バックパッカーの聖地と呼ばれ、「行くと人生観が変わる国」とも言われるインド。
海外旅行でインドを訪れる予定の方も多いですが、コンセント形状と電圧が日本とは異なるため、出発前の確認が重要です。
インドの電気事情についてわかりやすくご紹介するので、旅の準備にお役立て下さい。
筆者:ジンベエ
ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。海外旅行に役立つリアルなトラベル情報をお届けします。
インドのコンセントは複数のタイプが混在
(画像出典:foxnomad)
インドのコンセントは、B3タイプ・Bタイプ・BFタイプ・Cタイプの4タイプが混在しています。
多くのコンセントは、上の写真のように見慣れない5つの穴が付いています。これは、B3タイプとCタイプの汎用型で、どちらも挿し込むことができるようになっているためです。
ただし、場所によってはBタイプとCタイプしか使えない2つ穴形状のコンセントのところもあり、「変換プラグは、これだけあれば大丈夫!」と言えないのが現状です。
そのため、インドを旅行する際には、変換プラグではなく、1つで全てに対応できるマルチ変換プラグを用意しておくと重宝します。
「マルチ変換プラグは高い…」という方は、最低でもB3タイプの変換プラグは用意しておかないと困ります。
*一応記載してありますが、BFタイプは最近の建物ではほとんど見かけなくなりました。
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インドの街中のコンセントスポット
- インディラ・ガンディー国際空港…無料充電スポットではAタイプのコンセントが利用できます。
- チャトラパティ・シヴァージー国際空港…2014年オープンの新しい空港で、無料の充電スポットももちろん完備。
- ニューデリー市内のスタバ…インドで100店舗以上展開しているので、ニューデリー市内では簡単に見つけられます。スパイスに飽きた時にもぜひ。
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インドの電圧は220V~240V
では、続いてインドの電圧についてご紹介します。電気事情自体がかなり日本と異なるので、注意しましょう。
インドの電圧は220V~240Vです。
日本が100Vなので、2倍以上の差があります。
そのため、日本の電源専用の電化製品を繋ぐと「ボッ」と音をたてて一瞬で壊れます。最悪、発火することもあるので、注意しましょう。
ただし、海外旅行で必要になる電子機器は、もともと全世界の電圧に対応したマルチボルテージ仕様な場合がほとんどです。
使用する電子機器の製品本体や充電アダプターのところに対応する電圧範囲が表記されています。
iPhoneの場合は、充電アダプターのプラグ部分を確認します。
(画像出典:Apple)
対応電圧の部分に『Input:100-240V』とあり、これは100Vから240Vの地域で使用できるという意味です。
なので本来、電圧を変えるための変圧器は必要なく、変換プラグでプラグの形状だけ変えればそのまま使用できます。
関連記事:変圧器と変換プラグの違い|海外旅行の豆知識をおさらい
ほとんどのスマートフォンやデジタルカメラ、モバイルバッテリー、レンタルWiFiなどは、基本的には世界中どの場所でも変圧器がなくても使用できます。
ただし、インドの場合、発展途上国ゆえに電圧が不安定なので、高価な電子機器を使う時には、変圧器を使用することをおすすめします。
インドは電圧が不安定なため、変圧器の使用を推奨
インドでは、一応電圧は220V~240Vという事になっていますが、電気供給が需要に追いついておらず、今でも頻繁に停電がおこっています。
そして怖いのが“不安定な電圧”です。
電気の需要が大きくなる朝方や夜の時間は電圧が低くなってしまい、逆に日中の時間などは電圧が異常に高くなる傾向にあります。
場所によって、160V~250Vの間を電圧が行ったり来たりします。
そして不安定な電圧は、電子機器にダメージが大きく、電子機器そのものが壊れたり、充電アダプターがダメになったりします。
(筆者も低電圧で一度パソコンをダメにしてしまいました…。海外でパソコンやスマートフォンなどの電子機器が壊れると、かなり困ります。)
変圧器には本格的なスタビライザーほどではありませんが、不安定な電圧で流れてくる電気を100Vに調整して流してくれる機能もあるので、インドでは電子機器を使用・充電する時には基本的に変圧器を通すとトラブルを避ける事ができます。
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関連記事:おすすめの海外用変圧器|3年使ってわかったBESTEKを正直レビュー!
コンセント・電圧事情を確認してインドを満喫しよう
インドの電源情報をまとめてみると…
インドは複数のコンセント形状が混在、電圧も不安定なため、海外旅行でもマルチ変換プラグ&変圧器を用意しておくことをおすすめします。
しっかり事前に準備して、インドの魅力を十分に堪能しましょう。
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