パリセイド2-Zレビュー|“軽量”דフロントオープン”は最強!【口コミ評判も】

 

エースのオリジナルブランドace.の中で最も人気の高いスーツケースである「パリセイドZ」がリニューアルして「パリセイド2-Z」になりました。

早速、自腹購入してみたので使用レビューをお届けしたいと思います。
口コミもまだまだ少ないので、長所短所を確認するのにお役立てください。

追記!

シリーズ最新モデルのパリセイド3-Zが発売されました。
今回のモデルチェンジで、使い心地が大幅に改良されています。

↓最新モデルのパリセイド3-Zの使用レビューはコチラから↓

この記事の
筆者:ジンベエ
海外ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。

パリセイド2-Zの概要

パリセイド2-Zのボディ

パリセイド2-Zは、ace.の人気No.1であるパリセイドZのリモデルとして登場しました。

一番の変更点は、ボディシェルをポリカーボネートから新開発のポリプロピレン樹脂に変更して軽量性を向上させている点です。

実際に使ってみると、“軽量性”דフロントオープン”を両立させたことで、他社スーツケースに大きく差をつけた非常に魅力のあるスーツケースに仕上がっています。

パリセイド2-Zの使用レビュー

パリセイド2-Zのロゴ

では実際にパリセイド2-Zを使用してみた感想をレビューしてみたいと思います。

新作モデルということで口コミもまだまだ少ないので、メリット・デメリットを確認するのにお役立てください。

1.パリセイド2-Zの軽量性は最強!

パリセイド2-Zの軽量性

なんと言っても、今回のパリセイド2-Zの魅力は軽量化

前モデルであるパリセイドZと比べると、パリセイド2-Zになって各サイズで300g~400gほど軽くなっています。

もとから軽量スーツケースに分類されていたモデルを、パリセイド2-Zでさらに軽量化させるところにエースさんの大きな企業努力を感じます。

ジンベエ
例えば内装の仕切りをXバンドにするなど、簡単に軽くする方法もありますが、パリセイド2-Zは使いやすさはそのままに軽量化に成功しているのが流石です。

 

特に、今回購入した機内持ち込みでフロントオープンポケットを搭載したパリセイド2-Zの6722は、フロントオープンポケットを搭載しつつ2.9kgという3kg台を切る軽さ。
指一本でもなんとか持てます。

実際、他のフロントオープンを搭載した人気モデルと重量を比較してみました。

エース
パリセイド2-Z
37L 2.9kg
プロテカ
マックスパス3
40L 3.6kg
バーマス
インターシティ
35L 3.1kg
レジェンドウォーカー
BLADE
38L 3.8kg
アメリカンツーリスター
Faro
33L 3.5kg

このように、フロントオープンポケットを搭載した機内持ち込みサイズのスーツケースは基本的に3kg台のものがほとんど

私はパリセイド2-Zの前には3.4kgの機内持ち込みスーツケースを使用していたのですが、実際に手にとってみると500gの差はとても大きいです。

そして、LCCでは重量制限が7kgや10kgなどかなり厳しいことが多いので、ちょっとの差でLCCの重量制限“あるある”の「持って行きたかった服が入れられない」「一目惚れのお土産が入らない」なんて悩みを解決してくれます。

ポリプロピレン樹脂ってどうなの?

パリセイド2-Zのボディシェル素材

ポリカーボネートがはじめてリモワで採用された時にも、ABS樹脂と比べてペコペコとした素材特性で結構評価が分かれました。

今回、エースがパリセイド2-Zに採用した新開発のポリプロピレン樹脂がどんな素材かもよく知らなかったので調べてみました。

ポリプロピレンは炭素と水素から作られ、樹脂の中ではポリカーボネートより軽く最軽量

また、引っ張り強度、圧縮強度、衝撃強度が強いのも特徴だそうです。
ポリカーボネートは薬品に弱い短所がありましたが、ポリプロピレンは耐薬品性も強い

ポリプロピレン(PP)の最大の長所は、その優れた機械的特性にある。 引張強度、衝撃強度、圧縮強度といった機械的強度に優れ、耐摩耗性にも優れている。

短所としてはポリカーボネートと比べると、若干紫外線に弱いみたいなので、保管する際には日光のあたらないところに置いてくほうが良さそうです。
*添加剤を入れて、耐紫外線も強化しているらしいです。

パリセイド2-Zとコーナーストーンの比較

画像の横にあるのはエースコーナーストーンZでポリカーボネート100%ですが、触った感じではポリプロピレン樹脂のボディもポリカーボネートと同じような弾力です。

なのでポリカーボネート製スーツケースを問題なく受け入れられる方は、ポリプロピレン樹脂のパリセイド2-Zも全く問題ないと思います。

2.フロントオープンポケットが便利!

