
2018年の発売以降20万本を超す売上を上げているエース代表格のビジネスリュック・ガジェタブル。
実際、電車内でガジェタブルを使っていると同じ車両で他のビジネスマンが使っているのもよく見かけます。
ただガジェタブルを検討中の方の中には「ガジェタブルが気になるんだけど、種類が多すぎて違いがわからない…」という方もおられるのではないでしょうか?
エースは日本のビジネスパーソンの多様なニーズに応えた様々な種類のガジェタブルを開発・販売しています。そのため選択肢がかなり多いんです。
そこで、今回の特集では最新モデルも含めた全7種類のガジェタブルシリーズの特徴や違いをわかりやすく比較しながらお伝えしたいと思います。
ガジェタブルが気になっている方は、自分にピッタリのモデルを見つけるのにお役立てください。
ガジェタブルのネーミングに込められた意味
*画像は筆者所有のガジェタブルCB
まず、ガジェタブル/GADGETABLEという製品名は、エースがこのシリーズのために作った造語です。
ガジェタブルというネーミングには…
という意味があるそうです。
「移動しやすいスリムな形状かつ、PCなどのビジネスツールを効率的に運べる」というガジェタブルの特徴から取られたネーミングだそうです。
たしかにガジェタブルはそんな機能派な名前がピッタリのビジネスリュックです。
ちなみにですが、2018年の「電車内迷惑行為ランキング」では“荷物の持ち方”が1位でしたが、ガジェタブルのヒット以降、2019年には3位、2020年には6位と徐々にランキングが変化しています。
ガジェタブルの登場で“ビジネスリュックの前持ちスタイル”が浸透して、他メーカーさんも薄マチのビジネスリュックをよく作るようになりました。
エースのガジェタブルはその元祖とも言える存在です。
ガジェタブルシリーズ全種類共通の4つの特徴
ガジェタブルシリーズは各種類によって耐久性や防水性といった特色の違いがありますが、ビジネスリュックとしての基本的な使い心地は全種類で共通しているため大きな違いはありません。
筆者も個人的に特に気に入っている4つの特徴をご紹介します。
1.電車で重宝する「ユーティリティポケット」
ガジェタブルを使いながら一番重宝しているのがトップ部分のユーティリティポケットです。
ガジェタブルは薄マチスタイルなので、電車の中で人が少なければそのまま背負っていても問題ありません。たださすがに満員電車になると前向きに持ち替えます。
ガジェタブルを前向きで持つと、ユーティリティポケットが丁度手の届くところにあって、スマホが取り出しやすくなっています。
スマホを取り出した後は、グラブハンドルの所に手を置きながらスマホをいじると、肩が疲れにくくておすすめです。
また、ポケット内部が柔らかいパイル地になっているので、サングラスやメガネなどをそのまま収納することもできるそうです。*筆者はカバーを使っていますが…
2.ビジネスリュックにも必須な「チェストベルト」
ガジェタブルシリーズは全種類にチェストベルトが採用されています。
アウトドアバッグなんかでは必ず付いているのですが、ビジネスリュックの中にはチェストベルトがないものが少なくありません。
ただ、チェストベルトはビジネスリュックにも必須な機能だと思います。
時間がギリギリで走ったり、自転車に乗ったりする時にチェストベルトがあると、背負ったリュックサックがぐらぐらしにくく安定してくれます。
「スタイル的にどうしてもチェストベルトは好みじゃない」という方は取り外しも可能です。
3.荷物が取り出しやすい機能派な「収納」
筆者は仕事柄これまで40種類以上のリュックサックを使ってきましたが、良いビジネスリュックは使っていると「ここにポケットがあると助かるな…」というところに丁度良い収納があります。
ガジェタブルシリーズの収納はまさに“良いビジネスリュック”のそれで、ビジネスパーソンの幅広いワークスタイルに合わせられる懐の広さが感じられます。
例えばドリンクホルダーを見ても、生地に吸水速乾性に優れるメッシュが使われていて、雨の日や夏場ペットボトルなんかを収納するのにも安心です。
