
ビジネスホテルやロードトリップホテルの新しい形態の一つとして評判のR9 The Yardホテル。
出張でレンタカーを借りて利用する機会があったので、宿泊記をブログレビューしてみたいと思います。
これから利用を検討しておられる方の参考になれば幸いです。
筆者:ジンベエ
R9 The Yard ホテルとは
R9 The Yardホテルは、R9 HOTELS GROUPが手掛ける全国拡大中のコンテナタイプのホテルです。
骨格となるのは、建築用に開発した専用のコンテナモジュールで、R9 HOTELS GROUPは、これまでにも避難所や移動診察室などコンテナを利用した建築物のノウハウを持っているようです。
R9 The Yardホテルのコンセプトは…
「もっと自由な、もっとカジュアルなステイスタイル」
これから詳しくご紹介しますが、ドライブ旅行や出張で普段からビジネスホテルや民宿を利用しておられる方におすすめできます。
今回、筆者は初めてR9 The Yardホテルを利用しましたが、出張先にあればぜひまた利用したいです。
日本全国に104ホテルを展開!
R9 The Yardホテルは日本全国の観光・ビジネスのどちらの利用にも便利な日本各地のロードサイドに展開しています。
観光地や駅の目の前みたいた立地ではなく、車で目的地へ向かうルート沿いに展開しているイメージです。
こういう立地にすることでコストを抑えることに成功しているのだと思います。
今回は筆者は鹿児島で利用しましたが、1泊の料金は周りのビジネスホテルや民宿よりもさらにリーズナブルでした。
R9 The Yardをブログレビュー!評判のホテルの実力はいかほどに?
では早速R9 The Yardホテルの設備や泊まってみた感想をブログレビューしていきたいと思います。
【車必須!?】外観や周辺環境について
今回初めてR9 The Yardホテルを利用しましたが、ほんとにコンテナがズラッと並んでいる光景に最初ビックリ。。。
黒に統一されたデザインでスッキリとしてて、夜はなかなか綺麗でした。
ただ今回利用した鹿児島だけでなく、R9 The Yardホテル全体として郊外にあるものがほとんどなので、車での旅行・出張の方限定という印象です。
そして、コンテナホテルの大きな魅力に感じたのが静粛性です。
安めのビジネスホテルは隣との壁が薄いのでお隣さんガチャのようで、夜になっても騒がれてしまうと睡眠にも影響しますが、R9 The Yardホテルは一室ずつ独立したコンテナハウスなので、8割方宿泊客で部屋が埋まっているようでしたが、部屋の中はびっくりするほど静かで快適に過ごせました。
そして入口の目の前に駐車場があるのも結構助かりました。
スーツケース2個だったのですが、車のトランクから出して部屋まで一瞬で荷物が動かせます。
長期出張や子ども連れだとホテルで洗濯という方もおられると思います。
R9 The Yardホテルにもビジネスホテルのようにランドリースペースが設置されています。
洗剤は自動投入、洗濯から乾燥まで一気に終わるタイプの洗濯機で助かりました。
コンテナタイプのホテルだから何も設備がないというわけではなく、旅行や出張で必要になる設備はしっかり備えられている印象です。
R9 The Yardホテルにレストランは併設されていませんし、予約する段階でも素泊まりと表示されていましたが、ホテルに到着すると軽食チケットがもらえました。
これはどのR9 The Yardホテルでも実施されているようです。
料理のメニューはカレーや焼きビーフン、おかゆなど、ちょっと小さめの冷凍弁当です。
ガッツリ食べたいという方には足りないかもですが、周りに車を運転して食べに行く元気がなければ、この軽食だけ食べて一日を終えることも可能です。
他の方の口コミレビューを見ていても、期待していなかったのにこの軽食が意外とおいしかったという声が多かったです。
温める際にもそれぞれの部屋に電子レンジが設置されているので、部屋の外へ出る必要はありません。
アメニティは必要最低限の分はしっかり揃っていて、チェックインの際に必要な量だけ取っていくタイプです。
他の系列のビジネスホテルのようにシャンプーバーがあって好きなものを選べるみたいサービスはありませんが、備え付けのシャンプーやボディーソープはあります。
