旅行に欠かせないスーツケース。
できるだけコスパの良いスーツケースを選びたいですよね。
旅行を計画中の方の中にも…
- 1万円でちゃんとしたスーツケースは買える?
- 1万円以下でお得な神コスパスーツケースはどれ?
と気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は現役ガイドとして本当におすすめできる“1万円以下で神コスパのスーツケース”をご紹介します。
*使用レビューも用意しているのでお役立て下さい
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
1万円以下のスーツケースで失敗しない3つのポイント
実は1万円以下のスーツケースを見つけること自体はそこまで難しくありません。
Amazonや楽天市場でも「スーツケース」と検索して安い順で表示すれば、いくらでも選択肢が表示されます。
ただ、1万円というのはちゃんと使えるスーツケースが購入できるギリギリの価格のため、よく選ばないと“粗悪品”が届く可能性もあります。
*旅行先でスーツケースが壊れると、本当に悲惨です…。
まずは、“失敗しない”ための1万円以下のスーツケースの選び方をご紹介します。
1.スーツケースの材質はポリカーボネートが主流!
スーツケースは日々進化しています。
5年前くらいまではABS樹脂と呼ばれる素材がボディに使われていましたが、ここ数年では高級スーツケースを中心にポリカーボネートと呼ばれる素材がメインになっています。
そして、1万円以下のスーツケースの中にもポリカーボネートを100%、もしくはポリカーボネートとABS樹脂を組み合わせたハイブリッドボディを採用している商品があります。
ポリカーボネートボディのメリット
- 軽量…ABS樹脂製の約半分の重さでスーツケースが作れる
- 耐久性…高い耐衝撃性が特徴で、丈夫なスーツケースが作れる
1万円以下のスーツケースでおすすめの材質
スーツケースを見る時には材質を確認しましょう。
- ポリカーボネート100%…◎+
- ポリカーボネートハイブリッド…◎
- ABSハイブリッド…◯
- ABS樹脂…△
2.キャスター性能で快適性が決まる!
スーツケースの良し悪しを決めるのに、“ボディよりも重要”と言われるのがキャスターです。
まず、1万円以下のスーツケースを探すならサイズを確認します。
最低でも40mm、できれば50mm以上のキャスターを搭載したスーツケースを選ぶべきです。
サイズは走行性だけでなく、摩耗するスピードにも大きく影響します。
例えば、40mmのキャスターと30mmのキャスターで同じように1km移動すると、30mmキャスターの回転数は、40mmよりも約3,000回転多くなり、それだけ摩耗しやすくなります。
HINOMOTO製キャスターなら一安心
「HINOMOTO」は日乃本錠前という創業90年の日本企業のキャスターブランドです。
日本独自の高い技術やノウハウで、非常に高品質なキャスターを製造販売しています。
ドイツのスーツケースブランドBERMASなど、高級スーツケースブランドにも採用されています。
そして1万円以下でもHINOMOTO製のキャスターを採用しているスーツケースがあります。
とりあえずキャスターに「HINOMOTO」とあれば、キャスター性能については一安心です。
3.公式サイトもないようなブランドは却下!
気になるスーツケースがあれば、Googleで「〇〇(ブランド名) 評判」と検索してみてください。
実は公式サイトも用意されていないようなブランドが結構Amazonや楽天市場でも上位表示されています。
*最近良く耳にする「サクラレビュー」も多いのでご注意を。
そういったノーブランドは出荷前検品やアフターサービスは期待できないので、安くてもまず避けた方が無難です。
1万円以下の神コスパスーツケースランキング10選
では、1万円以下で購入できる神コスパのスーツケースをランキング形式で確認してみましょう。
それぞれ実際に使用したレビューも用意しているので、気になるスーツケースが見つかった方は参考にしてみて下さい。
順位 | 名前 | 参考価格 |
1位 | レジェンドウォーカー 5122 | 9,400円~ |
2位 | グリフィンランド PC7000 | 9,980円~ |
3位 | MAIMO COLOR YOU | 13,980円~ |
4位 | レジェンドウォーカー 5509 | 9,980円~ |
5位 | グリフィンランド PC7258 | 7,980円~ |
6位 | トラベルハウス T1692 | 4,780円~ |
7位 | シフレ B5891T | 10,000円 |
8位 | グリフィンランド FK1037-1 | 6,480円~ |
9位 | ヒデオワカマツ フライⅡ | 9,980円~ |
10位 | エミネント eLuggage2 | 6,925円~ |
1位:レジェンドウォーカー 5122
レジェンドウォーカー人気No.1のベストセラー
- 素材:ポリカーボネートハイブリッド樹脂
- タイプ:ファスナー(Mサイズ以上はフレーム)
- キャスター:60mmダブルキャスター
- 価格:7,040円~
