Private Internet Access(PIA)は、VPNプロバイダの中でもサーバー数が多く、利用料金が安いことで評判のサービスです。
このコンテンツでは…
- Private Internet Accessは中国でも使える?
- Private Internet Accessのメリット・デメリットとは?
- Private Internet Accessはどんな人にお勧め?
など、Private Internet Accessがどんなサービスなのか知りたい方の疑問に、お答えします。
どのVPNサービスを利用するか、迷っている方の参考になれば幸いです。
- 速度:
- 安定性:
- 価格:
- 使いやすさ:
- セキュリティ:
- 中国対策:
料金が安いのが魅力のVPN。同時接続台数も多く、複数デバイスで使いたい人向き。
回線速度も十分ながら現在のところ中国では使えない。中国以外ならおすすめ!
Private Internet Access(PIA)とは
料金体系 |
|
無料お試し | ー |
対応デバイス | Windows・Mac・iOS・Android・Linux |
同時接続台数 | 10台 |
アプリ | ○ |
サーバー設置エリア | 91カ国 |
アクセスデータログ | 無保持 |
支払い方法 | クレジットカード・PayPal・Amazon Pay・暗号通貨 |
詳細 | 公式サイト |
Private Internet Accessはアメリカに拠点を置く、VPN業界でも長年の実績があるVPNプロバイダーです。
特に、オンラインプライバシーの保護に力を入れていて、ノーログポリシーを遵守しているのでセキュリティ面でも安心。
現状でオープンソースコードでVPNアプリを提供する唯一の大手VPNプロバイダです。
キルスイッチ機能などにも対応しており、安全性や匿名性を重視している方に特にお勧めのVPNです。
また、Private Internet Accessは世界91か国に30,000台以上ものサーバーを設置。
接続速度と安定性に定評があります。(速度テスト結果は下でご紹介します)
さらに、Private Internet Accessの利用料金の安さはVPNサービスの中でも群を抜いています。
より安いVPNを求める方にも満足できるサービスと言えるでしょう。
Private Internet Access(PIA)の中国での接続&速度テスト結果
- 速度(日本):PM12:00:132.22Mbps , PM19:00:123.79Mbps, PM21:00:51.63Mbps
速度(中国上海):接続不可 - 日時:2024年1月
- 計測した端末:ノートPC
- 接続方法:無線
- 接続したサーバー:台湾
- 回線の契約速度:2Gbps
速度が落ちがちな夜間でも十分なネット速度がキープできています。
You Tubeなどの動画閲覧も高画質で視聴していてもカクつくことはありませんでした。
また、Private Internet Accessをネット規制の厳しい中国からでも使えるか、知りたい方もいらっしゃると思います。
残念ながら中国(少なくとも上海)からは現状、Private Internet Accessは接続できませんでした。
中国で使えるVPNを知りたい方は、コチラをタップすると、記事後半にある中国で行った他のVPNサービスのテスト結果までスキップできます。
中国以外の場所で利用予定の方にはコストパフォーマンスが高くおすすめできるVPNプロバイダです。
作業内容 | 必要な回線速度の目安 |
LINEによるビデオ通話 | 500Kbps~1.5Mbps |
ビデオ会議 | 1Kbps~3Mbps |
Webページ閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
ネット動画再生 | 3Mbps~25Mbps |
Private Internet Access(PIA)の3つのメリット/評判
Private Internet Accessは残念ながら中国では使えないものの、使える場所なら、メリットの多いサービスです。
他サービスと比べて、Private Internet Accessが強みとしているのは・・・
- 圧倒的なサーバー数でスピードと安定性を実現
- 3年契約のコスパがとにかく最強
- 同時に接続できるデバイス数が多い
ではここから、Private Internet Accessのこれら3つのメリットや評判について、詳しくご紹介していきます。
1.サーバー数が多く安定した接続
PM12:00:132.22Mbps
PM19:00:123.79Mbps
PM21:00:51.63Mbps
- 計測した端末:Windows PC
- 接続方法:無線
- 接続したサーバー:台湾
- 回線の契約速度:2G
Private Internet Accessは、中国以外の場所では通信スピードが速く、接続は快適です。
今回、日本で行った速度テスト結果でも、超快速でした。
特に、Private Internet Accessのアップロードのスピードが他社と比べて断然に速いのが印象的です。
その秘密は、サーバーの数にあります。Private Internet Accessは、世界91か国に30,000台以上のサーバーを設置。
