【2026年版】上海の平均年収・最低賃金はいくら?日本人の給与相場と生活費も解説

上海は、世界でも有数の商業、工業、金融の中心地です。

森記念財団の「世界の都市総合力ランキング(GPCI)2025」でも、上海は初めて総合8位にランクインしました。
*ちなみに東京は初の2位を獲得

中国経済を支える重要都市の一つである上海には、2,400万人を超える人が暮らしています。

今回はこの大都市、上海で働く人の平均年収、最低賃金、賃金の推移についてご紹介します。

さらに、上海で働く日本人向け求人の給与相場や、上海で生活する時にかかる毎月の生活費についても解説していきます。

この記事でわかること
  • 2026年版の中国全体の平均年収
  • 上海の平均月収・平均賃金の目安
  • 上海の最低賃金・最低時給
  • 上海で働く日本人向け求人の給与相場
  • 上海で生活する時にかかる生活費の目安

この記事
の筆者:マサル

上海在住、貿易会社勤務の会社員。中国6年、海外生活16年で培ったライフハックをご紹介します。

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【2026年版】中国の平均年収と最低賃金

中国と上海の平均年収を解説するイメージ

中国の非民間企業の平均年収:124,110元

中国国家統計局が発表した最新データによると、2024年の中国都市部の非民間企業で働く人の平均年収は124,110元です。

月収に換算すると、1人あたり約10,343元

一方、都市部の民間企業で働く人の平均年収は69,476元で、月収に換算すると約5,790元です。

この数字を見ると、中国では勤務先の種類によって収入差がかなり大きいことが分かります。国有企業や大企業が含まれる非民間企業と、一般的な民間企業では、平均賃金に大きな開きがあります。

また、2025年の中国GDPは140兆1,879億元となり、前年比で5.0%成長しました。中国経済は以前のような二桁成長ではありませんが、依然として世界経済の中で大きな存在感を持っています。

参照:中国国家統計局「2024年城鎮単位就業人員年平均賃金情況」

参照:中国国家統計局「2025年国民経済和社会発展統計公報」

参照:森記念財団 都市戦略研究所「世界の都市総合力ランキング GPCI 2025」

上海の平均賃金と最低賃金

上海の街並みと平均賃金を解説するイメージ

上海の平均賃金:月額12,434元

上海市人力資源社会保障局によると、上海市の2024年度全口径城鎮単位就業者平均賃金は月額12,434元です。

これは、社会保険料の納付基数などにも使われる重要な基準です。

中国全体の平均賃金と比べても、上海の給与水準はかなり高めです。上海は金融、貿易、IT、製造業、外資系企業、日系企業が集まる都市であり、職種によっては中国国内でも高い給与水準になりやすい地域です。

参照:上海市人力資源社会保障局「2025年度社会保険納付基数上下限の調整」

上海の最低賃金と最低時給

2026年時点で使える上海市最低賃金
  • 月額最低賃金:2,740元
  • 最低時給:25元

上海市は2025年7月1日から最低賃金を引き上げました。

現在の上海市の最低賃金は、月額2,740元、非全日制労働者の最低時給は25元です。

それまでの最低賃金は月額2,690元、時給24元でしたが、それぞれ50元、1元引き上げられました。

なお、上海の月額最低賃金には、残業代、高温手当、夜勤手当、食事補助、交通費補助、住宅補助、個人が負担する社会保険料や住宅積立金などは含まれません。これらは別途扱われます。

ちなみに、東京都の最低賃金は2025年10月3日から時給1,226円です。単純な時給だけを見ると東京の方が高いですが、家賃、交通費、外食費、為替レートなども含めて考える必要があります。

マサル

スーパーやコンビニ、レストランのスタッフなどは5000元前後の人が多いので、上海は平均月収は高くてもかなり収入の差が激しいです。

参照:上海市人力資源社会保障局「2025年本市最低工資標準調整政策問答」

参照:東京労働局「東京都最低賃金を1,226円に引上げます」

上海の平均年収を日本と比べると?

