出張の多いビジネスマンに人気の高いエース株式会社の人気ブランドプロテカから新たに「MAXPASS(マックスパス)3」が発売されました。
2011年に発売を開始して以来、累計9万本を販売している人気シリーズですが、リニューアルで前モデル「MAXPASS H2s」から何が変わったのか口コミも交えつつ実際に写真で比較しながらご紹介します。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
エース・プロテカ『MAXPASS(マックスパス)3』の特徴
100席以上の航空機内に持ち込めるコンパクトサイズながら、40Lという高い収納容量を実現したエース・プロテカのマックスパスシリーズ。
国内外の短期出張にもマックスパスだけで対応できるので、空港で不要な時間や手間をかけることなく、ビジネスをよりスピーディーにしてくれます。
エース・プロテカ最新モデルの『マックスパス3』の仕様について簡単に表で確認しましょう。
マックスパス3とH2sを仕様で比較!
プロテカ マックスパスH2s | プロテカ マックスパス3 | |
サイズ | 高さ46×幅38×奥25cm | 高さ50×幅40×奥25cm |
重量 | 3.3kg | 3.6kg |
容量 | 40L | 42L |
機能 | PC収納 フロントオープン サイレントキャスタ- ベアロンホイール 機内持込みサイズ TSAロック |
(左に加えて) キャスターストッパー |
仕様で確認するとわかりやすいですが、今回の最大の変更点は「キャスターストッパー」です。
電車での移動や、傾斜のある道でスーツケースにストッパー機能があると非常に便利です。
旧モデル愛用者の中にも、ストッパー採用を求めるレビューが多く、利用者の声に応えた形です。
また、マックスパス3は他にも様々な細かい点がブラッシュアップされているため、詳細をご覧ください。
プロテカ・マックスパス3のH2sからの4つの改良点
キャスターストッパー搭載を含め、マックスパス3はマックスパスH2sから多くの点が改良されています。
リニューアルしたマックスパス3で改良されている部分をご紹介します。
1.マックスパスシリーズ初のキャスターストッパー搭載
マックスパス3では、シリーズ初の機能としてキャスターストッパー『マジックストップ』が搭載されました。
マックスパスシリーズはスーツケース自体が軽量で、キャスターも滑らかな静音キャスタ-が搭載されているため、電車やバスの中で常に手で支えておかないと勝手に動いてしまいました。
マックスパス3では、ワンタッチのキャスターストッパーが搭載されたので、手元のスイッチで簡単に車輪を固定できます。
手元のスイッチで背面側の車輪にストッパーをかける技術は、エース独自開発の特許構造です。
キャスターストッパー搭載と一緒にハンドル部分も形状が丸みを帯びた物に変更になり、荷物をたくさん入れても快適性が保てます。
マックスパス3のキャスターストッパーについての口コミ評判
色が素敵
2.スーツケーストップ部分がよりフラット仕様に
マックスパスH2sもフラットな仕様でしたが、今モデルであるマックスパス3では、さらに天面部がフラットになったので、安定してトートバッグやビジネスバッグを載せて移動できます。
見た目にもスッキリとした印象になりました。
マックスパス3のTSAロックフラット化は大きな改良
画像は前モデルのマックスパスH2sですが、画像からもわかるようにTSAロック部分に突起があります。
あまり注目されない部分なのですが、今回のマックスパス3でフラットになったのは大きな改良点です。
航空会社に預けている時に放り投げられて、TSAロックの部分に突起があってそこが地面とぶつかると、TSAロックの部品自体は樹脂なので意外と割れてしまうトラブルが多いです。
プロテカは3年補償があるので期間内ならもちろん修理代は無料ですが、修理に出したりするのも、その間使えないのも面倒ですよね。
今回のマックスパス3からTSAロックはフラットになったので、TSAロック破損の確率は限りなく低くなったと思います。
マックスパス3のデザインについての口コミ
やっぱりmade in japan
3.プルドライブハンドルの調整が6段階に
マックスパス3では、伸縮ハンドルの調整が6段階と細かく設定できるようになったので、身体に合う高さで自由に調整可能です。
人混みの中で押して歩く場合や、空港内で引いて歩くなど、シチュエーションに応じて最適な高さに設定できます。
4.収納がよりスマートに
前モデルから非常に人気の高いフロントオープン機能ですが、マックスパス3ではサイズが大きくなり、さらに使いやすくなりました。
前モデルではフロントオープンの中のポケットは、ペンやパスケースといった小さなものしか入らないサイズでしたが、マックスパス3ではノートパソコンの他にマウスやノートパソコンのアダプターなど、かさばるものも整理しながら収納できる大きめのポケットも搭載。
A4クリアファイルも収納できるので書類なども入ります。
様々なガジェットを組み合わせて働くビジネスマンに使いやすい仕様になりました。
ただし、収納できるノートパソコンは13inchクラスまでと前モデルから変わっていないのでご注意を。
ただし、開口部も前モデルよりも大きく開くようになったので、取り出しは非常にしやすくなっています。
マックスパス3の収納についての口コミ
使いやすいです!
