秩父で人気の高い温泉旅館の宮本の湯を利用してきました。
秩父らしい素材の良さを活かした食事やスタッフのサービスが気持ちの良いまた行きたくなる宿です。
食事や温泉から送迎やアメニティといった細かいサービスまでご紹介します。
- 宮本の湯の利用を考えている
- 宮本の湯の雰囲気を知りたい
- 宮本の湯のリアルな口コミは?
という方のお役に立てば幸いです。
筆者:ジンベエ
宮本の湯の宿泊レビュー
実際に宮本の湯へ宿泊した感想を、以下の4つのカテゴリでご紹介します。
- チェックイン
- 部屋
- 温泉
- 料理
1.宮本の湯へチェックイン
ホテルとか旅館の第一印象はチェックインですよね。
宮本の湯のスタッフの皆さんはサービスが素晴らしく、笑顔でこちらまでリラックスできるような気持ちの良い対応です。
実はチェックイン前に秩父の宝登山へハイキングへ行ってきて、コロナの中久しぶりの山登りで結構疲れていたのですが、察してくださったのかチェックインカウンターではなくベンチに腰掛けて全ての手続きをさせてくださり、足に疲労感を感じていた中年男女にはありがたい気遣いでした。
2.宮本の湯の部屋は清潔さが好印象
今回の旅行ではおそらく一番人気の12帖の和室を利用しました。
昔ながらの旅館らしい少しレトロな雰囲気を感じさせる部屋ですが、掃除はとても行き届いて気持ち良く滞在できました。
山からの風が窓から入ってくるので気持ちがよく、宿泊したのが4月末ですでに夏日でしたが空調を入れなくてもとても快適でした。
眺めはそこまで期待できません。目の前の畑は宮本の湯の農園で、夕食のおいしい野菜はここで採れたものが中心だそうです。
里山らしい原風景です。
アメニティはザ・旅館
部屋に備わっているアメニティは旅館っぽい内容です。
- 浴衣
- バスタオル
- フェイスタオル
- ひげそり
- 歯ブラシ
- くし
- ヘアキャップ
くらいです。
お風呂場には化粧水から美容液まで売店コーナーで販売している商品を試せるように置いてあるので、女性の方で万が一トラベルポーチを忘れてしまっても安心です。
浴衣は「中」と「大」が置いてあります。
もっと大きいサイズや小さいサイズが欲しい場合には、フロントへ電話するとすぐに持ってきてくれます。
3.すっきりと入れる宮本の湯の温泉
旅館の楽しみとも言えるお風呂ですが、宮本の湯では秩父の地で湧き出るアルカリ性の温泉が楽しめます。
温泉は24時間いつでも入れます。
- 源泉名:般若の湯
- 湧出地:埼玉県秩父郡小鹿野町大字般若字柿ノ久保2657
- 泉質:アルカリ性単純硫黄冷鉱泉(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)
- pH値:9.4
- 適応症:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病。
透明なお湯にスッキリとした泉質で、長くじっくり入っても湯あたりしにくいように感じました。
露天風呂には大きなお風呂の脇に木製のベンチ(ベッド?)もあるため、出たり入ったりしながら長風呂を楽しめます。
洗い場も清潔に掃除されていて、とても気持ちよく使えます。
ただし、シャンプーはよくお風呂屋さんにあるようなやつなので、こだわる方は自宅のものを持ってきた方が良いかもしれません。
洗顔は売店コーナーの製品が使えて、洗い上がりは肌がしっとりとしています。
脱衣所はこんな感じです。
貴重品などは、大浴場入り口に鍵式のロッカーがあるのでそこへしまいましょう。
宮本の湯のお風呂は、午後19:00~19:30で暖簾替えされます。
チェックインして早い時間にお風呂を楽しみ、19:30過ぎに大浴場に戻ると土俵風呂・岩肌風呂の2種類が楽しめます。
貸し切り風呂は1回2,000円
追加料金が必要になりますが、貸切風呂も用意されています。
