
1人でスーツケースの2個持ちは可能かどうか?
海外への移動前にそんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
正直、あまりおすすめはできません…。
でも留学や海外赴任のために「どうしてもスーツケースが2個必要!」という方もおられると思います。
それで、少しでも移動が手軽になるような対処法4選をご紹介します。
留学や出張の準備でお悩み中の方は参考にしてみて下さい。
スーツケース2個持ちについて
*ANA公式サイトより
ANAの国際線の場合、エコノミークラスでもスーツケースは1人あたり2個まで預けることが可能です。
重量制限である23kgも、スーツケース1個あたりの重量のため、2個ならそれぞれ23kgで46kgまでスーツケースに詰め込めます。
また、預け入れられるスーツケースが1個の場合でも…
大きなスーツケース1個+機内持ち込みスーツケース1個=スーツケース2個
で旅行や留学に行きたいという方もおられると思います。
では、スーツケースの2個持ちにはどんなメリットデメリットがあるのか簡単に見てみましょう。
スーツケース2個持ちのメリット
- 持ち込める荷物の量が2倍
単純にスーツケースの量が2個になれば、持ち込める荷物の量も2倍になるので、荷物が多くなりがちな留学や長期滞在の旅行などでは助かります。 - 重さを分散できる
制限重量である23kgのスーツケースは、持ち上げたり移動ししたりするのも結構大変。でも2個に分散すれば、1個あたりの重量を分散できます。 - 現地で役立つ
主に長期滞在の場合ですが、海外ではダンボールが日本みたいに手軽に手に入らないこともあり、引っ越し時などにスーツケースはあればあるだけ運搬用として活用できます。
スーツケース2個持ちのデメリット
- 移動の苦労
駅の階段で重いスーツケース2個を持ち上げるのは非常に大変。海外ではエスカレーターがないところもよくあります。 - 治安の不安
1人でスーツケースを1個ずつ持って階段を上がる時など、どうしても盗難などが心配です。 - 疲労困憊
移動の苦労とかぶりますが、重いスーツケース2個の場合、目的地に付いた段階で疲れ切ってしまうことも。
かなりデメリットがあるので、基本的には”スーツケース2個持ち”はおすすめしていません。
ただ、今「スーツケース2個持ち」について悩んでいる方は、きっと長期旅行や留学などで荷物がたくさんあって、なんとかスーツケース2個持ちできないかどうかと考えているところだと思います。
そこで、どうしてもスーツケースが2個必要な場合に、できるだけ楽に移動するための対処を4つご紹介します。
スーツケース2個持ちの対処法4選
実際に私もスーツケース2個持ちでこれまで出張しなければいけないことが何回もありました。
その中で、これだけを守ればだかなり移動が楽になる4つのポイントをご紹介します。
優先順位的には…
- セットアップボストンの検討…必須!!!
- 現地空港→ホテルはタクシー利用…必須!!!
- 帰国時にはクレジットカード特典の宅配…おすすめ!!
- 短期なら車で空港へ…できれば!
といった感じです。
1.セットアップボストンの検討【必須レベル】
まず、おすすめしたいのはセットアップボストンの利用です。
折りたたみ式のセットアップボストンなら、荷物が…
スーツケース大 + スーツケース小 + リュックサック
↓↓↓
スーツケース大+セットアップボストン+リュックサック
に切り替えられます。
セットアップボストンとは、スーツケースの上に取り付けられるようにスリーブやベルトが搭載されたバッグです。
サイズは大きいものだと30L~40Lと、機内持ち込みサイズ目一杯のものもあります。
機内持ち込みサイズのスーツケースをセットアップボストンに切り替えるだけで、移動時はセットアップボストンをスーツケースの設置して一つの荷物のように持ち運べるようになるため、非常に便利です。
また、価格も「2,3回使えればいいや」くらいのレベルのノーブランド品なら2,000円前後から購入できるため、そこまで高いものではありません。
筆者は、いくつか中華系の製品が1,2回でボロボロになってから、バックパッカー向けのトラベルグッズを作っているソロサピエンスのCheesaQを利用しています。
中華系のノーブランドと価格はほとんど変わらず、耐久性のある生地&YKKファスナーで安心して使えます。
ポケッタブルタイプのものを選べば、これから先、旅行で荷物が増えてしまった時にも便利なアイテムで、一つ用意しておくと重宝します。
