12VPN(12VPX)は、特に中国などインターネットの制限がかかっている地域にいる方から評判の良いVPNサービスです。
筆者が生活している中国では、グレートファイアウォールとも呼ばれるネット規制が厳しく、特に共産党の会議や国慶節などの行事にネットがかなり繋がりにくくなります。
今回のコンテンツでは、なぜ12VPNの評判が良いのか、実際のユーザーである筆者が速度テスト結果も含めてレビュー形式でご紹介したいと思います。
利用料金が30%OFFになるプロモーションコードもあるので、12VPNを検討している方はコピペしてご利用下さい。
- 12VPNの評判の理由とは?
- 実際の通信速度はどれくらいになる?
- 契約から導入までの流れについて
12VPNのリアルな口コミが気になっている方は参考にしていただければ幸いです。
- 速度:
- 安定性:
- 価格:
- 使いやすさ:
- セキュリティ:
- 中国対策:
料金は若干高めだが、それを上回る中国での速度&安定性。使い方もQRコードを読み込むだけで設定が完了する手軽さです。中国でVPNのおすすめを聞かれたら必ず紹介するVPNプロバイダーです。
筆者:さぱにん
上海生活15年目。 飲食関係の現地企業に勤務。VPNが使えなくなると、何もできなくなります。中国でのライフハックをご紹介します。
12VPN(VPX)とは
料金体系 |
|
無料お試し | ー |
対応デバイス | Windows・Mac・iOS・Android・Linux・Chrome・ルーターなど |
同時接続台数 | 5台(iPhoneなど無制限) |
専用アプリ | ○ |
サーバー設置エリア | 47ヶ所以上 |
アクセスデータログ | 無保持 |
支払い方法 | クレジットカード・PAYPAL・Alipay・WeChatPay・BitPay |
詳細 | 中国以外から |
*12VPNはサービス名が12VPXへと変更になりました。この記事では12VPNと表記しています。
まずは料金から見てみると、1ヶ月利用よりも1年契約の方がほぼ半額とかなりお得になっています。
中国ではいつ使えなくなるか分からなので、長期契約は多少リスクが有るかもしれません。
私も最初は怖くて6ヶ月で試してみましたが、今の所かなり安定して使えています。
無料のお試しは期間は有りませんが、14日間の返金保証が有るのでこれを賢く使う手もあります。
対応デバイスは、一般用途の Windows・Mac・iOS・Androidは当然の事ながら、Chromeやルーターにも対応しています。
更にPCは5台までですが、iPhoneなど専用アプリを使って接続する場合はなんと台数無制限で利用出来ます!
また、中国に来てから準備していたVPNが接続出来なくなってしまった、と言う事も多々発生しますが、12VPX は中国国内用の専用裏サイト?が有るので安心です。
【中国で利用】評判の12VPNの4つのメリット
それでは、具体的にどんなメリットが有るのか見て行きましょう!
元々は香港に本拠地があった様ですが規制が厳しくなった為、今はオランダに拠点を移しています。
ですので、プライバシー保護の為に利用すると言うよりも、特に中国での規制を回避する用途に強みを持つ会社です。
中国国内での利用を意識して、PC版では、China WEB や China gRPC と言う項目を選ぶ事によって通常のVPNより繋がりやすくなっています。
1.中国での規制に対して対応が早い(=安定性が高い)
中国ではネットの規制と、規制に対する対策がイタチごっごになっています。
特に国慶節や春節と言った行事や、共産党の会議が開かれる時などは一気に規制が厳しくなります。
時には、Yahooのトップページすら開けない時がある程です。
去年までは私も別の大手のVPNを使っていましたが、去年の秋から年末に掛けて繋がらなくなってしまいました。
まだ契約が何ヶ月か残っていましたが、中国では12VPNが良いと言う評判を聞き、乗り換えた後はかなり順調に使えています。
12VPNさすが評価の高い老舗のVPNだけあってほぼ毎日、アップデートしてくれるので安心です。
下記の様に、3/17に全てのサーバー設置地点でアップデートが入っています。
たまに、PC版で二、三日VPN接続しておらず、繋がらなくなってしまう事もありますが、手動でアップデートする事が可能です。
また、専用のアプリのデザインが変わると言うお知らせもメールで送って来てくれたりと、きめ細やかなサポートが受けられます。
2.圧倒的な接続速度
12VPNは、ネット速度的にはこれまで使ってきたVPNの中でトップクラスのスピードです。
論より証拠でテスト結果を画像&動画でご紹介します。
PM12:00:91.39Mbps PM19:00:92.06Mbps PM21:00:86.84Mbps
- 計測した端末:ノートPC
- 接続方法:有線
- 接続したサーバー:日本
- 回線の契約速度:中国移動(200M)
時間帯を問わず、200Mbpsの回線で90Mbpsの回線速度がキープできるので、理論上は4K画質の動画でもスムーズに再生出来る速度です。
実際の体感としても、Youtube等の動画の再生で固まってしまったりストレスを感じる場面はありません。
日本でネット閲覧をしているのとほぼ同じ感覚で各サイトをサクサク開くことが出来ます。
その他の用途として、ビデオ通話や、ビデオ会議、Webページの閲覧などは全て、10Mbpsの回線スピードが有れば問題無く使えます。
アップロードのスピードについてもYoutuberで、頻繁に高画質動画をアップロードすると言う用途でない限り、
どの時間帯も30Mbpsを超えているので、問題ありません。
ユーザー数に対してサーバーに余裕があるため、夜間でも速度低下しづらく、快適なネット速度をキープできます。
作業内容 | 必要な回線速度の目安 |
LINEによるビデオ通話 | 500Kbps~1.5Mbps |
ビデオ会議 | 1Kbps~3Mbps |
Webページ閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
ネット動画再生 | 3Mbps~25Mbps |
3.接続台数無制限
最近はパソコンだけでなく、iPadや携帯電話も個人用と会社の貸与してくれるもの等が有り、個人でも複数のデバイスでVPNを使いたいと言うニーズも多いのでは無いでしょうか?