1万円以下でしっかり使えるスーツケースだと、レジェンドウォーカーとグリフィンランドという2つのブランドが他のブランドを圧倒しています。
そして5122は、累計販売台数50万台以上とレジェンドウォーカーの中でも圧倒的な人気No.1。
ポリカーボネートハイブリッド樹脂をメイン素材に使用することで高い耐久性を持ち、キャスターには機内持ち込みサイズでも60mmの大型ダブルキャスターを採用しているので凸凹した道でもスムーズに進めます。
拡張機能で機内持ち込みサイズならラウンドファスナーを開くとさらに7L分の収納スペースが生まれるため、旅行からの帰りにお土産で荷物が増えてしまっても安心です。
レジェンドウォーカーの5122は機内持ち込みサイズとSサイズはファスナータイプ、MサイズとLサイズはフレームタイプです。
実は5122はベストセラーモデルだった5022をユーザーからのフィードバックを生かして改良されたモデル。
そのため、旅行で使いやすい色々な細かい便利機能が搭載されています。気になる方は使用レビューもご確認下さい。
「1万円以下で買えるしっかりしたスーツケースが欲しい」という方なら、コレを選んでおけば間違いないと言える万能派の高コスパスーツケースです。
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レジェンドウォーカー 5122の口コミ評判
コスパ最強
キャスターもとてもスムーズで、2,3年使ってもし万が一壊れてもまた同じものをリピートします。
2位:グリフィンランド PC7000
改良を重ねて“熟成の粋”な高品質スーツケース
- 素材:ポリカーボネート100%
- タイプ:フレーム
- キャスター:HINOMOTOグリスパックキャスター
- 価格:9,980円~
グリフィンランドは1万円前後からと非常にリーズナブルながら、しっかりと使える安心のスーツケースが人気で楽天市場の年間ランキングにも選ばれているブランドです。
そしてPC7000はグリフィンランドのスーツケースの中でも人気No.1のモデル。
ユーザーの声に応えながらモデルチェンジ毎に改良を重ねてきているスーツケースです。
まず、現行モデルから高級スーツケースにも採用されている「日本HINOMOTO製グリスパックキャスター」を搭載。
ホイール部分にグリスが内蔵されていて、走行しながら少しずつホイールに補充されるため、摩耗に強く、長期間スムーズで滑らかな回転をキープできます。
また耐久性を高めるために、約1cmの深溝アルミフレームを搭載。
実はフレームを深くすると、スーツケースの収納量が若干少なくなるデメリットもあるのですが、これはグリフィンランドの「お客様に少しでも長く愛用してほしい」というこだわりです。
そしてPC7000には、機能性を重視した内装が採用されています。
1万円前後のスーツケースは仕切板が1枚しか搭載されていない商品も多く、スーツケースを開ける時に荷崩れしやすいことがありますが、PC7000は両側にバンドとメッシュポケットの付いた仕切り板が搭載されています。
少し重いので「利用はLCCがメイン」という方には向きませんが、1万円以下のお値段でずっと使い続けられる内装・外装ともにスキのない神コスパスーツケースです。
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グリフィンランド PC7000の口コミ評判
ガイドさんと同じ
3位:MAIMO COLOR YOU
売り切れ続出の日本ブランドの高機能性スーツケース
- 素材:ドイツ社PC100%
- タイプ:ファスナー
- キャスター:HINOMOTO Lisofキャスター
- 価格:約13,900円~
MAIMOは、元国際線客室乗務員・プロダクトデザイナー・グラフィックデザイナーの3人がタッグを組んで始まった新しいトラベルグッズブランド。
MAIMO COLOR YOUも2022年9月に発売がスタートしました。
発売後すぐに売り切れて、なかなか購入できない状態が続いていましたが、最近少し販売が安定してきたようです。
MAIMO COLOR YOUが特別な理由は、
- キャスターが自分で純正品へ交換可能
- HINOMOTOの高級キャスターを採用
- ドイツ社製ポリカーボネート100%使用
と3つあります。
基本スーツケースの故障は9割がキャスターです。
そしてMAIMO COLOR YOUは、自分で簡単に純正品のキャスターと交換が可能なため、非常にロングライフで愛用できます。
また、キャスターはHINOMOTOキャスターの中でも高級スーツケースに主に採用されているLisofサイレントランキャスターです。
Lisofは、静粛性に優れると同時に加水分解しないため、保管しておいても劣化しないのが特徴。
もちろん交換用キャスターもLisofです。
そしてボディ本体がドイツ社製のポリカーボネート100%採用しているため、耐衝撃性に優れつつ軽量性も抜群です。
同じような性能や高機能性のスーツケースを購入しようとすると、3万円台が相場です。そのため非常にコストパフォーマンスが高く、このランキングでご紹介しました。
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MAIMO COLOR YOUの口コミ評判
快適!