写真を取り忘れたのですが、フロントにコーヒーメーカーがあって飲み放題です。
長距離ドライブに備えて、朝チェックアウト前にコーヒーが飲めるのが嬉しかったです。
各部屋は4桁の暗証番号を押すだけで開閉が可能なスマートキータイプです。
ルームキーが必要ないので手軽です。
最近はどこでもスマホ決済が使えるようになり、財布を持ち歩かないという方も増えていると思います。
財布がないとカードキーが結構持ち歩くのが面倒になるので、手ぶらで出入りできるのは助かります。
室内の設備や間取りについて
R9 The Yardホテルの部屋の広さはコンテナのサイズで固定されているため、基本どれも13㎡です。
*中には2つのコンテナをつなげた部屋もあるそうです。
ただ、R9 The Yardホテルに泊まる前に大手ビジネスホテルにも1泊したのですが、そこは広さが11㎡だったのでスペースに余裕があって良いなと感じました。
ビジネスホテルに求められる設備は基本すべて揃っています。
ベッドは110cmではなく、130cmのベッドが入っているため、2人でも快適に眠ることができました。
ビジホによってはいろいろなサイズの枕の貸出などを行っているところもありますが、R9 The Yardホテルにはありませんでした。
枕にこだわる人にはマイナスポイントかもしれません。
ベッドの寝心地自体は、自宅よりも良かったです。
シモンズのマットレスが入っていて、適度な柔らかさで朝までぐっすりと熟睡できました。
大雨の予報で、鉄の塊のコンテナハウスなので音がどうかなと心配だったのですが、そこまで音は気になりませんでした。なにか防音材やら断熱材みたいなのを入れているんですかね。
1泊の料金は地域最安値級でしたが、しっかりと机とチェア、デスクライト、コンセントなども設置されていて、滞在中に事務仕事もできると思います。
グループで2部屋かりていたのですが、私の部屋は椅子がノッキングチェアのようになっていて、マッサージ器がついていました。
隣の部屋は普通のオフィスチェアでした。
ゆったりくつろぎたいのか、がっつり仕事をしたいのかでどちらが良いかは変わってくると思うので、チェックインの時にたずねてもいいと思います。
各部屋に電子レンジが備え付けられているのは助かりました。
結構ホテルの食堂まで下りないと電子レンジがないところもありますが、夜疲れているときに部屋を出るのはかなり億劫ですよね。。
R9 The Yardホテルは郊外にあることが多いので、到着前にスーパーや飲食店で食料を購入しておくと時間のロスが少なくなると思います。
椅子にはマッサージ器が取り付けられていました。
コストカットしているところと、お金をかけているところが面白いです。
お風呂後のマッサージは最高です。
コンテナハウスを利用したホテルですが、シャワーだけでなくしっかりバスタブまでついたユニットバスになっています。
やっぱり湯船につかると一日の疲れがよく取れるので、ホテルにバスタブは欠かせません。
そして、格安の宿泊料金ながら、温水便座だけでなく、ウォシュレットまで付いていました。
傘立ても付いていました。
ビジネスホテルは玄関に傘置きがあっても盗まれるのが怖くて結局部屋まで持ち込むことが多いので、これは良いアイディアだと思います。
R9 The Yardホテルは、コンテナハウスという限られたスペースの中でも、ユーザーのニーズに応えたちょうどよい設備感のホテルでした。
R9 The Yardをおすすめできるタイプの方
実際にR9 The Yardホテルに宿泊してみて、R9 The Yardホテルを利用するのをおすすめできる方は
- 車移動の旅行・出張の方
- 宿泊費をできるだけ節約したい方
- 部屋のみ好きな方
周りに飲食店などがあまりないことも多いので、「ホテル周りの居酒屋で一杯…」なんていうのが難しいです。
なので地元のスーパーでお刺身やお惣菜を購入して部屋で一杯するのでも楽しめるという方ならおすすめです。
結局私たちが滞在していた間も、周りの宿泊客は車がハイエース、プロボックスの職人さんや出張のビジネスマン、スーツケースを持ってドライブ旅行の若者と、車なしの方は一組も見当たりませんでした。
車移動で、コスパにこだわる方にはおすすめできるホテルです。
私もレンタカーで移動する際にはまた利用してみたいと思います。