プロテカで一番人気となっているスタリアシリーズ。
今回は、その最新モデルであるスタリアCXRをレビューでご紹介したいと思います。
- スタリアCXRの他にない魅力は?
- どのサイズがおすすめ?
- イマイチなポイントはない?
スタリアシリーズをスタリアVS→スタリアCSと使い続けている筆者が旧モデルからの変更点なども含めてご紹介します。
評判の使い心地を確認するのにお役立て下さい。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
スタリアシリーズとは
*上からスタリアVS・スタリアCX・スタリアCXR(最新モデル)です。
スタリアシリーズは、「フルスペックで堪能する大容量」をコンセプトにしたエースのフラッグシップブランドであるプロテカ/ProtecAのスーツケースです。
“フルスペック”というキーワードからわかるように、プロテカのスーツケースに搭載される…
- サイレントキャスター
- ベアロンホイール
- マジックストップ(キャスターストッパー)
の3つの機能を全て搭載しているのが大きな特徴です。
また、MADE IN JAPANで作られているのが特徴で、すべてのモデルが熟練の職人を抱える北海道の赤平工場にて作らています。
ちなみにエースの赤平工場は、素材から国内で一貫生産するスーツケース製造工場です。です。
プロテカの技術力が詰まったモデル。プライベートでおすすめのスーツケースを聞かれた時に、相手の予算と合えば必ず勧めるのがスタリアシリーズです。
最新モデルであるスタリアCXRの概要
現在、スタリアCXRは機内持ち込みサイズが2モデル、受託手荷物サイズが3モデルで、合計5つのサイズがラインナップされています。
No. | 区分 | 容量 | サイズ | 定価 |
02350 | 機内持込 サイズ |
22L | 45×34×20cm | 69,300円 |
02351 オススメ |
37L | 52×38×25cm | 71,500円 | |
02352 | 預入 サイズ |
52L | 56×51×30cm | 74,800円 |
02353 | 82L | 66×51×30cm | 79,200円 | |
02354 オススメ |
103L | 68×54×35cm | 83,600円 | |
02355 | 101L | 76×44×37cm | 89,100円 |
*型番をタップすると公式サイトが開きます。
個人的におすすめのサイズは、機内持ち込みサイズの02351と、受託手荷物最大の103Lサイズ02354です。
NEW!!新たに車に積み込みやすいトランクタイプの02355がラインナップに加わりました。
最近流行の形状です。トランクルームからの出し入れもしやすく、車移動での旅行が多い方におすすめです。
スタリアCXRは、大容量のモデルでも高さが低めに抑えられているので、女性や力に自信のない方でも扱いやすいのが特徴です。
大きなモデルほど、これからご紹介するスタリアCXRの快適性が活きてきます。
カラーラインナップは…
- ガンメタリック
- ブルーグレー
- ホワイト
- ガーネットレッド
- シフォンブルー
の5色です。
スタリアCXRの良いところ3つ&残念なところ1つ
では、早速スタリアCXRの特徴をレビュー形式でご紹介したいと思います。
「デザインがおしゃれ」など、わかりやすい部分は公式サイトでご確認下さい。
ここでは、公式サイトで見たり、ショップでちょっと触ったくらいでは伝わりにくいポイントをご紹介できればと思います。
1.特許取得のストッパーと抜群のキャスター
スタリアCXRを語る上で外せないのがプロテカ独自のベアロンホイールを搭載した50mmのサイレントキャスターです。
良いところの最初から目立たない部分で申し訳ないのですが…。
空荷の状態であれば、どのスーツケースもある程度快適に動いてくれますが、本当の性能が現れるのは10kg、20kgと荷物をパッキングした状態です。
スタリアCXRのベアロンホイールには、精密部品メーカーのミネベアミツミ社の摩擦抵抗を極限まで抑えたクロム鋼ベアリングが採用されています。
それで、普通なら引くのが重くなるような荷物を詰めた状態でも滑るようにキャスターが動いてくれます。
キャスターがある程度摩耗してもこの使い心地がずっと続くのがとにかくすごいです。
荷物をたくさん入れるとスーツケースを引くのが重くて疲れた…という経験のある方はぜひお試し下さい。
また、最近ではキャスターストッパーが搭載されたスーツケースも増えてきましたが、スタリアCXRにはプロテカが特許を取得しているマジックストップが搭載されています。
このマジックストップは、画像だとわかりにくいかもしれませんが、ワンタッチでストッパーをかけると、スパイクが下りてきてキャスターの動きを制御する方式です。
一般的なキャスターストッパーだと、ストッパー部分に髪の毛やゴミが絡まることがあるのですが、マジックストップだとストッパーOFF時はスパイクが上がるのでほぼノーメンテナンスで長期間使用できます。
