【現役ガイド解説】カシムラ変換プラグの選び方&使い方

 

海外旅行に欠かせないトラベルグッズである「変換プラグ」

数あるメーカーの中でも50年以上の歴史を持ち、抜群の安心感で人気なのがカシムラです。

カシムラの変換プラグはいくつか種類があるので、これから海外旅行のために「カシムラの変換プラグを購入予定」という方のために、タイプ別の選び方をご紹介します。

この記事の筆者:ジンベエ
海外ガイド歴12年。世界散歩ではトラベルグッズのレビューを担当しています。プレイベートでもカシムラのサスケシリーズを愛用中です。

カシムラの変換プラグの選び方

カシムラのマルチ変換プラグ

カシムラの変換プラグは3タイプに分かれています。

  • スタンダードタイプ
    コンセントの形状別になっている変換プラグ。
  • マルチタイプ「サスケ」
    コンパクトサイズで全世界のコンセントに対応するマルチ変換プラグ。
  • ブロックタイプ「カムイ」
    一つにまとまり扱いやすく携帯に便利。

1.リーズナブルに済ませるなら「カシムラ スタンダードタイプ」

カシムラのCタイプの変換プラグ

  • 長所:何よりコンパクトで安い
  • 短所:毎回外国のコンセント形状を調べて購入するのは面倒

カシムラのスタンダードタイプはそれぞれの国のコンセント形状に合わせた専用の変換プラグ。

1個あたりの値段は約200円~300円ほどと、リーズナブルさが何よりの魅力です。

Amazonなどでは2個セットが大体600円前後で販売されています。

デメリットとしては、それぞれのコンセント形状専用なので毎回行く国や地域に合わせてコンセント形状を調べて購入する必要があることや、複数のコンセント形状が混在している国では使いづらいといった点が挙げられます。

カシムラのスタンダードタイプ変換プラグはこんな方におすすめ

  • 「海外旅行にはめったに行かない」
  • 「留学や出張で一つの国に長期滞在する予定」
  • 「できるだけリーズナブルに変換プラグを手に入れたい」

以上のような方はカシムラのスタンダードタイプの変換プラグがおすすめです。

実際に国やエリア別のコンセント情報も簡単に載せますので参考にしてみてください。

Cタイプの変換プラグ

  • ヨーロッパ
  • 韓国
  • タイ
  • インドネシアなど

SEタイプの変換プラグ

  • フランス
  • 韓国
  • インドネシアなど
*SEタイプはCタイプで併用できます。

Oタイプの変換プラグ

  • オーストラリア
  • 中国
  • ニュージーランドなど

BFタイプの変換プラグ

  • イギリス
  • 香港
  • シンガポールなど

ジンベエ

実は最近は100均でも同じような商品がありますが、差額は200円ほどですし、カシムラと100均では品質が全く異なるので旅行業者として100均の商品はおすすめしていません。

2.旅行好きならカシムラのマルチ変換プラグ「サスケ」

カシムラマルチ変換プラグのサスケ

  • 長所:とにかくコンパクト&世界中に対応
  • 短所:使い方がちょっとわかりにくい

カシムラのサスケは全世界のコンセントタイプに対応できるマルチ変換プラグ

個人的には、使い慣れるとこれ以上のマルチ変換プラグはないと思っています。

Cタイプのマルチ変換プラグサスケ

2つのパーツから構成されているのですが、分解・合体しながら7種類のコンセント形状に対応しています。

南アフリカの一部地域を除いて、コレ一つで世界中のコンセントに対応できます。

そしてマルチ変換プラグ・サスケがおすすめな大きな理由がサイズです。

マルチ変換プラグサスケのサイズイメージ

いろいろなマルチ変換プラグを使ってきましたが、6,7種類のコンセント形状に対応できるマルチ変換プラグの中では最小級です。

サイズ的にはiPhoneSEよりもさらに一回り小さいです。

そして厚みも重要なポイントです。

カシムラマルチ変換プラグの厚み

筆者が使ってきたマルチ変換プラグの中で一番薄く、わずか19mmしかありません。

マルチ変換プラグを収納

スーツケースのメッシュポケットや、バックパックにしまっておくのにも、厚みがほとんどないので無理がありません。

ガジェットバッグに入ったマルチ変換プラグサスケ

いつもの充電器や充電ケーブルをまとめているポーチに入れても、場所を取らず使いやすいです。

マルチ変換プラグのCタイプ比較

そしてマルチ変換プラグの中には、韓国などで使うCタイプの幅が広くて使いにくい(というか差し込めない)欠陥のあるものがあるのですが、さすがカシムラのマルチ変換プラグということで心配ありません。

