ各携帯ウォシュレットの強力さを確認するのに吐出量は意外と参考にならないことがわかりました。

3.携帯ウォシュレットとしての携帯しやすさ

ポーチに淹れたTOTOの携帯ウォシュレット

外出先で使用するのにビジネスバッグに収納したり、海外旅行でバックパックに収納したりすることを考えると、コンパクトサイズの携帯しやすさはかなり重要なポイントです。

そして他の人に見られた時に恥ずかしくないデザイン性携帯ポーチの有無もしっかり比較しています。

おすすめ携帯ウォシュレット5選の比較ランキング

携帯ウォシュレットの強力さ比較

では、実際に3つの比較条件に基づいて使ってみてわかった、本当におすすめの携帯ウォシュレットをランキング形式でご紹介したいと思います。

順位 商品名 参考価格
1位 TOTO YEW350 YEW4W3W 約6,300円
2位 パナソニック DL-P300 約7,200円
3位 Viaes 携帯ウォシュレット 約3,600円
4位 ドリテック 携帯ウォシュレット 約2,500円
5位 TONE LIFE 手動携帯ウォシュレット 約1,200円

ジンベエ
携帯ウォシュレットはニッチな商品らしく、なかなか百貨店のトラベルグッズコーナーや家電コーナーに行っても見つかりませんでした。筆者が購入した時には、Amazonなど通販サイトがリーズナブルでした。

1位:TOTO YEW350

TOTOのYew350

携帯ウォシュレットでも完成度は流石のTOTO

  • 性能&使いやすさ:
  • 水圧の強力さ:
  • 携帯しやすさ:

ウォシュレットを世界で初めて作ったのがTOTOですが、やはり携帯ウォシュレットYEW350も圧巻の完成度でした。

ちなみにTOTOの携帯ウォシュレットYEW350と2位のパナソニックのハンディトワレ安心の日本製です。

TOTOの携帯ウォシュレットに水を補給

まず使いやすさですが、TOTOの携帯ウォシュレットYEW350だけが一体式になっていて、分解せずに水が補給できます

海外旅行では、手洗い場の水道は使えないことが多く、ペットボトルの水を移すことになります。
そうすると2位以降の商品は分解式本体・タンク・ペットボトル・ペットボトルの蓋と、持たなければいけないものが多くなるんです。

それも海外のトイレは座れる状態じゃないことも多く、中腰で全部持ちながら操作は結構大変…。

その点、TOTOの携帯ウォシュレットYEW350はワンタッチでキャップが開く方式なので、どこでも給水がしやすいのが魅力です。

TOTOの携帯ウォシュレットの水圧

そして、水圧の強さではパナソニックのハンディトワレに負けましたが、TOTOの携帯ウォシュレットYEW350水のシャワーの安定感がダントツでした。

画像ではわかりにくいかもしれませんが、タンクの水を全部使用しても、水が落ちる範囲がずっと同じで小さな円にしかならないんです。

これがどういうことかというと…

TOTOの携帯ウォシュレットでお尻を洗う

狙ったところをきれいに洗えるんです。

他の携帯ウォシュレットでは、お尻の全体が濡れるけど、きれいに洗浄しきれていないこともありました。

ただ、TOTOの携帯ウォシュレットYEW350は狙ったところをピンポイントで洗えるので、無駄がありません。

タンク容量の180mlで十分です。

携帯ウォシュレットのサイズ比較

サイズも今回のランキングでは最もコンパクトで、厚みもないのでバックパックやビジネスバッグにもサッとしまえます。

専用の携帯ポーチも付属しているので、バックにしまうのに衛生面も安心です。

TOTOの携帯ウォシュレットの強弱ボタン

唯一の難点は、強弱調整がノズル先端にあるため、使用後は直接手を触れて変えられない点でしょうか…。

ただ、基本的にずっと同じ強さで大丈夫なら、問題ありません。

価格は6,000円ほどと、決して一番安い携帯ウォシュレットではありませんが、1度買えばずっと使用するものなので、万能派で断然おすすめなのはTOTO携帯ウォシュレットのYEW350です。

