速乾タオルは旅行の必需品の一つ。
1枚持っておくと、ご当地の温泉を楽しんだり、突然雨に降られたり、アクティビティを満喫したりするのにも安心です。
そこで今回の記事では、実際に現役ガイドが使用した速乾タオルの中から特におすすめの製品を厳選して紹介します。
- 「リュックで持ち歩きやすいコンパクトな海外旅行用のタオルは?」
- 「ぐんぐん水を吸って一瞬で乾く吸水速乾性の良い旅行用タオルは?」
といった旅行好きの方の悩み解決のお役に立てば幸いです。
筆者:ジンベエ
旅行用におすすめのタオル!選び方の3つのポイント
今回のランキングは、旅行用タオルに求められる以下の3つのポイントを主に評価して作成しています。
- 「携帯性」
- 「使い心地」
- 「吸水速乾性」
旅行用タオルに求められるポイントは、自宅用タオルとは少し異なります。
そこで各タオルも旅行用にフォーカスしてレビューしていますので、ご自分の旅行スタイルにピッタリ合ったタオルを見つけるのにお役立て下さい。
1.旅行用タオルはコンパクトな「携帯性」が大事!
タオルは旅行の荷物の中でも特にかさばる物の一つです。
特にバックパック一つで旅行に出かける場合には、タオルの携帯性が重要なポイントになります。
今回の旅行用タオルランキングでは、タオル自体のサイズがどれくらいコンパクトか?持ち運びに便利なケースが付属しているかどうか?を確認しています。
2.旅行用でもタオルとしての「使い心地」は捨てられない!
旅行用タオルと言っても、使い心地は犠牲にしたくないですよね。
体の水を拭き取ったり、髪の毛を乾かしたりする時の使いやすさや生地感をしっかり確認するようにしましょう。
3.旅行用で地味に重要なタオルの「吸水速乾性」!
旅行用タオルならではのチェックポイントが吸水速乾性です。
吸水性の良くないタオルだと、何度も絞りながらでないと全身が拭けなくなるため、タオル自重の何倍くらいの水を実際に吸えるのか実験してみました。
また、濡れた状態から乾くまでにどれくらい時間がかかるかも実験しています。
旅行での使用環境に近づけるために濡らした速乾タオルを手で絞って、室温22℃の部屋干しで乾くまでの時間を測定しています。
実際の乾くまでの時間は35分~160分と、製品によってかなり差がありました。
乾くまでの時間が長いと、生乾きで持ち歩かなければいけなくなるため面倒ですし、生乾きの時間が長くなると雑菌の繁殖でイヤなニオイが出やすくなるので、意外と旅行用タオル選びの重要なポイントです。
旅行用におすすめな速乾タオル6選!長所・短所をレビュー
では、早速旅行用におすすめのコンパクトさが際立つタオルをランキング形式でご紹介したいと思います。
それぞれの製品でフェイスタオルサイズからバスタオルサイズまで用意されているので、用途に合ったサイズを選びましょう。
それぞれの選び方の目安としては…
- Sサイズ:フェイスタオル
- Mサイズ:男性なら風呂用も可
- Lサイズ:バスタオルのサイズ感。女性の風呂用に。
- XLサイズ:ビーチタオル。家族でシェア。
が大体のサイズ感になります。
ただし、速乾タオルは絞ると吸水力がすぐに回復するのが特徴なので、バックパッカーや登山旅行でできるだけ荷物を減らしたい場合には、小さめのサイズをチョイスするのも一つの方法です。
では旅行用タオルおすすめ第1位を見てみましょう。
1位:【発売再開】HOLICC 『Sabir-サビル-』
吸水速乾力だけじゃない高機能な旅行用タオル
- 携帯性:引っ掛けるのに便利なループ付ポーチ付属
- 生地感:スエード風の柔らかな肌触り。UV99%カット。
- 吸水速乾性:吸水は自重3倍。乾くまで約90分
追記:長らく完売していたHOLICCさんのネオペシテマルでしたが、サウナハット機能を新たに備えて『Sabir-サビル-』として販売がスタートしました。
旅行用におすすめのタオルランキング第1位は、HOLICCのSabir-サビル-です。
HOLICCは、社員の半分が世界一周経験者というユニークな会社で、旅の経験を生かしたこだわりのトラベルグッズを手掛けるメーカーさんです。
ちなみに初代モデルのネオペシテマルは、トルコの公衆浴場で使われるタオルの“ペシテマル”からきています。
リニューアルされたSabir-サビル-には、サウナハット機能が搭載されています。
Sabir-サビル-は、髪の毛の100分の1の極細繊維で作られた生地で、スエードのような抜群の触り心地です。
生地は今回のランキングの中では比較的厚めのため、ペラペラ感がなくしっかりとした拭き心地で初めての速乾タオルでも使いやすいと思います。
旅行用タオルだと“携帯性”と“吸水速乾力”だけに注目が集まることが多いですが、Sabir-サビル-はプラスαな高機能性が大きな魅力です。
