海外旅行の必需品である変換プラグ。
100均のダイソーでも販売されているので、「100円なら安くてお得!」と購入予定の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、実は100均変換プラグはあまりおすすめできません。
そこで今回の記事では…
- 100均の変換プラグは普通に使える?
- 国内メーカーとの違いは何?
- 国内メーカーで安くて購入できるものはある?
といった疑問にお答えします。
安心して海外旅行に出かけられるように、100均の変換プラグと国内メーカーの変換プラグを徹底比較して検証した情報をご紹介します。
筆者:ジンベエ
用意したのは100均ダイソーと国内メーカーの変換プラグ
今回準備したのは、100均代表格であるダイソーの変換プラグ。もちろん100円です。
もう一つは、変換プラグや変圧器などを製造・販売している国内メーカーのカシムラのスタンダードタイプ変換プラグ。価格は400円~600円ほどです。
見た目は、ほとんど同じ…。
でも、結論から先に伝えてしまえば、ダイソー100均の変換プラグははっきり言っておすすめできません。
100均のトラベル用品には筆者もかなりお世話になっているのですが、変換プラグに関しては、しっかりした国内メーカーがおすすめです。
国内メーカーのものでも500円~と、そんなに高額な商品ではないですし、何より安心して使用できます。
筆者も愛用しているカシムラさん以外だと、ヤザワさんなども変換プラグで信頼できるメーカーです。
なぜダイソーなど100均の変換プラグがおすすめできないのか、2つの理由をご紹介します。
関連記事:100均のトラベルグッズ|海外ガイドおすすめ13選&買ってはダメな物は3つ!
100均ダイソーの変換プラグがおすすめできない2つの理由
実際に、100均ダイソーの変換プラグとカシムラの変換プラグのそれぞれの違いを検証した結果をご紹介します。
1.変換プラグに挿しても抜けてしまう
これが一番大きな問題なのですが、ダイソー100均の変換プラグは挟む力が弱くて、すぐに抜けてしまうんです。
しっかり使える物もあるのかもしれないですが、少なくとも筆者が使ったことのある100均の変換プラグはしっかり差し込んでもすぐに抜けてしまうものが多かったです。
実際に分解してみました。
左が100均ダイソーで、右がカシムラの変換プラグです。
*取扱説明書には「分解しないで下さい」とあるので、試す方は自己責任で…。
見るとわかりやすいのですが、プラグを差し込む部分の部品が短くこの状態で日本の家電のプラグを当ててみるとやはりしっかり差し込んでも挟む力が緩く、簡単に抜けます。
「通りすがりさん」から、挟む力の弱さは穴の嵌り具合が原因ではないかとのご指摘をいただきました。日本に帰国後に検証してみたいと思います。
専門的なご指摘に感謝致します!
「海外のホテルで朝起きたら充電してあるはずのスマホがバッテリー切れのまま」なんて本当に困りますよね。
100均の変換プラグは差し込んでも充電器などのアダプターの重みで勝手に抜けてしまうこともあるのでおすすめしません。
カシムラやヤザワの変換プラグでは、重みで外れた事がありません。
2.使用できる電力が小さい
変換プラグには、“定格入力”と呼ばれる限界値が決まっています。
- ダイソーの100均変換プラグ…6A
- カシムラのの変換プラグ…10A
この4Aの差が結構大きくて、100均の変換プラグだと海外で使えない家電があるんです。
使用できる電力は、以下の計算式で割り出せます。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)
そのため、120Vの地域の場合だと…
- ダイソーの100均変換プラグ 720Wまで
- カシムラの変換プラグ 1200Wまで
海外旅行で電力消費が大きな家電といえば「ドライヤー」です。
せっかく海外対応のドライヤーを購入しても出力が720W以上だと、120Vの地域では使用できません。
100均の変換プラグの場合、普段海外旅行で使用する消費電力の大きな家電製品だと限界値を超えてしまうことがあります。
値段の差はわずか!海外旅行なら国内メーカーの変換プラグ!
ダイソーのトラベル用品にも便利なものは多く、筆者もお世話になっていますが、変換プラグはご紹介した3つの理由があるのであまりおすすめできません。
もし国内メーカーの変換プラグが何千円もするんだったら「100均で我慢しよう…」となるかもしれませんが、カシムラのような安心して使えるメーカー品でも400~600円で購入できます。
安心して海外旅行に行くためにも、変換プラグはしっかりした国内メーカーのものを選ぶようにしましょう。
Cタイプの変換プラグ
- ヨーロッパ
- 韓国
- タイ
- インドネシアなど
SEタイプの変換プラグ
- フランス
- 韓国
- インドネシアなど
Oタイプの変換プラグ
- オーストラリア
- 中国
- ニュージーランドなど
BFタイプの変換プラグ
- イギリス
- 香港
- シンガポールなど
世界中のコンセント対応のマルチ変換プラグ
また、「アジアのいろいろな国に行ってみたい」「ヨーロッパを周遊旅行してみたい」という方は、2,000円前後しますがほとんどのコンセントタイプに対応して全世界のコンセントで使用できるマルチ変換プラグがおすすめです。
筆者も仕事柄いろいろな国に行くのですが、マルチ変換プラグを用意してから「あの国のコンセントはどのタイプだったけ?」と悩む必要がなくなって重宝しています。
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