ジンベエ
TOTOの携帯ウォシュレットには、YEW350のほかにYEW4W3Wというのがありますが、基本的にはカラーの違いのみです。
YEW4W3Wはちょっとカラーリングがおしゃれな分、1,000円ほど高いです。
品番 TOTO YEW350 
水量 強:8ml 弱:9ml
水容量 180ml
持続時間 23秒
サイズ 6.7*13*4.6cm
重量 250g
付属品 携帯ポーチ・ストラップ

TOTO携帯ウォシュレットYEW350の口コミ評判

さすが TOTO

海外出張に行く機会が増え購入。結論からすれば、なぜもっと早く購入しなかったのかと後悔しています。もちろんポータブルなので水を入れる手間はありますが、使い心地などは自宅のウォシュレットとほとんど変わりません。海外の低品質なトイレットペーパーを使うストレスが大分軽減されました。
利用者の口コミ

2位:パナソニック ハンディトワレ DL-P300

パナソニックのハンディトワレのロゴ

普通のウォシュレット並に強力

  • 性能&使いやすさ:
  • 水圧の強力さ
  • 携帯しやすさ

今回のランキングでは唯一の参考価格7,000円台と、ちょっと高額なパナソニックのハンディトワレDL-P300

ただし、パナソニックは、TOTOと同じく一般家庭用のウォシュレットを設計・製造しているメーカーだけあって、そのノウハウがハンディトワレにもしっかり生かされています。

パナソニックハンディトワレの強力さ

まず、水圧の強力さは今回のランキングでもダントツの1位でした。

奥のダンボールまで届いてしまい、正確にどれくらい差があるかわかりませんが、TOTOの携帯ウォシュレットとも1m以上の差がありました。

実際に使ってみても、普段自宅でウォシュレットを使用しているのと同じ水圧を感じます。

パナソニックハンディトワレのびーと洗浄

そして、TOTOの携帯ウォシュレットにも搭載されていない機能として、「ビート洗浄」が搭載されています。

リズム洗浄のように水を噴射してくれるので、心地よく洗浄できます。

パナソニックのハンディトワレのボタン

手元に強弱ボタンもあり、好みに合わせて使い分けられますし、あと付属品としてビデノズルも付いてくるので洗い心地を4段階から選べます。

そしてモーターの作動音は、パナソニックのハンディトワレが一番静かでした。

ジンベエ
モーターは前回からのモデルチェンジで改良されて静かになったようです。

日本の公共トイレだと、いきなり大きな音のする携帯ウォシュレットを使用するとドアを開けた時にまわりから変な目で見られることもありますが、パナソニックのハンディトワレくらいのレベルなら気にならないと思います。

そして海外で嬉しいのがパナソニックのハンディトワレにはペットボトルアダプターが付いている点です。

携帯ウォシュレットにペットボトルを装着

日本とは異なるサイズのキャップにも対応できるように2種類のアダプターが付いてるので、基本的にどこの国のマーケットでも対応するミネラルウォーターが見つかります。

ジンベエ
海外の水道水は、衛生レベルが日本と違うのでお腹をこわすことがあります。海外旅行で使用する際にはミネラルウォーターを使うことをおすすめします。

パナソニックのハンディトワレ

携帯ポーチが付属しないのが残念なポイントですが、細長いのでビジネスバッグの折りたたみ傘のスペースにすっぽり収まります。

また、携帯ウォシュレットでも人気モデルなので、↓↓のようにサードパーティ製の専用ポーチなんかもあるみたいです。

“携帯ウォシュレットの水圧の強力さ重視”でお財布が許すなら、おしゃれで一見ウォシュレットとわからないパナソニックのハンディトワレはおすすめです。

品番 Panasonic DL-P300 
水量 強:6ml 弱:4ml
水容量 130ml
持続時間 20秒間
サイズ 4.5*15.4*4.5cm
重量 230g
付属品 ペットボトルアダプター・ストラップ・ビデノズル

パナソニック ハンディトワレ DL-P300の口コミ評判

神製品!