生地にはUV99%カットの素材が使われ、ビーチやアウトドアでは羽織りとして使用することで紫外線対策になります。
また、光触媒加工が施され、紫外線と空気に触れることでタオルの嫌なニオイの原因になる菌を分解する抗菌&防臭機能が備わっています。
旅行用タオルはどうしても部屋干ししたり、生乾きになったりするとニオイが気になるのですが、ネオペシテマルはずっと清潔に気持ちよく愛用できます。
厚めの生地のため、乾くまでの時間は今回のランキングでは平均的で、部屋干しなら約90分、屋外に干すと約45分くらいで乾きました。
ONE SIZEで、大体フェイスタオルよりも一回り大きいサイズ感ですが、自重の約3倍の水を保水してくれるので、男性なら1回も絞らなくても髪から身体まで拭き取れます。
髪の長い女性でも1回絞るだけで全身が拭き取れます。*全身を拭いた後、1回絞って髪を乾かすイメージです。
手のひらサイズで薄い専用ポーチが付属するので、バックパックや到着後のサブバッグなど、どこにでもスッキリ収納できるので、旅先でタオルを持ち歩きたい方も使いやすいです。
マイクロファイバー系の速乾タオルは使い込むと吸水力がだんだん低下してくるのが一般的ですが、ネオペシテマルは丈夫な生地を使用することで製品寿命は5年~6年と、ロングライフで旅の相棒になってくれます。
旅用タオルとして高級品ではありますが、多機能性と品質で「愛用し続けられるしっかりした旅行用タオルを探している」という方は選んで間違いのない万能タオルです。
HOLICC Sabir-サビル-の口コミ評判
バスタオルにもヘアドライにも使える!
2位:シートゥーサミット ポケットタオル
バランスの良さが際立つ旅行用コンパクトタオルの優等生
- 携帯性:便利なEVAケース付き
- 生地感:厚みのある柔らかなベロア調。
- 吸水速乾性:吸水は自重3倍。乾くまで約70分。
旅行用におすすめのタオルランキング第2位は、シートゥーサミットのポケットタオルです。
シートゥーサミットは、クライミンググッズなども手掛けているブランドでトラベルグッズも使いやすさとコンパクトさでバックパッカーの間で人気が高いです。
シートゥーサミットだけでも4種類の旅行用で使えるタオルをラインナップしていますが、一番のおすすめはバランスに優れたポケットタオル。
タオルにループが取り付けられているので、部屋のちょっとしたところにかけたり、屋外で枝にかけたりするのにもとても便利です。
筆者が愛用しているのはMサイズですが、旅行時にはバスタオル代わりに使用しています。
付属のEVAケースに収納するとiPhone13とほぼ同じサイズになるため、リュックサックにしまうのにも場所を取らずに助かります。
乾くまでの時間は部屋干しだと約70分でしたが、屋外で風通しの良いところで干すと約30分前後でも乾きます。
アウトドアで使う時には身体を拭いて枝などにかけておくと、荷物を片付けて帰宅する時には乾いていてケースにそのまま入れられるような速乾性のイメージです。
シートゥーサミットのエアライトタオルなど、さらにコンパクトなタオルもあるのですが、生地感の良さや便利なEVAケース付きなどバランスの良さから、シートゥサミットのタオルでおすすめ第1位はダントツでポケットタオルです。
「旅行用にコンパクトで使いやすいタオルを探している」という方は選んで間違いのない優等生タオルです。
シートゥーサミット ポケットタオルの口コミ評判
サイズ違いでリピート
3位:マタドール ナノドライタオル
専用EVAケースの使いやすさが秀逸!
- 携帯性:使い勝手最高のEVAケース付き
- 生地感:薄さはあるがフェイスタオルなら◯
- 吸水速乾性:吸水は自重3倍。乾くまで約35分
コロラド州ボルダーの山や川などバックカントリーをテスト環境にアウトドア製品やバックパックを創り出すマタドール。
携帯性の高い製品が多いですが、中でもナノドライタオルは非常に使い勝手に優れています。
EVAケースにOリングが取り付けられているので、リュックサックやベルトホールなどに取り付ければ、必要な時にサッとタオルを取り出せます。
画像のようにケースに少し差し込んでおけば、アクティブに動いてもタオルがずり落ちないので、いちいちポケットにしまう手間が省けます。
汗ふきタオルとしても使いやすさ抜群です。
吸水性は自重の約3倍とたっぷりの水を吸え、部屋干しでも約35分で乾くため速乾性にも優れています。
登山で使っていると、一度顔を拭いて、しばらくして拭き直す時にはもう乾いているというびっくりするような速乾性です。
サイズもEVAケースに収納してしまえば非常にコンパクトになるため、旅行だけでなくアウトドア全般に活用したくなる使いやすさです。
マタドール ナノドライタオルの口コミ評判
旅行の必需品
4位:シートゥーサミット エアライトタオル
シートゥーサミットのタオルシリーズ史上最もコンパクト&軽量!