パリセイド2-Zのフロントオープンポケット

パリセイド2-Zでおすすめは、やはりフロントオープンポケットが搭載された機内持ち込みサイズ

フロントオープンポケットは一度使うと利便性の高さから手放せなくなるスーツケース機能ですよね。

保安検査や空港でのちょとした空き時間にノートパソコンなどのガジェットを取り出すのにスムーズです。

パリセイド2-Zのフロントポケット

エースの公式サイトでは…

移動中でも荷物の出し入れが可能なフロントポケット。13インチサイズのノートPCなどが収納可能です。

とありましたが、実際に私の14インチのノートパソコンも全く問題なく収納可能でした。
*使用ノートパソコンはThinkPad T495s

パリセイド2-Zのフロントポケットに収納

反対側にはパスポートやモバイルバッテリーなどを収納するのに便利なメッシュポケットがあります。

6万円するプロテカのマックスパス3と比べるとフロントポケットの仕様は簡素かもしれませんが、出張や旅行で必要な電子機器や身の回り品を入れるには十分な収納力でした。

パリセイド2-ZのTSAロック

フロントポケットにもTSAロックがかけられる仕組みなので、セキュリティ面も安心です。

3.評判の静音キャスターはパリセイド2-Zでも

パリセイド2-Zの静音キャスター

ちょっとマニアックな話なのですが、パリセイドシリーズには静音ダブルキャスターが採用されていて、これはエースのすべてのモデルに搭載されているものではありません。

キャスターの移動のスムーズさは説明するのが難しいですが、空港で引くと1万円のスーツケースとは快適性と静音性が全く違います。

少しの違いに感じるかもしれませんが、キャスター性能の差で結構旅の疲れ方が変わってきます

機内持ち込みサイズには小さめの35mmダブルキャスターが採用されています。

現物で確認できてないのですが、おそらく前モデルと同じく受託手荷物サイズのパリセイド2-Zには50mmサイズのダブルキャスターが採用されていると思います。

4.パリセイド2-Zは純正のスーツケースカバー標準装備

パリセイド2-Zのスーツケースカバー

パリセイド2-Zは前モデルに引き続き、高級感のある光沢感が特徴のボディデザインを採用しています。

ただ、受託手荷物として預けると、どうしてもスーツケースに付くキズが気になりますよね。

そこで、パリセイド2-Zには標準装備で純正のスーツケースカバーが付いてきます。

スーツケースカバーをつけたパリセイド2-Z

後からスーツケースカバーを購入する方も多いですが、ぴったりサイズのものはなかなか見つからないので、助かります。

純正品だけあって高級感があります。

できたらace.のロゴがあるとよかったです。

ジンベエ
サムソナイトは昔からカバー付きのモデルがありましたが、ace.製スーツケースでは初の試みだと思います。

5.パリセイド2-Zの収納力をチェック

パリセイド2-Zに荷物を収納

実際にパリセイド2-Zに3日分の荷物を収納してみました。

フロントポケットの分の収納スペースがどうしても犠牲になっています。

ただ、圧縮バックを使ってあげれば、3日分を収納してもまだお土産分のスペースが残せます。

圧縮バックなしだと、夏なら3日分、夏以外なら2日分くらいでいっぱいだと思います。

実はパリセイドZからパリセイド2-Zになって容量が36Lから37Lとちょっと大きくなっているので、荷物はしっかり入る印象です。

高級感がある内装

軽量化のために内装が簡易になってしまうスーツケースも多いですが、パリセイド2-Zに関しては収納スペースも手を抜いていません。

両側にしっかり仕切りがあって、どちらにもメッシュポケットが付いています。

また左側の収納スペースはラウンドジップになっているのでスーツケースを開けた時に中身が見えることもなく、プライバシーに配慮した作りになっています。

内装にも高級感があって、1万円台後半から買えるスーツケースっぽく見えないです。

パリセイド2-Zの総合評価
パリセイド2-Zの評価エースのブランドコンセプトは「最適形状、最適デザイン」なんですが、パリセイド2-Zはまさにace.らしさに溢れたスーツケースです。
