兵馬俑や青龍寺など、日本人にも人気の高い観光地の多い西安。
「西安への海外旅行を計画している」という方も多いのではないでしょうか?
西安旅行で必ず確認してほしいのが旅行時期の天気&気候。西安は夏暑く、冬寒い気候なので、しっかり天気に合わせた服装ができるように準備しましょう。
西安の天気について
西安の平野部は温帯性季節風気候のため、四季の違いが非常にはっきりしていて夏は非常に暑く、冬は寒さが厳しいのが特徴です。
ここ数年は日本と同じように春と秋の時期が短くなっている印象を受けます。
特に今年(2019年)は4月初めには32度を記録するなど今までと気候の様子が異なるので、過去の情報に基づいた観光情報を参考にするのではなく、実際の天気や気温を旅行前に調べて服装を決めるようにしましょう。
最新の西安の気候と気温
(2018年の年間天気データ)
西安は訪れる時期によって気温がかなり変わってきます。
西安の夏の気温
西安は6月~8月の気温が非常に高くなります。
日中40℃を超える日も珍しくなく、屋外の観光をするには水分補給をまめにするなど、熱中症対策が必須になります。
西安は標高も405mあるため、晴れると日差しは強いです。
日焼け対策の日傘や日焼け止めクリームも用意しておくことをおすすめします。
西安の冬の気温
西安の12月~2月の冬の時期には日中でも氷点下になることが多いです。
ダウンジャケットなど、防寒具をしっかり用意するようにしましょう。
乾燥した気候のため、雪が降るのは年間数回と少なめですが、路面凍結で転倒する観光客の方が多いので、歩くときには足元にご注意下さい。
冬場はPM2.5対策も必須!
11月から3月までは、西安ではセントラルヒーティングの影響で大気汚染がひどくなります。
この時期に観光に来られる方は、PM2.5対応のしっかりしたマスクを持参することをおすすめします。
“N95”または“DS2”
と表記されたマスクを探そう。
薬局などでPM2.5対策などと書かれたマスクも販売されていますが、耳掛け式のマスクの多くは隙間から空気が漏れてしまうので、あまり意味がありません。
ちょっと不便かもしれませんが西安滞在中は、ゴムで頭にかけるタイプの検定に合格したマスクの方が安心です。
スーパーなどで見つからなければ、インターネット通販でも購入可能です。
例えば、筆者は外を出歩く時には、3MのDS2タイプのマスクを愛用しています。1つあれば数日は問題なく使えます。値段も高くないのでおすすめです。
最大使用時間12時間なので、着用する時間にもよりますが2,3日は使用できます。
ぴったりフィットするので、メガネをかけている知り合いも曇ったりすることなく使えているそうです。
また呼吸も楽なので、つけていても苦にならないのが嬉しいです。
西安の春は気温差に注意
西安の例年では3月の中頃から4月にかけて桜が咲き、中国国内からもたくさんの観光客が花見にきます。
特に青龍寺の桜は見ものです。
ただし、3月・4月と気温の変動が大きいので、体調を崩す方もとても多いです。
ユニクロの薄手のダウンなど、簡単にコンパクトに収納できて寒い時に羽織れる服を1枚持っておくと重宝します。
西安の秋は短い!
西安でも10月に入ると一気に気温が下がり秋になります。街中の木々が紅葉するため景色もキレイです。
もし時間の余裕があるようなら、西安から日帰りでも出かけられる華山(华山)の紅葉は圧巻です。
ツアーもあるので興味のある方はぜひ。
ただし、心地よい涼しさなのは一瞬で、すぐにダウンジャケットなどを着ないと出歩くのが辛くなるくらい気温が下がります。
そのため10月に西安旅行を計画する方は、厚手の防寒具の用意をお忘れなく。
アプリで西安の天気を事前に確認!
西安のここ数年の天気は、地元民もなかなか順応できずに体調を崩すくらい変化が大きいです。
西安のガイドブックやインターネット上の観光情報の中には、10年以上前の気候・天気情報を紹介しているものが多く、西安に到着してから「思ったより寒い」「思ったより暑い」と苦労する観光客の方も少なくありません。
事前に実際の天気や気候についてご確認下さい。
西安の天気や気候を確認して旅支度!
西安は日本人にも人気の高い観光地です。季節によって気温や天気が変わるため、今回の記事を参考にしながら旅の準備を進めましょう。