HINOMOTO製のキャスターを自分でいつでも交換できるスーツケースとして登場したMAIMO COLOR YOU。
評判が評判を呼び、一時期売り切れで買えない状態が続いていましたが、やっと手に入ったので使い心地をレビューでご紹介したいと思います。
- MAIMOは新しいメーカーだけどスーツケースの使い心地はどう?
- キャスターの交換は素人でも簡単にできるの?
- 良いところを褒めてるブログばかりだけど、イマイチなところはない?
などリアルな口コミ評判が気になっている方に参考になるよう、良いところ悪いところを正直にご紹介します。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
MAIMOとは?
MAIMOは、コロナ禍真っ只中の2021年に、「旅も移動も不自由なことが多い今だからこそ、新たな価値を持つトラベルブランドを立ち上げてみてはどうだろう?」という一言から始まった新しいブランドです。
MAIMOというブランド名は、「MY」“私の”+「MOVE」“移動する、感動させる”+「AIM」“目標を持つ、志をもつ”という3つの単語をかけあわせてできています。
そして、MAIMO COLOR YOUは、元国際線客室乗務員とプロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーの3人が1年かけて開発したMAIMOの代表作とも言えるスーツケースです。
コロナ禍で多くのスーツケースメーカーが瀕死になっているのを知りつつ、なおこの業界に入ってくる勇気と自信がすごいです。。
MAIMO使用レビュー!話題のスーツケースは評判通り?
では、さっそくMAIMOスーツケースの使い心地をレビュー形式でご紹介したいと思います。
話題のMAIMOですが、良いところだけでなく、使っていて気になった部分も正直にご紹介したいと思います。
リアルな口コミ評判の一つとして参考にしていただければ幸いです。
1.キャスター性能だけ見ても買う価値あり!
MAIMOスーツケースの最大の特徴は『DIYで交換できる55mmHINOMOTO製サイレントランキャスター』を搭載していることです。
この一点のみでもMAIMOは選ぶ価値のあるスーツケースと言えます。
キャスターはスーツケースの命です。
HINOMOTO製のキャスターは、海外の高級スーツケースにも採用されるなど、日本が誇るキャスターメーカーです。
そして長くなってしまうので簡単にご紹介すると、MAIMOスーツケースに搭載されるサイレントランキャスターには、日乃本錠前と三菱マテリアルが共同開発したLisofという素材が使用されています。
このLisofは、一般的なキャスターより騒音を約20dbカットすることに成功しており、スーツケースを引く際のガラガラという音が気にならなくなります。
そして、静音性よりも大きな魅力が加水分解しないという点。
一般的なキャスターは長く使っているとボロボロと崩れることがありますが、これは空気中の水分と反応して劣化するため。
サイレントランキャスターは加水分解を起こさないため、より長く愛用できます。
*交換作業もネジを緩めるだけなので簡単。
そして、MAIMOスーツケースは、このサイレントランキャスターをセルフで交換可能。
他のメーカーに依頼すると、キャスター交換は送料と併せて1万円以上取られるのが一般的ですが、MAIMOなら1個1,280円で新品のサイレントランキャスターが交換でき、新品の使い心地が復活します。
スーツケースを交換する理由の9割はキャスターが原因なので、安価に純正キャスターが交換できるMAIMOなら他のスーツケースよりずっと長寿命で愛用できます。
2.ポリカーボネート製で超軽量!
最近はLCCをはじめ、航空会社の重量チェックが厳しくなってきています。
スーツケースが軽ければ、その分だけ中に入れられる荷物が増えます。
MAIMOは、防弾素材としても使用されるドイツ企業開発のポリカーボネートをボディ素材に採用。
優れた堅牢性と軽量性を両立させています。
機内持ち込みサイズのスーツケースは3.5kg程度が一般的ですが、MAIMOスーツケースの機内持ち込みサイズは2.9kgという超軽量を実現しています。
一般的なスーツケースより600gほど軽いです。
600gというと、トレーナー2枚分くらいの重さになります。
3.収納スペースは両面にカバーが欲しい…
MAIMOスーツケースで少し残念なのが収納部分です。
軽量性やコスト面などの制限があるのかとは思いますが、内装のカバーは片面のみになります。
右側にもXバンドがあるので、荷物が移動しながら崩れてしまうことはありませんが、下着やエチケット用品など、あまり人に見られたくないものをは、左側のカバーがある方へ収納するようにしましょう。
スーツケースは空港など公共の場所で開けることもあるので、できれば両面にカバーがあると周りに人がいても安心して開けられます。
1万円ちょっとでHINOMOTO製+ポリカーボネート製のスーツケースに両面カバーまで求めるのは少し酷なんですけどね…。唯一見つかった少し残念なポイントでした。
追記!
新たにMAIMO COLOR YOU plusが発売され、内装の両面にカバーが付きました!そしてキャスターストッパーも搭載されています。価格差は2,000円とわずかなので、plusがおすすめです。
4.コストパフォーマンスは非常に高い!