びっくりするほど荷物が入ることと、キャスターの滑らかな動きはいうまでもありません。機内持ち込み可で、もはや体の一部となっています。
欲を言えば、もっとカラーバリエーションがあればいいなと、次回に期待しています。
マックスパス3とH2s共通の装備
前モデルであるH2sで好評だった機能は当然、新モデルであるマックスパス3にも踏襲されています。
簡単に主だった機能を振り返ってみましょう。
1.フロントオープンポケット
フロントポケットに13インチまでのノートパソコンや書類、チケットなどを安全かつスッキリ収納できます。
マックスパス3でフロントポケットのサイズは旧モデルよりも大きくなりました。
2.独自開発のサイレントキャスター&ベアロンホイール
マックスパス3には、体感音量を約30%軽減した新開発のサイレントキャスターを搭載。
安定性と静音性を兼ね揃えた大型キャスターがスムーズな移動を可能にします。
また、サイレントキャスターに加えて、滑らかな走行を可能にした独自開発のベアロンホイールも搭載しています。
摩擦抵抗を極限まで抑えた高耐久性クロム鋼ベアリングを採用しているので、荷物をたくさん入れても取り回しの軽い走行で移動を快適にしてくれます。
サイレントキャスターの性能を確認
サイレントキャスターの実力を確認するために、騒音テストを実施してみました。
空っぽの状態で静かでも仕方ないので、中身に10kgの重り、石畳の上を引いてみました。
キャスターにはなかなか厳しいテスト条件ですが、サイレントキャスターの実力はさすがでした。
*テストに使われたのはマックスパス3ではありませんが、搭載されているキャスターは同モデルです。
3.デュアルホールド式TSAロック
フロントポケット部分もメインのTSAロックで施錠できる機構を採用。
貴重品を入れることが多いフロントポケットの防犯性も高く安心です。
4.フロントオープンタイプで抜群の使いやすい内装
最近はフロントオープンタイプのスーツケースがかなり増えましたが、マックスパスシリーズの内装は群を抜いて使いやすいです。
他のほとんどのフロントオープンタイプのスーツケースはフロントオープンポケットの収納部分とメイン収納部の境界が布一枚なモデルが多いのですが、マックスパスシリーズは硬さのあるしっかりした素材が使用されています。
布製の素材だと、パソコンなどをフロントポケットに入れるとかなり布に負担がかかりますし、メイン収納のフロントオープンポケットの中身と干渉する部分には固いものをいれないようになどと気を使います。
しかし、マックスパスの場合は硬い素材で完璧に収納スペースとしては2つに分かれているので、フロントオープンポケットとメイン収納どちらもお互いの荷物を気にすることなくフル活用できます。
これは今までたくさんのフロントオープンタイプのスーツケースを見てきましたが、今の所マックスパス以上に使いやすいフロントオープンは見たことがありません。
日本製・安心保証のプロテカ「マックスパス3」
プロテカは日本を代表するエース株式会社の高級ブランド。
全プロテカ製品は北海道の赤平工場で作られるMADE IN JAPANです。高い品質と優れた機能性で国内外から高い評価を得ています。
スーツケースブランド唯一である航空会社による破損も保証対象内に含む3年間の無償製品保証「プロテカ プレミアムケア」があるので、安心して使用することができます。
新モデルであるマックスパス3には、新たにキャスターストッパーが搭載され、さらにユーザーの声に答えた細かい改良もされました。
ビジネスをより快適・スピーディーにしてくれる安心の国産スーツケースで次回の出張にでかけてみるのはいかがでしょうか?