新たに“おでかけブランド”『koguMi(コグミ)』がデビューしました。
スカーフを纏った大人の女性らしいデザインと交換可能なHINOMOTOキャスターなど機能性を高い次元で両立させていてるのが魅力です。
デビューしたばかりのスーツケースでまだ口コミ評判も少ないので使い勝手が気になっている方のために、実際にkoguMiのウクとプリモを両方使ってみた使用レビューをお届けしたいと思います。
筆者:ジンベエ
趣味がスーツケース収集で、使用したスーツケースは70台以上。お役に立つ情報をお届けします。
koguMi(コグミ)とは
koguMi(コグミ)は、「さ、出かけよう。」をブランドスローガンに、外を楽しく快適にしてくれるアイテムや、帰宅後のケア用品などを提案するトラベルブランドです。
2023年末に新しくデビューして間もないブランドです。
koguMiのスーツケースの大きな特徴として、高級スーツケースに搭載されるHINOMOTOキャスターがセルフで交換可能な点が挙げられます。
ここまで見て“ピン”と来た方は相当のスーツケース好きです…。
koguMiは、交換できるHINOMOTOキャスターで話題となり、一時期購入するのも難しかったMAIMOと同じ株式会社KURUKURUの新しいブランドです。
スーツケース好きにとって、セルフで交換可能なHINOMOTOキャスターを搭載したMAIMOは衝撃的でしたが、koguMiは同じ性能を持たせた女性に最適なブランドラインと言えるかもしれません。
koguMi(コグミ)のスーツケースは2つのラインナップ
現在koguMiからは、新素材を使った抜群の軽量性が魅力の『UKU-ウク-』と、便利な機能で初めてのスーツケースにぴったりな『priMo-プリモ-』の2種類のスーツケースがラインナップされています。
それぞれ使ってみたレビューをお届けするので、リアルな口コミ評判が気になっている方は参考にしてみて下さい。
クラス最軽量で気持ちまで軽くなる『UKU-ウク-』
まず、koguMi(コグミ)の『UKU-ウク-』です。
最大の特徴は2.0kgというクラス最軽量の軽さです。
文字通り指一本で持てる軽さです。
最近はLCCだけでなく、大手航空会社も段々と機内持ち込み手荷物の重量制限に厳しくなっているので、ウクの軽さは非常に助かります。
koguMiのUKUには、RPOという新素材を採用することでこの軽量性を実現しています。
ちょっとマニアックな情報ですが、RPOは変性ポリオレフィンで、耐衝撃性や軽量性に加えて高い『復元力』を持っているのが特徴です。
マットな質感で、キズが付きにくくなっているのも長く使うのに魅力的なポイントです。
UKUは2.0kgですが、一般的な機内持ち込みサイズのスーツケースは3kg~3.5kgくらいが平均的な重さなので、koguMiのこのスーツケースを使うだけでその分洋服やお土産をスーツケースに収納できるようになります。
Tシャツ1枚が150gくらいなので、他のスーツケースより1kg軽いと+1日分の衣類くらいは楽に収納できます。
そして、koguMiのスーツケースの最大の特徴と言えるのが『交換式のHINOMOTOサイレントランキャスター』です。
まず、このサイレントランキャスターは、HINOMOTOが三菱ケミカルと共同開発したLisofという素材を使っていて、静粛性に優れるだけでなく、加水分解しないという特徴があります。
スーツケースはしばらくクローゼットにしまっておくと、劣化してキャスターがボロボロと崩れることがありますが、koguMiのスーツケースではそれが起こりません。
そのため長く一つのスーツケースを愛用できます。
また、スーツケースの再購入理由のトップはキャスター不良ですが、koguMiのUKUはキャスターが自分で安価に交換できるので、実質、スーツケースのボディが壊れるまではずっと愛用することが可能です。
キャスターの交換は普通メーカーに依頼すると送料込みで1万円以上しますが、koguMiのスーツケースは1個1,280円で純正品と交換できます。
koguMiのUKUだけの特典として、2つのポーチがセットになっています。
一つはメッシュタイプで、もう一つはファスナーをぐるっと回すだけで中身がペタッとなる圧縮袋タイプです。
純正品なのでサイズもUKUとぴったりなので、整理整頓しながら荷物をパッキングするのに役立ちます。