目立たず、荷物を入れて試さないとわかりにくい違いなのでエースさんももどかしい所だと思います…。
ただ、このキャスターとストッパー機能だけでもスタリアCXRを選ぶ価値があるほど、異次元の使いやすさです。
2.目立たないところにある使いやすさへのこだわり
スタリアCXRは、使い始めると「使い手のことを真剣に考えたスーツケースだな~」という印象がどんどん強くなります。
例えば、内装は当然の如く両面仕切りですが、片方が細かいポケット収納が付いた中身の見えない布地の仕切りになっています。
空港でスーツケースを開けないといけなくなった時のためにプライバシーに配慮した作りです。
また、スタリアCXRのハンドルには、新形状のエルゴノミックハンドルが採用されています。
使用者側の方に向かって少し斜めになるようになっていて、特にスーツケースの重量が重くなってきた時に手の負担を軽減してくれます。
エレベーターのない海外の地下鉄で、20kg以上のスーツケースを持って階段を登り下りする時に地味に楽です。
ボトム部分を見ると、指の第一関節がかかるくらいと引っかかりの部分が作られています。
これがあるおかげで、ターンテーブルからスーツケースを下ろしたり、飛行機の座席の上の収納スペースにスーツケースを上げたりするのがすごく楽なんです。
こういうのってお店で数分見たくらいではわからない部分ですよね。でも使ってみると、本当に心地良いです。プロテカにリピーターが多いのもうなずけます。
3.3年間安心して使用できる業界唯一のプレミアムケア
これはスタリアCXRだけでなく、プロテカのスーツケース全てなのですが、3年のプレミアムケアの安心感が大きな魅力です。
普段の使用はもちろん、スーツケースを航空会社に預けている間に破損してしまった場合にも期間内であれば何度でも無償で対応してくれます。
この補償制度は業界唯一です。
とりあえず3年間は、トラブルがあればメーカーさんが何とかしてくれるという安心感を持って旅行や出張に出かけられます。
4.キャスターのキャップが変更に…
褒めているだけではスタリアCXRが気になっている方のお役に立てないので、一つだけ残念だったポイントも正直にお伝えします。
これはスタリアCXRというより、プロテカ全体でなのですが、新型モデルからキャスターのサイドのデザインが変更になりました。
以前まではメタリックっぽいキャップだったのですが、新型モデルはどれも「PROTECA」というロゴのシンプルなデザインになりました。
これは…少し残念でした。旧モデルまでのキャップの「P」のロゴデザインを見るたびに持つ喜びが感じられたのですが…。
ただ5,6年も酷使しているとキャップが外れてしまうこともあったので、それを防ぐためなんですかね。
これぐらい細かいポイントまで探して、やっと少し残念なところが1つ見つかる、そんな完成度の高いスーツケースとも言えます笑。価格帯はいわゆる“高級スーツケース”ですが、予算が許すのであれば、スーツケースの概念を変えてくれるようなモデルです。
- 品質の高いスーツケースを探している
- 保証のしっかりしているスーツケースを探している
- 大容量でも扱いやすいスーツケースを探している
スタリアCXRの口コミ評判
他のスタリアCXRユーザーの方の口コミ評判も確認してみましょう。
さすがの高性能
2010年に購入したプロテカ。持ち手のゴムがベタベタしているので、後継として購入。
最新式は、さすが高性能。前のより背が低いけど、厚みがあるから大容量。
車輪も前後左右に動くため、動きやすい。
また10年選手になってくれることでしょう。
収納性◎機能性◎デザイン◎
帰省する際に家族全員分の荷物が入るような丁度良いサイズの物を探していたところ、デザイン的にも素敵なこの商品を発見購入しました。
よく動き回子供がいるので、スーツケースを人数分荷分けするのが現実的でなく、その点スタリアCXRなら1週間分の荷物とお土産を入れるのには十分すぎるサイズで、期待以上のものでした。
荷物が入り重たくなった状態でも車輪がなめらかに動き、乗り物に乗った際は車輪ストッパー機能で固定され楽ちんでした。
使い勝手良くとても満足しています。
さすがmade in Japan!
今まで、海外ブランドのスーツケースを愛用していましたが、全てにおいて『上』をいっています。他のサイズも購入したいと思います。
ハイスペックなスタリアCXRで快適な旅を!
今回はProtecAでも人気の高いスタリアシリーズの最新モデルであるスタリアCXRのレビューをお届けしました。
プロテカが特許を取得しているマジックストップを始めとした、高い機能性で旅や出張を快適にしてくれるスーツケースです。
「長く使える相棒になってくれるようなスーツケースを探している」という方は、MADE IN JAPANのスタリアCXRを試してみるのはいかがでしょうか?
以下は記事で紹介しきれなかったスタリアCXRの画像です。
金属製で質感の高いファスナートップ
ぶつかり破損のしにくいフラットなTSAロック
洗練された雰囲気のリブデザイン
厚みのある生地の内装
やっぱりデザインも最高です。