これは、他のVPNサービスと比べても圧倒的な数です。
サーバーの数が多ければ多いほど、混雑は緩和され、それぞれのサーバーへの負荷を分散することが可能。
また、数あるロケーションの中から、より速いものを選択することができるので、いつも快適な速度を維持できます。
速度や安定性は環境によっても影響されます。でも万が一、Private Internet Accessがお使いの環境に合わなくても、30日間の返金保証があるので安心です。
2.長期利用はコスパ最強
Private Internet Accessは、とにかくコスパの良さが評判です。特に2年プランを選ぶと、1カ月あたり約270円でVPNが使えてしまいます。
現状安定して使えるVPNサービスの中でも最安値と言って良いでしょう。
ちなみに6ヶ月プランでも、1カ月あたりで計算すると約920円なので、こちらはぼちぼちです。
基本は選ぶのは2年プランになりそうです。
長期でVPNを利用する予定のある方は、Private Internet Accessはかなりお勧めです。
とはいえ、最初から長期で契約するのは、抵抗あるものだと思います。
Private Internet Accessなら30日間の返金保証付きなので、不具合があれば全額返金してもらえて安心です。
逆に短期利用なら、7日間・15日間・30日間プランを設定している国産のミレンVPNなどの方がリーズナブルです。
3.同時接続できる台数が多い
Private Internet Accessは1つのアカウントがあれば、最大10台のデバイスで同時に接続することが可能です。
VPNサービスの同時接続台数は、平均的に5台前後といったところなので、Private Internet Accessの可能接続台数はかなり多い方だと言えます。
PCとスマホなど複数のデバイスでも同時に使えますし、10台接続可能なら家族と共有するのにも十分の数ですよね。
同時接続できるデバイスの数が多く、且つ、料金がリーズナブルなサービスをお探しの方にはPrivate Internet Accessはお勧めです。
限られた台数しか使えないと、VPNの接続と切断を繰り返して端末につなぎ直す必要があるので、面倒なんですよね。
- NordVPN:6台
- 12VPN:6台
- ExpressVPN:5台
- 良之助VPN:4台
Private Internet Access(PIA)の2つのデメリット/評判
どのVPNサービスにも得意分野があれば、不得意分野もあるもの。
Private Internet Accessのデメリットと感じる点は、以下の2点です。
- 中国の利用には向いていない
- カスタマーサポートは日本語ではない
VPNに求めるサービスは人によって異なりますので、これらのデメリットが気にならないという方もおられるかもしれません。
Private Internet Accessがご自身のニーズにきちんと対応してくれているのか、確認してみましょう。
1.中国での接続は難しい。中国で使えるVPNは?
Private Internet Accessは、中国での利用向きではありません。
少なくとも中国、上海からのスピードテストは接続すらできず、計測不能でした。
ネット規制の厳しい中国では利用できないVPNプロバイダーも多く、しかも、その数は年々増えている印象です。
また、サイト上で中国でも接続できると謳ってはいても、実際には接続状況が悪いというケースもあります。
Private Internet Accessの公式サイトでは「中国向けVPN」とあるのですが、残念ながら繋がりませんでした。今の所、対応が追い付いていないようですね。
中国でVPNを使う予定のある方は、リアルタイムで「速度と接続が中国でも安定している」と定評のあるサービスを選びましょう。
中国でもつながると評判のVPNサービスを、下の表でいくつかご紹介していますので、VPN選びの際の際の参考にしていただければ幸いです。
サービス名 | 速度テスト結果 | 料金(1年契約) |
MillenVPN | 37.25Mbps | 540円/月 |
かべネコVPN 10%OFFコード:SANPO |
27.07Mbps | 480円/月 |
12VPN 30%OFFコード:sanpo |
91.39Mbps | 8.25$/月 |
2.サポートは日本語対応ではない
外国産VPNサービスのPrivate Internet Accessは、カスタマーサポートを日本語では対応していません。
Private Internet Accessの公式サイトは日本語なので、契約や設定などの基本的な事は問題なくできますが、サポートページは英語表記です。
メールやチャットでの問い合わせは、英語、フランス語、ドイツ語、ルーマニア語のみの対応となっていますので、トラブルが生じた際にはちょっと不安かもしれません。
日本人スタッフのサポートを希望される方は、国産VPNをお勧めします。
- かべネコVPN:良心的な価格。中国のネット規制に強い。
- MillenVPN: 1年契約ならコスパ高く、専用アプリが非常に便利。
- スイカVPN: 50台同時接続可能なのが大きなポイント。
Private Internet Access(PIA)はこんな方におすすめ!
