大型スーツケースの選び方|海外ガイド歴10年が伝えたいメリットと注意点

長期旅行や出張、留学に人気なのが大型のスーツケース

ただし、一言に大型のスーツケースといっても、サイズや重量などさまざまなので、選ぶのに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では…

  • 大型のスーツケースのメリット・やデメリットは?
  • 大型のスーツケースはどうやって選ぶの?
  • おすすめの使いやすいスーツケースはある?

 

といった疑問に、海外で現地コーディネーターならではの視点からお答えします。

大型のスーツケースのメリット・デメリット

スーツケースを選ぶ時には、それぞれのメリット・デメリットを確認することが、自分にピッタリ合ったものを見つけるコツです。大型のスーツケースのメリット・デメリットについて見てみましょう。

大型スーツケースのメリット

 

大容量の収納力

大型のスーツケースの何よりのメリットは、言うまでもないですが荷物がたくさん入ること

長期の旅行や出張、留学など、日本からいろいろなものを持っていく時に、大型のスーツケースは頼りになります。

留学生の中には、大型のスーツケースの収納力を活用して、お気に入りの家電まで入れて来る方もいます。

移動が身軽になる

小さな子どものいる家族におすすめなのが、大型のスーツケースをシェアする使用方法。荷物の数が減れば、移動もスムーズで身軽になります。

子供がまだ小さい年齢なら、親のどちらか片方の手が空くのはかなり助かります。海外は交通事情も日本と違うので、小さな子どもから目を離さないようにしてくださいね。

大型スーツケースのデメリット

“大は小を兼ねる”なんて言葉がありますが、大型のスーツケースはしっかりデメリットもあるので、しっかり自分にあったスーツケースを選ぶことが重要です。

購入してから後悔してほしくないので、はっきりと大型のスーツケースのデメリットをご紹介しますね。

大型スーツケースは取り回しが面倒

大型のスーツケースになると、高さは75cm前後になります。これは、結構な高さで、小柄な女性の方の腰の高さくらいになります。

それに大型のスーツケースは荷物もたくさん入れる場合が多いですよね。大きい&重いスーツケースは取り回しが大変で、電車やバス、引いて歩く時にも、気を使います。

特に海外の公共交通機関は、日本のようにエレベーターやエスカレーターが必ず設置されていないところも少なくないので、サイズが大きいと持ち運びも面倒です

大型スーツケースは場所をとる

大型のスーツケースは使う時には荷物がたくさん入って便利ですが、日本に帰ってきてからの収納スペースを考えておかないと困ることがあります。

かなり場所を取るので、特に自宅に大きめのクローゼットや物置がない方は、収納場所が確保できるか事前に考えておきましょう。

大きめのスーツケースをレンタルするという方法もあります。
関連記事:スーツケースのレンタル料金の相場|サイズ&期間別で本当の値段を紹介!

大型スーツケースの重量

スーツケースはサイズが大きくなると、その分当然、重量も重くなります。

Mサイズのスーツケースは3.5kg前後が一般的で、LLサイズのスーツケースは5.5kg前後くらいなので、大体2kg前後の差があります。

航空会社の受託手荷物の重量制限はどのスーツケースも一緒なので、スーツケースが重くなると、その分中に入れられる荷物は少なくなります
ちなみに国際線の受託手荷物の重量制限は23kg、国内線は20kgが一般的です。航空会社によっても変わるので、事前にご確認ください。
*受託手荷物…飛行機の搭乗時にカウンターで無料で預けられる荷物のこと。

関連記事:国際線・国内線別 | 預け入れ荷物(受託手荷物)の制限を確認

大型のスーツケースは人気がありますが、このようにデメリットもあるので、留学生からスーツケースのサイズについて質問されても、実はそこまでおすすめしていません。

もし特に大きなこだわりが無いのであれば、おすすめはスーツケースのMサイズ+機内持ち込み最大サイズの組み合わせです。これから先、近場で海外旅行の時にも便利です。
ただし、どうしても大型のスーツケースが必要というケースもあると思いますので、快適な大型のスーツケースを購入するための選び方のポイントをご紹介します。

大型のスーツケースの選び方

大型のスーツケースでもしっかり選べば、快適で使いやすいものがあります。選ぶ際の3つのポイントをご紹介するので、スーツケース選びにお役立てください。

大型スーツケースの選び方①:サイズのチェック

ほとんどの航空会社の、無料で預けられるスーツケースのサイズの上限は「3辺の合計が158cm以内」です。
*JALについては「3辺の合計が203cm以内」です。

大型のスーツケースの中には、このサイズをオーバーしているものもあり、預ける場合には追加料金が取られることがほとんどです。
選ぶ際には、158cm以内のスーツケースから選ぶようにしましょう。

大型のスーツケースの選び方②:容量の目安を知る

大型のスーツケースでも、容量は80L~100L超えまでいろいろです。選ぶ大型のスーツケースの容量は滞在日数を目安にできます。
デメリットでもご紹介しましたが、大きすぎるスーツケースは、取り回しが不便…。
必要としているサイズを選ぶのが最適です。これまで見てきたパターンでは、旅慣れている人ほど小さめなスーツケースで済ませ、海外初心者ほど大きすぎるスーツケースを選ぶ傾向があります。

70L~84L85L~94L95L~
~約1週間約1週間~2週間長期滞在

大型のスーツケースの選び方③:キャスターを確認

(画像出典:日乃本錠前

スーツケース選びで忘れてはいけないのがキャスターです。特に大型のスーツケースの場合は、中に荷物を入れて重くなりがちなので、キャスターは移動快適性の鍵をにぎる重要な部分です。

