ヨーロッパの中でも日本人から人気の高いフランス。コンセント形状や電圧が日本とは違うので、旅行の際には注意が必要です。
フランスの電源事情も含めながら、旅行の準備に役立つ情報をご紹介します。
筆者:ジンベエ
フランスのコンセントはC・SEタイプ
フランスのコンセント形状でメインになっているのはCタイプです。
Cタイプはヨーロッパの多くの国々で採用されているコンセント形状です。そしてフランスではSEタイプ(Eタイプとも)のコンセントプラグも使用できます。
日本のAタイプのコンセントプラグはそのままだと挿し込むことができないので、プラグ形状を変えるための変換プラグが必要になります。
関連記事:変圧器と変換プラグの違い|海外旅行の豆知識をおさらい
SEタイプは、Cタイプにアースの端子用の穴が付いているものなので、基本的にはCタイプの変換プラグを用意しておけば問題ありません。
Cタイプの変換プラグ単体であれば、しっかりした国産メーカーのものでもネット通販で1個200円~300円ほどで購入できます。
変換プラグが壊れたり、紛失したりして、海外で電子機器が使えなくなると大変なので、予備も用意しておくと安心です。
フランスにヨーロッパ周遊予定ならマルチ変換プラグが便利
1つのコンセント形状だけに対応した変換プラグはリーズナブルですが、他のコンセント形状には当然対応できません。
- 海外旅行には毎年行っている
- ヨーロッパを周遊する予定
- 他の国にも行ってみたい
という方なら、1個で世界中のコンセント形状に対応できるマルチ変換プラグが便利です。価格も1,500円前後と高いものではありません。
マルチ変換プラグなら、毎回旅行先に合わせてコンセント形状を調べたり、変換プラグを購入する手間も省けます。
また変換プラグは手荷物にいれることが多いので、1つにまとまったマルチ変換プラグはかさばらないのもポイントです。
fa-check-square-oコレ1つで世界中のコンセントに対応
フランスの街中コンセント事情
フランスでは、外出先でもスマートフォンなどの充電のために、比較的簡単にコンセントが見つけられます。
- シャルル・ド・ゴール空港
空港内には、自由に使える充電スポットがたくさんあります。ただし、コンセント形状はCタイプのものがほとんどなので、変換プラグは常にバッグの中に入れておくようにしましょう。 - 駅
駅構内には、自転車をこいで充電するユニークなスポットもあり、観光客にも人気があります。またTGVのような長距離列車になると、1等車にはコンセントがついています。 - 街中
街中では、スターバックスなどのコーヒーチェーンに行けば、コンセントを利用できます。昔ながらのカフェなどは使用できない場合も少なくないので注意しましょう。
フランスの電圧は220V
フランスの電圧は220Vです。
日本の電圧は100Vなため2倍以上の差があり、日本の100V電源専用の電化製品を使用するには、電圧を220Vから100Vに変えるための変圧器が必要になります。
ただし、海外旅行で必要になるような電子機器の多くは全世界の電圧に対応していることが多いです。
iPhoneなどのスマートフォンは変圧器必要なし
iPhoneを例に、対応電圧を確認してみましょう。
電子機器の対応電圧は、機器本体や充電アダプターに表記されています。
iPhoneの場合は、充電アダプターのプラグ側を確認します。
(画像出典:Apple)
『Input:100-240V』とありますが、これは対応する電圧が100Vから240Vであるという意味です。そのため、iPhoneは変圧器がなくても変換プラグでプラグの形状だけ変えてあげれば、そのまま充電できます。
他にも全世界対応のマルチボルテージ仕様の電子機器には以下のようなものがあります。
- スマートフォン
- ノートパソコン
- デジタルカメラ
- モバイルバッテリー
- WiFiルーター
中には、海外の電圧に対応していない商品もあるので、旅行前に使用したい電化製品の対応電圧は確認するようにしましょう。
対応電圧のところに『Input:100V』とあれば、日本の100V電源専用なため、フランスで使用するには変圧器が必要になります。
関連記事:おすすめの海外用変圧器|3年使ってわかったBESTEKを正直レビュー!
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フランスのコンセント・電圧の違いに注意!
海外旅行の前には、コンセント・電圧事情を確認することが重要。
フランスで使用されているコンセントタイプはC・SEタイプで、電圧も220Vと、電源事情が日本と異なるので注意しましょう。
また、旅行出発前には、外務省が準備している海外安全情報の確認もお忘れなく。
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