本格四川料理やパンダのふるさととして人気の高い成都。
観光や出張で訪れるなら、渋滞もなくリーズナブルで使いやすい地下鉄が便利です。
成都を訪れるのに「成都の地下鉄はどんな感じ?」「地下鉄のカードの買い方は?」などと疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では…
- 成都の地下鉄の乗り方は?
- 成都の地下鉄の路線図は?
- 地下鉄を利用する際に注意点は?
- 地下鉄のカードはどこで買える?
といった疑問にお答えしたいと思います。
成都観光や出張にお役立て下さい。
筆者:ジンベエ
四川・成都の地下鉄の乗り方
四川・成都の地下鉄入り口には、必ず何号線かの表記や列車のイラストがあるので、どこが駅の入口かすぐに分かると思います。
中国語で地下鉄は“地铁”。なんとなく見た目で「地下鉄」だとわかりますよね。
漢字のわかる日本人は他の外国の方と比べて本当に中国観光が楽です。
入り口から階段を降りると、切符売り場があるのでカード式の1回用切符を購入しましょう。
1.地下鉄の1回用切符カードの買い方
四川・成都の地下鉄には…
- 1回用の切符カード
- チャージ式のカード
の2種類があるのですが、チャージ式はカード自体にお金がかかるので、滞在期間が数日から1週間程度なら1回用の切符カードがおすすめです。
地下鉄の駅に入ると発券機があるので次の手順で切符カードを購入しましょう。
*残念ながら、いまのところ”日本語”ボタンはありません、中国語か英語の画面表示から選べます。
- 目的地の駅をタップする
路線図上から、目的地の駅名をタップします。
細かいのでちょっとわかりにくいですが、タップすると路線図の拡大画面も表示されます。
日本人は漢字がわかるので、意外と中国語のままの方が目的地を探しやすいと思います。 - 枚数と支払い方法をタップする
目的地を選択したら、右上でカード購入枚数をタップします。何人かで旅行している時に便利です。
そして画面下に表示される、購入方法をタップします。
現金で購入する場合は“现金”を選択しましょう。 - 現金を入れてカードを受け取る
現金を入れたら、切符カードが出てきて切符カードの購入は完了です。
成都地下鉄の乗車賃
中国は基本的に交通費が日本と比べるとかなりリーズナブル。
乗車賃も成都の町中で使っている分には2元~4元/回です。
- ~4kmまで 2元
- 4km~8kmまで 3元
- 8km~12kmまで 4元
- 12km~18kmまで 5元
- 18km~24kmまで 6元
汚いお札に注意!
中国の券売機を使っているとよくあるのですが、お札が汚かったりちょっと破れていたりすると、何回お札を入れても券売機が吐き出してしまうことがあります。
中国ではお財布を使わずにお札をまとめてポケットにしまっている人が多くて、どうしてもお札がボロボロになりやすいみたいです…。
券売機で切符カードが購入できないときには、駅の改札のところにある“客服中心(日本で言うみどりの窓口)”に行きましょう。
客服中心なら、券売機が読み取れないお札でも切符カードが購入できます。
目的地の駅を指させばわかってくれるはずです。
成都地下鉄チャージ式カードの買い方
記念に切符カードをとっておきたい方や、ある程度の期間滞在される方などは、チャージ式カードを購入してもいいかもしれません。
価格は30元~40元くらいのものが多いです。
発券機の近くにはチャージ式カードの発券機もあります。好きなデザインを選んで購入しましょう。
たいてい駅構内にチャージ式カードの発券機は1台しかないので、改札周辺を探してみましょう。
せっかくなら四川なのでパンダデザインのカードがほしいですよね。
でも、基本チャージ式カードは現地の人が購入するので現地の人に人気が高いデザインが多いです。
前回筆者が見た時も、販売しているデザインはワンピースとドラえもんがメインでした…。
上の画像のパンダデザインのチャージ式カードは、大きな駅にある有人の券売所で見つけたものです。
「どうしてもパンダデザインにこだわる!」という方は参考までに…。
2.地下鉄でも手荷物検査が必要
中国あるあるではありますが、四川・成都の地下鉄は乗車するのに手荷物検査があります。
スーツケースやバッグなどは、すべてX線検査の機械を通す必要があるので並んでいる内に通せるように準備しておきましょう。
飲み物に注意!