以上、Private Internet Accessのメリットとデメリットをご紹介してきました。
まとめると、Private Internet Accessはどんな人にお勧めのサービスなのでしょうか。
まずは、とにかく長期利用の際の安さが魅力。長くVPNを使う予定のある方には、コスパ最強のPrivate Internet Accessはかなりお得です。
また、同時に10台のデバイスで接続できるPrivate Internet Accessは、複数のデバイスでストレスなく使いたい方にもお勧めですよ。
- 長期の利用をお考えでコストを抑えたい方
- 複数のデバイスで同時にVPNを使いたい方
- サーバー数が多く安定して使えるVPNをお探しの方
Private Internet Accessの利用料金や支払い方法について
Private Internet Accessの料金プランは合わせて3種類、支払い方法は4種類です。
VPNサービス各社、料金プランと支払い方法にもそれぞれ特徴があります。
料金プランの選択肢がたくさんあると考えることも多くなりますが、Private Internet Accessはプランがシンプルなので、始めやすいですね。
ここからは、Private Internet Accessの料金プランの内容や支払い方法、さらに、iPhoneでの使い方も詳しく解説していきます。
Private Internet Accessは3つの料金プランから選ぶ
Private Internet Accessの料金プランは、「1カ月」「1年」「3年」の3種類。
契約期間が長くなればなるほど、月々の料金はお得になっていて、1年プランは72%、3年プランだと84%も割引になります。
特に3年のプランは、さらに3カ月の無料ボーナスがついてくるので、合計39カ月間利用することができます。
また、Private Internet Accessは、各契約プランをベースにウイルス対策のソフトウェアと専用IPアドレスのオプションを付けることも可能です。
オプションはそれぞれ、メインの契約プランとは別に利用期間の長さを選ぶことができます。また、利用期間の長さに応じて月々の料金も安くなるのでお得です。
Private Internet Accessの支払い方法は4種類から選ぶ
Private Internet Accessは、以下の4種類の中から、支払い方法を選択できます。
- クレジットカード
- PayPal
- Amazon Pay
- 暗号通貨
クレジットカード以外にも、電子決済やビットコインなどの暗号通貨まで対応しているのが、Private Internet Accessの支払い方法の特徴です。
オンライン決済や暗号通貨だと匿名で決済できますので、より安全に支払いをすることが可能。
セキュリティーや個人情報の保護を重視する方には、これらの支払い方法がお勧めです。
クレジットカードの対応ブランドはMasterCard、VISA、American Express、DISCOVERです。
Private Internet Accessの契約からiPhoneでの使い方までの流れ
ここからは、Private Internet Accessの契約、およびiPhoneで設定・接続するまでの手順をご紹介します。
流れとしては、プランを選択→支払い→PIA アプリのダウンロード→PIA VPNアプリの設定→接続といった感じです。
Private Internet Accessは端末ごとに専用アプリがあるので、使い方がとても簡単。VPN初心者の方でも問題なく使えます。
Private Internet Access は、iPhone以外にもWindows、Mac、Androidに対応しています。これらの端末の接続方法については、関連記事をご確認ください。
1.プランを選択
Private Internet Accessの公式サイトに入ったら、「NordVPNを取得する」のボタンをタップします。
画面上部にある「3年間」「1年間」「1か月」の中から希望するプランを選んでタップ。
さらに、下にある「プランの選択」のボタンをタップし、先へ進みます。
2.支払い
次の「お支払オプションを選択してください」の画面に移ると、注文したプランの内容が表示されます。
ウイルス対策のソフトウェア、専用IPアドレスのオプションも追加したい場合は、ここでチェックを入れることができます。
選択したプランと金額に間違いがないことを確認できたら、支払い方法をクレジットカード、PayPal、Amazon Pay、暗号通貨の中から選びます。
必要情報を入力したら「今すぐ支払う」をタップし、支払いを完了させましょう。
3.Private Internet Accessアプリをダウンロード
まずは、Private Internet Accessの公式サイトに入って、画像右上の3本線の部分をタップします。
次に、「VPNのダウンロード」の部分をタップ。
下の部分に各デバイスのアプリが表示されるので、「iOS版VPNアプリ」をタップしましょう。
「iOS用のPIAをダウンロード」をタップすると、App Storeに移動します。
「入手」ボタンをタップし、「Private Internet Access」アプリをダウンロードしましょう。
PIAアプリは、App Storeから直接「Private Internet Access」と検索してインストールすることもできます。
4.Private Internet Accessの設定
PIAアプリを開いたら、「ログイン」の部分をタップしてログイン画面に進みます。
次に、ログイン画面に「ユーザー名」と「パスワード」を入力して、「ログイン」ボタンをタップします。
「PIAはお客様のトラフィックを保護するために、VPN設定にアクセスする必要があります」と表示されたら、「OK」をタップ。
次の「"PIA VPN"がVPN構成の追加を求めています」は、「許可」をタップします。
「”PIA VPN”は通知を送信します。よろしいですか?」と表示されたら、希望する方を選んでタップします。
次に、パスコードの入力あるいは指紋認証が求められますので、指示にしたがって入力しましょう。
これで、PIAアプリの接続設定は全て完了です。
5.Private Internet Accessを接続
PIAアプリを開き。真ん中にある「ON/OFF切り替えボタン」をタップすると、Private Internet Accessの接続を開始できます。
「ON/OFF切り替えボタン」が緑色になり、上部に「VPN接続済み」の表示があればVPN接続中です。
VPN接続を切断したい時には「ON/OFF切り替えボタン」をタップすると、ボタンは赤色になります。
Private Internet Accessの他ユーザーの口コミ評判紹介
Private Internet Accessを実際に利用しているユーザーの口コミ評判も確認してみましよう。
Private Internet Access is good.