上海と日本の平均年収を比較

日本の国税庁が発表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、2024年に1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円でした。

単純比較すると、日本の平均給与の方が上海全体の平均賃金より高くなります。

参照:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

上海の平均賃金の推移

上海の平均賃金の推移を表すイメージ

年度 上海の平均賃金/月
2018年度 8,765元
2019年度 9,580元
2020年度 10,338元
2021年度 11,396元
2022年度 12,183元
2023年度 12,307元
2024年度 12,434元

上海の平均賃金は、長期的には上昇傾向にあります。

ただし、ここ数年は以前のような急上昇ではなく、上昇幅はやや落ち着いてきています。2023年度は12,307元、2024年度は12,434元で、前年比の伸びは比較的小さくなりました。

これは、上海の賃金水準がすでに中国国内でも高い水準にあることや、景気、雇用環境、企業の人件費負担などが影響していると考えられます。

とはいえ、上海は依然として中国国内でも給与水準の高い都市の一つです。特に、金融、IT、研究開発、外資系企業、日系企業などでは、平均を上回る給与水準になることも珍しくありません。

参照:上海市人力資源社会保障局「2025年度社会保険納付基数上下限の調整」

上海における日本人向け求人の給与相場

上海で働く日本人向け求人の給与相場

上海で働く日本人の給与は、職種、経験、語学力、採用形態によってかなり差があります。

特に、日本本社採用の駐在員なのか、上海現地法人での現地採用なのかによって、給与や手当は大きく変わります。

求人情報を見ると、上海の日本人向け現地採用求人では、月給15,000元〜30,000元前後の案件が多く見られます。営業、広告、IT、物流、コンサルティング、医療関連、管理部門など、職種によって幅があります。

管理職や専門職になると、月給35,000元〜50,000元、またはそれ以上の求人もあります。

目安 月収相場 特徴
一般職・営業職 15,000元〜20,000元前後 語学不問または日常会話レベルの求人もあり
経験者・専門職 20,000元〜30,000元前後 業界経験、中国語力、専門スキルがあると有利
管理職・責任者クラス 35,000元〜50,000元以上 マネジメント経験や高度な専門性が求められる

ただし、これはあくまで求人情報から見た目安です。

実際の給与は、会社規模、業界、勤務地、語学力、ビザ条件などによって大きく変わります。

上海で就職や転職を考えるなら、基本給だけで判断しない方が安心です。

住宅補助、医療保険、ビザサポート、賞与、一時帰国手当があるかどうかで、実際の暮らしやすさも変わってきます。

参照:カモメ中国転職「上海の求人情報」

参照:RGF HR Agent「中国・上海の求人情報」

上海の給与事情について話すマサルのアイコン

マサル

上海で働く日本人の場合、現地採用でも給与だけ見ると日本と同じくらい、またはそれ以上になる求人もあります。ただし、家賃や医療保険、子どもの教育費まで考えると、手当の有無がかなり大きいです。

上海で生活する時にかかる生活費の目安

上海のスーパーで買い物

上海市統計局によると、2025年の上海市全体の1人あたり消費支出は年間54,765元です。月額にすると、約4,564元。

ただし、これは上海市全体の平均的な消費支出であり、日本人が上海で生活する場合の生活費とは少し異なります。

日本食レストランをよく利用する、日系スーパーで買い物をする、中心部や日本人が多いエリアに住む、子どもをインターナショナルスクールや日本人学校に通わせる、といった場合は、生活費がかなり高くなります。

特に家賃は生活費に大きく影響します。単身者か家族連れか、古北・虹橋・浦東・中山公園などどのエリアに住むかによって、毎月の支出は大きく変わります。

一般的な目安として、単身でローカル寄りの生活をするなら比較的抑えられますが、日本人向けの生活スタイルを維持する場合は、毎月10,000元〜15,000元以上かかることもあります。

