【レビュー】ゼログラのスーツケースは“軽い”だけじゃない!!口コミにない魅力とは?

軽さとフルスペックの使いやすさにこだわった人気スーツケースのゼログラ/ZERO GRA

MONOQLOなど各種メディアでも評価の高いゼログラですが、実際に使ってみて気に入ったポイントや逆に残念だったポイントをわかりやすくレビューしたいと思います。

購入を考えている方は、参考にしていただければ幸いです。リーズナブルなアウトレットの買い方もご紹介します。

この記事の
筆者:ジンベエ
海外ガイド歴12年。小さな旅行情報会社の代表をしております。
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。

シフレの人気モデル「ゼログラ/ZERO GRA」とは?

ゼログラのスーツケースのロゴ

ゼログラ/ZERO GRAは、日本の老舗スーツケースメーカーであるシフレのスーツケースです。

『zero gravity』(=無重力)をコンセプトに作られたブランドで、軽さだけでなくデザインや機能性にもこだわっているのが大きな特徴です。

ライナップが発売当初よりもさらに充実していて、フロントオープンポケットを搭載したモデルや、コインロッカーに収まるサイズのスーツケースなどが揃っています。

ジンベエ

筆者は2週間以上の長期出張用に一番大きな105Lサイズを購入しました。

【使用レビュー】ゼログラの3つの魅力と1つの残念ポイント

ゼログラのスーツケース

では、早速ゼログラのスーツケースのレビューをご紹介したいと思います。

動画でサクッと確認

実際に国際便や国内便、列車移動で使用してみて良かったところと少し残念だったところは、以下の4つです。

  • TSAロックが鍵式
  • 軽さが最高!
  • 使いやすさが犠牲になってない
  • キャスターがスムーズ&静か

では、一つずつ見ていきましょう。

ジンベエ

ゼログラのスーツケースは、良かったところが3つ、残念だったところが1つです。

1.TSAロックはダイヤル式に変更して欲しい!

ゼログラは鍵式のTSAロック

まずは、残念だったところです。

ゼログラのスーツケースは全サイズに当然ながらTSAロックが採用されています。

でも、ダイヤル式TSAロックではなく、鍵式なんです。

これは購入前にはほとんど気にしていなかったのですが、使いながら少し面倒に感じました。

特に移動中に中の荷物を取り出したい時など、スーツケースを開閉するのに鍵をどこにしまったか忘れてしまって困ることがありました。

一応、紛失した時用にスペアキーの販売もされていますが、できればダイヤル式に変更していただけると助かります

ジンベエ

私がおっちょこちょいで鍵や切符をよく紛失するタイプの人間なのが原因なのですが…鍵式はちょっと不便でした。

2.ゼログラスーツケースの“軽い”は正義!

軽いゼログラのスーツケース

ゼログラの何よりの魅力は『軽さ』です。

今回購入したのは105Lサイズということで、受託手荷物サイズ規定ではほぼ最大サイズのスーツケースです。

それでも、空の状態だと3.6kg(自前のスケールでは3.8kgでした)しかありません。

3.6kgって、大体機内持ち込みの小さいサイズのスーツケースの重さです。一般的なこのサイズのスーツケースは5kgから6kgくらいあります。

ポリカーボネートのゼログラのボディ

この重量を実現するために、ボディには高級スーツケースでメインに採用される軽量性と耐衝撃性に優れるポリカーボネート素材を100%使用しています。

とにかくめちゃくちゃ軽く、購入時にダンボールに梱包されて届いた状態で、あまりの軽さに驚きました。

一般的な受託手荷物の重量制限が23kgで、大きなスーツケースは基本的に荷物のサイズよりも重量制限との戦いになることが多いです。

一般的な同じサイズのスーツケースよりも2kg前後軽いということは、その分必要な荷物がパッキングできるということなので、本当に助かります。

3.軽さのために“使いやすさ”を犠牲にしていない!

