スーツケースを立てたまま中の荷物にアクセスできるフロントオープン機能。
スーツケースを選ぶ上で欠かせない機能になりつつあり、各メーカーが知恵を絞ったモデルが数多くラインナップされています。
そこで今回は、“機内持ち込みサイズ×フロントオープン機能”というテーマでおすすめのスーツケース10選をご紹介したいと思います。
使い心地をイメージするための使用レビューもあるので、参考にしてみてください。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
スーツケースにあると助かるフロントオープンポケットとは
フロントオープンポケットとは、スーツケースの前面部に取り付けられたポケットのことです。
これまでファスナータイプのスーツケースは、スーツケースを寝かせてファスナーを開けないと荷物の出し入れができませんでしたが、フロントオープンポケットがあれば、パソコンやスマホのモバイルバッテリーなど、小物の出し入れがスーツケースを立てたままできます。
スーツケースの種類によって、パソコン用に衝撃吸収材の付いたものや、化粧ポーチが収納できるようにマチの大きなもの、中のメイン収納に直接アクセスできるものなど、各メーカーが知恵が絞った機能性が与えられています。
特に便利に感じるのが空港の保安検査。電子機器などをスマートに取り出せるので検査がとてもスムーズです。
フロントオープンポケット搭載のおすすめスーツケース10選
では、早速フロントオープンポケットを搭載した機内持ち込みサイズスーツケースの中でもおすすめのモデルを見ていきましょう。
特に機内持ち込みサイズのスーツケースは近年人気が高く、各メーカーがフロントオープンポケット搭載モデルをラインナップしているので、機能性や収納力などニーズに合った一台が見つかるはずです。
順位 | 商品名 | 参考価格 |
1位 | エース パリセイド3-Z | 34,100円~ |
2位 | ロジェール CUBO | 30,800円~ |
3位 | フリクエンター CLAM A | 28,600円~ |
4位 | イノベーター INV50 | 22,880円~ |
5位 | アメリカンツーリスター フロンテック | 36,300円~ |
6位 | ハント マイン | 38,500円~ |
7位 | プロテカ マックスパス4 | 81,400円~ |
8位 | Evoon Suit Case | 24,980円~ |
9位 | ワールドトラベラー プリマス | 30,800円~ |
10位 | ミレスト UTILITY フロントポケットキャリー | 33,000円~ |
*2024年1月執筆時の価格
1位:エース パリセイド3-Z
フロントオープンポケット搭載のエース人気No.1シリーズ
パリセイド3-Zは、日本のトップ鞄メーカーであるエースの最新モデルです。
人気シリーズが3代目で遂にキャスターストッパーを搭載しました。
機内持ち込みサイズは、キャスターストッパーに加えて使い勝手の良いフロントオープンポケットを備えています。
フロントオープンポケット内側は、片側がパソコンやタブレット端末を収納できるスペースになっていて、もう一方は小物を整理するのに便利なメッシュポケットになっています。
収納力も37Lと機内持ち込みサイズの中では大容量なので、出張から旅行まで、2泊~3泊くらいならパリセイド3-Z一つで対応可能です。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
キャスターストッパーが新たに加わり、“最適なカタチ”がコンセプトのエースらしい高品質スーツケースです。
基本的にフロントオープンタイプで迷ったらパリセイド3-Zを選んでおいたら失敗ないです。
スーツケース | パリセイド3-Z |
サイズ | 50×40×25cm |
重量 | 3.2kg |
容量 | 37L |
機能 |
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エース パリセイド3-Zの口コミ評判
キャスターとストッパーが◎
2位:lojel/ロジェール CUBO
マットなカラーリングと使い心地が◎
日本各地の空港にあるラゲージショップで見かけて一目惚れで購入する方も多いCUBO。
ロジェールを代表するスーツケースです。
実は日本ブランドなのですが、海外で流行り日本でも逆輸入でジワジワ人気が高まっているユニークなブランドです。
ひと目でCUBOとわかるマットで落ち着いたカラーリングやデザインが魅力。
中央のジッパーは拡張用で、荷物はソフトタイプのスーツケースのようにフロントオープン部分から出し入れするのが大きな特徴です。
旅行をライフワークにしてるデザイナーのこだわりで、パッキングでデッドスペースができにくく、狭いホテルのスペースでも荷物が出し入れしやすいです。
また、大きいサイズに小さいサイズを入れ子のようにして収納できるので、使わない時にも省スペースで保管できます。
収納はフロントオープンポケットからのみなので使うのに慣れが必要ですが、使いこなせると機内持ち込みサイズでより多くの荷物が収納できます。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
スーツケース名 | ロジェール CUBO |
サイズ | 35.5×53×25(28)cm |
重量 | 3.1kg |
容量 | 37-42L |
機能 |
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ロジェールCUBOの口コミ評判
とてもかわいい!