2.現地空港→ホテルはタクシー利用【必須レベル】
旅行の計画を立ててみると、やはり地下鉄やバスを利用したほうがタクシーよりはるかに安く移動できます。
ただし、もしスーツケース2個持ちなら到着した後、現地空港からホテルまでの移動は迷わずタクシーを利用してください。
プラス3,000円、4,000円の費用がかかるとしても、その価値があります。(ほとんどの国は、日本よりはるかにタクシー代がリーズナブルです。)
空港内の平坦な通路をスーツケース2個持って移動するのはそんなに大変じゃありません。
無料でカートを使わせてくれる国も多いですしね。
ただし、空港から離れると、海外では各地下鉄の駅にエスカレーターやエレベーターがないこともよくありますし、バスに乗るのに少しのステップでもスーツケース2個だと行ったり来たりを繰り返す必要があります。
後ろに人が並んでいる中それをするのは結構しんどいです。
それに、なにより疲れます。へとへとになるくらい…。
せっかく旅行や留学に来て、疲れ切って海外を堪能できないと本末転倒ですよね。
なので、存分に海外を楽しむためにスーツケース2個持ちの方は、移動は迷わずタクシーを使いましょう。
もし「ボラれたり、外国語での交渉が不安だ」という場合には、旅行前から送迎予約ができるKlookのようなサービスもあります。(空港で直接タクシー利用するより割高ですが…)
3.帰国時にはクレジットカード特典の宅配利用【おすすめレベル】
*なぜかクール宅急便でキンキンに冷えてました。
旅行で一番疲れている瞬間…、それは帰国時に空港に到着したタイミングかもしれません。
無事に日本に戻ってきて「ホッと」しますが、そこからさらに自宅への移動があることを思い出して、どっと疲れを感じます。
スーツケース2個持ちなら余計です。
それで私が最近利用しているのが、クレジットカードに付帯している宅配サービスです。
帰国時にスーツケースを無料で自宅まで配送してくれるので、手ぶらで帰路につけます。
利用する前は、「別に空港から自宅までなんか自分で運べるから問題ないよ…」と思っていましたが、海外旅行からの帰り道、小さなバックパックだけで両手が空いた状態で電車に乗った瞬間、ものすごく幸せな気分になれます。
宅配サービスが利用できるクレジットカードは、年会費が1万円以上のものがほとんどですが、筆者は年会費無料でエポスゴールドカードを使用しています。
ゴールドカードは発行までちょっと面倒ですが…
↓
年間30~50万利用
↓
年会費無料のエポスゴールドカードのインビテーション到着
という流れになります。
まずは年会費無料のノーマルカードを発行して、1年間使用して条件を満たすとゴールドカードが年会費無料で使える招待状が届きます。
エポスゴールドカードなら、スーツケースの宅配利用だけでなく、空港のラウンジ利用や、ノーマルカードより充実した海外旅行保険が自動付帯します。
エポスノーマルカードfa-share-square-o
年会費:無料
サービス内容:海外旅行保険自動付帯
4.短期旅行なら車で空港へ【できればレベル】
長期留学や長期滞在の場合には駐車料金が高くなるので使えないのですが、スーツケース2個持ちの場合には、できるだけ自家用車で空港へ移動することをおすすめします。
というのも、すでにご紹介しましたが、空港内であればカートもあるのでスーツケースが1個でも2個でもそんなに変わりません。
ただし、電車で空港まで移動する場合や、高速バスを利用する場合は、どうしても移動の際にスーツケースが2個あると体力を使います。
自家用車で空港までくれば、ほとんどスーツケースを持ち歩きせずにすむので、移動が楽になります。
空港に併設された駐車場だと駐車料金が気になるかもしれませんが、空港周辺の駐車場なら、1日あたり500円前後で利用できて、無料の送迎付きです。
また、茨城空港のように無料駐車場を用意してくれている神空港もあります。
さすがに何ヶ月も海外に滞在する場合には使えない方法ですが、スーツケース2個持ちで数週間くらいまでの滞在予定なら、検討してみてください。
なんとかなるかもスーツケース2個持ち
基本的には海外旅行に行くのにスーツケースの2個持ちはおすすめできません。
ただ、海外に長期滞在するのに日本の調味料なんかをスーツケースに入れだすと、スーツケース1個の23kg重量制限なんて一瞬です。
「どうしてもスーツケース2個持ちで海外に行かないといけない」という方は、今回の情報で少しでも海外旅行の移動が快適になれば幸いです。