海外旅行の準備で意外と悩む方が多いのが「カセットコンロは飛行機に持ち込めるか?」という疑問。
実はタイトルの通り、カセットコンロは飛行機へ持ち込めます。ただし、持ち込みには条件があるので注意しましょう。
筆者:ジンベエ
カセットコンロの飛行機への持ち込みは条件付きで可能!
ただし、空港カウンターで事前申告が必要!
政府広報が用意している資料で飛行機に持ち込める危険物の一覧がありますが、カセットコンロは預け入れ荷物と機内持込み手荷物どちらでも飛行機へ持ち込めると記載されています。
他にも防虫スプレーやアイシングスプレーなど、ガスが使われている製品について気なる方は一度ご確認下さい。
*機内持ち込み・お預け手荷物における危険物の代表例(PDF)
カセットコンロは危険物の中でも、飛行機へ持ち込むことが許されていますが、条件があります。
それが、手荷物の開披検査。
カセットコンロ自体は飛行機へ持ち込めますが、中にガスが残留していると爆発の恐れがあるため、カセットコンロ内にガスが残留していないかどうか事前に係員が確認する必要があります。
これは新品のカセットコンロでも必ず必要な検査です。
空港のカウンターでスーツケースを預ける際に「カセットコンロを飛行機へ持ち込みたいのですが…」とスタッフへ伝えれば、カセットコンロのスイッチを何度か入れてガスが残っていないかどうか確認してくれます。
検査後は何も問題なく飛行機へ持ち込めます。
スーツケースで預け入れる場合は、出しやすいところに入れておくと、検査の時にもすぐに取り出せます。
飛行機へ持ち込に前に検査が必須!最悪処分されることも
カセットコンロを飛行機へ持ち込むのに何も言わずに検査を受けないと、X線でバレます。
そして搭乗前に放送で名前が呼ばれて、係員の検査に立ち会うように求められます。
余計な仕事で遅延の原因にもなるので、結構怒られますし、周りの人の注目を浴びて恥ずかしい思いをします。
素直にあらかじめ申告するのが最善です。
そして係員の呼び出しに気付かなかった場合や、時間がギリギリの場合には、最悪通告なしにカセットコンロは処分されることもあるので、必ず事前に空港のカウンターで申告するようにしましょう。
お預け手荷物に危険物等が発見された場合は、係員立会いの元、手荷物の開被検査を実施します。お呼び出しの上でいらっしゃらない場合には、係員のみで危険物等の除去をさせていただく場合がございますのであらかじめご了承ください。安全運航へのご協力をお願いいたします。
機内持ち込み・お預かりに制限がある手荷物(危険物)|Vanilla Air
カセットボンベは預け入れ・持ち込み共に不可
カセットコンロは安全確認ができたら飛行機へ持ち込みできますが、カセットボンベは高圧の引火性ガスが充填されているので、持ち込みは不可です。
預け入れも機内持込みもどちらもダメなので、チャレンジしないようにしましょう。
「カセットボンベがだめなのに、カセットコンロを飛行機へ持ち込む意味があるの?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、実はカセットボンベは意外と海外製品もサイズが一緒なので使えます。
*一応メーカーはあまり推奨していないので自己責任ですが…
例えば筆者も岩谷のカセットコンロを使っていますが、カセットボンベは中国・韓国でも普通に岩谷の製品も見つかりますし、他メーカーの製品も互換性があります。
カセットコンロは飛行機へ条件付きで持ち込みOK
「カセットコンロは飛行機へ持ち込める?」とお悩みの方は意外と多いです。
筆者も海外ガイドで普段海外生活ですが、現地の友人に鍋やたこ焼き、焼き肉など日本食を楽しんでもらうのにカセットコンロをよく使っています。
カセットコンロの飛行機への持ち込み方をまとめてみると…
機内持込 ◯
預け入れ◯
*空港カウンターで事前申告が必要!
【カセットボンベ】
無条件で飛行機への持ち込みは不可!
と覚えておきましょう。
*上がプチスリム。実家で使っているカセットコンロの半分くらいのサイズ。
ちなみに我が家では
- イワタニプチスリム
- たこ焼きプレート
- 焼き肉プレート
がお決まりになっています。
特にプチスリムは普通のカセットコンロよりかなりコンパクトなのでかさばらず、海外で友人宅へ持っていくのにも重宝しています。
悩む方が多いのに、意外と航空会社のホームページにわかりやすい情報がないので今回の記事でご紹介しました。
旅の準備に役立てていただければ幸いです。