- 携帯性:コンパクトさはシリーズ最高傑作
- 生地感:若干薄さが気になるが、肌触りは柔らか
- 吸水速乾性:吸水は自重3倍。乾くまで約40分
シートゥーサミットの全4種類のタオルの中で最も軽量&コンパクトなのがエアライトタオルです。
今回のランキング2位のポケットタオルよりもさらに40%軽量化に成功しています。
筆者愛用のエアライトタオルとポケットタオルはどちらもMサイズですが、ケース収納時のサイズは半分以下になります。
これだけコンパクトになってくれるので、できるだけ荷物を少なくしたい登山やバックパック旅行では本当に重宝します。
衣類のインナーの中にかいた汗を拭き取ったり、テントの結露を拭き取ったりなど、登山中にタオルに求められることはコレ一つで何でもこなせます。
極限までコンパクトにするために生地は必要最低限の薄さしかありませんが、肌触りは柔らかく使い心地は悪くありません。
エアライトタオルにはループなどはありませんが、付属のスタッフバッグにボタンで取り付けられ、スタッフバッグのループをOリングのようにして使用できるため、使用後に干すのにも困りません。
速乾性はシートゥーサミットのタオルの中でダントツで、部屋干しでも約40分、屋外で干していると天気が良ければ30分以下であっという間に乾きます。
機能的には今回のランキング3位のマタドールのタオルと似ていますが、お値段はエアライトタオルが約1,200円からとかなりリーズナブルです。
「旅行用にできる限りコンパクト&軽いタオルを探している」という方におすすめです。
シートゥーサミット エアライトタオルの口コミ評判
いつの間にかサラサラ
5位:スワンズ ドライタオル
ふわふわ生地でグイグイ吸水!
- 携帯性:購入時のジップ包装は捨てないで
- 生地感:厚みがありしっとりした生地感
- 吸水速乾性:吸水は自重3.5倍。乾くまで約90分
スワンズのドライタオルは、もともとスイミング用に開発された製品ですが、畳むとコンパクトになることから旅行用としても優秀なタオルです。
公式サイト上には自重の何倍の水を吸うか記載されていませんが、実験してみたところ自重の約3.5倍くらいの水は余裕で吸ってくれました。
肌触りはなめらかで、身体や頭を拭くのにとても気持ちが良いです。
スワンズのドライタオルの特徴として、Mサイズでも40cm×100cmと細長いため、背中の水気を拭き取るのに快適です。
もともとスイミング用ということで、水に濡れた状態でも絞れば吸水力がすぐに回復するため、1枚をシェアしたり、ビーチや川遊びなど吸水力が求められる使い方に適していると思います。
残念ながら、スワンズのドライタオルには他の旅行用タオルのように携帯ケースは付属しません。
ただ、購入時の包装がジップロックのようになっているので、そのままケースとしても使用しようと思えば使えます。
ビニールで水を通さないので、意外と湿った状態で収納するのに重宝します。
手で絞った状態から乾くまでの時間は部屋干しで約90分と旅行用タオルとしては標準的です。
よく絞って干せば、次の日にパッキングする時に乾いていないということはないでしょう。
スワンズ ドライタオルの口コミ評判
追加購入!
6位:カラリ マイクロファイバータオル
綿タオルを超えた使い心地!
- 携帯性:普通のタオルと一緒…
- 生地感:綿タオルを超えたマシュマロ感
- 吸水速乾性:吸水は綿の3倍。乾くまで約160分
マシュマロのような抜群の柔らかさとマイクロファイバーならではの吸水力でベストセラーになっているカラリドライタオル。
口コミの平均評価も抜群に高く、生地感の良さや拭き心地の良さはやはり非常に高いです。
ふわふわとしたタオルですが、髪をタオルを使って拭くだけでどんどん水気を吸ってくれるので、ヘアドライにかかる時間が短くなります。
公式サイトでも旅行用にもおすすめと記載されています。
ただ、旅行用タオルとしては今ひとつ…。
まず、専用のケースがあるわけではなく、ボリュームがあるため普通の綿タオルを旅行用に使うのと携帯性はほとんど変わりません。
あと、手で絞った濡れた状態から乾くまで部屋干しで約160分かかってしまいました。
これだけ時間がかかると、乾くまでの間に雑菌が増えやすいのか、乾いた状態になっても少し部屋干し臭がしました。
手洗いでもトラベル用の洗濯洗剤を使うとより清潔に使用できるかもしれません。
自宅で使うタオルとしては口コミ評判通り使い心地抜群のタオル(筆者の家族もヘアドライタオルとして何年も愛用)ですが、旅行用タオルとしては残念ながら6位という評価でした。
カラリ マイクロファイバータオルの口コミ評判
快適
旅行用のタオルは機能性で選ぼう!
旅行用におすすめなコンパクトなタオルをランキング形式でご紹介しました。
特に旅行用のタオルを選ぶ時には…
- 持ち運びやすい携帯性
- タオルとしての使い心地
- 生乾きを防ぐ吸水速乾性
の3つのポイントをよく確認しながら選ぶと間違いがないと思います。
旅行の際にもタオルを1枚用意しておくと、雨が降ったり、旅行先でアクティビティを楽しんだりするのにも安心です。
「旅行用のタオルを探している」という方は、用途に合ったタオルを見つけるのに今回のランキングを参考にしていただければ幸いです。