【現役ガイド執筆】中国のコンセントは A/Oタイプ!電圧の違いに要注意!

中国のコンセントはAタイプとOタイプで、電圧は220Vです。

コンセントのタイプ Aタイプ・Oタイプ/電圧220V

長い歴史の中で、日本とも強いつながりを持つ中国。

広大な土地を持ち、北京や上海、西安、桂林など、訪れる地域によって異なる文化や美麗な景色を楽しむことができます。

海外旅行や出張で中国を訪れる際に、コンセント変換プラグ電圧について心配される方が多いですが、中国は日本と同じくAタイプのコンセントが使用されているため、基本的には変換プラグは必要ありません。

ただし、電圧は220Vなため、日本の100V電源専用の家電製品を使用したい場合には、変圧器が必要です。

この記事の筆者:ジンベエ
主に中国西部を担当している現地コーディネーターです。海外旅行に役立つ情報をお届けします。

中国の主要なコンセントはAタイプ・Oタイプ

中国のコンセント

コンセントの形状は世界の国や地域によって異なります。日本のコンセントは並行の縦線が2本並んだAタイプで統一されています。

中国は日本のように1つのコンセントタイプに統一されていません。そのため上記画像のように、1つのコンセントで複数のタイプのプラグに対応できるようになっています。

メインのコンセントは日本と同じAタイプと3又のOタイプ

中国のコンセントタイプ

ジンベエ
日本で“Oタイプ”として知られているコンセントタイプは、正しくは“Iタイプ”と呼びます。変換プラグを購入する際には、どちらかの名前で表記されています。

 

コンセントを2口以上使うならOタイプの変換プラグを用意

どのホテルやアパート、空港でも、日本と同じAタイプのコンセントが取り付けられているので、必ず1口は確保できます。

ただし、3口くらいのコンセントでもAタイプは1口で、他はOタイプということもあるので、ホテル滞在などでスマホやパソコンなど2口以上のコンセントが必要な場合には、Oタイプの変換プラグを持っていると安心です。

しっかりとした日本メーカーのものでも1個500円以下から買えるので、用意しておきましょう。

中国の市街地でのコンセント事情

中国でよくある充電スペース

中国の町中を観光中に「スマホのバッテリーが切れた!」「モバイルバッテリーを充電したい!」なんてこともありますよね。

実際に中国国内コンセント事情をご紹介します。

  • 中国の空港内
    空港内のフリーチャージスポットなら、変換プラグなしでもコンセントが使えます。
    ただし、混合タイプのコンセントでAタイプ自体の口数はそんなに多くないので、Oタイプの変換プラグを持っていると利用できる確率が上がります。
  • 中国国内の飲食店・デパート
    中国国内の飲食店やデパートなどには、ここ数年で画像のようなモバイルバッテリーの貸出サービスが一気に普及しています。
    ただし、WECHATペイやアリペイで支払いをする必要があるので、観光で来ている方だと申込みや銀行口座の開設など利用のハードルが高いです。
  • 中国のスターバックス
    日本と同じようにコンセントが設置されていて、変換プラグなしでも使用できます。
  • 中国の列車や高速バス
    高速鉄道や長距離バスにもコンセントが設置されています。
    Aタイプでそのまま利用可能です。

中国の電圧は220V

中国の電源タップ

中国の電圧は220Vです。

日本の100V電源にしか対応していない電化製品は、そのままでは中国で使用できません。220Vから100Vへと電圧を落とすための変圧器が必要になります。

ただし、iPhoneやスマートフォン、ノートパソコンといった電子機器は、充電器が全世界対応になっていることが多く、その場合は変圧器は必要ありません。

iPhoneやスマートフォンの充電に変圧器は必要なし

普段使っているiPhoneやスマートフォンの充電器のアダプターの裏に表記されている小さな文字を確認してみましょう。

(画像出典:Apple)

多くの電子機器のアダプターには以下のような表記があります。

Input: 100-240V 1A 50-60Hz

確認するのは100-240Vのところです。これは電圧が100Vから240Vであれば使用できることを意味します。

Apple製のiPhoneやiPad以外にも、全世界対応の電化製品はたくさんあります。

全世界対応の場合が多い電化製品
  • スマートフォン
  • デジタルカメラ
  • 電気シェーバー
  • 海外メーカー製品 など

自分が使っているデバイスのコンセントプラグや充電アダプターに100-240V』と表記があれば、変圧器を使用しなくても中国で使用できます。

自分が持ち込む予定の電子機器の充電器を確認してみましょう。

中国へ出張予定の方は小型変圧器があると便利!

中国で変圧器を使っている空気清浄機

中国で長期滞在している方のマストアイテムが“空気清浄機”
画像は筆者が使用している日本から持ってきたダイキン製の空気清浄機です。

中国でも購入できますが、中国では現在空気清浄機ビジネスが加熱していて、10万円以上するようなものも少なくありません

『機能や性能的にも不安なので日本製の空気清浄機を持ってきた』という方も多いです。

ただし残念ながら日本の空気清浄機で240Vまで対応のモデルはほとんどなく、使用するためには小型の変圧器が必要になります。

中国のコンセントはA・Oタイプ 電圧は220V

中国のプラグ

海外旅行や出張で毎年多くの日本人が訪れる中国

そんな中国のコンセントと電圧は…

コンセントはA・Oタイプ 電圧は220V

日本と同じくAタイプと三つ又のOタイプ、電圧は日本より高い220V

中国では日本と同じくAタイプのコンセントとOタイプが使用されているため、マルチ変換プラグは必要ないでしょう。

電圧は220Vですが、数日間の海外旅行では電子機器の多くが全世界対応なので、変圧器は必要ないでしょう。出張などの長期滞在の場合は、空気清浄機の仕様などのために小型の変圧器を用意しておくことをおすすめします。

中国は、独自の法制度や、歴史的な対日感情など、気をつけないとトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。外務省が用意している中国に関する安全情報を渡航前には一度確認しておきましょう。

中国ではネット規制があります。InstagramやLINEなどのSNSを利用するには、VPNと呼ばれるサービスに接続する必要があります。中国専用のレンタルWiFiの中には、VPN機能を搭載したものがあり便利です。

安全で楽しい旅行を!

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