海外旅行や出張の頼れる相棒になってくれる音声翻訳機ポケトーク。
でも、中には…
- ポケトークを購入したけど充電できない!
- 久しぶりの旅行でポケトークを出してきたら充電が始まらない!
こんな悩みをお持ちでしょうか?
ポケトークWとポケトークS/S Plusそれぞれの充電できない際の2ステップで解決する方法をご紹介します。
筆者:ジンベエ
2ステップで解決するポケトークの「充電できない」
ポケトークが充電できないというのは、実はポケトークユーザーの多くの方が経験している問題です。
ただ、ポケトークの充電できない問題は、簡単にできる解決策があるのでご紹介します。
1.【新品購入時】代用の充電器で充電できない!
まず、新しくポケトークを購入した方で「充電できない」とお悩みの方向けの解決方法です。
「久しぶりにポケトークを充電しようと思ったら充電できない」という方も、充電器や充電ケーブルをまず一緒に確認しましょう。
ポケトークの充電端子は『Type-C』です。
そして要注意なのが、充電器に差す側の端子です。
最近はTypeC×TypeC(ケーブルの両側がTypeC)の高速充電器が主流になってきていますが、実はポケトークはPD高速充電器など、TypeC-TypeCの充電ケーブルや充電器には対応していません。
そのため、Ankerなどの高速充電器を代用として使用すると、差し込んでも充電ができないのです。
一番良い方法は『純正の充電アダプターと充電ケーブル』を使用することです。
ただ、「もう純正の充電器とケーブルは捨ててしまった…」という方もおられると思います。
その場合には、家にあるTypeA×TypeC(片側がTypeAでもう片方がTypeC)のケーブルと充電器を使って試してみて下さい。
もし対応するケーブルを持っていなければ、Ankerのしっかり使えるものでも1,000円以下で購入できます。
TypeA×TypeCのケーブルを使っても充電が始まらない場合には、バッテリーが消費し切って保護機能が働いている可能性があるので次のステップに進みます。
保護機能のリセット方法はポケトークWとポケトークSで違うので、お持ちのポケトークに合わせてリセットしてみましょう。
2.【ポケトークW】充電できない時のリセット方法
ポケトークWは、リチウムイオン電池の残量が使い果たされると、保護回路が働くことがあります。
以下の方法で保護回路をリセットして、充電できない状態が改善するかどうか試してみて下さい。
- 純正、もしくは代用の充電器とケーブルを使用して、30分間充電する。
- USBケーブルを抜き、すぐに差し直す。
- 10秒ほど待って、画面に充電アイコンが表示されるのを確認する
もし1回で充電アイコンが表示されなければ、同じステップを4,5回繰り返します。
これで保護回路がリセットされて、通常通りに100%まで充電すれば、問題解決です。
この方法でも充電アイコンが表示されなければ、残念ながらバッテリーがすでに死んでしまっている可能性が高いです。
ポケトークWのバッテリー交換費用
ポケトークを販売しているソースネクストのカスタマーセンターに問い合わせたところ、ポケトークWの交換修理は行っていないそうです。
ポケトークWのバッテリーがだめになってしまった場合には、買い替え一択のようです。
2.【ポケトークS・S Plus】充電できない時のリセット方法
ポケトークSかポケトークS Plusをお使いで、久しぶりに充電したら充電できなくなっている場合、ポケトークWと同じく内蔵されているリチウムイオン電池の残量が使い果たされて保護回路が働いている状態の可能性が高いです。
以下の手順で保護回路のリセットを試してみましょう。
- 純正、もしくは代用の充電器・ケーブルをポケトークと繋げる
- 差し込んだら、すぐに本体右上の電源ボタンを60秒間、長押しする
- 10分ほど放置して、画面に充電アイコンが表示されるかどうかを確認する
このステップで充電が始まれば、後は100%になるまで充電すれば問題解決です。
保護回路をリセットしてみても充電ができないようだと、残念ながらバッテリーがすでに死んでしまっている可能性が高いです。
ポケトークS・S Plusのバッテリー交換費用(追記あり)
ソースネクストに問い合わせてみたところ、ポケトークSとポケトークS Plusのバッテリー交換には対応しているそうです。
バッテリー交換にかかる費用は…
- バッテリー交換費用:約9,000円
- 発送料:650円
- 代引き手数料:400円
とのことで、合計約10,000円で新品のバッテリーに交換してくれます。
ポケトークS・ポケトークS Plusは3万円以上する高級翻訳機なので、バッテリーがだめになってしまっても買い替えるよりバッテリー交換を依頼したほうがリーズナブルに済みますね。
2022年7月16日追記
残念ながら、ポケトークSとポケトークS Plusの電池交換の修理対応も終了してしまいました。
保証期間内であれば無償で新しい端末へ交換対応となるようですが、保証を過ぎている場合には残念ながら新しいポケトークを購入する必要があるそうです。
また、どうしても「カメラ翻訳機能のあるポケトークSを使いたい!」という場合には、レンタルも一つの方法です。
4日間レンタルしても、往復送料無料で3,500円ほどで利用できるので、新品を買い直すよりもずっと低コストに抑えられます。
ポケトークの電池を長持ちさせる方法
ポケトークの『充電できない』問題は、ほとんどがリチウムイオン電池の残量を使い切ってしまうことで保護回路が働いたり、電池が劣化してしまうことで起こります。
仮に今回ご紹介した方法で充電が再開できるようになったとしても、リチウムイオン電池は特性上バッテリー残量が0の状態が続くと、性能が低下して使える時間が短くなってしまう原因になります。
特に旅行でポケトークを使う方は、使用頻度が2,3ヶ月に1回、時には1年に1回という場合もあるため、このバッテリー問題が起きやすくなります。
バッテリーを生きた状態で保管するための秘訣が『使用後に充電して、ボタン長押しで電源を切る』です。
電源ボタンを軽く押すと画面が真っ暗になりますが、それはスタンバイの状態なので、そのままにしておくと数日でバッテリー残量が0になってしまいます。
そのため、旅行が終わったらポケトークの電源を落とすようにしましょう。
ポケトークW・ポケトークS・ポケトークS Plusのどのモデルも、電源ボタンを長押しすると、「電源を切る・再起動する」と表示されるので、「電源を切る」をタップしましょう。
この方法で電源を完全に落とすと、しばらく放っておいてもバッテリーの消費を最小限に抑えることができます。
もしできれば、数ヶ月に一度くらいは、充電器と接続してバッテリー残量がどれくらいか確認してあげるとさらに良いです。
ポケトークの『充電できない』を解決しよう!
ポケトークが充電できなくなってしまった場合の、2ステップで解決する方法をご紹介しました。
- TypeA-TypeCの対応しているケーブルと充電器を使用する
- ポケトークのバッテリー保護機能をリセットする
この2つのステップを試すと、ほとんどの方のバッテリー充電できない問題は解決できると思います。
ポケトークは持っているだけで海外旅行をより快適・安心に楽しめる次世代のトラベルグッズです。
しっかり充電して、次回の旅行に役立てましょう!