悩んでいる方には本当におすすめです。携帯タイプとは思えない使いやすさで出先で備え付けのウォシュレットが使えない私には必須アイテムになりました。T社の製品とも比べましたが、デザインのスタイリッシュさやペットボトルにも付けられるアダプターが付いているのがこちらを選ぶ大きな理由でした。
利用者の口コミ

3.Viaes(ビアエス) 携帯ウォシュレット

コスパ抜群のビアエス携帯ウォシュレット

リーズナブルな携帯ウォシュレットならコレ!

  • 性能&使いやすさ:
  • 水圧の強力さ
  • 携帯しやすさ

TOTOとパナソニックの約半額で購入できるのがビアエスの携帯ウォシュレットです。

ビアエスは海外旅行に便利なトラベルグッズを輸入販売している日本メーカーなのですが、その中でも携帯ウォシュレットは一番の売れ筋商品です。

ビアエスの携帯ウォシュレットに水を注入

基本的な使い方は、パナソニックのハンディトワレと同じです。

本体と給水タンクを取り外して、水を入れたら固定してスイッチを押すだけです。

ビアエスの強弱ボタン

強弱の2種類が選べて、水の噴射の安定具合もしっかりした商品です。

ビアエスの水の強さ

水圧の強さはTOTOの携帯ウォシュレットよりもちょっと弱いくらいです。

使う人によっては「乾電池だとこんなものか…」と物足りなさを感じるかもしれませんが、ほとんどの方は問題なく使用できると思います。

ちなみにビアエスもペットボトルのアダプターが付属します。
ただ、水を満タンにすれば40秒近く使えるので、使用する機会は少なめかもです。

そして、実はこの形の商品はネット通販でもたくさん出回っています。

4位の富士商もおそらく同じ工場なのではと思っています。

というのも…

ビアエスと富士商の比較

本体部分は全く同じ形状で、水圧も全く同じ強さなんです。

そして富士商も含め、似たような商品はビアエスよりも500円~1,000円ほど安く販売されていますが、おすすめはやはりビアエスです。

ビアエスはこれまで携帯ウォシュレットを販売してきたレビューを基に、しっかり改良されていました。

ビアエスのシリコンキャップ

例えば、この給水タンクのシリコンキャップ

富士商のものはそのまま樹脂です。

基本的に携帯ウォシュレットは濡れた状態で使うことが多いと思うのですが、富士商の給水タンクは形状が原因なのか、水が付いた状態だと開ける時に中が真空のようになって開けにくいことが結構あります。

ところが、ビアエスの給水タンクはシリコンキャップが膨らんだり凹んだりするので、スムーズに開閉が可能です。

他にも1年保証が付いていたりなど、かなり誠意的にこの携帯ウォシュレット販売を行っていると感じられました。
500円くらいの差ならビアエスの携帯ウォシュレットが安心かなと思います。

品番 ビアエス 携帯ウォシュレット
水量 強:3.4ml 弱:2.5ml
水容量 140ml
持続時間 40秒間
サイズ 4.7*16*4.7cm
重量 215g
付属品 専用ポーチ・ペットボトルアダプター・予備ノズル

ビアエス携帯ウォシュレットの口コミ評判

コスパはこれが一番では…

TOTOとPanasonicの製品が人気が高いようですが、お値段も高く手が出ないなと悩んでいる時にこの商品を発見して即購入。水圧や使い心地も問題ありません。水圧は基本ハードモードしか使っていません。寮でウォシュレットがないので毎日お世話になっています。
利用者の口コミ