リュックの中に書類や電子機器が入っていると駅に到着してから使用後の折りたたみ傘のしまいどころに困ることがあったので、このポケットは秀逸です。
また、筆者が持っているのは15Lサイズのものですが、薄マチながら細めの弁当箱であれば十分に入る収納力を持っています。弁当男子も安心です。
4.出張から旅行まで使いたくなる「セットアップ機能」
*ちなみに画像のスーツケースはエースの新作パリセイド3-Zです。
スーツケースを多く手掛けるエースのビジネスリュックらしく、ガジェタブルは全種類にスーツケースへセットアップできる機能が搭載されています。
出張や旅行時にパソコンやタブレット、カメラなどをビジネスリュックに収納しておくと、長い移動時間の間に結構肩に疲労感を感じますが、セットアップ機能があるだけで、手ぶらで移動ができるようになる非常に利便性が高い機能です。
ここまでが全種類のガジェタブルに共通する特徴です。他にもいろいろ使っていてお気に入りの部分はあるのですが、長くなりすぎるのでこれくらいにしたいと思います。
基本的な使い心地自体はどの種類を選んでもほとんど同じなので、ガジェタブルを選ぶ場合には+αで何を求めるかが重要です。
全7種類!ガジェタブル各モデルの違い比較解説!
エースのガジェタブルシリーズは現在7種類がラインナップされています。
すでにご紹介した通り、ガジェタブルシリーズの基本的なビジネスリュックとしての使い心地はどの種類を選んでも違いはほとんどありません。
そのため、どの種類のガジェタブルを選ぶかを決める上で重要なのが…
です。
ガジェタブルの各種類それぞれに特色があるため、自分のワークスタイルや好みに合ったモデルを比較しながら見つけましょう。
まず、簡単に全7種類のモデルの違いをざっと確認してみましょう。
モデル名 | 特徴 | 価格 |
ガジェタブル | オールマイティーな使いやすさ | 18,700円~ |
ガジェタブル CB | バリスティックナイロンの耐久性 | 20,900円~ |
ガジェタブル WR | 雨に負けない耐水性 | 18,700円~ |
ガジェタブル ヘザー | 高級感のある生地デザイン | 20,900円~ |
ガジェタブル スペクトラ | ガジェタブル史上最強強度 | 23,100円~ |
ガジェタブル ランバスⅡ | スキミング防止機能&耐水性 | 22,000円~ |
ガジェタブルHG | 最新モデルで5つの機能をプラス | 25,300円~ |
ガジェタブルで現在販売されているのは以上の7種類です。
特徴を比較・確認してみて、興味のあるガジェタブルは見つかったでしょうか?
では、さらに詳しくガジェタブル各種類の特色もチェックしてみましょう。
1.大定番の元祖「ガジェタブル」
- スリムボディに収納力を凝縮
- 必要十分な機能でリーズナブル
グッドデザイン賞を受賞した元祖ガジェタブルです。
+αな機能を搭載した様々な派生モデルが発売されたため、少し影が薄くなってしまった感は否めませんが、正統派ビジネスリュックとしての使いやすさや品質は必要十分。
そして他の派生モデルにない魅力が“コストパフォーマンス”です。
他の種類のガジェタブルは、+αな機能を搭載したことでお値段も当然高くなっています。
ですがノーマルのガジェタブルであれば、2万円以下からでも購入可能。
「今まで1万円以下のビジネスリュックを使っていたけど、ちょっと良いものを使ってみたい」という方にはピッタリの選択肢だと思います。
また、ノーマルガジェタブルは撥水性が心配と誤解されがちですが、実はノーマルガジェタブルも生地表面にテフロン加工が施されているため、小雨くらいであれば心配なく使用できます。*撥水性は徐々に弱くなるので、必要に応じて防水スプレーでケアしてあげましょう
ガジェタブルのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブルの口コミ評判
重さを感じさせない
2.人気No.1の耐久性×使いやさのバランス「ガジェタブルCB」
一番人気
- 1260dnコーデュラバリスティックナイロンを使用した耐久性
- 耐久性の高いメイン生地を採用していても軽量
たくさんの種類があって選ぶのが難しいガジェタブルですが、全モデルの中で最も人気なのがガジェタブルCBです。