一昔前は38mmのキャスターが多かったですが、最近では50mm以上のキャスターWキャスターを搭載しているスーツケースが増えています。
キャスターが大きくなると、ゴツゴツした石畳みや段差を超えたりする時にも快適さが違います。

キャスターの性能はサイズだけでなく、どのメーカーのキャスターを使用しているかでも変わってきます。
例えば、日乃本錠前の「HINOMOTO」キャスターは、スーツケース好きなら誰でも知っている知名度の高いメーカーで、高級スーツケースなどにも採用されています。

「HINOMOTO」のグリスパックを内蔵したキャスターや、特殊素材を使った静音キャスターなど、キャスターは目立たない部品ですが、スーツケースを快適に長く使用するための重要なポイントなので、どんなキャスターを使っているのか確認しながらスーツケースを選びましょう。

ちょっとマニアックですが、普通のキャスターと高性能キャスターの違いを知りたい方は、動画で確認してみてください。

おすすめの大型のスーツケース紹介

大型のスーツケースの選び方を参考にした、おすすめのスーツケースもご紹介します。自分にピッタリ合ったものを見つけるのにお役立てください。

容量:70~84L(~1週間)サイズ

エミネント プロ Lサイズ
サイズ:H:62.5cm/W:44.5cm/D:30.0cm
重量:5.0kg
容量:73L

エミネントは日本であまり知られていませんが、世界最大手のサムソナイトの製造下請けも請け負う、世界基準のスーツケースメーカーです。

デザインはシンプルですが、世界品質のスーツケースがリーズナブルに購入できるので、海外在住者によく選ばれています。

エミネントプロは、レンタルなどプロユースのために設計されたモデル。高級素材であるポリカーボネートを100%使用し、耐久性や汚れにくさに優れていて、非常にコスパが良いのがポイントです。

ヒデオワカマツ フライⅡ

サイズ:H:68.5cm/W:45.0cm/D:29.0cm
重量:3.1kg
容量:80L~88L

機能性×軽量性×価格に抜群に優れたヒデオワカマツのフライ2エキスパンダブル機能で、荷物が増えた時には最大88Lまで拡張可能です。

ソフトスーツケースのメリットは何より軽量性です。Lサイズのスーツケースでも3.1kgしかないため、その分しっかり荷物を入れることができます。

日本メーカーのスーツケースらしく、収納スペースが多く、使い勝手に優れた満足度の非常に高いスーツケースです。

容量:85~94L(~2週間)サイズ

無印良品 キャリバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー

サイズ:H:75.0cm/W:45.0cm/D:24.5cm
容量:87.0L
重量:5.6kg

「しるしの無い良い品」を作り続ける無印良品。スーツケースメーカーではないものの、非常に丁寧に作られたハードキャリーは、他の有名メーカーを上回る耐久性を持ちます。

キャスターは2017年モデルから双輪静音キャスターへ。ボタン一つでストッパー機能で止められるので、電車やバスの中でも安心です。

高さ調節は1cmごとにできるため、身長や引き方合わせて調整可能。各メーカーの高級モデルについているような機能を搭載し、価格は2万円台とコストパフォーマンスに優れたキャリーケースです。2年保証。

エースロックペイントSS

サイズ:H:63.0cm/W:51.0cm/D:29.0cm
容量:91.0L
重量:3.1kg

日本が世界に誇る鞄メーカーであるエースのシンプルデザインのソフトスーツケース

片面開きなので、たっぷりとした奥行きを活かしてたくさんの荷物を収納できます。前ポケットは、ペンや手帳などを収納できるオーガナイザー仕様になっているので、空港でもパスポートや書類の出し入れ快適です。

日本メーカーの丁寧な作りに定評のあるエース製品が2万円以下で購入できます。

容量:95L~(長期滞在)サイズ

ヒデオワカマツ メガマックス

サイズ:H:70.0cm/W:56.0cm/D:31.0cm
容量:105.0L
重量:5kg

ヒデオワカマツのメガマックスのポイントは、受託手荷物サイズで業界最大級容量である105Lの収納力

スタイリッシュで個性的なルックスもオシャレな旅を演出してくれます。そして105Lの大容量でも高さは70cmしかないため、意外と女性でも扱いやすいのも魅力です。

医療用器具のために開発された耐久性と振動吸収性に優れたキャスターを使用していて、抜群の走行感です。万が一キャスターが故障・摩耗で走行困難になった場合は、3年間1回に限り無償保障してくれます。

ストラティック レザー&モア

サイズ:H:75.0cm/W:53.0cm/D:29.0cm
容量:100.0L
重量:4.36kg

GOOD DESIGN賞も受賞したドイツ ストラティックのスーツケース。素材の一部にレザーを使用し、ラグジュアリーな高級感のあるデザインが魅力。

使い心地にもこだわっており、キャスターにはHINOMOTO製の静音性に優れたサイレントランを装着。ボディには軽量性・耐久性に優れた高級素材であるポリカーボネートを100%使用しています。

スーツケースのセキュリティー性のために、こじ開けにくいダブルファスナーを使用しているなど、見た目だけでなく安心して使用できる機能を搭載しています。

関連記事:スーツケースにベルトは必要?選べる種類やメリットまで解説!

ピッタリの大型スーツケースを見つけよう

長期の海外旅行や出張、留学のために購入されることが多い大型のスーツケース

荷物がたくさん入れられるメリットは大きいですが、取り扱いづらいなどデメリットもあるので、しっかり自分にピッタリ合ったものを見つけるようにしましょう。
選ぶ時には、以下の3つのポイントを確認するようにします。

  1. サイズのチェック
  2. 容量の目安を知る
  3. キャスターの確認

スーツケースは、旅の相棒です。使いやすく快適なものを選んで、海外滞在を楽しみましょう。