画像でもわかるように、一般的な変換プラグと同じ幅になっているので、Cタイプの凹んだコンセントにも問題なく使用できます

BFタイプにしたマルチ変換プラグサスケ

唯一の短所なのが、使うのに少し慣れが必要なところでしょうか。

特にイギリスなどで使うBFタイプブラジルで使うB3タイプは、2つのパーツを組み合わせる必要があります。

最初、使い始めるときには組み合わせ方がちょっとわかりにくいかもしれませんが、数回使えば誰でも問題なく利用できると思います。

ちなみに、カシムラはキャラクターシリーズのマルチ変換プラグも販売していて、ディズニーシリーズモデルもあります。

カシムラのマルチ変換プラグ・サスケを持っていれば、これから先海外旅行に出かけるのに「あの国のコンセントはどんな形だったっけ?」という悩みからは開放されます。

カシムラのマルチ変換プラグ「サスケ」はこんな方におすすめ

  • 「いろいろな国に行ってみたい」
  • 「1年に1回は海外旅行する」
  • 「できるだけかさばらない変換プラグが欲しい」

カシムラのマルチ変換プラグ「サスケ」の仕様

サイズ 45×97×19mm
重量 48g
対応コンセント B・C・BF・B3・O・SE・O2
機能 ケース付き・ロック機能付きもあり

カシムラのマルチ変換プラグ「サスケ」の口コミ

海外旅行で役に立ちました!

手ごろな大きさでかさ張らず、フィンランド等北欧諸国で使用しましたが、使い易く重宝しました。
楽天市場の口コミ

3.ブロック式で携帯性に優れるカシムラ「カムイ」

ブロック式のマルチ変換プラグ

  • 長所:初めてでも簡単に使える使いやすさ&拡張性
  • 短所:厚みがアップルの充電器くらい

さきほどのカシムラのマルチ変換プラグ・サスケシリーズはロングセラー商品なのですが、「組み立てるのが面倒くさい…」という声もあります。

そんなユーザーにおすすめしたいのが「カシムラマルチ変換プラグ・カムイ」です。

マルチ変換プラグ・カムイのブロック

ブロック式で各ブロックにコンセントタイプが表記されているので、迷うことなく必要なブロックをコンセントに差し込めばOK。

カシムラマルチ変換プラグカムイのサイズ比較

持ち運ぶ際にもそれぞれのブロックを重ねるだけなのでひとまとまりになって、サスケほどではありませんが携帯性も比較的高めです。

マルチ変換プラグ・カムイのCタイプ

マルチ変換プラグ・サスケと同じく、韓国など凹んだコンセント形状のCタイプ・SEタイプのこともよく考えられていて、ブロックから抜いてコンパクト形状になるので、引っかかることなく差し込めます。

マルチ変換プラグ・カムイを使っていて、こういうしっかり考えられた形状はさすが老舗日本メーカーのマルチ変換プラグだなと感じます。

カシムラのAC充電器
カシムラ公式サイトより

そしてカムイシリーズの最大の魅力はUSB充電アダプターのブロックが付いたセット

2.4Aの急速充電にも対応しているので、これ一つあるだけでスマホやデジカメ、モバイルバッテリーのアダプターを海外旅行に持っていく必要がなくなります

USBポートの付いた多機能マルチ変換プラグと考えると、カシムラのマルチ変換プラグ・カムイはかなりコンパクトで使いやすいです。
また、カシムラマルチ変換プラグ・カムイは、ハローキティとコラボしたモデルもあります。