ガジェタブルCBの“CB”は「Cordura Ballistic」の略。
ガジェタブルCBは、防弾チョッキにも使用されるコーデュラバリスティックナイロンをメイン素材に使用しているのが大きな特徴です。
生地素材は軍事用に使われるほど強度が高く、引き裂きや摩耗にも強いため、荷物を入れた状態でも型崩れしにくくガシガシ使えます。
何年も同じビジネスリュックを愛用したい方や、通勤で荷物を沢山持ち歩くような方に向いています。
また、目立たないポイントですが、ガジェタブルCBに使われている1260dnコーデュラバリスティックナイロンという生地は非常に高密度なため耐久性には優れますが、重量が重くなりがちなのが欠点。
ですがガジェタブルCBは人気のある15Lサイズモデルで1,010gと軽量感もしっかりキープされています。
耐久性×機能性×軽量性と3拍子揃ったビジネスリュックのため人気なのも頷けます。
ガジェタブルCBのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブルCBの口コミ評判
合理的
さらに、ポケットの配置が多彩で絶妙。横から折りたたみ傘を入れられるファスナー、前抱え時に一番顔近くにくるポケットは思った以上に便利。加えてYKK社ファスナーの安心感は日本人なら誰もが実感してるところじゃないかと思います。
総合的にはさすがエース。利用シーンのことをとことん考え抜いて作り上げていることが伝わってきます。
3.高撥水で雨に負けない「ガジェタブルWR」
- 日本の気候に合った耐水性
- 滑らかで光沢のある素材質感
ガジェタブルWRの“WR”は「Water Resistance」で、優れた耐水性が特徴のビジネスリュックです。
本体のメイン素材に耐水性を高めるためにPVC加工が施されています。
ビジネスリュックによく施される撥水加工は徐々に撥水性が失われますが、PVC加工は経年劣化しにくいため、高い撥水性を長期間キープできるのが魅力です。
またガジェタブルWRにはPVC加工に加えてシリコンコートも施されています。
シリコンコートによって表面には高級感のある光沢が生まれ、手で触ると他の種類のガジェタブルにはない滑らかな質感があります。
自転車通勤しておられる方や、大事なビジネスツールを水濡れから守りたい方におすすめのモデルです。
ガジェタブルWRのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブルWRの口コミ評判
軽くて楽!
軽いけど耐久性も大丈夫な感じ。
雨に濡れた傘も電車内ですぐに格納できるのも使いやすい。防水機能も今のとこちゃんとしてます。
収納力もけっこうあって、個別に収納場所が別れててGOOD。
何年か使って壊れても同じの買うと思う。
4.上品な見た目で大人の男性におすすめ「ガジェタブルヘザー」
- 大人の男性が使いやすい上品な質感
- 防水性もトップクラス
「ガジェタブルシリーズはなんだか若者向けな雰囲気がして自分で使うのはちょっと心配…」という大人のビジネスパーソンにおすすめなのがガジェタブルヘザーです。
メイン生地に洒落感のある杢調の生地を使用することで他のガジェタブルよりも上品に仕上げられています。
これまで仕事用カバンのリュックスタイルに躊躇していた方も手に取りやすいかと思います。
また目立たないポイントですが、実はガジェタブルヘザーにもガジェタブルWRと同じく耐水性を高めるため本体生地にPVC加工、ファスナー部分にPUラミネート加工が施されており、雨の日に水の内部への侵入を防ぎます。
ガジェタブルヘザーのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブルヘザーの口コミ評判
機能抜群
5.シリーズ史上最強の耐久性「ガジェタブル スペクトラ」
- 繊維界最強レベル「スペクトラ」を使用
- 背面に新たな立体メッシュパッド採用
2021年8月に新発売となったガジェタブル スペクトラ。
シリーズ史上最強強度を誇る高い耐久性が大きな特徴です。
本体生地には軍事用素材として知名度の高いアラミド繊維よりもさらに1.4倍高い強度を持つ米国ハネウェル社のスペクトラ繊維をコーデュラナイロンに織り込んだ生地を採用。