— Joe Merrifield (@JEMerrifield) January 15, 2024
Carla, I'm using Private Internet Access (PIA). It is cheaper if you buy it for 1 or 3 years. This is one of the few VPN companies that do not give up your personal info, even if they are taken to court.https://t.co/eIj6SDcLXJ
— Just Bob (@CodBorg) January 14, 2024
Private Internet Access is the best one. I pay $30 a year
— Riskyy (@RiskyyLemon) January 13, 2024
Private Internet Accessは日本向けにサービスを提供するようになって間もないため、基本的に口コミ評判は海外ユーザーのものばかりでした。
ただし、コスパやプライバシー保護で高い評価を受けていることがわかります。
Private Internet Accessについてよくある質問
Private Internet Accessは、WireGuard、OpenVPN、IPsec、の3つの異なる接続方式(プロトコル)を採用しています。
特にPrivate Internet Accessは、漏洩やバグ、エラーが生じる可能性が少なく、軽量で高速のWireGuardを推奨。
WireGuardは、Windows・Mac・iOS・Android・LinuxのすべてのPIAアプリで利用できます。
Private Internet Accessは、中国での利用には向いていません。
Private Internet Accessの公式サイトでは「中国向け」ともありますので、過去には中国で使えていたはずです。
ですが、本記事でも扱った通り、少なくとも2024年1月にテストした際には、中国からは接続することができないことが確認されました。
中国でVPNを使うことをお考えの方には、中国でも使えると評判の「MillenVPN」や「かべネコVPN」などの、他社VPNサービスをお勧めします。
Private Internet Accessには無料お試し期間はありませんが、代わりに30日間の返金保証サービスがあります。
30日の間に、Private Internet Accessをご利用の環境で使ってみて、通信速度や使い心地を試してみましょう。
もし、30 日間の返金保証付きトライアル中にPrivate Internet Accessが合わないと思われるなら、簡単な手続きで全額返金してもらえます。
カスタマーサポートに連絡して、リクエストするだけで解約できます。
- マイページにログインし、「サブスクリプションの概要」→「…」の順にクリック
- 「自動更新をオフにする」→「Continue」の順にクリック
- 解約理由を選ぶ
- 確認の「自動更新をオフにする」をクリック
返金保証期間中の解約の場合は、カスタマーサポートのメールかウェブサイトのライブチャットでその旨を伝えます。
カスタマーサポートは24 時間年中無休で対応してもらえますので、いつでも解約手続きが可能です。
Private Internet Accessは長期でVPNを利用するユーザーにおすすめ
メリット
- 業界トップレベルに長期利用が安い
- 同時に10台のデバイスで使える
- 圧倒的なサーバー数で安定した速度
デメリット
- 中国では使えない
- カスタマーポートは日本語ではない
この記事では、Private Internet Accessのメリットとデメリット、評判などをご紹介してきました。
結論として、Private Internet Accessがどんな人にお勧めのVPNサービスなのか、まとめてみたいと思います。
まず、Private Internet Accessは、長期利用での料金の安さが魅力なので、短期というより長く、またコストを抑えてVPNを使いたい方にお得です。
また、同時接続台数が10台もあるので、家族でVPNをシェアして使いたい方にも便利なサービス。
さらに、Private Internet Accessは、サーバー数が多くて通信が混雑しにくいので、安定した通信環境を必要としている方にもお勧めですよ。