カシムラ・マルチ変換プラグ「カムイシリーズ」はこんな方におすすめ

  • 「簡単に使えるマルチ変換プラグが欲しい」
  • 「USBポート付きでコンパクトなマルチ変換プラグが欲しい」
  • 「いろいろな国に出かけてみたい」

カシムラマルチ変換プラグ「カムイ」の仕様

サイズ 40×97×40mm
重量 117g
対応コンセント A・B・C・SE・O・O2・BF・B3
機能 USBポート2口

USBポートなしタイプ

USBポートありタイプ


カシムラマルチ変換プラグ「カムイ」の口コミ

海外で役に立ちました

大変よく考えられた商品で海外旅行で役に立ちました。対応範囲が広くこれが一つあれば安心です。購入して正解でした。

ヤフーショッピングの口コミ

カシムラ変換プラグの使い方

カシムラのBFタイプ

カシムラの変換プラグの使い方についても、モデルごとに簡単にご紹介したいと思います。

1.カシムラスタンダードタイプの使い方

Cタイプの変換プラグ

スタンダードタイプの使い方は簡単で、画像のように日本のコンセントを片側から差し込んで、外国のコンセントにもう片方を差し込めばOKです。

ジンベエ
海外の電気は日本と電圧が異なります。変換プラグには変圧機能はないので、日本の電圧専用の電気製品を使う場合は変圧器が必要になります。

2.カシムラのマルチ変換プラグ・サスケの使い方

カシムラのO2タイプ

カシムラのマルチ変換プラグは「組み立て方が難しい」と感じる方も多いですが、実際に使ってみると思ったより簡単です。

B・C・CB・SEタイプのコンセント

カシムラ変換プラグの幅調節

カシムラ「サスケ」の先端部分を使用します。

それぞれコンセントの幅によって、両脇から調節ボタンをプッシュして合わせます。

最近ブラジルで主流になっているCBタイプも3つ穴ですが、2つのピンを差し込むだけで通常通りに使用できます。

O・O2タイプのコンセント

O2とOタイプの使い方

O・O2タイプはカシムラ「サスケ」の後ろ部分を使用します。

Oタイプならそのまま差し込んで、シャッター付きのO2タイプなら白色のシャッターをくるっと回せばOK。
そして、O2タイプは中国がメインなのですが、別にO2タイプでもOタイプの形のまま差し込んでしまって問題ありません。

B3・BFタイプのコンセント

カシムラでBFとB3タイプの使用

B3とBFタイプだけ、カシムラ「サスケ」の2つの部品を組み合わせるので少し複雑です。

横にした先端部分に垂直にした後ろ部分を差し込んでコンセント形状を作ります。

差し込む向きによってB3タイプとBFタイプになります。

エジプトや南アフリカ共和国などはB3タイプ、イギリスや香港、シンガポール、マレーシアなどはBFタイプが使用されています。

3.カシムラのマルチ変換プラグ・カムイの使い方

マルチ変換プラグカムイの使い方

カシムラのマルチ変換プラグ・カムイの使い方は、サスケよりずっと簡単です。

カシムラのマルチ変換プラグ・カムイのブロック

それぞれコンセントタイプがブロックに表記されているので、必要なブロックをコンセントに差し込めば使えます。

A・O・O2タイプのコンセント

A・O・O2タイプのコンセントはピンを回転させてコンセントの形状に合わせます。

B・C・SEタイプのコンセント

B・C・SEタイプのコンセントには、変換プラグのピンを横にスライドさせると、コンセントの幅と合わせられます。

カシムラのマルチ変換プラグ・カムイの使い方はこれだけなので、初めての方でも利用しやすいと思います。

USBポートなしタイプ

USBポートありタイプ

カシムラの変換プラグで海外旅行は安心!

カシムラのBFタイプ

海外旅行で必須のトラベルグッズである「変換プラグ」

中でもカシムラの変換プラグは信頼できる日本メーカーということで非常に人気が高いです。

カシムラの変換プラグは主に3タイプに分けることができますが、特にサスケとカムイは持っているだけで海外の旅行のコンセント問題を一気に解決してくれるスグレモノです。

これから海外旅行に出かける方は変換プラグのご用意を忘れずに。

ジンベエ
忘れてしまったら海外の空港などでも購入できますが、値段が割高だったり、バカでかい変換プラグしか売ってなかったりするので、日本で用意していくことをおすすめします。
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