3位:フリクエンター クラムアドバンス
特許取得の世界一静音性の高いキャスター搭載
圧倒的なキャスター性能で、ここ数年人気が非常に高まっているフリクエンター。
クラムアドバンスはその中でもキャスターストッパーとフロントオープンポケットを搭載した高機能モデルです。
フロントオープンポケットには、電子機器を保護できるようにクッション性のある素材が使われています。
特許を取得している2重構造のキャスターと国産メーカーのベアリングが採用され、異次元の静粛性と抜群の機動性を実現しています。
機内持ち込みサイズで、目的地に到着してスーツケースを引きながら観光するような使い方でも非常に快適です。
また、特許キャスターは自分で簡単に交換できる仕組みになっていて、2個で3,000円ほどとリーズナブルに交換できます。
機内持ち込みサイズには、コインロッカーサイズのSSサイズと34Lの容量をもつSサイズの2サイズがラインナップされています。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
スーツケース名 | フリクエンター クラムアドバンス |
サイズ | SSサイズ:41×32×21cm Sサイズ:54×35×24cm |
重量 | SSサイズ:3.1kg Sサイズ:3.6kg |
容量 | SSサイズ:23L Sサイズ:34L |
機能 |
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フリクエンター クラムアドバンスの口コミ評判
滑らかで軽い
仕事で毎日使用します。
滑りは滑らかで音が静か。
電車移動が多いので、ストッパーは本当に便利です。以前は付いてない物だったので、これでストレスがだいぶ減りました。
色はシャンパンゴールドですが落ち着いているので品があります。
4位:イノベーター INV50
デザイン性だけじゃない抜群の機能性
INV50は、一目でわかる特徴的な北欧のイノベータークロスを採用したイノベーターの人気スーツケースです。
デザインに惹かれて購入するユーザーが多いですが、実はかなり機能性にこだわったモデルでむしろ使い勝手の良さが最大の魅力と言えます。
フロントオープンポケットは電子機器を衝撃から守るクッション性のあるポケットが採用され、充電ケーブルやモバイルバッテリーなどのガジェット類を収納するための細かいポケットで整理整頓がはかどります。
フロントオープンポケットからメイン収納にもアクセスできるので、スーツケースを立てたまま衣類の出し入れが可能です。
また、キャスターストッパーが採用されているためワンタッチでスーツケースの動きをロック可能。
高級スーツケースにも採用されるHINOMOTOの最高峰キャスターであるLisofサイレントキャスターが搭載され、ロングライフで快適な使い心地がキープできます。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
ほとんどのメーカーのフロントオープンポケットモデル3万円台となる中、イノベーターINV50は2万円台前半に据え置かれ、非常にコスパが高い機内持ち込みスーツケースです。
スーツケース名 | INV50 |
サイズ | 55×35×25cm |
重量 | 3.4kg |
容量 | 38L |
機能 |
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イノベーター INV50の口コミ評判
軽いしデザインも満足
5位:アメリカンツーリスター フロンテック
アメリカンツーリスターが誇る人気機内持ち込みスーツケース
フロンテックは、アメリカンツーリスターのこれまで培ってきたスーツケース作りのノウハウが注ぎ込まれた代表作的な機内持ち込みサイズのスーツケースです。
搭載されたフロントオープンポケットは、独自の設計PlentiVolによりメイン収納へアクセスできるのでスペースを最大限利用したパッキングが可能。
電子機器を保護するクッション付きのポケットになっているので安心で、簡単に出し入れができるので保安検査でもスマートです。