細かいポイントですが、koguMiのUKUは、飛行機内で荷物を座席上の収納スペースにしまう時に持ち上げやすいように、底部分に手がかけられる凹みがあります。
これだけで上げ下ろしがかなり楽になります。
さすが現役キャビンアテンダントと共同開発されたスーツケースという感じがする気遣いです。
世界散歩のスーツケースレビューでは恒例の内部チェックですが、koguMiのUKUは約15,000円のスーツケースとは思えないほど非常にしっかりした樹脂パーツでキャリーバーやハンドルが取り付けられています。
MAIMOのスーツケースを見てスーツケース業界が変わるような商品が出たと思いましたが、koguMiのスーツケースにも同じような衝撃を受けました。
初めてのスーツケースに最適な『priMo-プリモ-』
*スカーフが付いてませんがpriMoにも付属します。
続いて、約1万円で購入できるリーズナブルさも魅力のkoguMi(コグミ)『priMo-プリモ-』です。
キズ防止や衝撃を逃がすように細かい縦と斜めのリブデザインが特徴的です。
軽量性という点ではUKUが2.0kgとダントツで軽いのですが、実はpriMoも41L(機内持ち込み最大サイズ)で2.6kgと、一般的なスーツケースよりはるかに軽いです。
41Lあるので、3泊4日くらいの旅行までは十分priMo一つで対応できます。
koguMiのUKUにはないpriMoだけの特徴として、シークレットフックがあります。
空港や公共交通機関で移動中に買ったものもワンタッチで素早くかけられるので、切符を購入したりパスポートを提示したり、スマホを操作したりなど、両手が空いて自由になります。
そして、koguMiのpriMoにも、セルフで交換可能なHINOMOTO製サイレントランキャスターが搭載されています。
50mmサイズの大型キャスターなので、段差があるところや絨毯敷きのホテルなどでもスムーズに移動できます。
約1万円で購入できるスーツケースでHINOMOTOキャスターを搭載しているだけで貴重な存在ですが、セルフで交換可能なのは今のところkoguMiのpriMoのみです。
koguMiのUKUにもあった持ち上げる際に便利な凹みですが、ちゃんとpriMoにも採用されています。
koguMiのpriMoの内装はこんな感じです。
片側がラウンドファスナーでもう片方がXバンドになっているオーソドックスなタイプですね。
1万円のスーツケースというと、“使えるか使えないか”の世界なのですが、koguMiのpriMoは使えるのはもちろん「使ってみたい」と思わせてくれるような品質のスーツケースです。
koguMi(コグミ)のウクとプリモを比較
ではkoguMi(コグミ)のウクとプリモでどちらを選んだら良いか迷っている方のために、簡単に2つのスーツケースの違いを表でまとめてみたいと思います。
*スマホは横へスワイプできます。
モデル名 | UKU(ウク) | priMo(プリモ) |
サイズ | 54.5×36×23cm | 55×36×23cm |
重量 | 2.0kg | 2.6kg |
容量 | 36L | 41L |
サイズ区分 | 機内持ち込み | |
素材 | RPO | ABS+PC |
キャスター | 交換式HINOMOTOサイレントランキャスター | |
機能 |
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価格 | 15,980円 | 10,980円 |
- UKU…年1回は海外旅行する方、LCCをよく利用する方
- priMo…リーズナブルなスーツケースが欲しい方
両方を使ってみましたが、基本的にはUKUはpriMoの上位互換と考えていただいて大丈夫だと思います。
それで、基本予算が許す方はUKUを選びましょう。
ただ、リーズナブルなスーツケースを探している方や、そこまで頻繁にスーツケースを利用する予定のない方は、priMoが良いかもしれません。
koguMi(コグミ)のスーツケースでお出かけしよう!
今回はkoguMi(コグミ)のスーツケースのレビューをお届けしました。
まだまだデビューしたばかりで口コミ評判はそこまで多くありませんが、もしkoguMiのスーツケースが気になっている方がいたら、全力でおすすめできるスーツケースです。
この価格帯で上品なデザインかつ、セルフ交換可能なサイレントランキャスターなど高い機能性を持ったスーツケースは他にないと思います。
ぶらりと旅に出たくなるような気持ちにさせてくれるスーツケースです。