長時間の移動を快適にしてくれるネックピロー。海外旅行の必須アイテムの一つですよね。
でも、これから海外旅行に出かける方の中には、『種類がたくさんあってどれを選んだらいいかわからない…』という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では…
- 無印良品とダイソーのネックピローの違いは?
- ダイソーのネックピローは使えない?
- おすすめのネックピローはどれ?
といった疑問にお答えします。実際に購入して使ってみてはじめてわかるおすすめポイントをご紹介します。
無印良品とダイソー100均ネックピローの違い
今回用意したのは、3種類のネックピローです。
1つ目は、無印良品の「ネッククッション・フード付き」2,990円→1,990円。
*フードなしで1,990円→1,490円のものもあります。
2つ目は、100均ダイソー「とってもフィットするネックピロー」300円。300円商品ですが、ぱっと見、ダイソー商品には見えません。
3つ目は、100均ダイソー「エア枕」100円。よくある空気を入れるタイプのネックピローですね。
では、この3種類のネックピローを徹底的に比較検証していきたいと思います。
1.無印良品とダイソー100均ネックピローの素材感の違い
まずは、ネックピローの素材感の違いです。ネックピローはフライトによっては長時間使い続けるので、素材の良さは結構重要なポイントなんです。
無印良品ネックピローの素材感
無印良品のネックピローは、綿100%。
通気性に優れ、長時間のフライトでも熱がこもったり、ムレたりしないのが嬉しいです。
直接肌と触れても、天然素材ならではの心地よさと安心感があります。
またカバーは取り外して洗濯できます。
フライトによっては長時間肌に触れるものなので、洗って清潔に使えるのはポイントが高いですね。
ダイソー300円ネックピローの素材感
100均ダイソーの300円商品である「とってもフィットするネックピロー」はポリエステル100%です。
化学繊維ですが、触り心地はなめらかで、装着感は悪くありません。
ただし、チャックなどは付いていないので、カバーは洗えません。
タグにも「洗濯しないで下さい」と表記されています。
ダイソー100均ネックピローの素材感
ダイソーの100円商品「エア枕」は塩化ビニル樹脂製。
いわゆるビニールですね。植毛加工(フロック加工)されているので触り心地はいいのですが、ビニールとビニールの接合部分が硬いので、首を当てた時に気になります。
浮き輪やビーチボールのようなビニールのニオイが結構きついので、長時間付けているのはしんどいかもしれません。
素材感は綿100%の無印良品のネックピローがダントツですが、ダイソーの300円ネックピローもなかなか健闘していて、高コスパです。
2.無印良品とダイソー100均ネックピローの快適性の違い
次に、実際に装着した際の快適性を確認してみましょう。
首を後ろや左右に傾けた時の安定感なども気になりますね。
無印良品ネックピローの快適性
感動したのは無印良品のネッククッション。首を左右、後方とどこに傾けても、クッションの形が変化してフィットしてくれるので、安定感があります。
ネックピローの中には、しっかり支えきれなくて、時間が経つにつれて首が疲れてしまう商品も多いのですが、無印良品のネッククッションは首の傾き具合が抜群です。
このフィット感の秘密は、中の詰め物にあるようです。使われている素材は、『人をダメにするソファ』として話題になった「体にフィットするソファー」に使用されているのと同じ発泡ビーズ。
首の位置に合わせて自由に形が変化してくれるので、首に負担がかからず楽でした。
これまで外国製品も含めていろいろなネックピローを使ってきましたが、使い心地はコレがベストです。
フード付きなら、アイマスクなしでもしっかり暗くなるので眠りやすくて、顔も半分以上隠せるので気兼ねなく寝られます。
*個人的には、アイマスクだと耳が痛くなるので、フードタイプはポイントが高いです!
ダイソー300円ネックピローの快適性
ダイソーの300円ネックピローもなかなか健闘しています。
ポリエステル素材の綿がぎっしり詰まっているので、意外と安定感があります。特に、後方へ首を傾けると背もたれと首の間にフィットしてくれるので、快適に眠れます。
ただし、左右に首を傾けると、無印良品のネックピローのように形が変形してくれるわけではないので、首の重さが一点に集中してしまい、長時間フライトだと疲れてしまうかもしれません。
2019/04/24追記:
実際に5時間ほどのフライトでも使用してみたところ、頭を後方へ傾けると楽に眠れます。
ただし、カバーが化繊なため、熱がこもってしまって長時間付けていると、ちょっと暑苦しく感じます。
飛行機の送風は受けながら使用することをおすすめします。
ダイソー100均ネックピローの快適性
これが一番悩みました…。いいところが見つからないんです。
試しに椅子に座ってしばらく使ってみたのですが、接合部分の硬い部分が気になって控えめに言って…不快です。
首を左右に傾けると、クッションが低いので首が傾きすぎて5分で疲れます。後方へ傾けると、今度は接合部分が当たって痛いです…。
なかなかのいいところ無しなのですが、もしかしたらビーチで昼寝したりするのにはおすすめかもしれません(未検証ですみません…)。
3.無印良品&300円ネックピローはアイディア次第!
無印良品とダイソーの300円ネックピローは、フライトの時間以外にも活躍してくれるスグレモノですよ。
クッションや枕としても有能!
無印良品とダイソーの300円ネックピローはコの字だけでなく、留め具を外せば自由に形を変えられます。
滞在先のホテルで枕が合わない時の微調整や枕代わりになります。
無印良品のサイトでは、オフィスでの枕としての使い方なんかも勧めています。
*個人的には高さのある枕が苦手なので、枕代わりとして重宝しています。
またオフィスでデスクチェアと腰の間に挟んで腰クッション代わりにもなりますし、アイディア次第で使い方が広がりますよ。
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結論:ダイソー100均ネックピローも健闘!でも無印良品はやっぱりスグレモノ!!
3種類のネックピローを実際に使ってみながら比較してみました。
意外だったのは、ダイソーの300円ネックピローの使い心地が予想以上だったことです。
見た目もダイソーのチープな感じではないですし、使い心地も悪くないので、「できるだけリーズナブルなのを探している」という方にはおすすめです。
でも、「1年に1回以上は旅行に行く」という方におすすめなのは、やはり無印良品のネックピローです。
カバーを外してしっかり洗えるので清潔に長く使えますし、フィット感が抜群なので、長い目で見たらコストパフォーマンスは高いです。
フード付きかどうかで価格が500円違うので、個人的にはフード付きがおすすめですが、好みや必要に合わせて選びましょう。
長時間のフライトでも、ネックピローがあるだけで旅の快適度はかなり変わります。今度の旅行前に用意してみてはいかがでしょうか。