ダンボールに入った状態から軽くてびっくりします。コロコロもこれまで使ったことのあるキャリーケースよりずっとスムーズで快適です。本当はベージュが欲しかったのですが売り切れで黒を選びましたが、落ち着いたカラーで気に入っています。
4位:レジェンドウォーカー 5509
高品質×軽量にこだわったフレームタイプ!
- 素材:ポリカボネート+ABS樹脂
- タイプ:フレーム
- キャスター:50mmダブルキャスター
- 価格:9,980円~
1万円を切るお値段でしっかり使えるフレームタイプとして、PC7000と双璧をなす存在なのがレジェンドウォーカーのベストセラーモデルの5509です。
強化アルミ素材をフレームやコーナーパッドに採用することでフレームタイプの堅牢性はそのままに軽量化にも成功しており、機内持ち込みサイズで3.7kgと、ファスナータイプとそこまで変わりません。
ボディにはカーボン調のデザインが施され、アルミパーツのマットゴールドがアクセントになって、非常に高級感があるスーツケースです。
映えるスーツケースという点では、3位のPC7000よりもコスパに優れるスーツケースだと思います。
「フレームタイプにも機動力を求める」という方は、レジェンドウォーカーの5509を選びましょう。
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レジェンドウォーカー 5509の口コミ評判
デザイン機能性ともに満足です!
ネットのおすすめランキングを見て選びましたが、とても満足しています。
高級感のあるデザインとバックの機能性もとても良いです。商品到着後に出張で使用しましたが、ビジネス用としても問題なく使用できます。
5位:グリフィンランド PC7258
1.95kg~とLCC利用ならコレで決まり!
- 素材:ポリカーボネート100%
- タイプ:ファスナー
- キャスター:50mmキャスター
- 価格:7,980円~
重量制限の厳しいLCCを使って韓国やアジアの近隣の国へ旅行する時に活躍してくれるのがグリフィンランドのPC7258です。
グリフィンランドから発売された比較的新しいモデルで、抜群の軽量性が魅力。
機内持ち込みサイズなら、わずか1.95kgと指一本で持てる軽さです。
LCC(格安航空会社)には、重量制限が7kgのところもあるため、スーツケースが軽ければその分しっかり荷物をパッキングしたり、追加料金なしでお得にフライトが利用できたりします。
軽くても耐久性にはこだわっていて、ボディには高級素材であるポリカーボネートを100%使用、ファスナーにはYKK製ファスナーを使用しています。
軽量性のために内装はシンプルですが、韓国や台湾、タイなどへLCCでよく行かれる方にはピッタリのスーツケースです。
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グリフィンランド PC7258の口コミ評判
びっくりするほど軽い
6位:トラベルハウス T1692
4,000円台からキャスターストッパー付きスーツケース
- 素材:ABSハイブリッド樹脂
- キャスター:50mmダブルキャスター
- 価格:4,780円~
トラベルハウスは、日本では主にレンタル用のスーツケースなどによく使われているメーカーです。
ただし、トラベルハウスのスーツケースを製造している工場はヨーロッパブランドのデルセーの製造を任されるなど、品質は低くありません。
そしてトラベルハウスの価格は年間200万台も販売している中国ブランドだからこその衝撃価格。
キャスターストッパー&マチ拡張機能が付いたスーツケースが4,000円台から購入でき、下手するとスーツケースレンタルよりお安く新品スーツケースが購入できます。
*機内持ち込みサイズはキャスターストッパーが付いていないのでお気をつけください。
ボディがABSハイブリッド樹脂だったり、内装の仕切りがXバンドなど、コストカットされているところもありますが、値段以上の価値のあるスーツケースです。
トラベルハウスT1692の口コミ評判
ブレーキ付きでは最安では?