また、家族と一緒に駐在しておられる方であれば、更に家族のパソコンや携帯もVPN接続が必要となってきます。
そんな時にも評判の12VPNのさらなるメリットは、携帯やiPadなど専用アプリを使っての接続台数が無制限となっています!
(Androidの携帯はまだ試していませんが、12VPNのサイトによるとサービスの提供をしています)
表向きは、一つのロケーションで接続出来る台数に制限が有ると記載されていますが、私の環境では全て東京で接続していますが問題無く使えています。
4.幅広いストリーミングサービスに対応
中国生活における息抜きとして、やはり母語の動画視聴という方も多いのでは無いでしょうか?
最近は日本のテレビ番組をリアルタイムで見れる契約をするよりも、自分の好きな時間に好きな番組を見れるストリーミングサービスの方が人気がある様です。
12VPNを使って日本のサーバーに接続すると、ほぼ日本と同じ条件で日本のストリーミングサービスを利用することが可能です。
ネットスピードが遅いとスムーズに再生出来ない事も有る様ですが、私の使っている環境ではほぼストレスフリーで、様々なストリーミングサービスを楽しめています。
こちらも12VPNの評判の良さに繋がっているのでは無いでしょうか?
週末のゆっくりした時やプチストレスが溜まった時などには、自分が日本人で有る事を思い出して
ドラマの一気見や日本語の情報を取り入れたりしてほっこりするのも海外生活では大切です😊
対応状況 | サービス名 | 特徴 |
◎ | You Tube | 世界最大の動画共有プラットフォーム |
◎ | Netflix(ネットフリックス) | 国内外のオリジナルドラマ&映画が多数 |
◎ | TVer(ティーバー) | 日本のテレビ番組の見逃し配信を楽しめる |
◎ | Amazon プライムビデオ | Amazon Prime会員なら利用無料 |
ー | Disney +(ディズニープラス) | ディズニーやピクサー作品が楽しめる |
◎ | dアニメストア | 過去作品から最新までアニメならココ一択 |
◎ | ABEMAプレミアム | 日本の魅力的なオリジナル作品を楽しむ |
◎ | U-NEXT | 新作映画も楽しめる見放題数No.1 |
ー | DAZN | スポーツ観戦ならココ一択 |
サービス名をタップすると、公式サイトが開きます。
現状、DAZNが安定して見られるVPNはUCSSのみです。
【速度テスト結果】12VPNの2つのデメリット/評判
この様にお勧めの評判ばかりをご紹介して来ましたが、導入前に少し注意しなければいけないデメリットもいくつか有ります。
主なものは…
- 利用料金は国産VPNと比べると若干高め…
- 日本語のサポートが無い
この2点になります。
1.利用料金は若干高め…
12VPNはサービス内容だけを見ると、中国で使用するVPNとしては完璧に近いプロバイダーですが、サービスが手厚い分、若干料金が高めに設定されています。
そのため、「快適なネット環境のためなら、毎月数百円の違いは問題ない!」という方には迷わずおすすめできるのですが、「毎月のコストはできるだけ抑えたい…」という方は注意が必要です。
実際に12VPNほどではないにしても、中国で普通に使える国産VPNと料金を比較してみましょう。
サービス名 | 1ヶ月 | 12ヶ月 |
12VPN 30%OFFコード:SANPO |
14.99$ 約2,000円→約1,400円 |
8.25$ 約1,151円→約800円 |
スイカVPN | 1,097円 | 938円 |
MillenVPN | 1,580円 | 540円 |
かべネコVPN 10%OFFコード:SANPO |
880円 | 480円 |
*サービス名をタップすると公式サイトが開きます。
表で見比べるとわかりやすいですが、30%OFFを適用しても国産VPNで中国でも人気の高いMillenVPNやかべネコVPNには料金で勝てません。
ただ接続速度やサーバー数に関してはMillenVPNやかべネコVPNよりも優れているので、快適性のためにこのコスト差を受け入れられるかどうかがポイントです。
2.日本語のサポートはなし
もう一つ心配になるのは海外のサービスになるので、日本語でのサポートが無い所です。
私も英語圏ではなく中国での生活を選んだ理由に、英語が中学レベルに毛が生えた程度という事も有ります(笑)
でも、安心して下さい!そんな私でも今の所、大きな問題にぶつかる事なく快適にネットライフを送れています。
この記事の後の方では画像付きで、iPhoneに設定する過程も説明していますので、そちらも参考になさって下さい。
最近はGoogle翻訳などの便利な翻訳サイトもたくさんありますが、アルファベットを見ただけで頭痛がするレベルの方は12VPNは避けた方が良いかもしれません。
そう言った方には、下記に紹介している日本の会社が提供しているサービスをお勧め致します。
12VPNはこんな方におすすめ!