両面に仕切りのあるゼログラ

いろいろなメーカーは、単純にスーツケースの軽量性を実現するために、省けるところはどんどん省いて軽量化&コストダウンを行っています。

でもそうすると、他メーカーの“軽さスペシャル”的なスーツケースは、軽くても使いにくい場合が多いです。

でも、ゼログラのスーツケースは、軽さを実現するために必要以上に使いやすさを犠牲にしていなくて、バランスがとても良いんです

ゼログラ内装の比較

例えば、ゼログラの内装を見ると、両側にしっかりと仕切りがあり、細かい収納のためのポケットまで取り付けられています。

他メーカーの軽量性の高いスーツケースは、片方を省いてXバンドにしているところが多いです。

ゼログラは両側に仕切りがあるので、開閉するときにも荷崩れの心配がいらないですし、空港で急遽スーツケースを開けなければいけなくなったときにも、プライバシーの観点でも安心です。

ゼログラの持ち手のクッション

持ち上げる際のグリップは硬い樹脂製ではなく、握り心地の良いポリウレタングリップが採用されています。

105Lサイズだと重量が20kg以上になることも多いですが、階段の上り下りや荷物の預け入れ&受け取りの際など、何気ない時に快適で助かります。

ジンベエ

軽量性を追求しつつ、使いやすさも犠牲にしないこのバランスは、日本の老舗スーツケースメーカーならではだと思います。

4.ゼログラのキャスターはHINOMOTO製!

ゼログラはHINOMOTOキャスター

スーツケースの快適性を決める“命”とも言えるキャスターですが、ゼログラには日本が世界に誇るHINOMOTO製の静音キャスターが採用されています。

一般的な他メーカーの静音キャスターよりもさらに30%静音性がUPしているそうです。

20kg以上の荷物を入れた状態でもスムーズに引け、キャスターはやはりHINOMOTO製だと安心です。

実測ですが、キャスターサイズは50mmあるので、ちょっとした段差があってもハマってしまうことなく、快適に移動できます

ジンベエ

駅構内の移動で、隣の人の引くスーツケースの音と全く大きさが違うのが小気味良かったです。

ゼログラのスーツケースのサイズ&仕様

ゼログラのロゴ
公式サイトより
型番 区分 サイズ 容量 重量 機能
ZER2094-46 機内持ち込み 53×36×24cm 35L 2.7kg (基本に加えて)
フロントオープンポケット
ZER2088-46 46×39×24cm 42L 2.3kg
  • HINOMOTO静音キャスター
  • 両側仕切り
  • TSAロック
ZER2244-54 受託手荷物 54×31×32cm 46L 2.6kg
ZER2088-56 56×42×26cm 60L 2.9kg
ZER2088-66 66×48×31cm 105L 3.6kg

※型番名をタップすると、販売サイトにて詳細情報を確認できます。

ゼログラのスーツケースは、現在までに5サイズがラインナップされています。

ZER2094-46は、機内持ち込みのSサイズにフロントオープンポケットが採用され、機能性がさらに高まっています。

また、ZER2244-54は、コインロッカーサイズのため、目的地に到着してからスーツケースを預けて観光するような使い方も可能です。

ジンベエ

ゼログラは…
「重量制限の厳しいLCCをよく使う」
「荷物が多いから軽いスーツケースを探している」
という方に特におすすめです。


2024年10月追記!!
ゼログラスーツケースが日本経済新聞の『いざ海外旅行!大型スーツケース』のランキングで1位に選ばれました!!

【お得】ゼログラスーツケースのアウトレットの見つけ方!

ゼログラのスーツケースは2万円台前半からと、性能や品質を考えるととてもコストパフォーマンスが高いです。

ただ、これまで1万円台のスーツケースを使ってきた方や、初めてスーツケースを購入する方にとっては少し高く感じるかもしれません。

そんな方におすすめなのが『ゼログラのアウトレット』です。

楽天市場のシフレ公式代理店「アマクサかばん」では、通常のゼログラに加えて、若干の傷や汚れが付着した製品がアウトレット価格にて販売されています。

ジンベエ

実は筆者もアウトレットモデルを購入。写真を取り忘れましたが、探さないとわからないレベルの擦り傷でした。1回使ったらまったく気にならなくなります。

性能的には全く問題ないにも関わらず、割引率がかなり大きいので、「アウトレットでリーズナブルにゼログラを使いたい!」という方におすすめです。

 価格の例

「軽い&便利」を重視ならゼログラスーツケースが最高!

ゼログラスーツケースの特徴

今回は、ガジェット系のメディアでも高く評価されているゼログラのスーツケースレビューをお届けしました。

ゼログラは、指1本で軽く持てる軽さながら、扱いやすい両面仕切りHINOMOTO製の静音キャスターなど、使いやすさも追求したバランスに優れるスーツケースです。

万能系でスキのないスーツケースなので、「軽くて良いスーツケースを使ってみたい」「扱いやすいスーツケースが良い」という方におすすめできます。

軽々扱えるゼログラで旅を楽しんでみてはいかがですか?

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