レジェンドウォーカーの中では珍しく1万円台の6016。
購入を考えている方の中には、「1万円以下のレジェンドウォーカーのスーツケースと何が違うの?」「6016の使い心地は?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は実際に6016を使用してみて感じたメリット・デメリットを包み隠さずにご紹介したいと思います。
追記!
機内持込のSSサイズ以外はほぼ売り切れとなってしまいました。
機内持ち込みサイズ以外をお探しの方には、レジェンドウォーカーの6016の後継モデルとして、5509をおすすめします。
どのスーツケースにするのか判断するのにお役に立てば幸いです。
評価合計点:44/50
大手ブランド2万円台のスーツケースが約半値で手に入る。耐久性と移動性にこだわった高品質スーツケースだが、向き不向きははっきりしているので要注意。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
レジェンドウォーカー6016とは?
レジェンドウォーカー6016はカラフルなフレームカラーがアクセントのフレームタイプのスーツケースです。
ちなみにレジェンドウォーカー6016は全世界で300万台以上を売上げ、同メーカーの中でも特にロングセラーとなっているスーツケースです。
大きな特徴は…
- 日乃本キャスター搭載
- バイエル社製ポリカーボネート100%ボディ
の2つです。
近年はファスナータイプが主流になっていますが、それでもフレームタイプ人気は根強く、特に6016は口コミ評判が1万件近く寄せられて平均評価が4.52と非常に高く評価されているモデルです。
レジェンドウォーカー6016の仕様
レジェンドウォーカー6016は機内持込み用のSSサイズから83L容量の大型Lサイズまで4サイズがラインナップされています。
サイズ | SS | |||
寸法 | 47×32×24 | 60×41×26 | 66×45×27 | 70×47×26 |
重量 | 3.5kg | 4.3kg | 4.7kg | 5.2kg |
容量 | 31.5L | 52L | 66L | 83L |
目安 | 1~2泊 | 3~5泊 | 5~6泊 | 7泊~ |
レジェンドウォーカー6016使用レビュー
では、レジェンドウォーカー6016の使い心地を実際にレビューしていきたいと思います。
レジェンドウォーカー6016の外装
レジェンドウォーカー6016はフレーム部分のカラーが選べるのが大きな特徴。
ネットで見ていると派手すぎるんじゃないかと心配になりますが、光沢のあるボディとフレーム部分のカラーがよくマッチしていてとてもおしゃれです。
あと、購入してから気付きますが、空港でスーツケースを見つける時にすぐ自分のスーツケースが見つかります。
ボディ表面は鏡面仕上げになっています。
鏡面加工なので傷はマットと比べると付きやすいですが、とても高級感があります。
そして何より6016にはドイツのバイエルというメーカーのポリカーボネートが100%使用されています。
バイエル社製の素材は高級スーツケースメーカーにも使用されるほど信頼性が高く、1万円台からのスーツケースでバイエル社製ポリカーボネートを使っているメーカーはレジェンドウォーカーくらいではないでしょうか。
同じポリカーボネートでも品質はいろいろなので、特に同価格帯のノーブランド品の中には低品質なポリカーボネートを使っていて、簡単な衝撃で割れてしまうようなトラブルも起きやすくなります。
レジェンドウォーカー6016のフレームは深溝設計になっています。
少しマニアックな話になるのですが、メーカーさんは作ろうと思えば溝を浅くして、その分収納容量を増やすこともできます。*軽量化にも繋がります。
ただ、そうするとどうしても耐久性が下がり、長く使いづらくなってしまうんです。
なのでレジェンドウォーカー6016のこの深溝設計は、容量を多少犠牲にしても、「長くこのスーツケースを愛用してほしい!」というこだわりが込められています。
スーツケースで一番重要といっても過言でないキャスター。
6016には日本が世界に誇る日乃本キャスターが採用されています。
グリスパックが内蔵されているので、使いながら自動で補填されて快適な使い心地が長く続くモデルです。
そしてサイズが注目です。
6016は、消耗しやすい前輪には60mmの大きなサイズのキャスターを採用しているんです。
キャスターのサイズが大きくなると段差なんかを乗り越えやすくなるだけでなく、同じ距離を引くのでもサイズの小さなキャスターよりも回転数が少なくなるので、その分だけ消耗を抑えることができます。
日乃本の60mmキャスターということで、最初の快適な使い心地が長期間キープできます。
レジェンドウォーカー6016の外装を確認すると、1万円以下の格安スーツケースとはこだわり方が違う高品質モデルなスーツケースだとわかります。
この品質のスーツケースを他のいわゆる大手メーカーで購入すると間違いなく2万円以上はするでしょう。
レジェンドウォーカーの1万円台前半からのこの価格はかなりの神コスパです。
レジェンドウォーカー6016の内装
レジェンドウォーカー6016は、両側にカバーが付いています。
6016よりリーズナブルなモデルになると片側にしかカバーがつかなくなるのでパッキングする時にも少し気を使います。
両側にカバーが付いていると、空港で荷物の重量オーバーでスーツケースを開けないといけない時にもプライバシーがしっかり保たれますし、荷物を入れた状態でスーツケースを閉じる時にも荷崩れしやすいので助かります。
レジェンドウォーカー6016の内装の生地は、おしゃれなチェック柄になっています。
レジェンドウォーカーの1万円以下のモデルだと内装はケチってて黒のペラペラの生地なんですが、6016は結構内装にも高級感があります。
スーツケースの品質を確認するためのメンテナンスファスナーの中も確認してみましょう。
キャリーバーを支える基礎になる部分もしっかりしているので、安心して使えると思います。
ここの作りが甘いと、使いながらすぐにグラグラしてきます。
レジェンドウォーカーは1万円以下のモデルもしっかりした作りで、見えない部分にも真摯なメーカーなので信頼できます。
レジェンドウォーカー6016のメリット・デメリット
レジェンドウォーカー6016の使い心地についてレビューしましたが、口コミ評判などにはなかなかないようなメリットデメリットについてご紹介したいと思います。
デメリット1:機内持込みサイズは5122を!