簡単にメリットとデメリットをまとめるとこの様になります。
中国でのネット接続に特化したサービスなので、中国からも購入や契約が可能。
規制が掛かった時の対応も早くかなり安定して利用出来る。
台数が無制限なので家族や複数のデバイスで利用したい人向け。
こちらにメリットを感じる方には強くお勧め致します!
ただ、日本語のサポートはないので、英語が苦手な人にはお勧めできません。
- 中国で日本のサイトを閲覧したい人
- 中国に来てからVPNが安定しない人
- 家族や複数デバイスでVPNを利用したい人
12VPNの利用料金や支払い方法について
ここまで、読んで頂いてそれでは購入を検討しようと考えられる方にはお支払い方法についてもご説明させて頂きます。
支払い方法は、定番のクレジットカード, Paypal, はもちろんの事、中国国内で利用可能な支付宝(Alipay), 银联(Unionpay)からの支払いにも対応しています。
これは、日本円をあまり消費したくない中国生活者にとっては何気に嬉しいメリットでは無いでしょうか?
Bitcoinでの支払いについては14日間の返金保証の対応外になってしまいますので、ご注意下さい。
12VPNは3つの料金プランから選ぶ
選べるプランは下記の3種類となっています。
- 1ヶ月プラン 14.99ドル/1ヶ月あたり
- 6ヶ月プラン 11.69ドル/1ヶ月あたり(22%お得!)
- 1年プラン 8.25ドル/1ヶ月あたり(44%お得!)
当然契約期間が長い方が、お得にはなってくるのですが、私も大手の某VPNを一年契約して使っていたものの、秋の国慶節期間中にさっぱり繋がらなくなり、残りの数ヶ月を諦めたと言う苦い経験があります。
それで怖い場合は、試しに1ヶ月もしくは6ヶ月の短期でお試ししてみるのもアリかもしれません。
ちなみに英語でのやりとりが必要になってしまいますが、14日間の返金保証も有りますので、こちらを活用して自分の利用環境での使い勝手を試してみる事も可能です。
12VPNの支払い方法は6種類から選ぶ
上記でも簡単に触れましたが、お支払いは下記の画像の通り6種類から選ぶ事が可能です。
この程度の英語は皆さんの問題無いと思いますが、一応翻訳しておきますね(笑)
- クレジットカード
- Alipay
- 支付宝
- UnionPay(银联)
- PayPal
- BitPay
多くの方はクレジットカードでの支払いを選択されるのでは無いかと思いますが、
支付宝や银联カード(中国の銀行カード)に対応しているのも便利な所です。
最近は円安のせいもあって日本円で支払うより、中国元で支払う方が安く感じるという心理的なメリット?も感じられます。
中国元でお給料が発生している場合も同様に手元にある元で払えるのは嬉しい所です。
契約からiPhoneでの使い方までの流れ
それでは実際に12VPNを契約して、実際にiPhoneに設定する所まで画像を交えながら簡単な使い方をご紹介していきたいと思います。
PCやアンドロイド携帯も基本的には、契約→専用アプリをダウンロード&インストール→アプリの設定という流れに変わりはありません。
12VPXのホームページは英語表記になりますが、順を追って説明していきますのでそれほど難しくはありませんのでご安心を!
快適なVPNライフがすぐそこで皆さんを待っていますよ!