もし手荷物検査でスタッフが中国語で何かを言ってきたら、飲み物の可能性が大です。
ペットボトルや水筒の中に飲み物が入っている場合は、蓋を開けてスタッフに見せてあげてください。
飲み物用の検査機器を使うところもあります。
*余談ですが、中国人の友人たちは日本や韓国に旅行で訪れると、手荷物検査がないことに逆にビックリするそうです。
3.カード式切符でタッチして改札を通過
切符カードを購入して、手荷物検査が終わったら、地下鉄のホームを目指しましょう。
切符カードは日本のスイカと同じようにタッチする方式です。
日本だと上り下りでホームが分かれていることがありますが、成都の地下鉄は同じ路線の上り下りの乗り場は向かい合っているのでとりあえず階段を下りましょう。
4.成都地下鉄に乗車
ホームに下りたら、上り下りのドアが向かい合ってあるので、乗りたい方のドアの前で待ちます。
まだまだ列を作らない街もありますが、成都の方たちはしっかり待っている間に列を作っている印象です。
乗り場のどちら側かがわからない場合は、乗り場のドアの上に停車駅が表記されているので確認できます。
他の地下鉄の路線に乗り換える場合にも、路線番号が停車駅のところに記載されているのでわかりやすいです。
次の列車が来るまでの時間がモニターに表示されています。
お手洗いなど、時間の余裕を確認したい時にお役立て下さい。
ちなみに四川・成都の地下鉄のトイレはホームの両端のどちらかに設置されています。
地下鉄の列車内には、現在地と停車駅が表記されている電光掲示板が必ずドア付近にあります。
地下鉄の乗り換えは地面の案内を参考に
目的地にたどり着くのに地下鉄を乗り換える場合には、乗り換え駅で下車したら地面のプリントを参考にしましょう。
10m~20mおきくらいに表記があるので、意外と初めての中国地下鉄でも難しくありません。
*筆者は久しぶりに東京駅や新宿に行った時の方がよっぽど迷います…。
5.最後は改札に切符を差し込む
はじめ改札を通る時にはスイカのようにタッチしますが、改札を出るときには画像のように切符カードを差込口にいれます。
切符カードは日本と同じく排出されません。
ここまでが四川・成都の地下鉄利用方法です。
切符カードの購入さえすれば、成都の地下鉄は本数もそこまで多くないので意外と簡単に利用できます。
では、地下鉄の路線図も確認しましょう。
2024年版の四川・成都地下鉄路線図
四川・成都の地下鉄公式ページに記載されている路線図です。
2024年3月1日現在で、19本のラインがあります。
運行時間はそれぞれの路線によって異なるのですが、ほとんどが6:10頃~23:30頃まで運行しています。
地下鉄から成都空港まで行ける?
2017年に成都双流国際空港までの地下鉄10号線が開通して、成都観光はより一層便利になりました。
成都地下鉄10号線
- 運行時間:6:00-23:10
- 到着駅:成都双流国際空港T1・T2
- 発車間隔:約10分
- 所要時間:始発太平園ー成都双流国際空港T1 約13分
地下鉄で成都双流国際空港T1まで到着後、エスカレーターを上がると目の前が空港入り口で、歩く距離もほとんどなく利便性は高めです。
帰国する際に地下鉄を利用する場合は、出発階は2階になりますので、自動ドアから空港に入りエスカレーター・エレベーターで2階へどうぞ。
成都観光なら地下鉄が便利!
四川・成都の町中は、時間帯によっては結構渋滞します。
成都の地下鉄は乗車賃もリーズナブルですし、渋滞もなく観光地にたどり着けるのでおすすめです。
ぜひ成都へ旅行や出張の際には、地下鉄を利用してみて下さい。
レンタルWIFIやトラベルSIMに代わる次世代サービスとしてトラベルeSIMのTRAVeSIMが登場。
- 248円/日~とレンタルWIFIの半額以下
- 利用はスマホでQRコードを読み込むだけ
- SIMカードの抜き差し不要
と非常に手軽に利用できるサービスです。中国のネット規制も回避できるのでSNSやYou Tubeが普通に使えます。
海外でネットが使えると、グルメやショッピング、観光をもっと満喫できるのでおすすめです。
TRAVeSIMの公式サイトで確認≫