上品な雰囲気と、使い込むごとに感じる機能性手に馴染む品質1万円台後半からのコスパと、軽量なスーツケースを探している方の“最適”な選択肢といえるのではないでしょうか。
長く愛用できる“ちょっと良い”スーツケースをお探しの方におすすめです。

パリセイド2-Zの仕様

パリセイド2-Zのラインナップ

パリセイド2-Zには全7サイズがラインナップされています。

国内メーカーでもこれだけサイズラインナップを揃えているところは珍しく、ニーズに沿ったサイズが選べるのが特徴です。

各モデルのサイズなど仕様を一覧でご紹介します。

モデル サイズ 重量 容量 価格
No.6721 44*35*20cm 2.2kg 22L 20,900円
No.6722フロントオープン 50*39*25cm 2.9kg 37L 24,200円
No.6723 53*36*23cm 2.6kg 32L 22,000円
No.6724拡張機能 53*35*25-29cm 2.9kg 33-39L 25,300円
No.6725 61*41*25cm 3.4kg 45L 24,200円
No.6726 66*45*26cm 3.7kg 58L 27,500円
No.6727 70*49*34cm 4.7kg 94L 31,900円

ジンベエ
上から4つが機内持ち込み対応サイズです。また一番上の6721は300円コインロッカーにも対応したサイズになっています。

パリセイド2-Zの口コミ評判

口コミ評判

発売から時間が経って、少しずつパリセイド2-Zの口コミも集まってきました。

他の方が使ってみた印象についても口コミ評判で確認してみましょう。

いいサイズのスーツケース、静かなキャスター

エースの機内持ち込みはこれで2回目ですが、やっぱりいいサイズです。
このモデルのもう一つの良かった点は静音のキャスターです。
でこぼこの路面やアスファルトでのノイズが劇的に小さくなりました。
公式ストアの口コミ

迷わず買って良し

他のメーカーと比較し悩んでいました。価格がこちらの方が安く実際の商品を見ていないので不安でした。
aceというブランドを信用し思い切って購入。なんで迷っていたんだろうと後悔する程買ってよかったと満足しています。
軽い、タイヤの動き良く操作性問題なし。色味は写真より爽やかな感じ。大きすぎずちょうどいい感じ。旅行が楽しみになりますね。
公式ストアの口コミ

軽い&とても便利

32Lモデルにだけ、両面の収納部にメッシュポケット付きカバーがあるのがとてもよいです。荷物の目隠しになり、急に人前でスーツケースを開けて荷物を取り出さないといけないことになってもまったく困りません。中の見えるメッシュポケットはこまごまとしたものの収納にも便利です。

本体は軽量、ホイールも軽くて持ち運びが楽です。

ただ、デザインは写真で見るより特徴的で、銀色のドットが写真より目立つ気がします。
また、軽いので電車のなかでは転がりやすいです。ストッパーがあればもっと便利だったかも。

総合的にはとても気に入っています。

公式ストアの口コミ

もともと口コミ評判の平均評価4.66のパリセイドZの改良版なので当たり前かもしれませんが、口コミ評判はかなり高めです。

今回のレビューを見た方の中で実際にパリセイド2-Zを購入された方がいらっしゃれば、ぜひ口コミをコメント欄からお寄せいただければ幸いです。

ジンベエ
口コミでキャスターストッパーを求める声が多かったですが、「パリセイド3-Z」でついに搭載となりました。

軽量化で魅力を増したパリセイド2-Z

パリセイド2-ZのTSAロック

エースの人気No.1モデルがリモデルして登場したパリセイド2-Z

定評のあるキャスターや内装はそのままに、軽量化してより使いやすくなりました。

重量制限に厳しいLCCから、国内旅行やフラッグシップキャリアを使った出張まで、日本人のあらゆる移動スタイルに合わせて進化を続けているスーツケースを手にとってみるのはいかがでしょうか?

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