各端末別の12VPNの詳しい使い方は、関連記事をご確認ください。
1.プランを選択
まずは、自分の予定や希望の期間に合わせて契約期間を選びます。
日本円に換算すると、2000円弱と1200円弱の1ヶ月あたりの価格の差はやはり気になって来る所です。
可能で有れば長期契約の方がお得になって来ますね。
接続台数を気にしなくても良いので、家族でシェアして契約するのもアリでは無いでしょうか?
2.支払い
クレジットカード、AliPay、支付宝、UnionPay、PayPal、BitPayの中からご都合の良い支払い方法を選択して下さい。
支払いが終わると、ユーザー名とパスワードが発行されます。
3.サイトから設定に必要なQRコードをダウンロードする
Setupの矢じるしをタップしてiOSを選択します。
日本のアップルアカウントを持っておられるなら、International(not in China)を選択して下さい。
中国のApple Storeでは対応アプリをダウンロードする事が出来ませんのでご注意下さい。
いくつか12VPNを使う為のアプリが有りますが、今回はShadowscaleと言う12VPN専用のAPPを使ってみましょう。
リンクをタップしてShadowscaleの説明ページに移動します。
画面をスクロールするか、QR Code と言う青い文字ををタップすると、設定用のQRコードが出てきます。
こちらをまずスクショを撮るか、QRコードを長押ししてiPhoneの中に保存しましょう。
(記事の中のQRコードはモザイク処理してあります)
4.AppleStoreでアプリをダウンロードして設定する
まずAppleStoreでこちらのアプリを検索してからダウンロードし、インストールして下さい。
ワイヤレスデータの使用許可を求められるので、WLANとデータ通信を選択します。
次に左上の青い+をタップします。するとカメラへのアクセスを求められるので、OKします。
するとカメラが起動しQRコードを読み込むモードになります。
右上の相册と言う所がカメラロールになるので、先ほどスクショを撮ったQRコードを読み込みます。
ここまで来ると、あと一歩です!画面一番下の青の连接と言うボタンをタップします。
VPN構成の追加を求められますので、許可します。
続けてiPhoneのパスワードが求められますので、入力して下さい。
自動的にアプリに戻って来ますので、一番下のボタンが赤の断开になっていれば、VPN接続完了です!
5.接続の確認と使い方
それでは、晴れてVPN接続が成功しましたので、サーバーを JP Tokyo に切り替えてみましょう。
その後に中国国内では繋がらないはずの、Googleのトップページにアクセスしてみると、
見事に接続出来ました!
これは中国生活して繋がらない状況を経験した方にしか伝わらない感動です!
この後は、自由に赤の断开(切断)と青の连接(接続)を切り替えるのみです。
VPNが繋がっている時には、赤の断开と表示されていて一瞬繋がっていない様に錯覚するのですが、
タップすると切断しますよと言う意味なので、少し慣れるまで戸惑うかもしれません。
画面をスクロールさせると、選択できるサーバーが47ヶ所表示されています。
使用用途に合わせて、接続するサーバーを選んで下さい。
12VPNの他ユーザーの口コミ評判紹介
ASUSルータで稼働する自宅内機器の壁越え環境模索中のメモ書き。
実はUCSSを使っていましたが、無制限が廃止になり離脱。それ以降はバックアップで契約していた12VPNをメインに。12VPNはNetflixもAmazon PrimeもTVerもYouTubeもDisney+も観れるので、子供的には充分なのかなと思っていたのですが…— 悠銘屋の菅原さん 🇨🇳中国大連スタートアップ起業 (@YumeyaSugawara) January 9, 2021
少しでも日常のイライラを減らすべく、とりあえずVPNについて必死こいて勉強中。
料金通信量UIなど諸々含めて、12VPNが暫定ベストっぽい??
にしても、「上に政策あれば〜」を地で行く国だなぁと早速痛感— ibachan @ 上海🇨🇳 (@ibachan12) September 19, 2022
私もほぼ10年12VPNですね
— はせたか / 上海 / 建築 / リフティング (@hasetaka_jp) September 19, 2021
こちらへ来て1年ですが、家族用で12VPNを使用しています。繋がりもよく不満はありません。あと仕事用としてUCSSも使用しています。
— Yosuke Mizuno (@Yo320) September 19, 2021
12VPNは安定性重視の中国在住ユーザーにおすすめ
まとめてみますと、12VPNはコストパフォーマンスが良く中国生活者の強い味方!と言えるでしょう。
メリット
- 中国国内からでも契約可能
- 中国の規制に対して対応が早い
- 携帯やタブレットの接続は無制限
デメリット
- 日本語対応していない
- オンラインゲーム向きでない
12VPNは中国でのネット接続に特化したサービスなので、中国からも購入や契約が可能。
規制が掛かった時の対応も早く、かなり安定して利用出来るため、中国出張用にVPNを探している方は特におすすめです。
総合的には、これまでに色々使ったVPNの中でベスト!と強くお勧め出来ます!