7位:シフレ グリーンワークスB5891T
機内持ち込み容量最大級の40L
- 素材:ABSハイブリッド
- タイプ:ファスナー
- キャスター:50mmHINOMOTOキャスター
- 価格:約10,000円
シフレはバスケットボール日本代表にスーツケースを提供している日本のメーカーです。
基本は2万円以上のスーツケースがほとんどなのですが、B5891Tはジャスト1万円で手が届きます。
B5891Tは機内持ち込みサイズで容量最大級の40Lを実現。
重量は3.1kgと軽量なので、LCCの利用で重宝します。
また荷物が増えてしまった時にはマチアップ機能で44Lまで拡張可能です。
キャスターにはHINOMOTOのグリスパックキャスターが採用されいているので移動もスムーズと、高性能な機内持ち込み用スーツケースです。
シフレ グリーンワークス B5891Tの口コミ評判
しっかりしたメーカーのスーツケース
8位:グリフィンランド FK1037-1
6,000円台で神コスパスーツケース
- 素材:ABSハイブリッド
- タイプ:ファスナー
- キャスター:50mmキャスター
- 価格:6,480円~
楽天市場のスーツケース総合ランキングで1位受賞歴を持つグリフィンランドのFK1037-1。
グリフィンランドで一番キズが付きにくいマットラフ加工で、いつまでも綺麗に使用できます。
6,000円台とリーズナブルですが、内装には両側に仕切りを採用し、外装には買い物袋などがぶら下げられるフックが取り付けられているなど使いやすさにもこだわっているグリフィンランドらしいスーツケースです。
ファスナーには安心のYKK製を採用。
「安くても使い心地が大事!」という方におすすめなグリフィンランドでも特にコストパフォーマンスに優れたスーツケースです。
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グリフィンランドFK1037-1の口コミ評判
コスパ高い
9位:ヒデオワカマツ フライⅡ
1.9kg~と世界最軽量級のソフトキャリー
- 素材:撥水加工ポリエステル
- タイプ:ソフト
- キャスター:50mmキャスター
- 価格:7,982円~
フランス出身のデザイナーである若松氏が手がける『ヒデオワカマツ』のフライⅡ。
何よりの特徴は機内持ち込みサイズで1.9kgという抜群の軽量性。
重量制限の厳しいLCCでとても頼りになります。
水をはじく撥水加工生地を全面に使用しているので、ソフトタイプでも少々の雨では心配いりません。
ソフトタイプは地味なデザインが多いですが、ヒデオワカマツ氏が手がけるアイテムらしく洗練された雰囲気も人気の秘密です。
また、内装には大きいサイズのポケットが取り付けられていて、パッキングで整理整頓もとても楽です。
「ソフトタイプでリーズナブルな機内持ち込みサイズを探している」という方におすすめな1万円以下で購入できる機内持ち込みサイズのスーツケースです。
ヒデオワカマツ フライⅡの口コミ評判
LCCで頼りになる軽さ
10位:エミネント キャビンプロ
機内持ち込み最大容量の40Lサイズ
- 素材:ポリカーボネート・パンライト100%
- タイプ:ファスナー
- キャスター:4輪キャスター
- 価格:9,980円~
日本人の方だと「エミネントってなんのブランド?」という感じかもしれませんが、実はエミネントは世界4大スーツケースブランドの1つに数えらています。
“ヨーロッパで認められた唯一のアジアラゲージブランド”とも言われていて、コストパフォーマンスに優れた数多くのスーツケースを開発・販売しています。
特に自社開発のサイレントキャスターは非常にスグレモノで、スーツケースでの移動がスムーズで苦にならなくなります。
またポリカーボネートの中でも特に耐久性に優れるパンライトという帝人化成の素材を使っていて、軽量ですが非常に丈夫なのが特徴です。
ただ日本では知名度が低く、知る人ぞ知る神コスパスーツケースといった感じでしょうか…。
「耐久性と実用性があればブランドは問わない」という方におすすめな1万円以下で購入できる機内持込サイズのスーツケースです。
エミネント キャビンプロの口コミ評判
日本の協和が製造監修しているので、安心して使えそうです。
この価格でこのクオリティ、機内持ち込みのスーツケースを探している方にお勧めです。
1万円以下でもしっかり使える神コスパのスーツケースを選ぼう!
1万円以下でもしっかり選びさえすれば、便利に使えるスーツケースが見つかります。
今回のランキング情報も参考にしながら、次回の海外旅行で活躍してくれる神コスパのスーツケースを見つけてください!