西安の城壁攻略!現地ガイドが歴史から料金、登り方、かかる時間まで解説!

中国古代の都・西安

“長安”という名前の方が馴染みやすい方もいるかも知れません。西安の観光地といえば世界遺産でもある「兵馬俑」が有名ですが、市中心部にある「城壁」も人気のスポットです。

そこで今回は、明の時代を感じられる西安城壁の観光の仕方についてご紹介します。

  • 西安の城壁の登り方は?
  • 西安の城壁観光はどれくらい時間が必要?
  • 西安の城壁の観光費用はいくらくらい?

といった疑問にお答えするので、旅の計画にお役立て下さい。

記事の筆者:ジンベエ
主に中国西部を担当する現地コーディネーター。趣味はスーツケース&トラベルグッズ収集。生の情報をお届けします。

西安の城壁とは

西安の城壁の様子

西安城壁は西安市の中心部に位置し、明の時代に8年ほどの歳月をかけてレンガで作られました。

城壁の高さは約12m、城壁上部の幅は12m~14m、面積は約11平方km。一周の長さは約14kmあります。

映画にもなった人気漫画キングダムでも中国各地の城壁が登場しますが、西安城壁を実際に目の前にすると高さよりも厚みがあることから当時の城の守り方が感じられます。

三国志でも難攻不落とされた長安の城壁を直に目にするのは、中国の歴史について本や漫画で読んだことのある方なら感動モノです。

西安城壁は、中国に現存する城壁の中で最大の規模を誇り保存状態もよく、国の指定する観光地でも最高ランクである5Aを取得しています。

長安の都の様子

14kmほどある城壁を巡りながら、西安の中心街を一望できるため、観光地としても非常に人気があります。

日本の平城京や平安京も長安の街をモデルに作られましたが、ビルが立ち並ぶ現代の西安でも城壁からの眺める街並みは古代長安の都をイメージすることが出来ます。

西安の城壁の登り方

西安城壁の門の一つである朱雀門

西安の城壁には、4つの大きな門があります。

  • 長楽門(长乐门)-東門
  • 永寧門(永宁门)-南門
  • 安定門(安定门)-西門
  • 安遠門(安远门)-北門

現在ではほかにも14ヶ所の門が設置されていますが、この4ヶ所の門が明の時代から利用されていた門になります。

4つの門ならどこからでもチケットを購入して登ることができますが、18時以降は南門からしか登れなくなるのでご注意下さい。

特に夜になると荘厳なイメージの城壁がライトアップされて幻想的な雰囲気になります。

西安の夜景やライトアップされた城壁を観たい方は南門からどうぞ。

城壁南門(永寧門)への行き方

城壁へ繋がる地下通路

南門も周りはぐるっと車道になっているので、南門の入り口へ行くには、周辺に何箇所かある階段から下りて地下通路を通る必要があります。

地下から南門へ

「西安城墙景区由此进入」と書かれた電光掲示板が見えたら中に入りましょう。

階段を登って南門へ出られます。

西安城壁のチケット料金

西安城壁のチケット売り場

  • チケット料金 54元

城壁に登る際には、南門のところにあるチケット売り場(售票区)でチケットを購入しましょう。

中国国籍の方なら65歳以上や学生の方は50%割引になる制度があるのですが、旅行で来ている外国人には割引は適用されません。

中国国内の大学に留学しておられる方は割引が適用されるので学生証をお忘れなく。

有料のガイドサービスもありますが、選べる言語は中国語と英語のみです。

西安の城壁観光のおすすめ移動手段

西安城壁の見どころ

西安城壁はぐるっと廻ると全長約14kmもあります。

南門から入って、西安の景色や、ライトアップされた南門周辺を散歩するだけなら徒歩でも構いませんが、一周ぐるっと回るつもりなら、徒歩はちょっと大変です。

そこで「せっかく西安まで来たのだから一周回ってみたい」という方のために、城壁の上で利用できる移動手段をご紹介します。

1,自転車

西安城壁では自転車がおすすめ

4つの主要な門から入るとすぐに自転車がレンタルできるポイントがあります。ボロボロな自転車ではなくそれなりにしっかりしているので、ゆっくり一周回るのも快適でした。

一周にかかる時間は約3時間です。

また、南門でレンタルして、西門で返却といった使い方もできるので、体力や時間の余裕に合わせて城壁サイクリングを楽しみましょう。

一人乗り用の自転車のほかに、日本でも時々見かける二人乗り自転車もあります。

自転車のレンタル料金
  • 一人乗り 45元
  • 二人乗り 90元

*最初レンタルする時に200元のデポジットが必要になります。
受け取った領収書を自転車を返却する時に見せればデポジットが返却されます。

2.電動車

電動車のチケット売り場

ゴルフ場のカートのような電動車に乗って、西安の城壁をぐるっと回ることも可能です。

体力に自信がない方や、天気が良くない日には、快適に景色が楽しめるのでおすすめです。ただし、電動車は4つの主要な門を通過する度に乗車料金を支払う必要があります。

それぞれの門で下りてゆっくり観光しながらならだと、約2時間ほどで一周できます。

電動車の乗車料金
  • 1回30元

*1周するのに合計120元必要になります。

まったり休憩しながら城壁観光

城壁でいただくビール

1周14kmもあるため、各所に休憩するためのベンチや売店があります。

城壁の売店で売られているビールの値段は、街中で水のような値段で購入できる青島ビールと比べると若干割高ですが、それでもシルクロードの起点となり、2000年以上に渡って続いた都の城壁で飲むビールは何とも格別でした。

西安の城壁観光の見どころ

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西安城壁の南門のところでは、ショーが開催されています。

時期によって内容や時間が変わるため、あらかじめ確認が必要です。

2019年9月10日までは、毎週火曜から日曜まで夜20:30~21:30までプロジェクトマッピングも利用した舞台が実施されています。

料金:260元/人

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西安の城壁一周14kmを巡る

西安の城壁観光

明の時代に作り上げられた城壁は、中国の歴史や広大さを感じさせてくれるおすすめの観光スポットです。

これから西安を訪れる予定なら、ぜひ城壁観光を旅程の中に入れるのはいかがでしょうか?

▼西安城壁で歩き疲れたら、西安の地元グルメを楽しみましょう▼

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