4.ドリテック 携帯ウォシュレット

富士商の携帯ウォシュレット

中身はほぼビアエスと同じ

  • 性能&使いやすさ:
  • 水圧の強力さ
  • 携帯しやすさ

基本的な性能はすべてビアエスと同じです。

ビアエスのところでは紹介しきれなかった細かいところもご紹介しておきます。

富士商の携帯ウォシュレットの電池蓋

ビアエスとドリテックのこのモデルの携帯ウォシュレットは、電池蓋がとても開けやすいのが特徴です。

ツメが付いているので、力を入れなくても簡単に開閉できます。

TOTOとパナソニックの電池蓋にはこういうツメが付いていなくて、指で開けようと思うと結構苦労します。
*TOTOの方は専用ポーチに開閉用のツメが付いています。

電池自体が毎日使っても1ヶ月以上使えるのでそんなに頻繁に開閉することはないのですが、特にパナソニックさんには次回のモデルチェンジで改良してほしいです。

ジンベエ
パナソニックの取り扱い説明書には「マイナスドライバーなどで…」と書かれています。旅行先で電池交換する時にはどうしたらいいのか…
品番 ドリテック 携帯ウォシュレット
水量 強:3.4ml 弱:2.5ml
水容量 140ml
持続時間 40秒間
サイズ 5*16*5cm
重量 215g
付属品 携帯ポーチ

ドリテック携帯ウォシュレットの口コミ評判

普通に使えます

海外旅行用に購入。使えなくても諦めがつく価格でしたが普通に使えます。人によるのかもしれませんが、水量が1回だと少なめなので海外だとペットボトルのお水も一緒に持ち歩いた方がいいかもです。
利用者からの口コミ

5位:TONE LIFE 手動ウォシュレット

手動の携帯ウォシュレット

災害用の非常用ダンボールにしまいました

  • 性能&使いやすさ:
  • 水圧の強力さ
  • 携帯しやすさ

電動の携帯ウォシュレットが力不足だったら困るからと思い、手動式で口コミ評価が高いこの商品も買っておいたのですが、失敗でした…。

手動式携帯ウォシュレットの強さ

まず、水圧の強さが全然足りません

なのできれいに汚れを落とすことができず、イマイチです。

手動式携帯ウォシュレットの水

そして、水が三つ又でシャワー状になって出るのですが、洗浄範囲が広くて、お尻全体が濡れてしまいます

なのに水圧は足りないため汚れは落としきれないと、ちょっとストレスの溜まる製品でした。

そして一番ダメなのが…

手動式携帯ウォシュレットの専用ポーチ

携帯のしやすさ…

まず専用ポーチがノズルを付けた状態では長さが足りず、一番隠れて欲しい部分が顔を出してしまっています。

手動式携帯ウォシュレットの収納

このようにノズルを中にしまって収納するのが正解だと思うのですが、こうやってしまうためには…

手動式携帯ウォシュレットを分解

こうやって先端のシャワーキャップを外して挙げないと引っ掛かって入ってくれません。

ただ、使用した後にこのシャワーキャップって触りたくないですよね。

なので携帯ウォシュレットなのにものすごく携帯しにくいという大きな欠点を抱えた商品でした。

一応災害時には手動で使えれば何かと重宝するのではと思い、災害用の避難セットのダンボールにしまってあります。

品番 TONE LIFE 手動ウォシュレット
水量 握力任せ
水容量 450ml
持続時間 握力次第
サイズ 6*26*6cm
重量
製造 携帯ポーチ

TONE LIFE 手動ウォシュレットの口コミ評判

防災用

防災バッグに入れておいた方がいいモノリストにあったので買いました。軽くて場所も取らないので良いと思います。使う機会がないのが一番ですが…
利用者の口コミ

おすすめ携帯ウォシュレットでどこでも快適!

おすすめの携帯ウォシュレット

実際に人気の高い携帯ウォシュレットを購入して、比較検証してみました。

おすすめは普通のウォシュレットも製造しているTOTOとパナソニックです。

ちょっと他の携帯ウォシュレットよりお値段はしますが、ほぼ自宅にあるウォシュレットと同じ感覚で使用することができます

外出先から海外まで、携帯ウォシュレットがあるだけで自宅と同じように快適なトイレタイムになるので、1度持つと手放せなくなるアイテムです。

バッグに常備しておくのはいかがでしょうか?

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