また、アメリカンツーリスターの上位モデルにしか搭載されないOptimov™ Shock Absorbing Wheelsが搭載され、衝撃を吸収しながらスーツケースが引けるので移動がスムーズで静粛性にも優れます。
全サイズにエキスパンダブル機能が搭載され、お土産などで急に荷物が増えてしまっても安心と、至れり尽くせりな万能スーツケースと言えます。
スーツケース名 | アメリカンツーリスター フロンテック |
サイズ | 54×36×25/28cm |
重量 | 3.1kg |
容量 | 38-43L |
機能 |
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アメリカンツーリスター フロンテック/FRONTECの口コミ・評判
期待通りの使い勝手
6位:ハント マイン
ベストセラーも頷けるストッパー付優等生スーツケース
ベストセラーでビジネスウーマンや旅行好きから支持され続けているハントマイン。
日本最大手のかばんメーカーであるエースの女性スタッフが設計を担当した力作です。
*画像は筆者の妻が愛用中のハントマイン・フロントオープンポケット
フロントオープンの中は、マチが大きなオーガナイザータイプの収納になっていて、スマホや折りたたみ傘だけでなく、化粧品などの身の回りの小物を収納するのに本当に便利。
ファスナーを外せばメイン気室とスペースが一つになるので、お土産を買いすぎてしまった帰りのパッキングも安心です。
また、ハントマインだけの魅力として、内装プリントと同じ柄のキャスターカバーが付属。
日本の旅館など、外を引いてきたスーツケースをそのまま床に置きづらい時や、旅行から帰ってきて自宅でキャスターを拭く体力が残っていない時に重宝します。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
スーツケース名 | ハントマイン |
サイズ | 54×35×24cm |
重量 | 3.3kg |
容量 | 34L |
機能 |
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ハントマインの口コミ評判
すばらしい
女性ならではのかゆいところに手が届く様な仕様にとても気に入っています。
外観は落ち着いたネイビーですが、かわいいワンポイントが入っていて、仕事で出張の際にも女性らしい印象を保てるので素敵です。
これからもこういった商品を期待しています!
7位:プロテカ マックスパス4
機内持ち込み×フロントオープンポケットの国内最高峰
プロテカは全ラインナップが北海道の赤平工場によって製造されるMADE IN JAPANブランドです。
中でもマックスパス4は、機内持ち込みサイズ最大容量となる40Lの収納力を持ち、3泊~4泊程度までであれば、マックスパス4だけで対応可能です。
ビジネス用途に開発されたスーツケースのためフロントオープンポケットの質感が非常に高く、マチが大きいため、ノートパソコンだけでなく電源アダプタなどかさばるものも楽々収納できます。
さらにプロテカの機能性の要とも言える
- サイレントキャスター
- マジックストップ(特許キャスターストッパー)
- ベアロンホイール
の3つの機能が搭載され、機内持ち込みサイズのフロントオープンポケットを搭載したスーツケースの中では最高峰のモデルと言えます。
値は張りますが、プロテカ独自のプレミアムケアで購入から3年間は航空会社による移動時の破損まで無料で保証されます。
さらに詳しくは使用レビューもご確認ください。
「良いものを永く使いたい」という方におすすめできる世界トップクラスのスーツケースです。
スーツケース名 | プロテカ マックスパス4 |
サイズ | 50×40×25cm |
重量 | 3.6kg |
容量 | 40L |
機能 |
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プロテカ マックスパス4の口コミ評判
使いやすいです!
