「スーツケースの鍵を紛失してしまった…」「ダイヤルの番号がわからなくなってしまった」なんて経験のある方もいるのではないでしょうか。

そこで、悪用禁止ですが、緊急時になんとかしてシリンダー式とダイヤル式のTSAロックの鍵を開けるための方法をご紹介します。

プロに頼むとかかるTSAロック鍵開け費用

鍵業者にお願いしてスーツケースの鍵を開けると、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

持ち込みの場合…2,000円~4,000円
来てもらう場合…8,000円~

*これからご紹介する方法は、下手に行うとスーツケースの鍵穴を傷めてしまう可能性もあるので、不安な方はプロにお任せしましょう。

スーツケースのTSAロックの開け方

すでに海外に着いてしまっていたり、なんとかリーズナブルに解決したい、という時には、自分でもスーツケースのTSAロックを開ける方法があります。

シリンダー式とダイヤル式では解除方法が異なるため、それぞれの方法を画像で解説しながらご紹介します。

*この方法は悪用禁止です。必ず自分のスーツケースでのみ使うようにしましょう。また下手に行うとスーツケースの鍵穴を傷めてしまう可能性もあるので、自己責任でお願いします。

1.シリンダー式TSAロックの開け方

用意するもの
  • ヘアピン:2本

ヘアピンの他に、安全ピンやクリップなど、一定の強度のある針金なら、なんでも大丈夫です。
わかりやすくするために1本の針金を針金A、もう1本を針金Bとします。

シリンダーの穴の上下には可動式のピンがあり、上と下に押し込まれることでシリンダーが回る仕組みになっています。

イメージを動画で確認しておくと初めてでもスムーズかもしれません。

シリンダー式TSAロックの解除方法

  1. 針金作成

    針金Aを先端から4,5cmのところで90度に曲げます。
    針金Bはまっすぐのままで大丈夫です。
  2. 下部のピン下げ

    針金Aを使って、鍵穴の下部にあるピンを下に下げます。
    下部のピンは1本しかないので簡単です。
    そしてシリンダーを回す方向へ力を少し入れておきましょう。
  3. 上部のピン上げ

    針金Bを使って、鍵穴の上部にあるピンを上へ一つずつ上げていきます。
    上部のピンは複数あるので、手前から一つずつ上げていきます。
    ピンが上へ上がると指先が少し軽くなるのがわかります。
    指先の感覚に神経を集中させましょう。
  4. シリンダーを回す

    針金Bで一番奥の上部ピンまで上へ上げたら、2本のピンを使いながら鍵を回してロックが解錠できます。
  5. 鍵の代用

    同じ仕方でロックを施錠することもできますが、面倒なのでスーツケース用の南京錠を購入するか、TSAロック付きのスーツケースベルトを使用しましょう。
    施錠しないままでいると、盗難にあったり、衝撃でスーツケースが開いて荷物が散乱したりする可能性があります。

ダイヤル式TSAロックの開け方

開かなくなったダイヤル式TSAロック

用意するもの
  • ライト(スマホでも可)

最近ではダイヤル式のTSAロックも増えてきました。

番号さえ覚えておけば、鍵の紛失の心配が必要ないのが大きなメリットですが、実はダイヤル式のTSAロックを解錠したままの状態にしておくと、衝撃などで設定番号が勝手に変わってしまうことがあります。

また、「番号を忘れてしまった」というお客様も意外と少なくありません。

ダイヤル式は、意外と簡単に解錠番号を見つけることができます。

ダイヤル式TSAロックの解除方法

ダイヤル式は歯車の下を確認

  1. ダイヤル下の凹みを見つける
    ダイヤル式の場合、注目するのはダイヤルの下の隙間です。
    暗いと見えづらいので、ライトで照らしながら確認しましょう。

    ダイヤルを回していくと、必ず少し凹んで線のように見えるラインが見つかります。ダイヤル式TSAロックの仕組み
  2. ダイヤルの凹みの位置を合わせる
    3つのダイヤルの線のように見える凹みを確認できたら、凹みの位置を3つのダイヤルすべて同じ位置に合わせます。
    ダイヤルにふられた番号はまだ関係ありません。
    TSAロックのダイヤルをあわせる
  3. ダイヤルを一つずつ回して、解錠確認
    3つのダイヤルを合わせたら、左から順番に1つ動かします。
    3つのダイヤルをすべて同じ方向に1つ動かしたら、解錠ボタンを押して開くかどうか試しましょう。
    ダイヤルを一つ回す
  4. 解錠するまで繰り返す
    解錠ボタンを押して開かなければ、また3つのダイヤルを一つ分だけ動かします。
    そして同じように解錠ボタンを押して、開くかどうか確かめます。
    ダイヤルが1周するまでの間に、必ず解錠できる仕組みになっています。
    そして解錠した時のダイヤルの数字が現在設定されている暗証番号です。
    ダイヤル式TSAロック解錠成功
  5. 新しい暗証番号の設定
    現在の暗証番号がわかったら、再設定ボタンをピンなどで押して、覚えやすい暗証番号を選び直しましょう。
    新しい暗証番号にダイヤルを回したら、解錠ボタンを押して再設定完了です。暗証番号の再設定ピン
ダイヤル下の隙間から確認できない場合…

時々ではありますが、ダイヤル下の隙間が狭かったり、暗かったりしてよく確認できないことがあります。

その場合は残念ですが、全パターンを試すほかありません。

実はプロに預けても、見えない場合はスタッフが裏で全部の数字を試して暗証番号を見つけています。

というのも3桁しかないので、15分ほどあれば暗証番号が見つけられるんです。

業者に依頼してもやることは一緒なので、ダイヤル式でTSAロックが開かなくなった時には、まず隙間から線のように見える凹みを探しましょう。
見つからなければ、全パターンを根気強く試して暗証番号を見つけましょう。

スーツケースのシリンダーとダイヤルのTSAロック解錠は素人でも何とかなる

「鍵を紛失して、スーツケースが開けられない…」なんて経験をしたことのある方も少なくないのではないでしょうか?

大きく分けて鍵が必要なシリンダー式と暗証番号で解錠するダイヤル式がありますが、どちらも素人でも今回ご紹介した方法を使えば解除することが可能です。

どうしてもプロにお願いできない時にも、自分で解決できるように覚えておいて損はありません。もちろん悪用禁止・自己責任ですが、困った時にはご活用下さい。