ノートPCだけでなく、タブレットやモバイルモニター、多数の書類など、仕事でかなりの重量の荷物を持ち歩かなければならないビジネスパーソンにおすすめしたいタフなビジネスリュックです。
また、ガジェタブルスペクトラでは新たに背面システムが見直され、立体メッシュ構造が採用されました。
背負った状態でも凹凸で空気の流れを作り、背中の蒸れを軽減しています。
23,000円台からとガジェタブルシリーズの中では高価格帯ですが、お財布が許すならおすすめしたい強靭なビジネスリュックです。
ガジェタブル スペクトラのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブル スペクトラの口コミ評判
6.海外出張に安心な「ガジェタブル ランバスⅡ」
- 海外で安心なスキミング防止機能
- スコールでも安心な耐水性能
ガジェタブル ランバスⅡはセキュリティ機能×耐水性能を組み合わせたビジネスリュックです。
日本ではスキミングの件数はここ10年で半数以下まで減少していますが、海外の治安の良くない地域では被害に遭う可能性があるため注意が必要です。
ガジェタブルランバスⅡは、上下2つのフロントポケット部分にスキミング防止加工が施されています。
スキミングに使われるスキマーと呼ばれる機械は0.5秒ほどでクレジットカード情報を盗みますが、ランバスⅡのフロントポケットにお財布を収納しておけばスキミング被害を防げます。
また、ガジェタブルランバスⅡには、ガジェタブルWRと同じく本体生地にはPVCコーティングが施され、ファスナー部分にもポリウレタン樹脂コーティングが施されているため、海外でスコールなどの強い雨からもリュックの中身を守ってくれます。
ガジェタブルランバスⅡのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
3WAY | 14L | 40×29×10cm | |
3WAY | 16L | 43×30×10cm |
ガジェタブルランバスⅡの口コミ評判
使い勝手バツグン
購入して良かったです
7.さらに進化したシリーズ最新作「ガジェタブルHG」
2021年9月新発売
- 新たに5つの機能が追加された最新モデル
ガジェタブルHGは、ガジェタブルシリーズの最新モデルです。
新たに採用された5つの新機能が他の種類のガジェタブルとの大きな違いです。
【5つの新機能】
- ファスナーの金属音を軽減するためのファスナーカバー
- デッドスペースになりやすい上部用に脱着式ポーチ
- 肩のフィット感を高めるための滑り止め
- 背面部に貴重品を入れられるセキュリティポケット
- マスクの保管に効果的な抗菌・抗ウィルス加工ポケット
もともとから非常に使い勝手の良いビジネスリュックでしたが、ユーザーからのフィードバックや、現在のビジネスシーンでのニーズに応えてさらに改良が加えられています。
最適解を追求し続けるエースのガジェタブルの改良版を使ってみたい方はガジェタブルHG一択です。
ただし、現在まででラインナップされているのはリュックモデルのみで、3WAYモデルについてはまだ発表されていません。
ガジェタブルHGのサイズラインナップ
*品番をタップすると公式サイトへジャンプします。
品番 | タイプ | 容量 | サイズ |
リュック | 9L | 26×35×9cm | |
リュック | 13L | 28×39×10cm | |
人気 | リュック | 15L | 30×42×10cm |
ガジェタブルHGの口コミ評判
通勤最適化にはガジェタブルを選ぼう
エースのビジネスリュックの中でもベストセラーとなっているガジェタブルシリーズ。
今回はガジェタブル各モデルの特色や違いについて種類ごとに比較しながらご紹介しました。
ガジェタブル自体に多様化するビジネスシーンで快適に使える基本的な性能が搭載されていますが、各種類によって耐久性や防水性が高められていたり、防犯性能がプラスされていたりなど特徴が異なります。
それぞれの働き方や通勤スタイルに合わせて最適解なガジェタブルを見つけましょう。