びっくりするほど荷物が入ることと、キャスターの滑らかな動きはいうまでもありません。機内持ち込み可で、もはや体の一部となっています。
欲を言えば、もっとカラーバリエーションがあればいいなと、次回に期待しています。
8位:Evoon Suit Case
抜群のコスパで注目のEvoon
Evoonはクラウドファンディングで累計売上約3,000万円を達成し、満を持してAmazonと楽天市場で発売がスタートした比較的新しいバッグ&スーツケースブランドです。
2年かけて開発され、高級スーツケースと同じ耐衝撃性と軽量性を両立したポリカーボネート素材をメインに使用し、マット加工を施すことで長く愛用しても傷が目立ちにくくなっています。
フロントオープンポケットには最大15.6インチまでのノートパソコンが収納でき(他社はほとんどが14インチまで)、衝撃吸収構造が採用されているので電子機器を持っての移動も安心です。
徹底して中間コストをカットすることで、大手メーカーの高グレード相当のスーツケースが約2万円で手に入るため、かなりコスパが高いです。
「機能性や収納力が良ければ、ブランド物にはこだわらない」という方におすすめの機内持ち込みスーツケースです。
スーツケース名 | Evoon Suit Case |
サイズ | 52×34×24cm |
重量 | 3.25kg |
容量 | 35L |
機能 |
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Evoon Suit Caseの口コミ評判
キャリーバッグ
9位:ワールドトラベラー プリマス
国内旅行にも対応した機能性機内持ち込みスーツケース
ワールドトラベラーはエースのプライベートブランドラインです。
エースのメインブランドであるace.と比べると、機能性の高いスーツケースが少しリーズナブルに購入できるのが魅力です。
中でもプリマスは、フロントオープンポケットに加えてキャスターストッパーやエキスパンダブル機能、HINOMOTOサイレントキャスターなど、エースの機内持ち込みサイズのラインナップの中でもトップクラスの多機能性が特徴。
普段は27Lサイズとコンパクトなので1,2泊の国内旅行にちょうどよいサイズ感で、ラウンドファスナーを開くと、近場の海外旅行にも対応できる35Lへと収納力がアップします。
これだけ機能性が揃っていて2万円台からと、エースの中ではかなりの高コスパです。
スーツケース名 | ワールドトラベラー プリマス |
サイズ | 53×36×23/28cm |
重量 | 3.7kg |
容量 | 27-35L |
機能 |
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ワールドトラベラー プリマスの口コミ評判
待ってました。
斜めの所で転がらない様にストッパーが付いて
容量アップのジッパーが付いて
とても嬉しいです。
10位:ミレスト UTILITY フロントポケットキャリー
“かっこかわいい”機能派キャリー
シンプルなデザインとカラーリングでユニセックスに使いやすいミレストのフロントポケットキャリー。
容量31Lのコンパクトサイズで女性にも扱いやすく、1~2泊の出張・トラベルに最適です。
品質の高いパーツを使っているのが特徴で、キャスターにはHINOMOTOサイレントキャスターが採用されています。
Lisofキャスターは、音が静かなだけでなく、経年劣化しにくいため、同じスーツケースを長く愛用したい方におすすめです。
フロントオープンポケットには、13インチモデルまで対応したPC専用のスリーブが用意されていて、ガジェットや小物類と分けて収納できます。
また、フロントオープン部分からファスナーを開けばメイン収納にもアクセスできるため、ソフトスーツケースのような使い方も可能。
かわいいだけじゃなく、機能性の高さが魅力のフロントオープンスーツケースです。
スーツケース名 | ミレスト UTILITY フロントポケットキャリー |
サイズ | 46×37×23cm |
重量 | 3.2kg |
容量 | 31L |
機能 |
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ミレスト UTILITY フロントポケットキャリーの口コミ評判
軽い!
このスーツケースと他のフロントオープンタイプと迷いましたがこちらで大正解でした。キャスターは静かでスムーズに動き軽やかです。表面は目立たない上質なシボで色合いも安っぽくないアイボリーです。
鍵は本体側とフロントポケット側と片方ずつ開けられるので便利。鍵の動作もスムーズです。ハンドルも三段階に高さ調整できます。キャスターロックはストップさせる時は上にあげて、稼動時はボタンをワンプッシュで解除で使いやすいです。
本体の容量は31リットルとキャビンサイズの中では他社の物より小さめかもしれませんが作りがシンプルなのでパッキング上手くやれば十分入りますし、フロントポケットが厚みがあってメッシュポケットもたくさんあるので使い勝手が良さそうです。一泊または、荷物の少ない方は二泊いけそうです。
機内持ち込み×フロントオープンポケットで快適な旅を!
今回は機能性の高いスーツケースをお探しの方のために、「フロントオープン×機内持ち込みサイズ」というテーマで人気のモデルをご紹介しました。
フロントオープンポケットは、移動の際の小物の出し入れや空港での保安検査をスムーズにしてくれるとても重宝する機能。
トラベルから出張まで、フロントオープンで機能性も高いスーツケースを使って快適に移動しましょう。