MAIMOのスーツケースは機内持ち込みのSサイズが14,980円と、1万円ちょっとで購入できます。
常に日本や海外のスーツケースの新作発表を確認していますが、HINOMOTOサイレントランキャスターを搭載しているスーツケースとしては最安値だと思います。
そして、現状HINOMOTOサイレントランキャスターをセルフで交換できる唯一のスーツケースになります。
他のスーツケースメーカーはコストを下げるためにポリカーボネートに他の素材を混ぜた混合樹脂を使ったりするのですが、MAIMOはポリカーボネート100%の素材をボディに使用しています。
これだけの品質や機能性で1万円そこそこというのは、メーカーとしてもかなり限界に近い価格設定だと思います。
「スーツケースは、知名度なんかよりしっかりした品質と使いやすさ!」という方は迷わず選んでOKです。
個人的にはもう5,000円高くてもプライベートで買っていると思います。
【全8種類】MAIMOのスーツケース各モデルの違い
MAIMOは数年で新たなモデルを発表しており、現在は8種類のスーツケースがラインナップされています。
それぞれの簡単な特徴を一言でまとめてみます。全モデル自分でキャスター交換可能です。
*モデル名をタップすると商品詳細をAmazonにて確認できます。
- COLOR YOU:オーソドックスなモデル。キャスター交換可能。
- COLOR YOU plus:キャスターストッパー搭載モデル。 おすすめ!
- STAND UP:ストッパー&フロントポケット搭載モデル。
- STAND U plus:ストッパー&フロントポケット&拡張機能の全部盛り 最新モデル!
- Kei:MAIMO史上最軽量モデル。ストッパー付き。
- ZIPUP:業界最高クラスの拡張機能で収納力30%UP。
- PROTES:衝撃に強いサスペンション&コーナーパッド搭載。
- HOOKABLE:カップホルダー&フック付き台座搭載モデル。
主な違いを表でまとめてみました。
スマホは右へスクロールしてください。
モデル名 | 容量 | 重量 | 機能 | +α | 値段 |
COLOR YOU | 36L | 2.9kg |
|
- | 14,980円 |
COLOR YOU plus | 36L | 3.1kg |
|
16,980円 | |
STAND UP | 36L | 3.1kg |
|
20,980円 | |
STAND U plus | 36/46L | 3.4kg |
|
23,980円 | |
Kei | 36L | 2.6kg | - | 18,980円 | |
ZIP UP | 36/48L | 3.1kg |
|
16,980円 | |
PROTES | 32L | 2.8kg |
|
12,980円 | |
HOOKABLE | 32L | 2.9kg |
|
12,980円 |
*各情報は一番売れている機内持ち込みサイズのものです。
これだけ種類があると「どれを選んだら良いかわからない」という方も多いと思います。
基本的に選ぶべきは「COLOR YOU plus」です。
初代のCOLOR YOUにキャスターストッパーや内装の両面カバーなどが追加されたアップデートモデルです。
機能性が大幅に強化されているにも関わらず、初代モデルとの価格差は2,000円とわずかなので、迷っている方は基本COLOR YOU plus一択と言って問題ないと思います。
COLOR YOU plusは、MAIMOの良さが一番コスパよく楽しめるモデルだと思います。
そして、もしスーツケースに出せる予算が2万円以上あるなら、「STAND U plus」もおすすめです。
実はSTAND U plusは、2024年に発売されたばかりのMAIMO最新モデルです。
MAIMOの基本機能に加えて、ストッパー、フロントポケット、拡張機能、USBポートと、MAIMOの技術力が全部盛りになったスーツケースです。
この機能性のスーツケースを2万円台で出せる国内メーカーはほとんどありません。
これだけ機能性に特化すると重量が犠牲になることが多いのですが、軽さと強さを兼ね備えたドイツメーカーのポリカボネートを100%使用することで機内持ち込みサイズで3.4kgに抑えられているのも実は隠れた魅力ポイントです。
MAIMOでスーツケース選ぶなら、迷ったら基本は「COLOR YOU plus」、予算が許すなら多機能な「STAND U plus」と選ぶと失敗がないと思います。
MAIMOのスーツケースに関するQ&A
コストを抑えるため、現在ECストアでの販売のみに限定しているようです。Amazonや楽天市場によって在庫数が異なるため、売り切れの場合には他のショップを確認してみましょう。
モバイルバッテリーの預け入れはNGです。必ず預ける前に取り出すようにしましょう。
マットカラーで比較的キズが目立たないタイプのスーツケースだと思います。
基本は000になっています。変更する場合には、ダイヤル右横のリセットボタンを先の尖ったもので押して、好きな番号にダイヤルを合わせます。ロックのリリースボタンをスライドさせてカチッという音がなれば変更完了です。
初期不良等の場合には、購入から10日以内の返品が可能です。また、保証期間は1年間あるため、通常の使用で破損した場合にはメーカーに問い合わせましょう。
MAIMOのスーツケースなら長く相棒になってくれる!
今回はキャスターが交換できる斬新なアイディアで話題のMAIMOのスーツケースをレビュー形式でご紹介しました。
HINOMOTO製の高品質キャスターをいつでも交換でき、ボディ本体にもポリカーボネートを使用した非常にコストパフォーマンスの高いスーツケースです。
「良いスーツケースを買って長く使いたい!」「できるだけリーズナブルに品質の良いスーツケースが欲しい」という方は、選んで間違いのないスーツケースだと思います。
これまでキャスターがだめになって何度もスーツケースを購入し直してきたので、これからはどこのメーカーもMAIMOのように交換式キャスターの仕組みを作ってくれるとありがたいです。