小さな湯船しかない貸切風呂の宿も多いですが、宮本の湯の貸切風呂は内風呂に露天風呂、洗い場があってかなり広々としていて開放感があります。
5名まで同時に利用できるので、夫婦2人で、子どもたちも一緒に家族団らんでお風呂を楽しむのも良いと思います。
利用呂金は1回2,000円ですが、貸切風呂の利用料金がセットになったプランもあります。
4.囲炉裏懐石が自慢の食事
宮本の湯で期待以上に嬉しかったのが食事です。
宮本の湯の囲炉裏懐石は派手さはありませんが、秩父ならでは素材の良さを楽しめます。
- 前菜 5点盛り
- ブランド川魚のお造り
- ちちぶ鹿の味噌漬け焼き
- 季節の焚き合わせ
- 天麩羅の盛り合わせ
- 鮎の塩焼き
- 梅素麺のお吸い物
- デザート
ごはん処に入った瞬間から炭火で鮎を焼いているなんとも言えない良い香りが漂っています。
火傷に気をつけないといけないくらい熱々の鮎を口に入れると、炭焼きの香りと一緒に淡泊な鮎の香りが口一杯に広がります。香魚と呼ばれるだけあります。
炭火でじっくり焼かれているので身はふっくらとしていて、苦手な方もいるかも知れませんが、「わた」が丁度良いアクセントになっていてお酒が本当に進みます。
刺し身の盛り合わせもシナノユキマスや信州サーモンなどの川魚です。
きっと淡水魚が得意でないお客様が多いのか、スタッフの方が「捌いたばかりの川魚で臭みはほとんどありませんのでご安心下さい」と説明してくれました。
特に信州サーモンはよく脂がのったトロッとした舌触りの絶品でした。
順番がずれてしまいましたが、上の画像が前菜です。
わらびのおひたしなど、地元野菜を使った料理で一つずつ丁寧に味付けされており、とても美味しいです。
もう一品メインになっているのが秩父の大自然で育った野鹿の味噌焼き。
新鮮な鹿肉はクセがなく食べやすく、秩父味噌との相性も抜群です。
余談ですが、フランスでは高級食材でノーベル賞の晩餐会も必ず鹿肉の料理が振る舞われるそうです。
最初にお品書きを見たときに「鮎のほかはピーマンときのこ類って寂しいな…」と少し思ったのですが、このピーマンがとても美味です。
初めてピーマンの丸焼きを種ごといただきましたが、中から甘みのある汁がじゅわっと溢れ出し、これまで食べたピーマンの中の頂点です。
味付けは塩のみのシンプルな料理ですが、自家農園の丁寧に作られた野菜を楽しむ一番贅沢な方法だと思いました。
宮本の湯の朝食
朝食はこんな感じです。
手元で作るベーコンエッグに焼き魚など、旅館らしいメニューで朝からお腹いっぱいいただきました。
宮本の湯の宿泊レビューをお届けしました。
宮本の湯は特別感のある高級旅館ではありませんが、気持ちの良いサービスやおいしい地のものを使った料理、温泉が楽しめて良かったです。
気をはらないでくつろげる、ゆったりと田舎で休暇を過ごしたいというカップルやファミリーにおすすめだと思います。
宮本の湯の詳細情報
宮本の湯へのアクセス
宮本の湯は秩父郡小鹿野町にある旅館です。
高速道路で来られる場合は、関越自動車道練馬インターより花園インターへ国道140号経由で約50分です。
下道の場合は、国道299号線から赤平川のところで一本入ったところなので、高速を降りた後は看板を見ながら行けば迷うことはないと思います。
駐車場も完備していて無料です。
電車で来られる方は秩父駅より送迎バスがあります。
宮本の湯の宿泊料金
1泊1人11,000円~
部屋タイプや料理の種類によって値段が変わりますが、炭焼き料理が楽しめる囲炉裏懐石の付いたプランだと、大体13,000円~14,000円くらいからです。
宮本の湯に関するQ&A
秩父料理と温泉を楽しむなら宮本の湯がおすすめ
秩父への旅行で宮本の湯が気になっている方のために宿泊レビューをお届けしました。
宮本の湯は、長瀞の大自然の中でのんびりと上品な食事や温泉を楽しみたい方におすすめの宿です。
旅行を計画中の方の参考になれば幸いです。