生活スタイル 毎月の生活費目安
ローカル寄りの単身生活 5,000元〜8,000元前後
日本人向けエリアでの単身生活 10,000元〜15,000元前後
家族帯同・教育費あり 家賃や学校費用により大きく変動

上海で生活する場合、給与だけでなく、家賃、食費、医療保険、交通費、子どもの教育費、帰国費用なども含めて考えることが大切です。

参照:上海市統計局「2025年居民人均可支配収入及び消費支出」

上海の生活費について話すマサルのアイコン

マサル

外食で日本食を食べる回数が増えると、食費は一気に上がります。ローカル食堂をうまく使うか、日本食中心にするかで、毎月の生活費はかなり変わります。

上海の賃金上昇は今後も続くのか

上海の賃金上昇と経済成長を象徴する浦東エリア

上海市統計局によると、2025年の上海市GDPは56,708.71億元で、前年比5.4%成長しました。上海は中国国内でも経済規模が大きく、金融、貿易、物流、製造、IT、研究開発などの分野で重要な役割を担っています。

ただし、賃金の上昇ペースは以前よりも落ち着いています。

中国全体でも、経済成長は安定成長の段階に入り、不動産市場の調整、若年層の雇用環境、外需の変化、企業のコスト負担など、賃金上昇に影響する要素が増えています。

そのため、今後の上海の賃金は、すべての職種で大きく上がり続けるというより、専門性の高い人材、管理職、IT・金融・研究開発などの分野で差が広がると考えた方が自然です。

日本人が上海で働く場合も、単に「日本語が話せる」だけではなく、中国語、英語、営業力、専門スキル、マネジメント経験などがあるほど、より高い給与を狙いやすくなります。

参照:上海市統計局「2025年上海市国民経済和社会発展統計公報」

上海の平均年収・最低賃金に関するQ&A

Q&A

上海の平均年収はいくらですか?
上海市の2024年度全口径城鎮単位就業者平均賃金は月額12,434元です。年収に換算すると149,208元。為替レートによって日本円換算額は変わります。
上海の最低賃金はいくらですか?
上海市の最低賃金は2025年7月1日から月額2,740元、非全日制労働者の最低時給は25元です。残業代や各種手当、個人負担の社会保険料などは最低賃金に含まれません。
上海で働く日本人の月収相場はいくらですか?
上海の日本人向け現地採用求人では、月給15,000元〜30,000元前後の案件が多く見られます。管理職や専門職では35,000元〜50,000元以上の求人もあります。ただし、給与は職種、経験、語学力、採用形態、手当の有無によって大きく変わります。
上海の生活費は毎月どれくらいかかりますか?
上海市全体の1人あたり消費支出は月額約4,564元ですが、日本人向けの生活スタイルを維持する場合はそれより高くなりやすいです。単身でローカル寄りの生活なら5,000元〜8,000元前後、日本人向けエリアで暮らす場合は10,000元〜15,000元前後が目安です。

まとめ:上海は中国の中でも給与水準が高い都市

上海地下鉄の観光地への行き方

上海は、中国の中でも給与水準が高い都市の一つです。

2024年度の上海市全口径城鎮単位就業者平均賃金は月額12,434元で、中国全体の平均と比べても高い水準にあります。

また、上海市の最低賃金は2025年7月1日から月額2,740元、最低時給25元に引き上げられました。

日本人向け求人を見ると、上海の現地採用では月給15,000元〜30,000元前後の案件が多く、管理職や専門職ではさらに高い給与の求人もあります。

ただし、上海は生活費も安い都市ではありません。特に日本人向けエリアで暮らす場合や、日本食、医療保険、教育費などを重視する場合は、毎月の支出も大きくなります。

上海で働くことを考えている方は、給与額だけでなく、家賃、生活費、保険、手当、ビザサポート、将来のキャリアまで含めて総合的に判断するのがおすすめです。

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