まず、機内持込みサイズをお探しなら、6016ではなくレジェンドウォーカーで一番人気の高い5122をおすすめします。
理由は重量と求められる耐久性、価格です。
6016の機内持込みサイズだと、31.5Lサイズで3.5kgあります。
これに対して5122は39Lサイズで3.1kgです。
6016のように31,5Lサイズだと、ギリ3泊サイズですが、5122なら拡張機能があって最大4泊まで対応可能です。それでいて重量も400g軽く、LCCなど重量制限が厳しいフライトで機内持込サイズのスーツケース1つで旅行する場合などに重宝します。
5122は耐久性という点では6016には一歩及ばないのですが、機内持込みサイズなら預け入れる機会はほとんどないので、そもそもそんなに大きな衝撃を受けることも少なく十分すぎる耐久性です。
そして価格。
6016の機内持込サイズは実売価格11,000円ほどですが、5122は5,800円ほどと約半値で購入できるんです。
特に5122はレジェンドウォーカーでもコスパに優れたモデルなので、機内持込サイズを探しているなら6016よりも5122がおすすめです。
メリット1:Mサイズ以上なら6016で間違いなし!
空港で預け入れる必要のあるMサイズ以上のスーツケースを購入する予定なら6016は非常にコストパフォーマンスに優れたモデルです。
特に、大きいサイズのスーツケースは荷物をたくさん入れた状態で引くことが多く、キャスター性能の高さが求められます。
実は6016はレジェンドウォーカーのヒノモトキャスターを採用しているモデルの中で最安値級。
長く快適に使えるスーツケースをレジェンドウォーカーを探すなら、6016は神コスパです。
メリット2:大きいサイズはフレームタイプが◎
特に大きいサイズはフレームタイプをおすすめします。
中の荷物と合わせて重量が重くなると、ファスナータイプだとどうしてもたわむため重量以上に重さを感じやすくなります。
フレームタイプは金属フレームなので剛性があり、荷物を入れた状態でもしっかり形状をキープしてくれるので、重量以上に扱いやすいのが特徴です。
大きいサイズだとファスナータイプと比べて1kg~1.5kgほど重くなりますが、フレームタイプのメリットの方が重量差よりも大きいです。
レジェンドウォーカー6016の口コミ評判
ここまでレジェンドウォーカー6016を使ってみたレビューをご紹介しましたが、ここからは他のユーザーの方の口コミ評判も簡単にご紹介したいと思います。
華麗なる韓国ツアー
思っていた色より、落ち着いていてスゴクきれい↗↗
成田でほかのスーツケースをみてタイヤもしっかりしていることがわかり、この値段ではありえないお買い得!!
Mサイズで3泊4日楽しく旅行できました。
軽くてかわいい!
意外と大きくてびっくりしましたが、お土産も入ってしまいそうで、よかったです。この大きさでこの軽さは嬉しいです。
文句なし!!
他のお店では結構いいお値段のものが多くて、悩んでいましたが、
こちらは、コストパホーマンス的には最高でした。
外側の素材は少し軟らかめですが、使用感に問題はありますん。車輪の動きもスムーズで移動しやすい(2歳の息子が家中を移動しております)
また、中がベージュです。
黒だと荷物を探る時探しにくいことありますが、こちらは明るい色なので 中の荷物が見やすい所も気に入っています。
ヨーロッパ調って感じです。
レジェンドウォーカー6016はMサイズ以上なら間違いなし!
レジェンドウォーカーの中でもボディとキャスターにこだわった高品質モデルの6016のレビューをお届けしました。
約1万円からという価格ながら、バイエル社製のポリカーボネートを100%使用し、キャスターには大型のヒノモト製グリスパックキャスターを採用するなど、長期的に愛用できるタイプのスーツケースです。
「1回使えればいい」という方はレジェンドウォーカーのもう少し安いモデルでも大丈夫ですが、「年に1回位は海外旅行へ」という方なら6016は選んでおいて間違いのないスーツケースです。
ご紹介したように機内持込サイズでは5122がおすすめですが、Mサイズ以上のスーツケースをお探しなら6016は神コスパスーツケースです。